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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(2011年2月12日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年2月8日付の毎日新聞長野版、9日付の読売新聞、11日付の信濃毎日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
7日午前0時ごろ、茅野市の「蓼科温泉ホテル親湯」で、大きな音とともに天井など建物の一部が壊れたが、19人の宿泊客、従業員にけがはなかった。
建物は、鉄筋コンクリート5階建て。2~5階の客室部分の被害が大きく、特に3階の奥(山側)が最も損傷がひどい。
事故後、客や従業員は「ガスの臭いがしていた」と話している。
当該建物は06年に全面改修。その際、LPガスによる暖房設備に更新した。
調査の結果、屋外にあるガスタンクからホテルに向け、3本のガス管が伸びているが、そのうちの1本(鉄製、内径25mm)に、幅約3mm、長さ約5cmの亀裂があった。
本館北側で管をはわせている山の斜面の擁壁の一部が手前に押されるようにずれ、設置時にはあった擁壁と管との隙間がなくなっていたという。斜面からの圧力が管にかかり、接続部分に亀裂が生じた可能性がある模様。
直近の昨年5月の点検では、異常は見つからなかったという。

経産省石油ガス保安課によると、ガス管を延長する場合は地下に埋設するか、壁に沿わせるのが一般的。山崩れなどの恐れのある場所には設置してはならないと定められている。
 
 

(2011年2月23日 修正1; 追記)
 
2011年2月11日付の信濃毎日新聞紙面に、ガス管の設置状況概略図と破断部写真が掲載されていた。
 
それによると、エルボを5つ使用して配管の向きを変えているが、その中の、山の斜面からの圧力が最もかかるであろうエルボ部に亀裂が入っていた。
さらに詳しくは、エルボにネジこんでいる配管の雄ネジ部に亀裂が入っていた。ちょうどエルボの口の部分。それは山の斜面に圧縮される形で押された配管の反対側末端エルボだった。
 

 

(2013年1月22日 修正2 ;追記)

 

20131211245分にmsn産経ニュースから、ガス会社の関係者が長期間点検を怠っていたとして書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

茅野署などは21日、業務上過失激発物破裂の疑いで、プロパンガス販売業「蓼科商事」の柿沢拓社長(74)ら3人を書類送検した。

容疑は、ガス設備の点検を長期間怠ったため、11年2月7日、漏れて滞留したガスを暖房器具に引火爆発させ、ホテルの客室などを損壊させた疑い。

県警などによると、当時十数人の宿泊客がいたが、女性1人が気分の不調を訴えたほかは、けが人はいなかった。
地形の変化でガス管が圧迫され漏出しやすい状態になっていたという。

蓼科商事は「担当者がいないため、コメントできない」としている

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130121/crm13012112460010-n1.htm

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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