本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年3月2日付の毎日新聞千葉版紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
1日午前4時半ごろ、木更津市の新日鉄君津製鉄所内の岸壁で、鋼材を船に積み込む作業中、大型クレーンの運転室(高さ約30m)の屋根付近で関連会社社員の男性(33)がワイヤーとクレーンに頭を挟まれて死亡した。
警察によると、運転室はクレーン上部にあり、積み荷とともに平行に移動する構造。
作業中、運転室がスムーズに動かなくなり、男性が屋根に上がって確認していたところ、別の作業員(28)が気づかずクレーンを動かしたという。
作業員は「運転室の上に人がいるとは思わなかった」と話しているという。
ワイヤーは直径約5cm。
警察は、安全確認が不十分だった可能性もあるとみて、詳しい状況を調べている。
一方、2012年3月1日12時34分にmsn産経ニュースからは、若干違うニュアンスの記事が下記趣旨でネット配信されていた。
1日午前4時30分ごろ、クレーン(高さ約30m)の最上部付近に設置された操作室の天井で点検作業をしていた物流会社社員の男性(33)が、近くの空中に張られていたワイヤ(直径5cm)と天井の間に頭を挟まれ、死亡した。
警察は作業手順に問題があった可能性があるとみて、業務上過失致死容疑で調べる。
警察によると、男性らは当時、下請け会社の作業員としてクレーンを使って鋼材を船に積み込む作業をしていた。
その際にクレーンに不具合が生じたため一時作業を中断。
男性が現場天井に上って点検をしていたが、突然作業が再開されてクレーンが動き出し、事故が発生した。
警察は、現場にいた同僚らが点検作業の終了確認を怠ったとみている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120301/dst12030112350006-n1.htm
(ブログ者コメント)
毎日新聞の「運転室の上に人がいるとは思わなかった」という報道が正だとすれば、屋根に上がって点検することを、一緒に作業していた同僚に連絡していなかったことになる。
一方、msn産経ニュースの「同僚らが点検作業の終了確認を怠ったとみている」という報道が正だとすれば、同僚らは屋根に上がって点検していることを知っていたことになる。
はてさて、どちらの状況だったのだろうか?
チームで仕事をしているからには、屋根の上に上がる際は、同僚にその旨、伝えている筈だと思うのだが・・・。
1日午前4時半ごろ、木更津市の新日鉄君津製鉄所内の岸壁で、鋼材を船に積み込む作業中、大型クレーンの運転室(高さ約30m)の屋根付近で関連会社社員の男性(33)がワイヤーとクレーンに頭を挟まれて死亡した。
警察によると、運転室はクレーン上部にあり、積み荷とともに平行に移動する構造。
作業中、運転室がスムーズに動かなくなり、男性が屋根に上がって確認していたところ、別の作業員(28)が気づかずクレーンを動かしたという。
作業員は「運転室の上に人がいるとは思わなかった」と話しているという。
ワイヤーは直径約5cm。
警察は、安全確認が不十分だった可能性もあるとみて、詳しい状況を調べている。
一方、2012年3月1日12時34分にmsn産経ニュースからは、若干違うニュアンスの記事が下記趣旨でネット配信されていた。
1日午前4時30分ごろ、クレーン(高さ約30m)の最上部付近に設置された操作室の天井で点検作業をしていた物流会社社員の男性(33)が、近くの空中に張られていたワイヤ(直径5cm)と天井の間に頭を挟まれ、死亡した。
警察は作業手順に問題があった可能性があるとみて、業務上過失致死容疑で調べる。
警察によると、男性らは当時、下請け会社の作業員としてクレーンを使って鋼材を船に積み込む作業をしていた。
その際にクレーンに不具合が生じたため一時作業を中断。
男性が現場天井に上って点検をしていたが、突然作業が再開されてクレーンが動き出し、事故が発生した。
警察は、現場にいた同僚らが点検作業の終了確認を怠ったとみている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120301/dst12030112350006-n1.htm
(ブログ者コメント)
毎日新聞の「運転室の上に人がいるとは思わなかった」という報道が正だとすれば、屋根に上がって点検することを、一緒に作業していた同僚に連絡していなかったことになる。
一方、msn産経ニュースの「同僚らが点検作業の終了確認を怠ったとみている」という報道が正だとすれば、同僚らは屋根に上がって点検していることを知っていたことになる。
はてさて、どちらの状況だったのだろうか?
チームで仕事をしているからには、屋根の上に上がる際は、同僚にその旨、伝えている筈だと思うのだが・・・。
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。