本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2011年12月10日付の朝日新聞高知版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2009年12月に高知市で建設中の17階建てマンションの一部が焼け、作業員1人が死亡した火災で、警察は9日、工事請負業者の奥村組の現場副責任者だった男(43)ら4人を業務上失火と業務上過失致死の疑いで書類送検したと発表した。
他の3人は下請けの内装業者など。
警察によると、1階の内壁を固定する軽量鉄骨とエレベーター枠を固定する工程で、溶接の火花が近くのウレタン製の断熱材に引火。
建物の一部約480m2が焼け、7階付近で作業中だった男性(当時25)が死亡した。
現場責任者は火災予防のために溶接ではなくビスで固定するよう指示していたが、現場副責任者ら4人は、断熱材に引火する可能性を認識しながら、防火対策をとらずに溶接し、出火させた疑い。
ちなみに、当時の状況は、2009年12月3日、4日付の朝日新聞(聞蔵)から、下記趣旨でネット配信されていた。
2日午後4時10分ごろ、建設中のマンション「Cタワー高知」の1階付近から火が出ていると119番通報があった。
警察などによると、1、2階の一部が焼け、7,8階の間で止まっていた作業用のエレベーター内で男性1人が死亡し、男性1人がけがをした。
警察などによると、当時、下請け約20社の作業員ら約100人が働いていた。
死亡した男性は、周囲に囲いがない作業用エレベーターに乗り、入居者用のエレベーターを設置する工事をいていた。階下から吹きあがった煙や熱風に直撃されたらしい。
これまでの調べでは、当時、1階では作業員数人が内装工事をしていた。 玄関や駐車場として設計されていたため仕切りが少なく、火の回りが早かったらしい。
付近には作業用のシンナー類や木材が置いてあったという。
(ブログ者コメント)
2011年12月10日8時24分付の高知新聞記事中、「解体作業が進むマンション跡」という説明で現場写真が掲載されていた。
■■■
内装段階ということで、かなり工事は進み、予約販売などされていたのだろうが、死亡事故が起きたマンションでは購入に二の足を踏んでしまう・・・そんなこともあっての解体なのだろうか?
この事例は、ほんのちょっとした指示不遵守が原因ではあったが、結果として、死亡した男性や御家族、マンション施工主や購入予定者、元請けの奥村組や工事に携わった20社あまりの下請け業者など、あまりにも多くの人々の生活、あるいは人生そのものを狂わせる結果になってしまった。
「注意1秒けが一生」の「けが一生」とは、自分がけがするということ以外、他人にも一生のけがを負わせてしまうということだと、この事例によって改めて思い知らされた次第。
2009年12月に高知市で建設中の17階建てマンションの一部が焼け、作業員1人が死亡した火災で、警察は9日、工事請負業者の奥村組の現場副責任者だった男(43)ら4人を業務上失火と業務上過失致死の疑いで書類送検したと発表した。
他の3人は下請けの内装業者など。
警察によると、1階の内壁を固定する軽量鉄骨とエレベーター枠を固定する工程で、溶接の火花が近くのウレタン製の断熱材に引火。
建物の一部約480m2が焼け、7階付近で作業中だった男性(当時25)が死亡した。
現場責任者は火災予防のために溶接ではなくビスで固定するよう指示していたが、現場副責任者ら4人は、断熱材に引火する可能性を認識しながら、防火対策をとらずに溶接し、出火させた疑い。
ちなみに、当時の状況は、2009年12月3日、4日付の朝日新聞(聞蔵)から、下記趣旨でネット配信されていた。
2日午後4時10分ごろ、建設中のマンション「Cタワー高知」の1階付近から火が出ていると119番通報があった。
警察などによると、1、2階の一部が焼け、7,8階の間で止まっていた作業用のエレベーター内で男性1人が死亡し、男性1人がけがをした。
警察などによると、当時、下請け約20社の作業員ら約100人が働いていた。
死亡した男性は、周囲に囲いがない作業用エレベーターに乗り、入居者用のエレベーターを設置する工事をいていた。階下から吹きあがった煙や熱風に直撃されたらしい。
これまでの調べでは、当時、1階では作業員数人が内装工事をしていた。 玄関や駐車場として設計されていたため仕切りが少なく、火の回りが早かったらしい。
付近には作業用のシンナー類や木材が置いてあったという。
(ブログ者コメント)
2011年12月10日8時24分付の高知新聞記事中、「解体作業が進むマンション跡」という説明で現場写真が掲載されていた。
■■■
内装段階ということで、かなり工事は進み、予約販売などされていたのだろうが、死亡事故が起きたマンションでは購入に二の足を踏んでしまう・・・そんなこともあっての解体なのだろうか?
この事例は、ほんのちょっとした指示不遵守が原因ではあったが、結果として、死亡した男性や御家族、マンション施工主や購入予定者、元請けの奥村組や工事に携わった20社あまりの下請け業者など、あまりにも多くの人々の生活、あるいは人生そのものを狂わせる結果になってしまった。
「注意1秒けが一生」の「けが一生」とは、自分がけがするということ以外、他人にも一生のけがを負わせてしまうということだと、この事例によって改めて思い知らされた次第。
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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