本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(2010年12月8日 旧ブログ掲載記事)
2010年12月7日22時20分に、朝日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月7日午後1時半ごろ、大阪市中央区の関西電力本町変電所から出火。送電設備の一部が焼けた。関電によると、この事故で大阪府庁や成人病センターなど、2万2000Ⅴの「特別高圧」電気を供給する計19施設が最長1時間35分にわたって停電し、エレベーターが止まるなどの影響が出た。けが人はなかった。
関電などによると、焼けたのは電圧を監視する6台の計器用変成器(幅約45cm、高さ約180cm、奥行き約80cm)のうちの1台。関電は、異常に高い電圧がかかって漏電する「地絡」事故が起きたとみて原因を調べている。
変電所は8階建て雑居ビルの4階~地下3階にあり、変成器は社員が常駐していない地下2階に設置されていた。約30年前の変電所運転開始時から稼働しており、2年後に取り換える予定だったという。
府庁では決算特別委員会審議が中断、成人病センターでは3人が約10分、動かなくなったエレベーターに閉じ込められるなどの影響が出た。
関電などによると、焼けたのは電圧を監視する6台の計器用変成器(幅約45cm、高さ約180cm、奥行き約80cm)のうちの1台。関電は、異常に高い電圧がかかって漏電する「地絡」事故が起きたとみて原因を調べている。
変電所は8階建て雑居ビルの4階~地下3階にあり、変成器は社員が常駐していない地下2階に設置されていた。約30年前の変電所運転開始時から稼働しており、2年後に取り換える予定だったという。
府庁では決算特別委員会審議が中断、成人病センターでは3人が約10分、動かなくなったエレベーターに閉じ込められるなどの影響が出た。
(2010年12月29日 修正1; 追記)
2010年12月28日6時47分に、産経関西から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
関西電力は、27日、変成器内部の銅線がショートしていたと発表した。原因は不明だが、来年3月をめどに最終報告をまとめるとしている。
関電によれば、銅線の周囲を覆う合成樹脂に3カ所の亀裂が見つかった。何らかの原因で銅線がショートして溶断したため変成器が高圧になり、漏電を起こした可能性が高いという。
変成器は昭和54年に製造され、平成24年に交換する予定だった。毎月点検しており、11月10日の定期点検でも異常はなかった。
関電は、「ほかの変成器には異常がなかった。雷など外部からの影響や設計ミスといった可能性も想定して原因究明していく」と説明した。
関電によれば、銅線の周囲を覆う合成樹脂に3カ所の亀裂が見つかった。何らかの原因で銅線がショートして溶断したため変成器が高圧になり、漏電を起こした可能性が高いという。
変成器は昭和54年に製造され、平成24年に交換する予定だった。毎月点検しており、11月10日の定期点検でも異常はなかった。
関電は、「ほかの変成器には異常がなかった。雷など外部からの影響や設計ミスといった可能性も想定して原因究明していく」と説明した。
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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