(2/3から続く)
台風が襲来する前、9月8日15時0分に朝日新聞からは、記録的な暴風になる恐れありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
強い台風15号は8日深夜から9日昼前にかけて、静岡県や関東甲信地方に上陸し、通過する恐れがある。
比較的コンパクトな台風のため、接近してから急激に雨と風が強まる。
首都圏などでは記録的な暴風となる可能性があり、気象庁は警戒を呼びかけている。
気象庁によると、8日午前10時現在の中心気圧は960ヘクトパスカル。
中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径90キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
8日午後9時ごろには、強い勢力を維持したまま上陸、または接近する可能性があるという。
https://www.asahi.com/articles/ASM98435DM98UTIL002.html
(ブログ者コメント)
〇市原市在住のブログ者。
2階で床についていたが、午前1時ごろから家がもっていかれるほどの感じで断続的に揺れだしたので、たまらず1階に降りてテレビを見ていた。
その間、外でドシンという音。
通過後に見てみると、1階と2階の日本瓦が、それぞれ20~30枚ほど、ずれたりめくれたりしていて、そのうち数枚が敷地内に落ちていた。写真は1階部分。
両階ともに雨漏りしなかったことは、不幸中の幸いだった。
瓦屋さんに頼んだが、いつになるか分からず。
某店では100件ぐらい受け、それ以上は断っている由。
別の店では、200~300件程度受けていて、これは千葉県東方沖地震の時よりも格段に多いとのことだった。
しかたなく応急措置として、1階2階ともに、自転車用ヘルメットと安全ロープ装着のうえ、ガムテープで割れた部分を塞いだり、ずれた瓦が次回の風で飛んでいかないよう、固定しておいたが、外気のシビアーな環境に何時まで耐えられるか、心配だ。
(ブルーシートと土嚢袋は常備していたが、いざ使う段になると技量不足。断念した。)
昨年9月に関西を襲った強烈な台風21号時の状況を確認すると、今回と同様に屋根修理依頼が殺到し、春先までかかるところも・・・という報道もあった。
わが家もそうなる可能性大。
仕方ないか・・・と、あきらめの心境だ。
〇幸いブログ者は無事だったが、やはり屋根応急措置時の転落事故
は多発していた。
(9月15日19時13分 NHK千葉)
千葉県では雨の予報を受けて屋根をシートで覆ったり瓦を修理したりする作業が急ピッチで進められていますが、工事業者に依頼しても数か月待ちという地域も多く、やむを得ず住民やボランティアだけで行っているケースがあります。
NHKが住宅の被害が大きかった地域の消防に取材したところ、こうした作業のために屋根に上り転落して救急搬送されたケースが、台風が接近した今月8日の夜以降、15日午後4時半までに少なくとも10の市と町で26件相次いでいることがわかりました。
市町別では、もっとも多かったのが市原市で7件、次いで袖ケ浦市と南房総市がそれぞれ5件、木更津市と鋸南町でそれぞれ2件などとなっています。
このうち袖ケ浦市では、1人が頭を打つなどして意識不明の重体となっています。
〇半径3km程度の地域をざっと見て回ったところ、瓦屋根の損傷被害は日本瓦に集中していた。
洋瓦やコロニアル屋根で被害があったのは、数軒程度。
日本瓦被害の家が、見た範囲だけで数100軒程度あったことに比べると、各段の差だ。
ただ、古い日本瓦でも被害を受けていない家が結構ある。
また、被害が目立つ地域と目立たない地域とがある。
周囲が田んぼで風をモロに受けるのに被害がなかった家もある。
運か?施工業者の技量か?風の通り具合の関係か?
〇一方、意外なことに、屋根の上の太陽光発電パネルは、1つとして落ちていなかった。
〇しかし、山倉ダムに大量に浮かべられたパネルは諏訪湖の御神渡りにように積み重なっており、2か所から火が出ていた。
〇以下は看板の支柱鉄骨が根元からグニャリと曲がっている例。
瓦が飛ぶわけだ。
〇曲がると言えば、倒れたゴルフ練習場のネット支柱。
詳細不明だが、現場で見たところ、重量鉄骨の支柱が途中から座屈しているようにみえた。
他のゴルフ練習場2か所の様子も見て来たが、1か所は無事。
もう1カ所は1本(手前から3本目)が曲がっただけで済んでいた。
〇地域によっては、まだまだ続いている停電。
幸いなことに我が家は最初から停電を免れていたが、2軒離れた区域は最初から停電。
その区域の停電は、木曜日の早朝に復旧するまで丸3日続き、隣の家から延長コードで電気を細々ともらっていた家もあった。
(2020年2月8日 修正1 ;追記)
昨年9月の台風15号の強風で倒壊した千葉県君津市の鉄塔2基(高さ約57メートルと約45メートル)が再建され、24日、送電線をつなぐ作業が行われた。
同日午後には送電が再開される。
新しい鉄塔は倒壊した鉄塔と同じ高さだが、強風や地震などに耐えられるよう、骨組みの鉄柱を太くし、地中の土台部分も強化した。
24日午前は、作業員が隣の鉄塔に上り、新設された鉄塔との間で送電線を接続する作業を行った。
午後に、正しく通電するかなどの検査を行った後、送電を開始する。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200124-OYT1T50180/
現場では本格復旧に向け、倒れた鉄塔2基を撤去し、新たに建て直す工事が進められてきました。
工事は最終段階を迎え、24日は午前中から、10人の作業員が鉄塔の上にあがって鉄塔同士の電線をつなぐ作業が行われ、すべての点検が終わったことから、午後4時すぎ、4か月半ぶりに送電を再開しました。
倒壊は、周辺の丘や斜面の地形によって風が増幅されたのが原因だとされていることから、東京電力ではくいを深く打って土台を固定したり、これまでより太い鉄骨を使うなどの対策をとったりして強度を高めたということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20200124/1080009663.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。