2018年4月11日18時54分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山や自宅の庭などで採った食用の植物について、消費者庁は11日、有毒植物と混同しないよう注意を呼びかけた。
昨年までの10年間で、有毒植物による食中毒で10人が死亡。
スイセンをニラと間違えるケースが多いという。
スイセンとニラの葉は外見が似ている。
ニラには独特のにおいがあるが、はっきりと区別できない場合もあるという。
スイセンの葉を食べると、吐き気や下痢などの症状がでることがある。
消費者庁の岡村長官は、「食用と完全に判断できない場合は食べないでほしい。人にもあげないで」と話している。
厚労省のまとめによると、2008~17年に有毒植物による食中毒は188件発生。
患者数は818人で、このうち10人が亡くなった。
件数で最も多かったのはスイセンによるもので、47件だった。
同省ホームページで、食用と間違えやすい有毒植物と、その中毒症状を公開している。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/yuudoku/index.html
出典
『それ、本当にニラ?有毒植物に注意 消費者庁が呼びかけ』
https://www.asahi.com/articles/ASL4C4JTYL4CUTFL00D.html
4月12日4時18分にNHK NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山菜や春野菜のシーズンを迎えたが、間違えて毒のある植物を食べて食中毒を起こすケースが例年後を絶たないため、消費者庁は注意を呼びかけている。
今月、山梨県でニラと間違えてスイセンを食べた5人が食中毒の症状を訴えるなど、例年この時期は、誤って有毒な植物を食べて食中毒を起こすケースが相次いでいる。
特にニラとスイセン、ギョウジャニンニクとイヌサフランを間違えるケースが多く、厚労省によると、去年までの10年間に合わせて7人が死亡している。
またジャガイモも、皮が黄緑色や緑色になった部分や芽などに毒が含まれていて、去年までの10年間に300人以上が食中毒の症状を訴えている。
このため消費者庁は、毒のある植物を採ったり食べたりしないよう注意するとともに、見分けがつきにくい場合は、消費者庁などのホームページで確認するよう呼びかけている。
消費者庁の岡村長官は、「食品の安全に関する基本的な情報をホームページに載せているので、参考にしてほしい」と話している。
出典
『ニラとスイセンなど 誤食の食中毒に注意を 消費者庁』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180412/k10011399641000.html
(ブログ者コメント)
スイセンやジャガイモの芽による食中毒事例は、本ブログでも過去にたびたび紹介している。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。