







2025年6月23日20時36分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州市小倉南区の市立高蔵小で23日、プールの授業後に5、6年生計25人が手のしびれや腹痛などを訴えて病院に搬送された。
いずれも軽症という。
福岡県警などが原因を調べている。
市教育委員会などによると、同校はこの日がプール開きで、5、6年生計46人が午前10時45分~午後0時20分に合同でプールの授業を受けた。
その後、22人が手の湿疹としびれ、3人が腹痛を訴えたという。
プールは学校敷地内の屋外にあり、数日前に水を入れ替えた。
23日朝に消毒用の塩素を投入。
授業前には塩素濃度と水素イオン指数(pH)を確認し、異常は認められなかったという。
県警と、市教委が依頼した市薬剤師会が水質調査を実施している。
市教委は同日、原因が究明されるまで、全196の市立小中学校、特別支援学校でプールの授業を中止することを決めた。
高蔵小は、JR小倉駅から南東に約7キロの住宅地にあり、全校児童数は158人。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250623-OYT1T50202/
6月24日18時22分にNHK北九州からは、湿疹の症状は手のひらの付け根部分に集中していた、翌日の検査でも水質に異常はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州市教育委員会は市薬剤師会に依頼してプールの水質検査を行っていましたが、24日夕方、検査の結果、プールの水に異常はなかったと発表しました。
教育委員会では、湿しんの症状が児童の手のひらの付け根部分に集中していることから、児童が手で触れる可能性があるプールの施設なども含め、引き続き原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20250624/5020018375.html
6月27日13時4分にYAHOOニュース(rkb)からは、手の湿疹症状はプールサイドに手をついた際の圧迫痕だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日、北九州市教育委員会が会見し、原因は、プールサイドに手をついたことによる、圧迫痕の可能性がある、と説明した。
高蔵小学校のプールサイドは、滑り止めという安全上の理由からコンクリートの上にプラスチックタイルを貼った構造になっていて、児童がタイルに手をついた場合、赤い圧迫痕が残る可能性があることを確認した、としている。
手の症状を訴えて病院に搬送された児童については、全員が手のひらや手根部に症状があったという。
検査・診断の結果、医学的な異常はみられず、投薬や治療行為はなかった。
今後、医師らに医学的な見解を求める方針。
腹痛を訴えた児童がいたことについて、北九州市教委は「腹痛は少人数だった。プールで体が冷えて腹痛を訴える児童もいる。(圧迫痕とは)別ものであると考えているが、医学的な見地で意見をいただこうと思っている」としている。
また、周辺の樹木や植物について調査したところ、有害物質や有害な虫は確認されなかったという。
北九州市は現在、150校でプールの水質を調査していて、異常なく安全が確認されたら、高蔵小学校以外の学校では6月30日から水泳の授業を再開するとしている。
高蔵小学校については心理的な影響を考慮して、今季学校のプールは使わず、民間や市立のプールで授業を行う。
【写真で見る】症状を訴えた児童の手のひら プールサイドのタイル 児童が救急搬送された小学校のプール 原因や経過について説明する北九州市教育委員会の会見
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac030434ab3e7600665a4ae36952adba597bcdfe
(2025年7月4日 修正1 ;追記)
2025年7月3日17時28分に産経新聞からは、プールサイドに設置されたプラ製マットの凹凸が原因だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づきタイトルも修正した)
北九州市は3日、原因はプールサイドに設置されたプラスチック製のマットの凹凸による圧迫だったと発表した。
児童が手で触れた際に圧迫痕ができ、しびれや湿疹などに感じられたという。
医師も市にマットが原因と説明した。
水質検査に異常はなかった。
https://www.sankei.com/article/20250703-ZGDVDOJV2ZLT7IQDQBPUS5BYWA/
7月3日15時40分にYAHOOニュース(テレビ西日本)からは、当日はプールサイドでの立ち座りを11回行っており、そのたびにマットに手をついたなど、下記趣旨の記事がマットなどの写真付きでネット配信されていた。
市教委が学校側に聞き取りをしたところ、当日の授業で児童はプールへの入水とプールサイドでの待機を繰り返したため、プールサイドで立ち座りを11回していて、そのたびにマットに手をつく必要があったことがわかりました。
市教委の職員が実際に検証したところ、同様に圧迫痕が認められたということです。
また、市立八幡病院の伊藤重彦名誉院長に医学的な見解を求めたところ、手の症状については、
「樹木や水が原因の場合、症状の出現時間に個人差があり、短時間、同時期に多くの児童で症状が出現することはない」
「アレルギー症状であれば、かゆみを訴える児童もいることが多い」
として、内因性の要因ではなく外因性の要因と考えてよいこと、また、マット上での立ち座りという行動が共通していたことなどを総合的に判断すると「プールマットが原因と考えられる」との見解が示されたということです。
一方、腹痛については、「手の症状と同じ原因から連動しているとは考えにくい」として、「個人の当日の体調や体が冷えたことなどが重なった可能性が高い」との見解が得られたということです。
市教委は、市立小中学校と特別支援学校で水泳授業を一時中止していましたが、水質検査で安全が確認できた学校から順次、再開しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bbdde0f4af5202a67de8bd2ebbbd99a58eeba92


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。