本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年1月23日14時31分に朝日新聞大阪版から図解付で、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
堺市立東深井小学校で昨年10月、4年生の男児が校舎の窓から転落死した事故で、堺市教委は20日、中間報告をまとめた。
男児は窓際の用具入れに上って転落しており、事故の要因について、教職員が窓際への設置に危険という認識がなく、児童への指導も徹底していなかったと指摘した。
3月末をめどに防止策などを盛り込んだ最終報告をまとめる。
報告書によると、男児は2階の教室前の廊下の窓際にあった用具入れ(高さ93cm)に上って窓を開けた後、下りようとした際に右足が窓と手すりの間に引っかかり、後ろ向きに転落したとみられる。
東深井小では遅くとも2000年には窓際に用具入れを置いていたが、児童が上るという認識が教職員になかったと指摘。
市教委が他県の事故を踏まえ窓の下に足がかりとなるものを置かないよう08年から3回にわたり通知した後も撤去せず、「危険だという認識が共有されていなかった」と結論づけた。
事故後の学校の調査では、4年生を含む4人の児童が用具入れに上ったことがあったと話していることも明らかになったという。
出典URL
http://www.asahi.com/edu/news/OSK201201230054.html
また、1月21日付の毎日新聞大阪版からは、問題点に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告では、国が作成した校内での転落事故を防止するためのリーフレットが学校に配布され、危険とされる場所を示すなどしていたにもかかわらず、学校側は用具箱に上っている児童を見た教職員がいなかったことから、用具箱を危険箇所と認識していなかったと指摘。
中には用具箱の危険性を認識していた教職員もいたが、共通認識には至らなかったとした。
その上で児童への指導も徹底できていなかったことなどが事故の要因とした。
出典URL
http://mainichi.jp/area/osaka/archive/news/2012/01/21/20120121ddlk27040381000c.html
※2011年10月12日付で朝日新聞大阪版夕刊(聞蔵)から、当時の状況を示す記事がネット配信されていた。(再発防止取組みの記事は紹介を省略)
12日午前8時10分ごろ、東深井小で4年生男児(10)が校舎2階の窓から約5m下のコンクリートの地面に転落した。
警察によると、教室前の廊下で金属製の用具入れの上に乗って窓を開けた後、下りようとした際にバランスを崩して転落したとみられる。
男児が開けていたのは、上下2段に分かれた窓の上の部分。錠までの高さは約180cmある。
校長によると、窓を背に廊下側を向いて下りようとした際に転落したという。
(ブログ者コメント)
朝日新聞の図解をみると、窓とほぼ同じ幅で高さ93cmの用具入れが、ピタリ、窓の下に置かれている。
子供が窓の錠を開けるのに、ちょうどよい足場だ。
単にこのような配置だけであれば、転落事故を危険予知できなかったかもしれない。
しかし、他県の事故をもとに何度も、このような場所がないか注意喚起されていたとなれば、話は別である。
これも、他所事例の横展開をおろそかにした末の事故、人災といえるだろう。
それにしても、なぜ、注意喚起されてなお、この場所が危険だと認識しなかったのだろうか?
想像力の欠如ゆえか?
それとも、過去に問題がなかったからという消極的成功体験からだろうか?
(2012年3月24日 修正1 ;追記)
2012年3月20日付で毎日新聞大阪版と朝日新聞大阪市内版(聞蔵)から、最終報告がまとまったという、下記主旨の記事がネット配信されていた。
この事故を受けて同市教委が設置した、転落事故防止対策会議は19日、再発防止策を盛り込んだ最終報告をまとめた。
普通教室や廊下の窓からの転落防止対策はすでに行っており、今回は特別教室の窓の近くに撤去できない棚などがある場合、窓に転落防止用の手すりや格子を設置することなどの対策を盛り込んだ。
市内の小中137校のうち、126校にこうした窓があり、市は新年度の当初予算案に工事費約3億5千万円を計上した。
最終報告では、学校での事故防止に向けた具体策もまとめた。
転落事故以外にも、児童の衝突事故など、想定される事故別に学校施設の改善点を示したり、事故や事故につながる事例があった場合は、市教委と各学校で情報の共有化を図ることなども盛り込まれた。
また、教職員が月1回実施する施設の安全点検で、窓付近に上がれる物がないかを点検する項目を新たに設け、点検表を4月中に全校配布する。
7、8月には教職員が校内で事故が起こり得る危険個所を点検、2014年度までに改良工事を施す。
出典URL
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120320ddlk27040327000c.html
(ブログ者コメント)
当初予算案に3億5千万円を計上したという報道には驚いた。
この予算、全額認められるのだろうか?
民間会社では、いくら事例の横展開といっても、ポンと億単位の投資が認められることはない。
せいぜいが優先順位をつけて数年計画で対応する程度だ。
それも、申請のあった場所全てに対応することは滅多にない。
主管部署が横並びでチェックし、なますを吹くような対応はボツにする。
もし今回の予算が全額認められるようなら、堺市も以前の大阪市と同様、市の経営という点で、まだまだ甘いと言わざるを得ない。
堺市立東深井小学校で昨年10月、4年生の男児が校舎の窓から転落死した事故で、堺市教委は20日、中間報告をまとめた。
男児は窓際の用具入れに上って転落しており、事故の要因について、教職員が窓際への設置に危険という認識がなく、児童への指導も徹底していなかったと指摘した。
3月末をめどに防止策などを盛り込んだ最終報告をまとめる。
報告書によると、男児は2階の教室前の廊下の窓際にあった用具入れ(高さ93cm)に上って窓を開けた後、下りようとした際に右足が窓と手すりの間に引っかかり、後ろ向きに転落したとみられる。
東深井小では遅くとも2000年には窓際に用具入れを置いていたが、児童が上るという認識が教職員になかったと指摘。
市教委が他県の事故を踏まえ窓の下に足がかりとなるものを置かないよう08年から3回にわたり通知した後も撤去せず、「危険だという認識が共有されていなかった」と結論づけた。
事故後の学校の調査では、4年生を含む4人の児童が用具入れに上ったことがあったと話していることも明らかになったという。
出典URL
http://www.asahi.com/edu/news/OSK201201230054.html
また、1月21日付の毎日新聞大阪版からは、問題点に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告では、国が作成した校内での転落事故を防止するためのリーフレットが学校に配布され、危険とされる場所を示すなどしていたにもかかわらず、学校側は用具箱に上っている児童を見た教職員がいなかったことから、用具箱を危険箇所と認識していなかったと指摘。
中には用具箱の危険性を認識していた教職員もいたが、共通認識には至らなかったとした。
その上で児童への指導も徹底できていなかったことなどが事故の要因とした。
出典URL
http://mainichi.jp/area/osaka/archive/news/2012/01/21/20120121ddlk27040381000c.html
※2011年10月12日付で朝日新聞大阪版夕刊(聞蔵)から、当時の状況を示す記事がネット配信されていた。(再発防止取組みの記事は紹介を省略)
12日午前8時10分ごろ、東深井小で4年生男児(10)が校舎2階の窓から約5m下のコンクリートの地面に転落した。
警察によると、教室前の廊下で金属製の用具入れの上に乗って窓を開けた後、下りようとした際にバランスを崩して転落したとみられる。
男児が開けていたのは、上下2段に分かれた窓の上の部分。錠までの高さは約180cmある。
校長によると、窓を背に廊下側を向いて下りようとした際に転落したという。
(ブログ者コメント)
朝日新聞の図解をみると、窓とほぼ同じ幅で高さ93cmの用具入れが、ピタリ、窓の下に置かれている。
子供が窓の錠を開けるのに、ちょうどよい足場だ。
単にこのような配置だけであれば、転落事故を危険予知できなかったかもしれない。
しかし、他県の事故をもとに何度も、このような場所がないか注意喚起されていたとなれば、話は別である。
これも、他所事例の横展開をおろそかにした末の事故、人災といえるだろう。
それにしても、なぜ、注意喚起されてなお、この場所が危険だと認識しなかったのだろうか?
想像力の欠如ゆえか?
それとも、過去に問題がなかったからという消極的成功体験からだろうか?
(2012年3月24日 修正1 ;追記)
2012年3月20日付で毎日新聞大阪版と朝日新聞大阪市内版(聞蔵)から、最終報告がまとまったという、下記主旨の記事がネット配信されていた。
この事故を受けて同市教委が設置した、転落事故防止対策会議は19日、再発防止策を盛り込んだ最終報告をまとめた。
普通教室や廊下の窓からの転落防止対策はすでに行っており、今回は特別教室の窓の近くに撤去できない棚などがある場合、窓に転落防止用の手すりや格子を設置することなどの対策を盛り込んだ。
市内の小中137校のうち、126校にこうした窓があり、市は新年度の当初予算案に工事費約3億5千万円を計上した。
最終報告では、学校での事故防止に向けた具体策もまとめた。
転落事故以外にも、児童の衝突事故など、想定される事故別に学校施設の改善点を示したり、事故や事故につながる事例があった場合は、市教委と各学校で情報の共有化を図ることなども盛り込まれた。
また、教職員が月1回実施する施設の安全点検で、窓付近に上がれる物がないかを点検する項目を新たに設け、点検表を4月中に全校配布する。
7、8月には教職員が校内で事故が起こり得る危険個所を点検、2014年度までに改良工事を施す。
出典URL
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120320ddlk27040327000c.html
(ブログ者コメント)
当初予算案に3億5千万円を計上したという報道には驚いた。
この予算、全額認められるのだろうか?
民間会社では、いくら事例の横展開といっても、ポンと億単位の投資が認められることはない。
せいぜいが優先順位をつけて数年計画で対応する程度だ。
それも、申請のあった場所全てに対応することは滅多にない。
主管部署が横並びでチェックし、なますを吹くような対応はボツにする。
もし今回の予算が全額認められるようなら、堺市も以前の大阪市と同様、市の経営という点で、まだまだ甘いと言わざるを得ない。
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。