2022年10月11日18時52分にNHK東北から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日夜9時からおよそ1時間半にわたって、仙台市太白区の八木山や萩ケ丘などの地区のあわせておよそ1500戸が停電しました。
NHKが撮影した映像では、地区一帯の明かりがついたり消えたりを繰り返していました。
これについて、東北電力ネットワークは、仙台市太白区向山4丁目にある電柱に取り付けられている電流のスイッチがトラブルを起こしたことが原因だと発表しました。
スイッチは電柱の12メートルほどの高さに設置してあり、地区にある6つのうち、1つのスイッチが入ったり切れたりの動作を繰り返したということです。
東北電力ネットワークによりますと、原因はシステムの構造上、外部からの不正なアクセスによるサイバーテロなどによるものではなく、スイッチの基盤にある回路の接触不良などが考えられるとしていますが、これまで経験したことがないトラブルだということで、引き続き、調査を進めています。
また、東北電力ネットワークによりますと、今回の停電によって、工場や個人の電気製品などが故障したなどという被害は寄せられていないということです。
東北電力ネットワークは「停電が発生した地域のお客さまには、ご迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます。不具合の原因について、さらに調査したい」とコメントしています。
【撮影した学生「ホラー現象を見ているよう」】
10日夜9時15分ごろに仙台市太白区八木山緑町の大学の学生寮の屋上から撮影された映像では、住宅の明かりや街灯、マンションの部屋の明かりが一斉に等間隔で点滅しているのが確認できます。
撮影した男子大学生は、「部屋にいたら突然、電灯がチカチカしだしたので、寿命なのかなと思っていたら寮の廊下の電灯もチカチカしていた。仲間と一緒に屋上に上がったら近所一帯が同じようになっていて、ホラー現象を見ているようだった。気分が悪くなりそうだったのでブレーカーを落としたが、電化製品などに異常はなかった」と話していました。
【khb東日本放送 2度にわたり放送できず】
10日夜の停電の影響で、khb東日本放送は、午後9時半ごろと、午後9時37分から51分ごろにかけて、2度にわたって放送ができなくなりました。
これについて、khb東日本放送はNHKの取材に対し、「なんらかの理由でバックアップ機能が働かなかったとみられるが、詳しい原因は調査中です」と話しています。
そのうえで「視聴者の皆様には大変ご迷惑をおかけし、申し訳ありません。放送継続のために十分な備えを図り、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20221011/6000021244.html
10月11日16時1分にYAHOOニュース(ミヤギテレビ)からは、異常現象は1時間半続いた、工事などの際に一時的に送電をストップする設備の不具合だったなど、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日夜仙台市で、およそ1500戸が停電し、周辺では1時間半にわたって電気がついたり消えたりする状況が続いた。
原因は送電を管理する電柱上のスイッチだった。
不規則に点滅する室内の照明。
こちらは10日夜視聴者が撮影した映像。
東北電力ネットワークによると、10日午後9時過ぎ、太白区八木山付近の住民などから「電気が点滅している」との連絡が相次いだ。
付近では1時間半にわたって1537戸で照明などが点滅する停電が発生した。
信号機が点滅するなどの影響もあり、警察が警戒にあたった。
付近の住民:
「ずっとそこら辺の電気がパチパチついたり光ったりしていて、心霊現象みたいな。びっくりしました」
東北電力ネットワークによると、工事や事故の際に、一時的に送電をストップする周辺の電柱上のスイッチで、オンとオフを繰り返す不具合があったとのこと。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff2b7eb0d533a0cb2a466d6eaa28663cac032360
(2022年11月19日 修正1;追記)
2022年11月16日20時19分にNHK宮城からは、28年前に設置したスイッチのゴムパッキンが劣化し雨水が入ったことが原因、同型スイッチ125台は雨水が入らないタイプのものに交換するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
先月10日、仙台市太白区のおよそ1500戸で、午後9時ごろから1時間半にわたって、電気が3秒ほどの周期でついたり消えたりする停電のトラブルが起きました。
これについて、東北電力ネットワークが調査を進めた結果、電柱に取り付けられた機器に雨水が入り、ショートしたことが原因だと分かったということです。
この機器は28年前に設置された、電気を電線に流すかどうかを切り替える「スイッチ」で、雨水を防ぐためのゴムのパッキンが劣化していたということです。
こうした構造の「スイッチ」は東北6県と新潟県にあわせて125台あることから、東北電力ネットワークは、来年3月末までに、雨水が入らない別のタイプと交換するとしています。
東北電力ネットワークは「ご心配とご迷惑をおかけし深くおわび申し上げます。再発防止策を確実に実施し、設備の保守管理に万全を期していきます」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20221116/6000021618.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。