(2010年10月24日 旧ブログ掲載記事)
2010年10月23日0時31分に、以下の趣旨の記事が読売新聞からネット配信されていた。
10月22日午後9時15分ごろ、東京都小金井市の東京農工大応用化学部門の実験室で薬品が爆発したと119番通報があった。
警察などによると、大学院生が左手小指を失い右腕もやけどするなどの重傷を負った。
院生は一人で化学実験を行っており、突然爆発が起きてビーカーが破裂したという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101023-OYT1T00050.htm
(2016年9月30日 修正1 ;追記)
2016年9月28日18時10分に時事ドットコムから、当時の状況など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月28日20時57分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
実験中に起きた爆発事故で左手小指を切断して失うなどの重傷を負った元東京農工大大学院生の男性(29)が、安全配慮義務を怠ったとして、同大に約6000万円の損害賠償を求めた訴訟は、28日、東京地裁で和解が成立した。
原告、被告双方によると、大学側が安全管理体制が不十分だったことを認めた上で、3100万円を男性に支払う。
訴状によると、同大小金井キャンパス(東京都小金井市)で、2010年10月、男性が1人で化学物質を合成する実験中、ガラス製のフラスコから化合物を取り出そうとしたところ、爆発した。
男性は、白衣にゴーグルと手袋を着用していただけで、「大学側が防具の使用を指導していれば、けがは防げた」と主張していた。
原告側代理人は、「本件を契機に、大学で学生が安全に研究・実験できる環境の整備が進むことを期待したい」とコメント。
大学は、「本学の学生が重傷を負ったことは大変遺憾で、本学にも管理責任があったと考えています。二度とこのような事故が起きないよう、再発防止と安全教育の徹底に努めます」としている。
出典
『実験中に指損傷、和解成立=東京農工大と元院生-地裁』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092800764&g=soc
『実験中爆発、東京農工大が和解 負傷学生に3100万円』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9X633CJ9XUTIL03N.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。