本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年1月7日付で朝日新聞(聞蔵)から、上記タイトルの記事が下記趣旨でネット配信されていた。
たたんでおいた洗濯物から突然、火が出た。
こんな事例がNITEに寄せられている。
美容アロマオイルや食用油の付いた洗濯物を洗濯後、乾燥機にかけたところ、残っていたオイルが酸化反応を起こして発熱。しばらくたって自然発火したとNITEはみる。
乾燥機の運転中に衣類が燃え、乾燥機を焼くケースも少なくない。
事例は主に乾燥機メーカー経由で寄せられ、2006年度から10年度までの5年間に計37件。同種の事例は現在も続く。
洗濯物が焦げた程度で、メーカーまで届いていない事例も合わせると、実際の発火件数はもっと多いとみられる。
NITEでは、再現実験も試みた。
マッサージオイルやサラダ油など50gを付着させた肌着を他の洗濯物と一緒に全自動洗濯機にかけたら、マッサージオイルは乾燥機から取り出して約2時間16分後に、サラダ油の場合は約1時間55分後に自然発火したという。
全自動洗濯機は乾燥機能付きのものも多く、ワンタッチで乾燥まで行ってしまう。
NITEでは、「油は水で洗濯しても完全には除去できない。乾燥機にはかけないで」と呼びかけている。
(ブログ者コメント)
NITEの再現実験がどのように行われたかは定かでないが、オイルを付着させた肌着を乾燥機から取り出した後、他の洗濯物の下のほうに置いたのかもしれない。
そういった状態だと酸化熱が内部に蓄積され、自然発火しやすくなる。
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HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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