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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202375645分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今月1日の大雨で小川村の河川工事の現場から水があふれ、住宅の浸水被害が発生したことについて、工事を発注した県は、工事の方法が適切ではなかったという認識を示しました。

県は、ほかの河川工事の方法に問題がないか総点検を始めました。

小川村の鴨ノ尾地区では、今月1日の夕方、大雨で土尻川の水があふれ、住宅6棟が浸水被害を受けました。

現場付近の土尻川では、去年8月にも洪水があったため、ことし1月から復旧工事が行われています。

それに使う重機や資材の運搬のため、川を横切る形で盛り土の仮設道路が設けられていました。

今回の大雨では、その仮設道路が増水した川の水をせき止める形となり、水があふれ出してしまったということです。

川の水は、仮設道路に埋め込まれた11本のパイプを通して流されていて、水量が増えた場合は仮設道路を取り壊す計画でした。

しかし、急な大雨で水位が一気に上昇したため、仮設道路の取り壊しが間に合わなかったということです。

浸水被害にあった複数の住民から、工事のあり方に対する疑問や憤りの声が上がっています。

70代の女性は、「大雨が降れば水があふれるのではないかと思っていた」と話していました。

また、40代の男性は、「当日も作業員が午前中からいたのにどうして仮設道路の撤去をしなかったのか疑問だ」と話していました。

県河川課は、NHKの取材に対し、「災害復旧工事をできるだけ早く進めるため出水期に工事を行っていたが、仮設道路の設置や管理に適切でない点があったと考えている」とコメントしました。

そのうえで、県が発注したほかの河川工事の方法に問題はないか、総点検を始めたということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20230705/1010027274.html 

 

741212分にNHK信州からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(本文は転載省略)










https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20230704/1010027265.html

 

741857分にYAHOOニュース(信越放送)からは、住民とのコミュニケーション不足で工事が進められていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

小川村の鴨之尾(かものお)地区。

3日前の氾濫で床上浸水した住宅では、4日も住民やボランティアが片付けを行っていました。

住民:
「(県の工事が原因だと)認めたけど、住宅・畑・田んぼもろもろどこまで補償してくれるのか…」

住民:
「(工事は)ちゃんと冬にやるべきだよ」

川の水位が下がったことを受け、昼頃には県の建設事務所の職員が現場を視察しました。

鴨之尾(かものお)地区では1日、土尻川(どじりがわ)が氾濫し、住宅6戸が床上・床下浸水。

県は3日夜、「県の河川工事が川があふれた原因と考えられる」と発表しました。

河川工事は2022年の豪雨災害で傷んだ護岸を補強するもので、重機の行き来などのため川を横断するように盛り土をし、下にパイプを通して水を流していました。

1日は大雨で押し寄せた水をせき止める形になり、水があふれたといいます。

住民:
「どういう工事でも、地元に説明っていうのは、本当はすべてあっていいと思うんですけど…」

そもそも今回の工事に関して、住民に対する事前の説明会はなかったといいます。

また、現場の近くには接岸道路と呼ばれる火災時に緊急車両などが通れる道がありましたが、今回の工事に伴って、なくなったといいます。

住民:
「工事始まる前に忠告はした。
緊急用の道がある。
そこは確保しといてくださいと言ったんだけど、工事のために、ここを平らにしちゃった」

https://news.yahoo.co.jp/articles/0885b670fde1668ebec8cf37988a7f9a8e6fe0b7 

 

7562分に信濃毎日新聞からは、出水期でない冬場に行うべき工事ということは承知していたが、梅雨の時季までに終わらせるべく工事していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

県は4日の県会建設委員会で、原因などについて説明した。

委員の藤岡義英氏(共産党)は、工期が出水期と重なっていると指摘し、「河川内に盛り土をする工法は妥当だったのか」と質問。

河川課の川上課長は、施工状況を確認しているとして、「原因究明も含めて調査を進める」とした。

県長野建設事務所整備課の渡辺課長は取材に、「原則冬場に行うべき工事だと重々承知している」とした上で、「できれば梅雨の時季までに終わらせたかった」。

施工業者は4日、現地での取材に対し、急激な増水を「想定していなかった」と釈明。

当日は1人でパイプに詰まった枝や草を手を使って取り除こうとしたが、危険を感じて待避したと明かした。

小川村は、床上に土砂が流入した家庭に一律5万円、床下に浸水した家庭に同2万円を給付する予定。

https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023070401170  

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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