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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年9月13日17時20分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
国の研究機関などが大規模な木造建築物を燃やす実験を行った結果、新たな火災を起こすおそれがある直径数cmほどの「火の粉」が、およそ700m離れたところまで飛んだことが確認された。
市街地に延焼するおそれがあるため、研究グループでは、火の粉が飛びにくいような設計や材料の研究を進めることにしている。


この実験は、防火のため法律で認められていない木造3階建ての学校の校舎の建築を認める場合に、どのような基準が必要か調べるために、国の研究機関と大学などの研究グループが、ことし2月、実物大の校舎をつくって行った。
実験では、火が建物内をどのように回るかや、火の粉が飛び散る状況などを調べていて、このうち火の粉についての分析がまとまった。


火の粉は、出火してから30分近くたって建物全体に火がまわると周辺に飛び散りはじめ、45分ほどたって3階の屋根が燃え落ちた段階で、炎とともに上空に吹き上げられた。
このとき風速4mほどで、その結果、細かいもので火の粉は火元から1.6km離れたところまで広がり、新たな火災を起こすおそれがある直径数cm程度の火の粉は、およそ700m離れた場所まで達していたことがわかった。


研究グループでは、屋根が燃え落ちて火の粉が煙突から吹き出されるような形で、大量に飛び散ったと分析している。
また市街地に延焼するおそれがあるため、火の粉が飛びにくいような設計や材料の研究を進めることにしている。


建築研究所の林吉彦上席研究員は「今回の実験ではじめて、大規模な木造建築の燃え方が明らかになった。今後は、同時に燃えたり、屋根が燃え抜けたりしないよう研究を重ねていきたい」と話している。

 
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20120913/4970281_20120913172013_e2809ce781abe381aee7b289e2809defbc97efbc90efbc90efbd8de58588e381bee381a7e9a39be695a3.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
新たな火災を起こす恐れのある火の粉の大きさは、直径数cm程度とのこと。
これまでブログ者は数mm程度かな?と思っていたが、思ったより大きいものだ。

 
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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