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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2021817209分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、土砂で埋まった道路の写真付きでネット配信されていた。

大雨の影響で、大津市高砂町の国道161号西大津バイパスの近江神宮ランプに大量の土砂が流入し、14日午後4時半ごろから通行止めが続いている。

山の斜面が崩落したためで、大津市と国土交通省は17日、崩落の起点付近にあった盛り土が原因とみられると発表した。

市によると、土砂の流入は14日午後3時ごろと午後4時ごろ、午後5時ごろの計3回起きた。

福井方面に向かうバイパスの乗り口と降り口などに約5千立方メートルの土砂が流入。

ランプに面する山肌が大きくえぐられており、約80メートルの高さから土砂が滑り下ったという。

崩落の起点付近の山林について、大津市の初田建設部次長は「周辺の樹木とは様子が明らかに異なっており、人工的に行われた盛り土の可能性がある」と指摘する。

市不法投棄対策課などによると、付近の山林では、大津市の測量設計会社が201214年、管理する残土処分場に建設現場から出た土砂など計約5800平方メートルを無許可で埋め立てていたことが発覚した。

会社と当時の社長は市条例違反の罪で14年に略式起訴され、罰金刑が確定している。

市は土砂の搬出命令を出し、会社は174月~187月に搬出したとされる。

市は近く、同社から事情を聴いて調べる。

https://www.asahi.com/articles/ASP8K6KSRP8KPTJB00C.html

 

8172121分に産経新聞からは、起点では森林が局所的になくなっているなど、下記趣旨の記事が崩落起点も写っている航空写真付きでネット配信されていた。

大津市高砂町の国道161号「西大津バイパス近江神宮ランプ」付近の森林で14日午後4時半ごろに土砂崩れが発生し、国土交通省近畿地方整備局と大津市は17日、起点となった土地の盛り土が原因の可能性があると発表した。

近江神宮ランプの福井県方面と周辺の市道が、発生直後から通行止めとなっている。
けが人はなかった。

土砂崩れは、起点となる土地で森林が局所的になくなっているのを写真で確認し、盛り土の可能性があると判断したという。

近畿地方整備局と大津市は、今回の土砂崩れに関し、調査を進める。

市は約5千立方メートルの土砂が崩落したと推定。

2014年7月施行の市条例は、盛り土など土砂を埋め立てる際は事前の届け出が必要と規定しており、市は土地の所有者の特定を進め、届け出の有無を調べている。

https://www.sankei.com/article/20210817-DDC7MHZVAJKDBJX2IELQASJBJE/

 

(ブログ者コメント)

熱海市の事故の記憶が、まだ生々しいところに、同じような土砂崩れがまた起きてしまった。
このところ、西日本では前線停滞の影響で大雨が降り続いており、その点も、熱海市の事例と同じだ。
全国、同じような危険場所が、まだまだありそうな気がする。

 

 

 

 

 

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2021815191分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

14日午後2時35分頃、秋田県仙北市の田沢湖で、湯沢市の30歳代男性とその家族ら6人が乗ったスワンボートが浸水し、男性の妻がボート運営会社に携帯電話で救助を要請した。

要請からまもなく運営会社の経営者がジェットスキーで6人を救助し、けが人はいなかった。

仙北署の発表によると、スワンボートは6人乗りで、ボート乗り場から約50メートルの沖合で浸水した。

同署が詳しい原因を調べている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210814-OYT1T50227/

 

(ブログ者コメント)

足漕ぎボートの浸水トラブルが報道されるのは珍しい。
こういったトラブルは滅多に起きないからか?
それとも、これまではニュースバリューがないため報道されなかっただけなのだろうか?

 

 

 

 

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20218122044分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午後5時すぎ、長野県辰野町にある「コニカミノルタサプライズ辰野工場」で爆発が起きて煙が出ていると消防に通報がありました。

消防などが駆けつけたところ、工場の外壁の一部がはがれ落ちていたということです。

警察によりますと、事故が起きた時には工場内に従業員らがいましたが、けが人はいないということです。

この工場ではプリンターに使われるトナーを製造していますが、先月には乾燥機で乾かしていたトナーの粉に静電気によって火がつき粉じん爆発を起こしたとみられる事故が起きていて、今月7日に再開したばかりでした。

親会社の「コニカミノルタ」によりますと、事故が起きたのは前回の事故と同じタイプの乾燥機だということです。

警察と消防が事故の原因を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210812/1000068736.html

 

813190分に読売新聞からは、生産ラインは遠隔操作されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午後5時15分頃、同工場の製造棟2階の生産ラインで爆発が起き、生産設備1台と工場の外壁の一部が破損した。

生産ラインは遠隔操作されていたという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f12226d2203655203a4ed044df5446e60ea1b7cd 

 

(ブログ者コメント)

前回の爆発事故に関し、同社HPには5報として、同タイプの設備にも対策したという、下記趣旨のお知らせが掲載されていた。
ただ、原因と対策の詳細については記されていなかった。

76日に発生したコニカミノルタサプライズ辰野工場における火災について、現在の状況を以下のとおりお知らせいたします。

【原因特定と対策】

対象設備の火災前後のデータから、当該生産設備内での静電気が原因と特定しましたが、本原因特定の方法、対応策、安全性について、728日に労働安全専門の第三者機関の見解を得た上で、コニカミノルタグループとして最終検証を行い、その妥当性及び安全性を確認しました。

弊社の火災が発生した生産設備と同タイプの生産装置全てに同じ対策を施しました。

https://www.konicaminolta.com/jp-ja/newsroom/important/0810-01-01.html

 

(2021年9月29日 修正1 ;追記)

20219271913分に日本経済新聞からは、2度の爆発とも静電気による粉じん爆発だった、今後、新しい生産工程を導入するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

コニカミノルタは27日、長野県辰野町のトナー工場で78月に2度発生した爆発事故の原因と工場の再稼働時期を発表した。

トナーの生産工程で静電気による粉じん爆発が起こった可能性が高いと結論づけた。

辰野工場では今後、事故の起こりにくい生産工程を新たに導入し、118日ごろの再稼働を見込む。

コニカミノルタの調査によると、2度の爆発事故はいずれもトナーの乾燥工程で静電気による粉じん爆発が起こったことが原因だったとした。

今後は、静電気による同様の事故が起こりにくい生産環境を構築して対応する。

同様の生産工程があり、安全点検を進めていた甲府市の工場でも新工程を導入して、1018日に再稼働する。

辰野工場では118日をメドに生産を再開する予定だ。

それぞれオフィス製品用のトナーと、デジタル印刷製品用のトナーを生産している。

事故を受けて、デジタル印刷機向けのカラートナーの一部で、今後の新規受注を停止する可能性があるという。

出荷数量を調整しながら対応を進め、生産再開後の1120日ごろから順次、供給を再開する予定だ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC279CB0X20C21A9000000/ 

 

(ブログ者コメント)

該社HPに報告書が掲載されていないか見てみたが、第3報として以下の記述しかなかった。
事故原因には、同業他社などで類似事故再発防止を検討する上でのヒントがあったかもしれず、公表されなかったことは残念だ。

原因特定と対策

2度の事故は、いずれもトナー生産工程内の二次乾燥工程において発生しました。
事故後、データの収集・解析に時間を要しておりましたが、第三者機関の客観的な助言を含めた社内調査の結果、この乾燥工程にて発生する静電気が粉塵爆発の原因である可能性が高いとの判断に至りました。
生産再開に向けた対策として、同工程を使用しない新たな生産工程を導入することにより事故発生リスクを排除し、安全性を確保する目途が立ちました。

https://www.konicaminolta.com/jp-ja/newsroom/important/0927-01-01.html

 

(2021年10月20日 修正2 ;追記)

202110181531分にNHK信州からは、原因はフィルター内での粉じん爆発だった、1回目の爆発の後、十分な原因究明ができていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

親会社のコニカミノルタは18日、原因や再発防止策などについての説明会を開き、爆発はいずれもトナーの乾燥機でフィルター内に漂うトナーの粉じんに静電気が引火した粉じん爆発だったことや、来月上旬の生産再開に向け、事故を起こした乾燥機を使わずにトナーを生産していく方針などを説明しました。

会社側は、2回の爆発が起きたことについて「1回目の爆発のあと、十分な原因究明ができていなかった」としたうえで、「在庫や新たな生産体制を強化していくことで、2度とお客様にご迷惑をおかけしないよう努めていきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20211018/1010020234.html 

 

10181719分にYAHOOニュース(信越放送)からは、アースが外れていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

コニカミノルタサプライズのいばら木社長は、オンラインで開いた会見で、「トナーによる粉じんに静電気が火種となって引火したことが原因であると特定している」と説明しました。

生産の過程で電気を逃がすアースが外れ、静電気が発生しやすくなっていたことなどから、爆発が起きたということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f98e63b190a47181bb2658601fa73f2304977904 

 

1019日付で毎日新聞東京版からは、フィルターに静電気が発生しやすくなる不具合などで爆発したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

乾燥機のフィルターに静電気が発生しやすくなる不具合や、乾燥機内にたまったトナーの量の増加が重なり、爆発が起こったと結論付けた。

https://mainichi.jp/articles/20211019/ddm/008/020/096000c 

 

(ブログ者コメント)

ネットで探したが、事故報告書は見つからなかった。

信越放送と毎日新聞の情報を合わせ考えると、導電性フィルターのアースが外れていたのかもしれない。

しかし、1ケ月で続けて外れるというのも考えにくい。

もしかして、最近、新規に導入したフィルターの構造が悪かった?

そういった情報こそ、有用なのだが・・・。

 

 

  

  

 

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20218122213分にTBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午後4時前、中央合同庁舎6号館9階の東京地検特捜部の部屋で、床の一部や電気コードのタップなどが燃えました。

火に気づいた職員が水などをかけて消し止め、けが人はいないということです。

警視庁によりますと、電気コードのタップのコンセントを差し込む部分が激しく燃えていることから、そこから出火した可能性が高いとみて詳しい原因を調べています。

東京地検特捜部では先月16日にも、10階にある部屋で机やパソコン2台が燃えるぼやがあったばかりでした。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4335808.html

 

8122113分に読売新聞からは、床にあった電源タップなどが焼けたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午後3時45分頃、東京都千代田区霞が関の検察合同庁舎9階に入る東京地検特捜部の執務室から出火、床にあった電源タップなどを焼いた。

地検によると、出火当時、執務室は無人だった。

電源タップ近くの封筒などが焼失したが、捜査・公判に用いる証拠品に被害はないとしている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210812-OYT1T50198/

 

8122256分に毎日新聞からは、出火場所は検事の執務室だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京地検は12日、東京・霞が関の中央合同庁舎6号館9階にある特捜部の検事の執務室で、封筒などの物品が燃えたと発表した。

地検によると、12日午後343分ごろ、10分ほど執務室を離れていた職員が室内に戻った際、煙が出ているのを見つけ、手元のペットボトルのお茶で消火した。

スプリンクラーは作動せず、消防に連絡。

電気系統が火元の可能性があるという。

(共同)

https://mainichi.jp/articles/20210812/k00/00m/040/333000c

 

8122036分に朝日新聞からは、複数の差し込み口があるテーブルタップが焼けたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

床が焦げて複数の差し込み口のあるテーブルタップや書類などが焼けた。

https://www.asahi.com/articles/ASP8D6SRPP8DUTIL063.html 

 

8122344分にテレビ朝日からは、先月の火災後に庁舎内の電気系統点検が行われていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京地検では先月16日にも特捜部の事務室にある机1台とパソコン2台が焼ける火事があり、庁舎内の電気系統の点検が行われていました。

東京地検は「1カ月も経ってない段階で、またご心配を掛けて申し訳なく思う。原因を究明して適切に対応したい」とコメントしています。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000225352.html

 

(ブログ者コメント)

〇今回は夕方の発火で人がいたからボヤで済んだが、これが深夜だったら、またスプリンクラーが作動して・・・という事態になっていた可能性が高い。

〇ブログ者が現役だった頃、職場で一斉に机の下の電気配線をチェックしたことがあるが、その際、エライ人がいる執務室のチェックをどうするか?まさかエライ人に自分でチェックせよと言うわけにはいかないだろう・・・的な話しが出た。

その時は、担当者が執務室に入って確認したのだが、東京地検では、どうだったのだろうか?

 

 

 

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20218121213分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午前7時前、湧別町上湧別屯田市街地の土木建設会社で、コンクリートミキサー車を洗うための水をためるステンレス製の高さおよそ90センチのタンクが破裂しました。

警察によりますと、この事故で、この会社に勤める遠軽町上白滝の金野さん(男性、70歳)が病院に搬送されましたが、まもなく死亡しました。

警察や会社によりますと、金野さんは当時、新品のタンクに空気を入れて水漏れしないかどうかなどを点検する作業を1人で行っていましたが、突然、ドンという大きな音がしてタンクが破裂したということです。

警察は事故当時の詳しい状況や死因について調べています。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210812/7000037342.html 

 

812125分に北海道新聞からは、タンク底部の直撃を受けたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午前7時ごろ、オホーツク管内湧別町上湧別屯田市街地の建設会社敷地内で、同管内遠軽町上白滝、同社社員金野さん(70)が、コンクリートミキサー車に搭載用のタンクの近くで倒れているのを同僚が発見し、119番した。

金野さんは全身を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。

遠軽署によると、タンクは直径65センチ、長さ90センチの円筒形。

金野さんはタンクに空気を入れ、タンクに穴が開いていないか調べる作業を1人でしていた。

同署はタンクが破裂し、タンクの底部が金野さんを直撃したとみて調べている。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/577531

 

(ブログ者コメント)

調べたところ、ミキサー車に搭載されている水タンクは生コン荷下ろし後にドラム内やシュート部などを高圧洗浄するためのものとのことだった。

ただ、新品だというのに気密テストをやっていた理由については、情報が見つからなかった。
気密テストはタンクを作った工場で済んでいると思うのだが・・・?

 

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2021811170分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

関西電力から8月10日、福井県に入った連絡によると、営業運転中の大飯原発3号機(福井県おおい町、加圧水型軽水炉、出力118万キロワット)の循環水ポンプの配管の海水漏れについて、関電は同日、原因と対策をまとめた報告書を原子力規制委員会に提出した。

雨水が配管に長年垂れ続け、腐食が進み、直径約4センチの穴が開いたと推定。

関電は対策を施し、11日から出力100%の「定格熱出力一定運転」に戻す予定。

循環水ポンプは2台あり、発電タービンを回した蒸気を冷やして水に戻す復水器に海水を送り込む設備。

4日に空気抜き弁付近の接続配管(直径約17センチ、長さ約13センチ、厚さ約7ミリ)で海水漏れを確認し、運転出力を65%に下げた。

配管はタービン建屋地下1階にあり、換気ダクトを伝って雨水が落ち、塗装がはがれ全体的に減肉が進んでいた。

定期検査で目視点検の対象とされているが、関電は「床面から約35センチの低い位置にあり、死角になっていた」とした。

空気抜き弁は約20年前から使っていないため、撤去して配管を直径90センチのマンホールふたに取り換えてふさぐ。

関電は美浜、大飯、高浜の全原発で視認しづらい部分の外観点検を行い、問題はなかったとした。

https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1376243

 

8111245分にNHK福井からは、資材搬入用の屋根板の隙間から雨水が入り込んだなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

関西電力が原因を調べたところ、資材の搬入のために取り外しができるようになっている屋根板の隙間から雨水が建屋内に入り込み、配管まで流れ落ちた結果、腐食が進んで穴が空いたとする調査結果を10日、原子力規制委員会に提出しました。

この場所は定期検査の際に目視での点検の対象でしたが、さびを防ぐための塗装が劣化し腐食が進んでいたということで、長い間見落とされていた可能性があるということです。

関西電力は、水漏れが起きたあと、原子炉の出力を通常の6割程度に下げて運転を続けてきましたが、穴が空いた部分を撤去して使用を停止したうえで、11日からフル出力での運転を再開しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20210811/3050008758.html

 

※以下は同社HPに掲載されていた写真や図解付きのプレスリリース。

https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2021/pdf/20210810_1j.pdf 

 

 

(ブログ者コメント)

プレスリリース掲載写真を見ると、開口箇所は空気抜き弁取り付けフランジの下部。
定期点検時、フランジの下まで覗き込むことまではしていなかったということか・・・?

他方、当該弁はグレーチング床の真横にあるので、雨天時に人が通れば、弁に雨滴が当たっていることに気付きそうな気もした。
滅多に人が通らない場所?
あるいは、気付きはしたが、弁は塗装されているから問題なしと自分で自分に言い聞かせた?

 

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202181150分に高知新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

高知市の初月小学校で7月、教員がプールの給水を丸7日間止め忘れて水があふれ、下水道料が290万円に上る事案があった。

例年なら同校の下水道料は月18万円。
10日に公表した同市教委は「お金だけでなく水も無駄にした。あってはならないこと」と陳謝した。

市教委によると、7月14日午前、担当教員がプールの水位調整のために給水ポンプを稼働。

悪天候で水泳の授業が中止となったが、別の授業があったため、給水停止を後回しにした。

その後も「職員会などが続き、行けなかった」、「放課後にプールの安全確認を行う教員が気づくと思い込んだ」という。

21日午後に、別の教員が給水ポンプが作動中になっていることに気づいた。

7月の排水量は7681トン(例年591トン)に上り、単純計算ではプール16杯分の水を無駄にしたという。

給水は井戸水のため、上水道料は発生していない。

市教委は再発防止策として、給水中であることを職員室に掲示するほか、給水の自動停止タイマーの導入などを検討。

下水道料を教員に求めるかどうかは協議中という。

同市では2016年にも、神田小で3日間給水し続け、上下水道料金が当時の試算で約112万円に上った事案があった。

このほか、給水時の排水栓の閉め忘れなど、給水トラブルは年1~2回起きているという。

https://www.kochinews.co.jp/article/478669/

 

(2021年12月24日 修正1 ;追記)

20211224637分にNHK高知からは、ミスした教員らに損害賠償が求められたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ことし7月、高知市の小学校でプールの水を1週間止め忘れ、余分に水道料金がかかったことから、高知市は止め忘れた過失は大きいとして、教員など3人に対し、130万円余りの支払いを求めることを決めました。

高知市によりますと、ことし7月、高知市の初月小学校で教員が水泳の授業に備えて給水したプールの水を止め忘れ、別の教員が気付くまで1週間、放置されていました。

この教員は、放課後のプール当番だった別の教員が水を止めると思い込んでいたということです。

この月の下水道の使用料は、例年の同じ時期と比べて10倍以上にあたる290万円余りに上りました。

高知市は、水を止めなかった過失は大きいとして、この教員と、管理する立場の校長と教頭合わせて3人に対し、過去に裁判になった同じようなケースを参考にして、半分程度の130万円余りの支払いを求めることを決めました。

この学校は今後、職員室に給水中であることを示すパネルを掲示するなどの対策を取ることにしています。

高知市は、「教員が市民の財産である学校施設の管理を怠り、無駄な税金を使うことになった責任は重いと判断した。今後、このような事態が起きないよう、再発防止策の周知を徹底する」としています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20211224/8010013494.html 

 

(ブログ者コメント)

業務上ミスをした自治体職員に賠償を求めるケースが増えているという情報を、20211221日に紹介している。
今回のケースも、その一つだ。

 

 

 

 

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2021811日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

神奈川・厚木労働基準監督署は、令和3年2月に発生した労働災害に関連して、産業廃棄物処理業のS建材(神奈川県綾瀬市)と同社代表取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で横浜地検に書類送検した。

圧縮成形機について安全装置を設けていなかった疑い。

圧縮成形機は、大量のアルミ缶をプレスしてひと固まりにする機械。
大きさは、幅3.6メートル、高さ1.8メートル、奥行き0.8メートル程度だった。

被災した労働者は機械のそばを通りかかった際、何らかの理由で機械の上部に設置されていた蓋に挟まれ、右上腕および左手指5本を切断する重傷を負った。

同社は、身体の一部が挟まれる恐れのあった機械に対して、両手操作式の起動装置やセンサー式の安全装置などを設けなかった疑い。

同労基署によると、機械にはもともと、安全装置が取り付けられていなかったという。

https://www.rodo.co.jp/column/109387/

 

 

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2021817617分にYAHOOニュース(Wow!Korea)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

30代男性1人が重症を負い、車両666台が被害を受けた「天安出張洗車爆発」が、タバコに火をつけようとして起きた事故だと確認された。

去る11日午後119分頃、韓国チョンアン(天安)市の住商複合マンションの地下駐車場で出張洗車営業用のワゴン車(スターレックス)から爆発とともに火が出た。

現場の防犯カメラには、止められていたワゴン車が急に爆発し、火の手が上がると、運転席に乗っていた男性が飛び出し、携帯電話を手にしながら車両周辺でおろおろとする姿が撮影されていた。

この男性が着ていた服は爆発のせいで破れ、肌がむき出しの状態だった。

この男性は、当時タバコに火をつけようとして爆発したと話しており、車両の後部にはガスボンベがあったという。

彼は出張洗車の職員であり、全身に2度の火傷を負い、病院へ運ばれた。

この火により、住民14人が煙を吸い病院で治療を受け、70人あまりが避難した。

火は消防官384人と消防車約50台が投入され、3時間で鎮圧された。

去る15日、忠南消防本部によると、この日、火災により車両10億ウォン(約1億円)、配管設備を含む不動産9億ウォン(約9000万円)の被害が発生したという。

全焼や半焼、煤などの被害を受けた車両は666台に及ぶ。

特に、被害車両の中でも高級外車も多数含まれており、実際の被害金額はもっと大きい可能性がある。

オンラインコミュニティーとSNSには現場の姿が込められた写真と共に、被害住民たちの文章が掲載されてもいる。

一部住民は、地下駐車場内でスプリンクラーが作動したと明らかにした。

警察は、車両内の「スチーム洗車機」からガスが漏れたのか、圧力容器に問題があったのかなどを調査中だ。

警察と消防当局が正確な火災原因を明らかにするため、国立科学捜査院と合同調査を進めている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/601f2605bfa9097aa40d1cd045caa4252446ba94

 

(ブログ者コメント)

スチームクリーナーの原理を調べたところ、洗浄液を加熱沸騰させ、その蒸気でクリーニングする、というものらしい。
(モノタロウHP)
https://www.monotaro.com/s/pages/productinfo/steam/

もし、韓国事例も、そのようなタイプの機械であり、洗浄液として可燃性のものを使っていたとすれば、ガスボンベ以外にも、その蒸気が機械から漏れて作業車内に充満していた・・・といったことが考えられる。

ちなみに、このスチーム洗車は、日本でも数多くの業者が手がけている。

 

 

 

 

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2021811189分にNHK群馬から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

11日午前11時50分頃、上信越自動車道の下仁田インターチェンジと松井田妙義インターチェンジの間の下り線を走っていた複数の車の運転手から「金属片のような落下物がある」「落下物を踏んでしまった」という110番通報がありました。

警察によりますと、走行していた大型トレーラーから積み荷の金属片が落下し、後続の30台以上の車がそれを踏み、複数の車がパンクしたということです。

パンクした車は路肩に止まったり近くのサービスエリアまで走って修理や搬送の対応をしたりして、けが人はいませんでした。

上信越自動車道は、午後3時半まで下仁田インターチェンジと松井田妙義インターチェンジの間で50キロの速度規制を行い、金属片を回収したということで、現在は特に規制は行われていないということです。

警察は、金属片を落としたトラックの運転手から事情を聞くなどして、当時の詳しい状況を調べています。

東京都内から長野県の軽井沢に向かっていたという50代の男性は、「道路に何かあるとは気がつかなかったのですが、パンと音がしたあと、車が傾いてきて、パンクしたことが分かりました。前方の車もゆっくり走っていて、同じようにパンクしていたようでした」と話していました。

また、オートバイで日帰りのツーリングをしていたという40代の男性も、「走行中に何か踏んだなと違和感があり、サービスエリアに入ったら同じような車が多くありました。途中の路肩にも車が10台以上止まっていて、おかしいなとは思っていたのですが、路上に何が落ちていたのか、自分の目では確認できませんでした。仕方がないので、電車で帰ろうと思います」と話していました。





https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20210811/1060010039.html

 

 

 

 

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2020813205分にYAHOOニュース(FLASH)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

アメリカで衝撃の事故が起きた。
犠牲となった3兄弟は、同時に「肥溜め」のなかで死亡した。

810日、オハイオ州にある農場で、ゲーリー・ウェブカー(37)、ブラッド・ウェブカー(35)、トッド・ウェブカー(31)の3兄弟が、作業中に死亡した。

3兄弟は、家族で経営する農場の肥溜めに沈んでいるところを、母親によって発見された。

すぐにレスキュー隊が呼ばれ、20分後に引き上げられたが、搬送先の病院で全員の死亡が確認された。

なぜ3人は肥溜めに落ちたのか。

原因は、たまった糞尿から発生する有毒ガスだ。

3人は当時、汲み上げポンプのメンテナンスをしていたが、発生したガスで意識を失い、肥溜めに転落。
そのまま窒息死したと見られる。

肥溜めの危険性は、以前から指摘されていた。

アメリカの労働安全衛生研究所は、家畜などの糞尿から硫化水素やメタンガス、一酸化炭素、アンモニウムなど、人体に悪影響を及ぼす有毒ガスが発生すると発表している。

こうした有毒ガスは、低レベルでは吐き気、頭痛、めまい、高レベルでは呼吸困難や窒息死につながるため、農業関係者に注意を促していた。

家族とともに農場を管理していた企業は、フェイスブックで「3兄弟は、愛する農業に身を捧げながら、旅立ちました」と哀悼の意を表した。

この投稿のコメント欄には

 《言葉にならない。愛する子供たちを同時に失った家族の悲しみは、耐えられないものだろう》

 《どうか残された家族に、神の御加護を》

 《この悲劇が二度と繰り返されないように、安全対策の強化が必要だ》

といった悲痛な声が寄せられている。

不慮の事故により、3兄弟全員が同時に死亡するという衝撃的なニュース。
3
人を発見した母親の悲しみは、どれほどだろうか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/09bad15aeee0493b93b53dafac42cdcb51dfa7b1

 

(ブログ者コメント)

本ブログでは、国内の農場や養豚場の糞尿施設で起きた同種事故を、これまで3件ほど紹介している。

 

 

 

 

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20218102151分にYAHOOニュース(神奈川新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

9日午後11時15分ごろ、神奈川県横須賀市平成町3丁目のうみかぜ公園前の護岸で「女の子が海に転落し、見失っている」と近くにいた女性から119番通報があった。

県警横須賀署によると、海に転落したのは東京都板橋区の女児(2)で、県警、消防、海保が捜索しているが、行方不明となっている。

県警などは10日午後6時半ごろに捜索をいったん打ち切り、11日朝に再開する。

署によると、女児は父(23)、母(21)と一緒に9日午前1時ごろから護岸を訪れていた。
3人は車で休憩しながら、同日夜まで釣りを続けていたという。

女児は護岸に設置された鉄柵でつかまり立ちなどをした際、柵の格子の間から転落したとみられる。

転落音に母が気付き、父が助けようと海に飛び込んだが女児は流されたという。
身長約90センチで黒いシャツ、紺色のジーパン、白のサンダルを身に付けていた。

横須賀海上保安部によると、事故当時は風はやや強かったが、波はそれほど高くなかったとみられる。

護岸を管理する市によると、柵は高さ1・2メートルで、格子の間隔は16センチ。
子どもが間をすり抜ける事故が起きたことはなかった。



https://news.yahoo.co.jp/articles/de96370129266f264cb07593b1fec790074efaad

 

810116分に読売新聞からは、通報した女性も釣り人だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

9日午後11時15分頃、神奈川県横須賀市平成町のうみかぜ公園で、釣りをしていた50歳代の女性から「女の子が海に落ちた」と119番があった。

転落したのは東京都板橋区の女児(2)で、気付いた20歳代の父親が飛び込んだが見つけられなかった。

横須賀署と消防、海上保安庁が捜索している。

横須賀署の発表では、女児は公園に夜釣りに来ていた両親と一緒にいたが、両親が目を離した隙に釣り場から約2メートル下の海面に落ちたという。

釣り場には金属製の柵(高さ約1・3メートル)が設置されていたが、女児は約20センチ間隔の柵の隙間をすり抜けたとみられる。

公園は京急線横須賀中央駅から東に約1キロ。
当時はほかにも釣り人がいたという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210810-OYT1T50063/

 

8122153分にNHK神奈川からは、女児が遺体で発見されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察や海上保安部などが捜索を続けていたところ、12日午前、公園から北西に4キロ余り離れたアメリカ軍の施設の護岸で、職員が女の子の遺体を見つけた。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20210812/1050014751.html 

 

8111024分にYAHOOニュースからは、『子供連れの釣りなら親子で救命胴衣の着用を徹底しましょう』というタイトルの水難学会会長寄稿文が複数枚の写真付きでネット配信されていた。

神奈川県横須賀市で家族と夜釣りに来ていた2歳の女の子が海に転落し、行方不明となっています。
釣り場には柵が設けられていて、思いもよらぬ転落でした。
まさかの水難事故から命を守るのが救命胴衣です。

【釣りをしている最中の転落】

同じような水難事故は、過去にもたびたび発生しています。

20207月には静岡県の御前崎港の西埠頭で、釣りに来ていた女児が海に転落し、女児の父が助けに飛び込んだ事故がありました。
2
人は約40分後に消防に救助され、2人とも命に別条はありませんでした。
この事故では、午前4時頃、岸壁の上で居眠りをした女児が約2 m下の海面に誤って落ちたとされています。
(2020
726日 静岡新聞を参考)

また同年5月には金沢市の金石港右岸岸壁で、釣りをしていた小学生の男児が1.5 m下の海に転落しています。
近くにいた父親が海に飛び込んで男児を支え、駆け付けた金沢西署員や市消防局の救助隊員が2人を海から救助しました。
9時ごろの事故でしたが、こちらも2人の命に別条はありませんでした。
(2020530日 北國新聞を参考)

いずれも救命胴衣(ライフジャケット、注1)を着装していたかどうかまで記事では言及されていませんが、親子で浮いていたからこそ救助を待つことができたという、不幸中の幸いの事故例と言えます。

【親子で救命胴衣の着用を徹底】

新潟県内の管理釣り場として開放されている防波堤の上では、救命胴衣を着用しなければ入場できませんので、カバー写真のように親子で救命胴衣を着用している姿を普通に見ることができます。

一方、波止のように管理されていない場所では、だいぶ着用率は落ちて、例えば柏崎マリーナから大学のヨットで出航する時に見ていると、着用していない親子連れが目立ちます。

救命胴衣は、親子で着用しなければ意味がありません。

自分の子供にだけ着用させて、もし子供が転落したら、親は浮き具なしで水に飛び込んでしまいます。

子供の救命胴衣の浮力は子供だけのもの。
親の浮力までは面倒を見切れません。

条件が悪ければ、子供は助かり親が沈んでしまうことになりかねません。

【適切なサイズの救命胴衣を選ぶ】

子供には子供用の救命胴衣を、しかもサイズのあった救命胴衣を着せます。

1をご覧ください。
左のモデルには大人用の救命胴衣を着せています。
右のモデルには子供用の救命胴衣を着せています。
襟元で引っ張り上げると、その差は一目瞭然。
左の大人用では股下ベルトがないことも相まって、顔が隠れてしまうくらい救命胴衣がずり上がってしまっています。
その一方で、右の子供用では股下ベルトや救命胴衣そのもののフィット感で、救命胴衣がずり上がらないことがわかります。

この差は、現場ではたいへん重要な意味を持ちます。

左のような救命胴衣を着たまま水に落ちれば、水面で救命胴衣がずり上がって顔が覆われて、呼吸しずらくなってしまいます。
突然視界が失われて、つけている本人はパニックに陥ります。

さらに子供の場合だと、水面までの距離があまりなければ、救命胴衣をつかんで陸の上に引っ張り上げることも可能です。

左の状態であれば、子供の重さによってはバンザイした瞬間にすっぽ抜けて、再度、落水することになりかねません。

水面を背浮き状態で溺者を引っ張る時にも襟元などをつかみますが、サイズがあっていないと左のようになって、陸に向かって引っ張っている途中で窒息しかねません。

【適切なつくりの救命胴衣を選ぶ】

救命胴衣を購入する時には、布地がしっかりしている製品、縫製がしっかりしている製品を選びます。

子供を水面から引き上げる時には、救命胴衣の肩の部分をつかんで引き上げることがあります。
腕をつかんであげると、水面から身体が離れた瞬間に重みが腕に集中し脱臼する恐れがあるからです。

救命胴衣の肩の部分をつかんで引き上げた時に、布地が弱かったらどうなりますか?
縫製が弱かったらどうなりますか?
場合によっては子供の体重で破けることになります。

もしお手元に救命胴衣があったら、肩の部分の縫製がどうなっているか確認してみてください。

安物の中には、たった一本の細い糸で肩のあたりで2枚の布を縫い付けてあるだけの製品があります。

2をご覧ください。
筆者の手元にある救命胴衣2種類の比較です。
左の図の楕円で囲った部分が肩の縫い付け部です。
細い糸で弱い布地に縫製してあるため、すでに布が裂け始めています。
右の図はいわゆる桜マーク(国土交通省型式承認品、注2)のついた救命胴衣です。
これだと布地が強化されて、そこに肩ベルトがしっかりと縫製されています。

【しっかりした製品を見分けるには】

例えば小学6年生の体重ですと、少なくとも満タンの灯油ポリタンク2本分以上の重さがあります。

陸から手が届くくらいの高さなら、腕一本で救命胴衣の肩口をつかんで引き揚げて、次に両手で両肩口をつかんで陸にあげることになります。

ライフジャケットの布地や縫い目に思いっきり体重がかかりますが、桜マークつきのライフジャケットなら、体重に負けずに、破れず壊れません。

メーカーでは、肩口をもって引き揚げることを想定して図3のような試験を行って、検定に合格した製品を販売しています。

この試験では肩口をつるして、ライフジャケット全体におもりによる重さがかかるようになっています。

おもりの重さは大人用のライフジャケットで約75 kg、子供用のそれで約49 kgです。

そのほか、海水で濡れても滑りにくい素材を使っているとか、布地が油を吸っても強度が落ちないとか、小さなことにこだわり、ありとあらゆる海の事故から命を守るように考えられています。

そもそも、救命胴衣は複数回使うことを想定して作られていませんので、何回か水に浸けて利用すれば、程度の差があるにせよ、図2の左のようになるのが当然です。
これが材料の宿命です。

【特に夜釣りは危険を伴う】

夜釣りをする筆者自身がこう言うのもどうかと思われますが、夜釣りには危険がいっぱいです。

それでも夜釣りに出かけるのは、特に夏の場合は日中の直射日光を避けるためという理由が最も大きいのではないでしょうか。

日中、気温が30度を超えても、夜の海風は涼しくてゆっくりと魚を待つことができます。

当然、足元が暗い中を歩いたりするわけですから、危ないのは誰でもわかります。

子供が一緒だと、子供の行動が見えづらく、上述したような「まさか」という出来事で転落するまで気が付かなかったりするわけです。

波の様子は昼夜問わず、突然変わります。

昼間なら、その様子が視界全体で捉えられるのですが、夜間だと限られた視界の中でしか捉えることができません。

磯釣りだと、ほんの少しの波の高さや向きの変化で、逃げる間もなく波をかぶることになります。

動画1をご覧ください。
闇夜を想定した水面浮遊実験の様子です。
転落すれば、夜の闇の中では転落者の姿をすぐに見失います。
10 m
先くらいの距離であれば、懐中電灯の光で白い雨合羽などは浮き上がって見えます。
救命胴衣には肩に反射板が取り付けられていますが、これは比較的弱い光でも反射します。
そして25 mも離れると、懐中電灯の光でも人の姿が確認しづらくなります。
手掛かりは救命胴衣の反射板からの光のみになることがわかります。

【さいごに】

柵があって安全だと思っても、海中転落するのが現実です。

どうか、釣りに出掛ける時には、親子そろって救命胴衣、ライフジャケットを着けてお楽しみください。

1:一般的にライフジャケットと呼ばれ普及していますが、万が一の水難事故からの救命という意味を前面に出すため、本稿では救命胴衣で用語を統一します。

2:国土交通省型式承認(桜マーク)品と日本小型船舶検査機構 性能鑑定適合(CS JCI マーク)品とがあります。

https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohidetoshi/20210811-00211929

 

(2021年9月3日 修正1 ;追記)

2021922051分にYAHOOニュース(神奈川新聞)からは、市は6施設に金網を張ったなど、下記趣旨の記事が金網の写真付きでネット配信されていた。

事故を受けて、国土交通省と水産庁が全国の港湾・海岸保全施設に、転落防止柵の緊急点検と間隔が15センチ以上ある柵に緊急措置を行うよう通知。

市は点検を行い、柵の間隔が15センチ以上あった6施設でネットや金網を張ったという。  

https://news.yahoo.co.jp/articles/d48ca46668856ca882d454e57bf9cd652a289742 

 

 

  

 

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2021891925分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

9日午前7時35分ごろ、兵庫県稲美町六分一のクリーニング工場の倉庫で、工場長の男性(57)=同町=が倒れているのを従業員の男性が見つけ119番した。
男性は搬送先の病院で死亡が確認された。

同県警加古川署によると、倉庫には消毒薬の入った金属製ボンベ(高さ約140センチ、直径約20センチ、重さ約30キロ)を約30本保管。

男性はボンベの近くで倒れており、首にロープが絡まっていたという。

倉庫の入り口に壁はなく、台風9号による強風でボンベが倒れないように、ロープで固定しようと1人で作業中、事故が起きた可能性があるとみている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/15a1ff33f4a2becb47868f279fe2e2d48703e8bc 

 

 

 

 

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2021871911分にチューリップテレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

7日午前、射水市の伏木富山港で海上で作業をしていた石川県の男性が船から転落し、心肺停止の状態で発見されましたが、その後、死亡が確認されました。

死亡が確認されたのは、石川県七尾市の会社員藤井さん(52)です。

伏木海上保安部によりますと、藤井さんは伏木富山港で午前6時ごろから、台船を曳航する準備のために、1人で作業船に乗り込み岸壁から離れました。

しかし午前7時半頃、ロープを取るために台船に近づいてくるはずの作業船が動かないことを同僚が不審に思い、確認したところ、藤井さんの姿はなかったということです。

通報を受けた海上保安部の潜水士などが捜索。
午後2時半ごろ、岸壁から西に約30メートルの海底で、うつぶせの状態の藤井さんを発見し引き上げましたが、その後、死亡が確認されました。

藤井さんが着用していた救命胴衣は作動しておらず、伏木海上保安部は海上に転落した原因を調べています。

https://www.tulip-tv.co.jp/news/news_detail.html?nid=5585&dd=20210807

 

87202分にNHK富山からは、姿が見えないことに気付き、会社のダイバーが周囲を潜って探したが見つからなかったため海保に通報したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

伏木海上保安部によりますと、7日午前7時半ごろ、射水市の伏木富山港で作業船「第二幸丸」に乗っていた石川県七尾市の作業員、藤井さん(52)の姿が見えないことに、別の台船に載っていた作業員が気づきました。

この作業船を所有する会社のダイバーが周囲を潜って捜しましたが、見つからなかったため、午前9時半すぎ、海上保安部に通報しました。

海上保安部や警察、消防で捜索を行ったところ、7日午後2時半ごろ、現場からおよそ30メートル離れた海底で藤井さんを見つけて引き揚げましたが、死亡が確認されました。

藤井さんはライフジャケットを着けていましたが、膨らんでいなかったということです。

海上保安部によりますと、藤井さんは台風の接近に備えて台船に作業船を付ける作業をしていて、藤井さんだけが作業船に乗り、残りの4人は台船に乗っていたということです。

海上保安部では、藤井さんが誤って船から転落した可能性があるとみて、詳しいいきさつを調べています。



https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20210807/3060008121.html

 

 

 

 

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202185日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11838/

 

(2021年8月13日 修正1 ;追記)

2021861620分にYAHOOニュース(RKB毎日)からは、バス送迎のマニュアルは作成されていたが形骸化していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

バスを運転していた園長は、福岡県などが実施した特別監査に対し、「安全管理のマニュアルはない」と説明していましたが、その後、保育園にあるパソコンからマニュアルが見つかったということです。

このマニュアルは10年ほど前に作られたとみられていて、「園児の人数を確認してからバスを降りる」などのチェック項目が書かれていたということです。

ただ、ここ数年は職員の間で共有されておらず、福岡県などは、マニュアルが形骸化していたとみて調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/317965ec45d005fb213e63842a18b3b9c844031b

 

810229分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、再現実験では車内温度は50℃を超えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県警が行った再現実験でバス車内の温度が50度超に達していたことが、捜査関係者への取材で分かった。

県警は、事故当日も車内温度が急上昇し、男児が短時間で熱中症になった可能性があるとみている。

今後も事故当日と気象条件の近い日を選んで実験を行い、当時の状況を確認する方針。

再現実験は今月5日の朝から夕方にかけて実施。

男児が乗っていたバスを保育園の駐車場に止め、窓を閉めた状態で車内の温度や湿度の変化を調べた。

福岡管区気象台によると、現場に近い北九州市八幡西区の事故当日の最高気温は331度。
再現実験を行った5日は353度だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/64d8aba02cba2d7dc1159a3933968134aa14a62f

 

(2021年8月25日 修正2;追記)

2021824195分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、福岡県の調査ではバスなどで送迎している保育施設は506施設で、そのうち189施設で送迎マニュアルがなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県は24日、県内全2543の保育施設を対象に実施した送迎バスに関する実態調査の結果を公表した。

506施設が送迎バスを運行し、このうち20施設が運転手1人の単独送迎、189施設で送迎マニュアルがなかった。

県は再発防止のため、9月中旬にもガイドラインを策定する予定。

調査は認定こども園や認可外施設、公立と私立の幼稚園などに実施し、2341施設が回答。

送迎に関しては、バスではなく乗用車などで実施している施設もあるという。

また、108の施設が、園児が無断欠席した場合に「保護者に確認連絡をしていない」と答えた。

7施設は、出欠状況を職員間で共有していないとした。

送迎バスの安全管理に関する国のマニュアルはないため、県はガイドラインを策定後、指針を周知し、必要に応じて施設への改善指導も行う。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3506f739a681ded901d408280ee2137e4334fb44 

 

8242118分に毎日新聞からは、送迎していると回答したのは239施設だったなど、西日本新聞の報道とは数字が大きく異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県が実施した県内の認可・認可外保育施設の実態調査で、バスなどで送迎している239施設のうち、8施設が運転手1人で運行していたことが判明した。

24日に調査結果を公表した県は、バス送迎時は職員ら複数人での運行を原則とする独自のガイドラインを9月中旬までに策定する方針。

調査は8518日に実施し、認可保育1384施設、認可外保育646施設の計2030施設が回答した。

調査結果によると、無断欠席の園児の保護者に確認をしていないのは計100施設に上った。

結果を受け、県は監査の対象項目に加えてチェックするなど確認の徹底を図る。

県によると、保育施設は保護者による送迎が一般的で、国が定めた事故防止のガイドラインの他に送迎バスに特化した規定はないことから、監査の対象になっていなかった。

https://mainichi.jp/articles/20210824/k00/00m/040/364000c

 

(ブログ者コメント)

両報道で数字が違う理由について、県のHPなどを調べてみたが、分からなかった。

 

(2021年8月30日 修正3 ;追記)

20218291838分にNHK福岡からは、園の運営に疑問を抱きつつも雰囲気に流されてしまった保育士の話しが下記趣旨でネット配信されていた。

園の運営状況について、この保育園で以前勤務していた保育士がNHKの取材に応じました。

この中で保育士は、数年前から園長が1人で送迎バスを運行することがあったとしたうえで、「バスの運転士が行けなくなったり園児の人数が少なかった時は1人で乗っている時があった。『大丈夫ですか』と声をかけても、園長先生に『大丈夫だよ』と言われると、それ以上言えなかった」と話しています。

また、園児の出欠確認に関する明確なルールがなかったことについて、「『普通ではない』と思っていた。無断欠席の際には何かトラブルがあったのかもしれないので、確認した方がいいと疑問に思っていたが、言える環境ではなかった。先輩の保育士たちが受け入れている状態だったので、受け入れてうまくやっていかないといけないのかな、という雰囲気だった」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20210829/5010013126.html

 

(2021年9月6日 修正4 ;追記)

2021951723分に朝日新聞からは、女性園長は辞任するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

女性園長が5日付で辞任し、6日から新しい園長に交代することが園側への取材でわかった。

運営する社会福祉法人の理事長らも代わる予定という。

園の弁護士によると、園長は事故当初から、責任を取って辞任する意向を示していた。

830日の運営法人の理事会で交代が承認され、代わって、F保育園の評議員を務めたことがある別の保育園長経験者が新園長に就く。

女性園長は法人の理事といった役員にも残らず、園の運営から完全に退くという。

県と市は831日、園を運営する社会福祉法人に改善勧告を出し、園長らの責任の明確化や、登園時の出欠確認のルールの見直しなどを求めていた。

福岡県警は業務上過失致死の疑いで調べている。

https://www.asahi.com/articles/ASP95569NP95TIPE00F.html

 

(2021年9月11日 修正5 ;追記)

2021910210分にYAHOOニュース(九州朝日放送)からは、園から報告書が提出されたが不十分だとして再提出を求められたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(後日、再提出して受理された)

事故を受けて福岡県と中間市が、園を運営する社会福祉法人「S会」に5項目にわたる改善勧告を行いましたが、10日までに回答するよう求めていた「園長らの責任の明確化」「登園時の出欠確認ルールの見直し」の2項目について、報告書が提出されました。

しかし、県は保育全体の総括がなされていないことや、園の体制の見直しが不十分な点などを指摘して、今月14日までに再提出するよう求めたということです。

また県は、調査の過程で園児への不適切な対応があったとして、9日から改めて双葉保育園に対する特別監査を実施していることを明らかにしました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b3c79f37e11625bb882a39b82af754312e4c3721

 

9101935分にYAHOOニュース(RKB毎日)からは、再提出理由は出欠確認がマニュアルに記載されていないこと、また園児虐待の容疑も出ているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県によりますと、園が報告した改善案について、園長が朝の段階で出欠確認をすることがマニュアルに記載されていないなど不十分な点があったため、再提出を求めたということです。

また、保護者への聞き取りで園児への虐待を指摘する意見があったため、県は再び特別指導監査を実施し、事実関係を確認しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c4170742a9e249a4aa5ba9d7aca36899a8aff2d5

 

9102015分にNHK北九州からは、もう1つの再提出理由は責任明確化不十分だったことなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県によりますと、保育園では園長は替わったものの、理事長を兼務する主任保育士が園に残るかどうかの調整が内部でついておらず、責任を明確化して厳正に対処したとは言えないことや、出欠確認のマニュアルが不十分なことが理由だということです。

保育園側は「前向きに検討する」と回答したということで、県は来週火曜を再提出の期限としています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210910/5020009554.html

 

  

 

 

  

 

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2021842030分にYAHOOニュース(Response)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR東海は84日、新幹線車両の台車不具合などを再現し、体感できる教室設備を528日から稼働したことを明らかにした。

この設備は『S-sense』(エッセンス)と呼ばれるもので、JR東海が2013年度から全社的に取り組んでいる「安全の本質を探究する運動」の一環として、大阪台車検査車両所(大阪府摂津市)台車検修庫内の約180平方メートル部分に設けられた。

エッセンスでの教育は、近年、JR東海で世代交替が進み、実際に台車の不具合を体験したことがある社員が減少してきたことから、不具合が発生する過程を可視化することにより「ルールや基本動作が重要なこと」に対する理解を深めることが狙いで、新幹線車両の台車検査・修繕に関わる社員や関係会社の社員を対象としている。

設備は、運転事故防止を図るための「作業本質エリア」と、労働災害防止を図るための「安全本質エリア」に分かれており、前者ではルールや基本動作を遵守しなかった際に生じる現象を、後者は機械による狭窄や重量物落下の状況を再現。

いずれも、装置には廃車車両の部品などが用いられている。

JR東海では、このエッセンスを通して「引き続き、安全の本質を社員がより深く理解するための取組みを充実させ、安全最優先の文化を醸成し、安全・安定輸送をお客様に提供していきます」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bebec5da539e1eb1be27267fded3e0481d869101 

 

 

 

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20201215日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11252/

 

(2021年8月11日 修正1 ;追記)

2021841638分に産経新聞からは、2審では事故直前の落下物ゆえ店には責任なしとする逆転判決がくだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

訴訟の控訴審判決で、東京高裁(平田豊裁判長)は4日、「天ぷらの放置は短時間で、店舗側の安全配慮義務違反はなかった」と認定、サミット側に約57万円の支払いを命じた1審東京地裁判決を取り消し、男性の請求を棄却した。

判決理由で平田裁判長は、カボチャの天ぷらは約10センチ四方の大きさで、利用客から発見しやすい状態だったと指摘。

さらに、事故発生前には落下物の苦情がなかったことを踏まえ、男性が事故を起こす直前に別の利用客が天ぷらを落とした可能性が高いと認めた。

また、消費者庁が発出した店舗内の転倒事故防止を呼びかける文書でも、レジ付近の落下物による危険性は言及されていないと説明。

「従業員が巡回などで安全確認をする法的義務はなかった」と結論づけた。

https://www.sankei.com/article/20210804-THFNUJGHLVJBFCCD2CPZTPPP7M/ 

 

842028分に朝日新聞からは、総菜売り場と違いレジ付近で落下物があるのは通常想定しがたいなどとも言及されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

昨年12月の一審判決は、店内の転倒事故の約2割が野菜くずなど落下物が原因とする消費者庁の調査をふまえ、「事故は異例ではない。総菜を床に落とすことは容易に予想できた」と店の賠償責任を認めた。

これに対し高裁判決は、総菜売り場は落下物が多い可能性があるものの、レジ付近通路に商品が落ちるのは「通常想定しがたい」と言及。

さらにレジ付近の通路は見通しがよく、「混んでいても客が落下物を避けることは困難ではない」と結論付けた。

https://www.asahi.com/articles/ASP846QGFP84UTIL038.html

 

(2022年4月24日 修正2 ;追記)

20224222020分に読売新聞からは、最高裁で2審の判決が確定したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は21日付の決定で男性側の上告を退けた。

男性側に逆転敗訴を言い渡した2審・東京高裁判決が確定した。

高裁は「天ぷらが落ちていたのは短時間で、店側の責任は認められない」と判断していた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220422-OYT1T50219/

 

 

  

 

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202184日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

福島・いわき労働基準監督署は、ホッパー内の作業時の危険防止措置を怠ったとして清掃業のF産業㈱(東京都中央区)と、現場で安全管理を担当していた同社の班長を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで福島地検いわき支部に書類送検した。

ホッパー内で作業していた53歳の男性労働者が微粉炭に埋没し、死亡する災害が発生している。

災害は令和2年1215日、福島県いわき市の発電所建設工事現場で発生した。

同労働者は、ホッパーの試運転後に溜まった微粉炭をホースで吸い出すため、深さ13メートル、直径4メートルほどのホッパー内に入った。

縄梯子を伝って微粉炭が溜まった底付近まで降り、ホースで吸い出そうとしたところ、何らかの原因で微粉炭内に転落したとみられている。

労働者は声を出して助けを呼んだが、ホッパーの入口は1人分が入れるマンホールのみで、中は暗くてほとんど見えない状態だった。

外にいた作業員は異変に気が付いたが、上手く助け出すことができず、労働者は深さ3メートルまで溜まった微粉炭に埋まったとみられる。

同社は、労働者が埋没するおそれがあったにもかかわらず、墜落制止用器具を使用させていなかった疑い。

https://www.rodo.co.jp/column/109019/ 

 

 

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2021821830分にNHK茨城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

去年7月、筑西市上野の農協の倉庫で、結城市の派遣社員、渡邉さん(男性、当時74歳)が、倉庫内に積んであった麦が入った袋を運ぶ作業をしていたところ、積まれていた袋が荷崩れを起こし、下敷きになって死亡しました。

筑西労働基準監督署によりますと、袋を積み上げる際に一定の高さを超える場合は、袋をロープで縛ったり網を張ったりするなどの安全対策が法律で義務づけられていますが、この倉庫ではこうした対策を行っていなかった疑いがあるということです。

このため筑西労働基準監督署は2日、倉庫を管理していた「北つくば農業協同組合」と、倉庫の管理責任者だった関城支店の58歳の審査役を労働安全衛生法違反の疑いで水戸地方検察庁下妻支部に書類送検しました。

労働基準監督署の調べに対し審査役は容疑を認め、「安全対策を行っておらず、重大な事故になり反省している」という趣旨の供述をしているということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20210802/1070014018.html 

 

 

 

 

 

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20218175分にYAHOOニュース(NEWSポストSEVEN)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

夏休みにキャンプなどに出かけ、そこで危険な生物に出くわすこともあるだろう。

しかし、熊も、毒をもつハチや蛇も、人間にやみくもに襲いかかるわけではない。

遭わないようにするのが原則だが、それでも出遭ってしまったら、どうすればいいのだろうか。

専門家に教えてもらった。

 

◆ハチが大群で攻撃してきた!

「日本における有毒生物による死亡件数の1位はハチ。
 毎年20人ほどが亡くなっています」。

そう語るのは、危険生物対策を専門とする西海太介さん。

「ハチの毒には、仲間を引き寄せるフェロモンが入っているので、巣に近い場所は危険です。
万が一、ハチが集団で攻撃してきたら、刺されないように、追ってこなくなるまで逃げましょう。
距離は、最低でも1020m以上は離れてください」
(西海さん・以下同)

◆ハチが一匹部屋に入ってきた

ハチは明るい方に向かう習性があるので、迷い込んできた場合は部屋を暗くし、窓を開け、明るい外に逃げるように誘導しよう。

◆ハチに刺された!

「ハチの毒は水溶性なので、傷口を絞るようにして流水で5分以上かけて洗い流すのが効果的。
強い痛みは冷やすことで緩和され、通常は12週間ほどで改善します」

水道がなければ、ペットボトルの水を使ってもよい。

刺されたところの局所的な症状は誰にでも起こる毒の症状だが、息苦しい、めまい、刺されたところ以外にじんましんや腫れ、かゆみなどの全身症状が出てきたら、速やかに病院へ。

◆蛇を見つけたら

ハチに続いて死亡事故が多い蛇。

「蛇の攻撃範囲は体長の3分の2程度で、ジャンプもしません。
日本に棲む毒蛇のマムシの体長は4060㎝、ヤマカガシは70120cm、沖縄のハブは12mなので、計算上、1.5m以上離れていればかまれません。

◆毒蛇にかまれたら

毒蛇にかまれると、基本的に入院が必要になる。

「蛇から離れた後、時計や指輪などの身体を締め付けるものを外すこと。
大きく腫れて取れなくなって締めつけられ、組織障害を起こす可能性があるからです。
その後、すぐに救急車を呼んで病院に行きましょう。
毒蛇の種類や体質ですぐには症状が出ないケースもある。
安易な自己判断はせず、一刻も早く病院へ」

◆熊と目が合ったら

6月に北海道・札幌市の住宅街で熊が4人を襲うなど、目撃情報や事件が絶えないが、もし熊に遭遇したら、慌てて逃げるなど俊敏な動きはNG

目をそらさず、後ずさりしながら離れること。

「近づいて来るようであれば、食べ物や荷物を落とすなどして興味をそらし、そのすきに逃げましょう。
その際も、背中を見せずに後ずさりし、視界に入らなくなったら、急いでその場を離れて」

◆海でクラゲに刺されたら

海水浴シーズンになると被害が増えるクラゲ。

触手に毒を発射する小さな針のようなものを持ち、これに触れると刺されてしまう。

「刺されたらすぐに陸に上がり、基本的には海水を患部にかけながらやさしく洗う。
肌に触手の一部が残っている場合、抜こうとして手を刺さないように注意が必要です」

クラゲの毒もアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があるので、心配な場合は病院へ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/794280f97388bbcae1a38f5dea0a1e0204704fba

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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