2013年9月24日10時40分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前8時40分ごろ、大阪府高石市高砂の三井化学大阪工場から「クメンが漏出した」と消防に119番があった。
消防によると、工場敷地内のクメンタンク(直径17.4m、高さ16.7m)の配管付近から、車のバンパーなどに使われるフェノール樹脂の原料となるクメン約400ℓが洩れたとみられる。
漏出は工場敷地内で、ほぼ回収されているという。けが人などは出ていない。
クメンは危険物で、第4類引火性液体の第2石油類。
消防などが漏出の原因を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130924/waf13092410430009-n1.htm
2013年8月1日12時49分にmsn産経ニュースwestから、8月2日付で朝日新聞堺泉州版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前8時5分ごろ、堺市西区の関西電力堺港発電所で「薬品が漏れている」と119番があった。
塩酸約160ℓが漏れたが、けが人はいない。
消防によると、現場は敷地内の建物の2階。火力発電のための設備から濃度35%の塩酸が漏れているのを、職員が発見した。
消防の大型化学車など計16台が出動。塩酸を取り除くなどし、午前11時20分ごろに危険性がなくなったことを確認した。
関西電力は「原因を調査中」としている。
塩酸は、浄水設備に付着する不純物を取り除くために使われているという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130801/waf13080112500022-n1.htm
6月19日午前8時45分、金属メッキ加工業(溶融亜鉛メッキ)のYガルバー株式会社(埼玉県東松山市古凍地内)において、工場内で貯蔵していた廃塩酸の漏洩事故が発生したとの通報が同社から東松山環境管理事務所にあった。
6月19日午前5時頃、Yガルバー(株)社員が出勤したところ、工場内のFRP製の廃塩酸タンクが破損し、横倒しになっているのを発見した。
タンク内部には前日19m3が入っており、防液堤内には12m3が残っているため、廃塩酸約7m3が場内外に流出した。
流出した廃塩酸の大部分は場内の敷地内に流出し、浸透したが、一部が工場脇の道路に流出した。
タンクは3基あり、容量は1基あたり20m3。FRP製で1996年に設置された。
埼玉県では東松山環境管理事務所が現地確認を行い、同社に対して廃液回収や清掃などの対応を指示した。
漏洩した廃塩酸の濃度は約9%。
10%の希塩酸は、皮膚刺激、強い眼刺激、呼吸器への刺激のおそれがある。
また、県は20日、同社周辺の河川から国の環境基準を超す亜鉛と鉛が検出されたと発表した。
県は、上水道への影響はないとしている。
県から委託された外部業者が同日午後、周辺を流れる荒川支流の新江川と市野川の計3カ所の水を採取して調査したところ、3カ所全てで国の環境基準(0.03mg)を上回る亜鉛(0.085~3.6mg)が検出された。そのうち1カ所では鉛も環境基準(0.01mg)を上回り、0.020mgだった。
下流の大久保浄水場取水口(さいたま市桜区)などでは、鉛、亜鉛、カドミニウムは検出下限値以下という。
同社は「今後、このような事故を二度と起こさないように万全を期して点検管理に努めていきたい」とコメントした。
出典URL
http://www.pref.saitama.lg.jp/news/page/news130619-09.html
http://www.saitama-np.co.jp/news06/21/08.html
(2013年7月15日 修正1 ;追記)
2013年6月20日付の埼玉新聞紙面に掲載されていたタンク基数などの情報を、本文に追記した。
4日午後11時55分ごろ、茅ケ崎市の金属チタン製造・販売「東邦チタニウム」で、通行人の男性が工場から白煙が上がっているのを発見し、119番通報した。
5日午前2時10分ごろ、装置が止められた後に中和剤がまかれた。けが人はいなかったという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130605/kng13060515210004-n1.htm
24日午後8時40分ごろから深夜0時ごろまでの3時間余りにわたって新居浜市の住友化学愛媛工場で硫酸を製造しているプラントから「発煙硫酸」と呼ばれる化学物質およそ200ℓが漏れ出した。
住友化学は、ただちにプラントを停止させ、周辺の会社や住宅に対して屋内に入って窓を閉めるよう呼びかけを行った。
漏れた「発煙硫酸」の一部は空気中の水分と反応して硫酸ガスとなりプラント内に拡がったが、敷地外への漏出はなかった。
漏れ出た「発煙硫酸」と硫酸ガスは、水洗処理で除害した。
消防などによると工場周辺への影響はなく、現場には作業員2人がいたが、けがはなかった。
その後の会社の調べで、製造した硫酸の品質検査をするためのサンプリング液回収配管(ステンレス製、直径約5cm)に穴があいているのが見つかったという。
「発煙硫酸」は、半導体の洗浄などに使う純度の高い硫酸。
同工場は「ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」というコメントを出すとともに、詳しい原因を調べている。
出典URL
県は9日、本庄市仁手の金属加工メーカー「DOWAハイテック」の工場で水酸化ナトリウム水溶液(濃度48%)の一部が漏れたと発表した。
県によると、工場外や河川への流出はなく、従業員への被害も出ていないが、工場内の集水マスの地下約10cmまでの土壌への浸透が確認されたという。
県によると、同日午前8時ごろ、DOWA社から県北部環境管理事務所などに漏えいの通報があった。
水酸化ナトリウムの水溶液を貯留タンク(約1.6トン)から配管を通じて自動的に小さなタンクに移送する際、配管の継ぎ目から漏れ出しているのが見つかったという。
うち0.6トンは中和されたが、コンクリート製の防液堤に溜まった残りのおよそ1トンを集水マスに送る際、破損していたバルブから漏れ、地下に染み込んだとみられている。
県は、蛇口が老朽化していたか破損していたとみている。ただ、水溶液は粘性が強いため、県は「これ以上の浸透はない」としている。
県は、汚染土壌の掘削や文書による事故の報告を求め、詳細な状況を把握した上で改善命令を出す考え。
水酸化ナトリウムは劇物で、せっけんなどの原料に使用されている。同工場では、強酸性の液体の中和剤として使われていた。
DOWAハイテックでは去年、利根川水系の浄水場で国の基準値を超えるホルムアルデヒドが検出された問題に絡み、原因物質を排出したとして行政指導を受けている。
出典URL
http://www.saitama-np.co.jp/news04/10/04.html
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20130410ddlk11040240000c.html
岩手河川国道事務所は25日、北上市和賀町の工業団地で、硝酸ナトリウムを含んだ泡状のもの約1トンが水路に流出する事故があったと発表した。
水路は水が流れていなかったため川へは流れ込まず、全て回収済という。健康への被害も報告されていない。
北上市などによると、日立オートモティブシステムズハイキャストの屋外にあった排水を浄化する槽からあふれ、道路を通って工場前の水路に流れ出た。
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(2013年4月12日 修正1 ;追記)
2013年3月27日付の岩手日報紙面に、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
25日、少量の硝酸ナトリウムを含む廃液が工場敷地脇の側溝に漏れているのが見つかった。
市の調べでは、廃液の処理槽で泡が異常発生し、その一部が側溝に漏れた。
側溝に水は流れておらず、吸引処理の上で、一帯を洗浄したという。
市によると、硝酸ナトリウムの排水基準は、1ℓあたり100mg以下だと定められている。
花巻市二枚橋のめっき加工業黒坂鍍金工業所の花巻工場で、猛毒のシアン化ナトリウムを含むニッケルめっき剥離液5~6トンが25日朝に貯蔵タンクから流出していたことが26日、分かった。
近くの油沢川への流出は確認されていないが、市は同日の目視調査で川と約100mしか離れていない花巻第一工業団地の貯水池で、微量のシアン化ナトリウムを確認。流出から丸1日以上経過した後に公表した同社や市の姿勢に、市民から疑問の声が上がった。
同社によると、事故は25日午前7時ごろに発生。工場東側に設置する貯蔵タンクのバルブに、除雪を依頼した業者が誤って除雪車をぶつけて壊し、液体が漏れたという。
剥離液の多くは敷地内の雪に吸収され、これまでに雪や土壌約30トンを回収したが、一部はコンクリート製の側溝や雨水溝をたどり、工業団地内の貯水池まで達したという。
液体には、1ℓ当たり5gのシアン化ナトリウムが含まれていた。致死量は200mgとされ、5トン漏れたとすると、12万5千人分になる。
市が25日に行った機械による詳細調査では、貯水池南側の同川でシアン化ナトリウムは検出されなかったが、工場近くの雨水溝では水質汚濁防止法が定めるシアン化合物の排水基準の約1400倍に当たる1ℓ当たり140mgを検出した。
漏出事故のあった剥離液は、ニッケル鍍金をはがすために使用していた。
出典URL
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130227_3
また、続報が2月27日23時20分に朝日新聞から、下記趣旨でネット配信されていた。
水質検査の結果、近くの貯水池や油沢川からシアン化合物が検出された。
環境基準では「不検出」とされており、市は26日夜、災害対策本部を設置した。
水質検査は、県と市が25、26日に実施した。
工場北側の敷地外の集水マスの水からは、水濁法の排水基準の140倍に当たる、1ℓ当たり140mgのシアン化合物が検出された。
また、環境基本法の環境基準では「不検出」とされる場所になる、敷地外の公園貯水池と油沢川の合流地点で、1ℓ当たり0.7mg、油沢川下流では1ℓ当たり0.2mgが検出された。油沢川が合流する北上川からは検出されていない。
市では事故のあった25日から、北上川からの上水道の取水を停止。豊沢川など他の水源からの取水で対応し、市民への影響は出ていない。
県や市は水質検査を継続し、市のホームページでデータの公開を始めた。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0227/TKY201302270579.html
(2013年3月9日) 修正1 ;追記)
2013年3月7日21時37分にNHK盛岡から、毒性軽減措置が始まったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
花巻市は、環境基準を超えるシアンが検出されている工場近くの貯水池で、毒性を低くするための応急処置を始めた。
7日、市の依頼を受けた業者が貯水池に水に溶かした塩化鉄およそ72ℓをまいた。
塩化鉄が水中に溶けたシアンと結合して沈殿するため、貯水池内の水の毒性を低くすることができるという。
市では、8日以降も作業を続けてシアンの濃度を下げながら、貯水池内の水の処理方法について検討をすすめることにしている。
市の検査では事故直後、工場の近くを流れる北上川の支流の油沢川でも環境基準を超えるシアンが検出されたが、その後の検査では検出されていないという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6043007201.html?t=1362690392118
(2013年3月17日 修正2 ;追記)
2013年3月16日21時50分にNHK盛岡から、土壌も汚染されていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
会社側は、工場の敷地内の土から国の基準を上回る濃度のシアンが検出されたと発表した。
工場の近くを流れる川では、先月末から環境基準を超えるシアンは検出されていないが、会社側は事故の直後から敷地内の土を採取して、仮に地下水を飲んだ場合に健康への影響がないかどうか、国の基準に基づいて調べていた。
その結果、シアンは検出されないことが基準になっているが、28か所のうち11か所でシアンが検出されていたことがわかった。
また、土を直接口にした場合の別の基準については、28か所のうち7か所で基準値を超え、なかには基準の4倍を超えるところもあった。
会社側は、「土を通じて川にシアンが溶け出す可能性は否定できない」として、地下水を調べるボーリング調査も行って川に溶け出すことが無いよう注意深く監視することにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6043246661.html?t=1363465110939
21日午後3時55分ごろ、川崎市の日本触媒川崎製造所浮島工場で、猛毒性の劇物を含む酸化エチレン水溶液が流出した。けが人や体調不良を訴える人はいなかった。
同社が別の薬品を加えて気化させる措置をとったという。
警察は、周辺の道路で一時、交通規制を行った。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130221/dst13022118390009-n1.htm
11日午前10時半ごろ、大分石油化学コンビナートにある合成ゴムを製造しているNエラストマー大分工場から、プラントのタンクの配管に穴があいて可燃性のある液体が漏れ出していると消防に通報があった。
消防などによると、パトロール中の従業員から「ガスが漏れている」と通報があった。
工場によると、漏れ出したのは、合成ゴムを製造する過程で発生するブテンガスと化学反応を継続させるための溶媒のシクロヘキサンが混ざった可燃性の液体。
消防によると、午前11時すぎには液体の漏れが止まったのを確認したということで、けが人や周辺の環境への影響もなかったという。
液体はおよそ100ℓ漏れ出したということで、工場では液体をシートで吸い取るとともに周辺に広がらないように土のうを積むなどの対応をした。
Nエラストマー大分工場の管理室長は、「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と陳謝した。
消防と県は工場に、配管の交換を行うことや配管に穴が開いた原因を詳しく調べるよう求めることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5074733501.html
http://www.tostv.jp/news/index.php?nno=12803
30日午後3時ごろ、相模原市中央区の宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパスから、「特殊実験棟で有毒の亜塩素酸ソーダが漏れたようだ」と通報があった。
市消防本部は棟内の職員約50人を避難させ、周囲の学校や住宅などに窓を閉めるよう呼び掛けたが、有毒ガスは確認されず、けが人もなかった。
同キャンパスなどによると、同日午後2時10分ごろ、メンテナンス業者が特殊実験棟の空気清浄装置のタンク内で複数の化学薬品を混ぜていたが、薬品の混入スピードが早かったため温度が急上昇し水蒸気が発生したとみられる。
職員は有毒ガスの発生を疑ったが、水蒸気内に有毒物質は含まれていなかったという。
JAXAによると、ガスが発生したのは小惑星探査機「はやぶさ」などの機体が大気圏に突入する模擬実験の際、発生する窒素酸化物を無害化する空気清浄機。
機械のタンクに入った薬剤約2000ℓを朝から交換しており、事故当時、排ガスから窒素化合物を取り除く液体を作るために、タンクのふたをあけて、水や化学物質を混ぜ合わせる作業をしていた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20121201ddlk14040271000c.html
http://www.asahi.com/national/update/1130/TKY201211300648.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056646731.html?t=1354310528627
1日午後5時20分ごろ、川崎市川崎区浮島町のポリエチレン製造会社の工場で、人体に有害な液体「アセトン」100ℓがパイプから漏れる事故があった。けが人はいなかった。
警察によると、「アセトン」は揮発性が高く、人体に有害。また、引火性も高いという。
アセトンを流すパイプの点検中で、バルブの締め具合がゆるかったため漏れたという。
現場は、工場が集中する地区。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121102/kng12110212560002-n1.htm
24日午後3時ごろ、北九州市戸畑区の新日鉄住金八幡製鉄所の製鋼工場で火が出ていると製鉄所から消防に通報があった。
警察などが確認したところ、火事は起きていなかったが、工場で停電が発生したため溶鉱炉が正常に作動せず、固まる前の状態の鉄「溶鋼」が溶鉱炉から床に漏れ出したとみられるという。
このトラブルで一時、従業員が工場から避難したが、けが人はいなかった。
漏れ出した「溶鋼」の量はおよそ20トン、温度はおよそ1600℃、一時、煙が上がったという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025986541.html
(ブログ者コメント)
「停電で溶鉱炉が正常に作動しなくなったので溶鋼が漏れた」という報道だが、本当にそうなのだろうか?
停電になっても溶鋼は漏らさないような設備になっているが、たまたま、その設備に不具合があり、漏れてしまった、ということではないのか?
停電時に溶鋼が漏れるような設備では、安心して働けないような気がする。
22日午前4時5分頃、大阪市此花区北港2の市道で通行人の男性から「水が漏れている」との110番があった。
警察が調べたところ、市道に面した「協同組合大阪廃酸処理センター」の貯蔵タンク(300m3)のバルブから硫酸の廃液が漏れ出していた。けが人などはなかった。
発表によると、硫酸は濃度約10%。市道上に約30mにわたって広がっていた。
同センターと市道の間にあるブロック塀が幅約10mにわたって崩れ落ちており、警察はブロック塀が硫酸により腐食して崩れたのではないかとみて調べている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121022-OYT1T00721.htm
4日午前5時40分ごろ、加古川市の神戸製鋼所加古川製鉄所から「溶けた鉄が溶鋼鍋から漏れた」と市消防本部に通報があった。
同本部などによると、1500℃になった鉄約110トンが約240m2にわたって流れだし、台車1台や電気配線設備などが焼けた。
同本部から消防車延べ15台が出動し、自衛消防とともに放水、約5時間半後に鎮火した。けが人はなかった。
同本部などによると、現場は連続鋳造工場の建屋内。
溶けた鉄約250トンが入った溶鋼鍋を台車に乗せて移動させていたところ、鉄が漏れ出したという。
同製鉄所は同5時15分に鉄の漏出に気づき、確認後すぐにホットラインで消防に通報した。
市消防本部などは「鍋底の弁の作動に不具合が起きた可能性がある」とし、詳しく調べる。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0005425930.shtml
県は19日、渋川市の利根川に化学物質の過塩素酸が流出したとして、下流の東部地域水道浄水場(千代田町)で約3時間にわたって取水を停止した。
送水への影響はなく、健康被害は確認できていないという。
県企業局水道課によると、渋川市の化学薬品メーカー「Nカーリット群馬工場」が18日午後6時ごろ、県に「利根川に過塩素酸を流出させた。機器の操作ミスではないか」と報告。
県は、川の流量などから過塩素酸が浄水場へ到達する時間を計算し、19日午前9時から取水停止した。
同社は化学薬品や農薬などを製造しており、平成18年と昨年にも、過塩素酸や別の化学物質の塩素酸を利根川に流出。流域1都6県が同社に是正措置を要望していた。
過塩素酸は浄水処理で除去できず、厚労省の水質基準で水道水中の濃度目標値が設定されている。
ただ、水濁法の排出規制の対象外で、流出させた事業者などに対して罰則はない。
県が19日午前に浄水場の水を検査した結果、厚労省の濃度目標値の半分程度だった。
県は「安全性は確認された」とした上で、流出量や流出の経緯などを調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120920/gnm12092002080001-n1.htm
また、2012年9月21日付で東京新聞と毎日新聞群馬版から、事故時の詳しい状況が下記趣旨でネット配信されていた。
県は20日、国産ロケットH2型の推進剤として使われる過塩素酸アンモニウムの濃縮作業中に操作ミスによって引き起こされた事故だったことを明らかにした。
同社は、異常発生時に設備が安全停止するシステムを構築し、流出防止に努めるという。
県によると、18日午前8時半ごろ、過塩素酸アンモニウムの水溶液を減圧と加熱で蒸発させ濃縮する作業中に配管が詰まり、作業を中断。
水溶液はすでに高温になっており、再開する際は温度が下がってから減圧する必要があったが、高温のまま減圧したため温度が急上昇。
水溶液が沸騰して容器からあふれ出したという。
利根川への過塩素酸アンモニウムの流出量は30kgと推定している。
県は、再発防止へ向けて行政指導した。
出典URL
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20120921/CK2012092102000147.html
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20120921ddlk10040141000c.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。