2023年11月6日19時56分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県関市のアスレチック施設で5日、ジップラインをしていた女性が約7メートルの高さから落下し、大けがをする事故が起きました。
毎朝必ず点検を行っているというなかで起きた事故。
ジップラインの安全対策はどうなっているのかを取材しました。
◇
大自然の中で体験するスリルと疾走感。
木の間にはられたワイヤを滑車を使って滑り降りる「ジップライン」。
「もちろん楽しかったです!」
「楽しい怖いです」
いまや、全国多くの場所で体験できる人気アクティビティーですが、5日に事故が起きました。
現場は 岐阜県関市にあるアスレチック施設です。
40代の女性が「ジップライン」の利用中、地面に落ちたのです。
記者;
「事故のあった遊具はあちらにあります。
スタート台から数メートルのところで落下したということです」
長さ約30メートル、高さは最大7メートルほどのジップライン。
女性が滑り出したところ、何らかの原因で滑車が外れたといいます。
女性はヘルメットとハーネスを着けていましたが、そのまま地面に落下。
右足の骨を折るなどの重傷を負ったということです。
安全対策に問題はなかったのでしょうか。
冒険の森 加治佐さん;
「毎朝、お客さまが体験される前に必ず一度(点検)。
月一で綿密にチェックしたり、年に一度、会社の専門部門でメンテナンス」
施設によると、事故があった日の朝の点検では、異常はなかったといいます。
また、体験前には安全講習を行い、事故のあったコースには担当者もいたということです。
Q.どんな状態で落ちた?
冒険の森 加治佐さん;
「まだわからなくて、原因を究明中です。
ハーネス自体がすり落ちたとか、そういったことではなかった」
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ジップラインの安全対策。
神奈川県厚木市の施設で話をききました。
体験前にまず行うのは、安全ベルトの装着です。
ツリークロスアドベンチャー モーテンセン・イェスパーさん;
「命綱を着けましょう。
うちのアドベンチャーコースは、これがないとできない」
利用者の命を預かるため、装着は熟練のスタッフが行うといいます。
記者;
「がっちり固定されましたね」
その後、すぐに出発するのではなく、器具の使い方など、利用者が安全講習を受けます。
さらに練習を終えて初めてコースにでることができるということです。
イェスパーさん;
「金具(滑車)は触ってはいけない。
ロープを持ちます。
着けているときは(ロックが)ちゃんとしまっているかどうか確認が大事」
Q.滑車が外れることは?
イェスパーさん;
「それは考えられない。かなり丈夫なものだから」
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事故のあった施設は休止を発表しました。
加治さん;
「未定なんですが、原因がわかり次第、二度と事故が起きないように、しっかり対策をしていきたいと思う」
警察は、実況見分をするなどして、事故の原因を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/72e23c8454bcd60429c353101f8bb28a06439e16
11月6日7時26分にYAHOOニュース(岐阜新聞)からは、公園では始業前に職員が乗って安全点検していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
何らかの原因で滑車がワイヤーから外れ、土の地面に落下したとみられる。
女性に意識はあり、足の痛みを訴えながら県総合医療センターに搬送された。
けがの程度は不明。
公園では、毎朝始業前に職員が実際に乗って安全点検を行っており、この日も異常はなかったという。
女性は家族3人で訪れていた。
6日は休園日で、7日以降は開園はするが、冒険の森ツリートップアドベンチャーは事故原因が判明するまで休止する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/54151949c31a99b5476c32b7ac68ffee58e81f2c
(ブログ者コメント)
〇日テレ放送の別施設映像を見ると、2つのフックがロープにかけられている。
詳細不明だが、吊り下げ用以外、もう1本、命綱使用?
〇同種事故としては平成25年(2013年)、滑空時にハーネスがカラビナ(接続用金具)から外れ、落下して腰の骨を折る重傷を負った事故がある。
そして同年、消費者庁から『空中スライダーで事故に遭わないために』というタイトルの注意喚起文書が出されていた。
以下は、当該文書中に掲載されている空中スライダーのイメージ図。
岐阜新聞掲載写真と見くらべると、今回事故が起きたジップラインと、名こそ違え、同じようなスタイルで滑空している。
https://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/files/00007400/00007446/130617kouhyou_1%5B1%5D.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。