2022年10月12日11時56分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月9日、佐世保市で87歳の男性の家族から「外出先から帰ってこない」と警察に通報があり、駆けつけた警察官が男性の自宅近くを捜索したところ、別の住宅の敷地内で男性を発見しました。
発見当初、男性は足元がおぼつかなく、意識がもうろうとした状態でしたが、その後、意識不明の重体になっているということです。
警察によりますと、男性が発見された場所からおよそ2メートルの高さにある市道には、歩行者や自動車の転落防止のためにガードパイプが設置されていて、3本のうち上から2本の接続部の片方が外れた状態だったということです。
警察が男性の家族に確認したところ、男性は毎朝、日課として散歩のために外出していたということです。
警察は、男性が外出の途中で誤って市道から転落した可能性が高いとみて、事故の原因について詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20221012/5030016255.html
10月12日19時23分にFNN PRIME(テレビ長崎)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10月9日、佐世保市の市道から高齢男性が約2メートル下の住宅敷地内に転落する事故がありました。
現場には市が管理するガードパイプがありましたが、腐食して壊れていました。
事故があったのは佐世保市天神2丁目の市道です。
警察によりますと、10月9日の午前9時半ごろ、町内に住む87歳の男性が住宅の敷地内でケガをしているのを警察官が見つけました。
男性は市道から約2メートル下の住宅敷地内に転落したと見られています。
佐世保市によりますと、男性は佐世保市内の病院に入院していて、骨折しているということです。
現場には佐世保市が管理するガードパイプがありましたが、腐食により3本のうちの2本が外れた状態になっていました。
佐世保市は、早急にガードパイプの補修を行い、男性の回復を待って転落の経緯について調べるとしています。
https://www.fnn.jp/articles/-/429873
(ブログ者コメント)
手すり代わりに使っていたとか、寄りかかって・・・ということかもしれない。
(2022年10月22日 修正1 ;追記)
2022年10月17日20時35分にYAHOOニュース(テレビ長崎)からは、現場付近には他にも壊れたままのガードパイプがあった、市は定期的に目視点検しているが事故現場は2019年6月が最後の点検だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場付近には、ほかにも壊れたまま放置されたガードパイプがありました。
KTN記者:
「現場では今、新しいガードパイプを設置する工事が進められている。そして取り外されたガーパイプを見てみると、穴が開いていたり、簡単に取れてしまうほどさびが進んでいる」
10月9日、佐世保市天神2丁目に住む87歳の男性が市道から約2メートル下に転落しケガをしました。
市道には市が管理するガードパイプが設置されていましたが、腐食し、外れていました。
付近には、さらに酷い状態で放置されたガードパイプもありました。
KTN記者:
「先ほどの事故現場から車で5分ほど、こちらのガードパイプですが、完全に取れてしまっていたり、そしてこちらは錆びてしまっている、とても危険な状態です」
佐世保市大黒町の市道のガードパイプは、いつから外れているのか。
写真を見ると、2019年には外れていませんが、1年後には外れているのが確認できます。
約2年も外れた状態であったことが分かります。
近くの住民:
「危ないねと私思っているけど、市役所の人が全然見に来ない、回ってくればいいのに。早く直さないと」
先週金曜日(10月14日)に開かれた佐世保市議会の都市整備委員会の協議会で、市側は管理に問題があったと認め、謝罪しました。
佐世保市は全市道のガードパイプなどを定期的に目視で点検しているということですが、事故のあった現場は2019年6月の点検が最後でした。
委員会のメンバーからは厳しい意見が相次ぎました。
都市整備委員会 宮田委員:
「いままでの管理体制をしっかりと見直さないといけない」
都市整備委員会 長野委員:
「認識、意識がちょっと欠落しているのでは」
土木部 田島部長:
「異常があれば通報していただき、我々としても今後意識を新たにして進めていきたい」
佐世保市は、早ければ今週末から緊急の一斉点検を始める予定で、市道のガードパイプなどに破損や腐食がないか確認するということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/be4b34a6d8218beb7bafe28ff8cd9ee81270f763
10月18日12時26分にYAHOOニュース(長崎放送)からは、市は1800㎞にのぼる市道でガードパイプなどの緊急点検を1か月ほどかけて実施するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、市は再発防止策として、管理する全ての市道でガードパイプなどの緊急点検を行うことにしました。
対象の道路は路線数でおよそ4千、総延長は1800キロにのぼるということです。
点検は早ければ20日にも始まり、1か月ほどかかる見通しです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6727ee82de19a46a298e98e3c5283736362d83b
10月20日18時58分にYAHOOニュース(テレビ長崎)からは、20日から一斉点検が開始された、市の課長は目視点検だけでは不十分だった、触れて揺すってという点検が必要だったと述べたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は20日から一斉点検を始めました。
一斉点検は、市の職員や業者約40人が参加しました。
市道に設置しているガードパイプを手で揺さぶったりしながら、破損や腐食などがないか見て回りました。
市の担当者:
「結構ここはサビが多い、すぐ破損しますからバツとしてあげて。この隙間についてもこういう形でバツとしてテープを張って表示する」
10月9日、佐世保市天神2丁目の市道で、市が管理するガードパイプが外れ高齢の男性が転落しケガをしました。
ガードパイプは腐食していて、市は安全管理に問題があったと認めています。
今回点検した場所でも、すでにパイプやボルトが外れていたり、支柱の基礎が浮いていたりと危険な状態でした。
佐世保市道路維持課 山口課長:
「目視による点検を行っていたが、その分での点検では不十分だった。現地で転落防止柵に触れて、揺すってというところでの点検が必要。今回の点検で全体を把握したいと考えている」
佐世保市によりますと、設置から数十年経過しているものも多く、市は全ての市道約1800キロを1カ月かけて点検する予定です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2af6ae3d66ce50ab59503c7f61eee02b0ebb0bd9
10月22日12時0分に長崎新聞からは、これまでは走行中の車内から目視で点検していた、今回の点検では緊急性に応じて印をつけているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ガードパイプなどの点検はこれまで、走行中の車内から目視で実施していた。
市道路維持課の山口課長は、「目視では不十分だった。点検で全体を把握し、危険箇所は補修する」と説明した。
点検では、緊急に補修が必要なら「×」、緊急性はないがいずれ補修が必要なら「△」などに分けて判定。
スプレーで路面に印を付け、「×」の場合は危険を知らせるテープを巻き付ける。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8faff74477ec4c63f97e0c5e6672b8f2a68bc69c
(2022年12月18日 修正2 ;追記)
2022年12月15日14時37分にNHK長崎からは、緊急点検結果、全体の7%9㎞で緊急対策が必要と判明したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は、管理する道路のガードパイプやフェンスなどの緊急点検を実施しました。
その結果、全体のおよそ7%にあたる、9.2キロ分が腐食や欠損のため、緊急の対策が必要だと判明したということです。
また、全体のおよそ15%にあたるあわせて20キロあまりで、緊急性はないものの、補修が必要なか所が見つかったということです。
この中には、数十年前に設置したとみられる設備も含まれているということで、佐世保市は、緊急対策が必要な箇所を優先し、取り替えや補修を急ぐことにしています。
ガードパイプなどの事故防止の設備について、佐世保市はこれまで目視での点検を行ってきましたが、設置の時期などの詳細を把握していなかったということで、今後は、台帳で管理しながら5年に1度のペースで、すべての設備を対象に点検を行っていくとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20221215/5030016752.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。