2020年3月25日16時36分に琉球新報電子版から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
25日午後3時ごろ、沖縄県那覇市久茂地2丁目の10階建て雑居ビルの側面に設置された排水管が、隣接する駐車場に落下した。
近隣の店舗関係者によると、「バリバリバリ」と崩れる音がしたという。
排水管は塩ビ製とみられ、破片はビルが面する国道58号の南下する片側3車線の道路にまで広がった。
排水管はビルの側面、1~10階までつながっていたもので、何らかの原因で崩壊した。
目撃者によると、飛び散った破片は歩行者にぶつかったが、大きなけがはなかったという。
県警が規制線を張り、現場検証を進めている。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1095914.html
3月25日付で琉球朝日放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
車道や地面に散乱するのは破損したパイプです。
これは3月25日の午後3時ごろ、那覇市久茂地の国道58号に面した10階建てのビルの外壁に設置されていたパイプがなんらかの原因ではずれ、落下したものです。
目撃者などによりますと、落下したパイプは国道58号や歩道に倒れこみ、地面にたたきつけられ、周辺には多くの破片が散乱したほか、国道58号も車の流れが悪くなるなどの影響が出ました。
この事故で、近くを歩いていた男性の足にパイプが当たりましたが、けがはありませんでした。
https://www.qab.co.jp/news/20200325124371.html
(ブログ者コメント)
〇外壁タイルや看板の落下事例はしばしば報じられることがあるが、排水管の落下は珍しいかと思い、紹介する。
〇以下は、琉球朝日放送映像の3コマ。
〇以下は、グーグルアースで調べた、当該ビルと思われるビルの外観。
壁面に、国道側に向かい湾曲しているように見えるのが、崩落した排水管かもしれない。
もしそうだとすれば、湾曲は崩落の前兆?
2020年3月24日9時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
春は旅立ちの季節――。
駅のホームには、家族や恋人をあふれる思いで見送る人たちがいる。
一方で、駅員にとっては「動き出した車両に近づくことはないか」と、神経を使う光景でもある。
山陽新幹線の小倉駅(北九州市)では、独自の「仕掛け」が効果を発揮している。
「ここは見送りのお客さんが多いな」。
小倉駅の新幹線ホームで運転係員を務める久保川さん(女性、30歳)は、3年前に博多駅から転任してそう思った。
北九州空港は福岡空港よりも街の中心部から遠く、小倉駅では東京や大阪などへの遠距離の新幹線利用が多いとされ、そのため見送り客も多いとみられる。
昨年1月のある日の小倉駅の改札通過人員は2万1027人で、うち入場券利用は約11%の2258人。
博多駅は4万6478人中3245人で約7%、岡山駅は5%だった。
見送り方も熱がこもっていて、孫の門出を見守ろうという祖父母らが発車の1、2時間前に駅に来て、弁当を持たせているのを見かける。
祖父母に限らないが、見送る相手しか目に入らなくなり、発車間際でも車両から離れなかったり、動き出した後に窓に手を伸ばしたりする人もいる。
緊急停止のスイッチを押すような大事に至らないように、笛やアナウンスで鋭く注意喚起するが、せっかくのはなむけに水を差すことになるし、駅員の側も後味が悪いという。
「安全な見送り」を、どうやって促すか。
昨夏、駅員たちで話し合い、このスペースから見送ってほしいという「立ち位置」をホームに示すことにした。
折しもお盆前。
善は急げと、新幹線の運行が終わった夜間、駅員が自ら作業した。
黄色い点字ブロックの内側に空色のペンキを塗り、白字で「お見送(みおく)りエリア」と描いた。
立ち位置を示す足跡は裸足。
動物や鳥の足跡は「描いているうちに思い付いた」という。
描いたのは、見送り客が多い東京・大阪方面のホームで、のぞみ号が出発する13番線。
効果を検証するため、まずは11~16号車の指定席側の乗降口そばに青い四角を描いた。
手作り感が目を引いたのか、結果は大成功。
直後に調べると、お見送りエリアを設けた指定席側の「危険な見送り」は、計4時間で122人中わずか2人だったのに対し、描いていない自由席側の1~5号車は98人の見送り客のうち26人だった。
「こんなにうまくいくとは」と、駅長の池山さん(49)も驚いた。
「もう少し下がったほうがいいですよ」と客同士で促す様子も見られたといい、青い四角は今年になって自由席側にも設けられた。
ひとつ面白いことがあった。
夜の作業を終えた駅員が朝になって見ると、白のペンキを踏んだらしい本物の鳥の足跡が、2カ所に付いていたのだ。
見つけられたら、別れの悲しみが少し癒やされるかもしれない。
https://digital.asahi.com/articles/ASN3R5WP4N3BTIPE026.html?pn=7
2020年3月24日5時0分に神奈川新聞から下記趣旨の記事が、写真と地図付きでネット配信されていた。
横浜・みなとみらい21(MM21)地区の運河に横浜市が建設している歩行者デッキ「女神橋」の高さが低く架設され、これまで航行していた船舶が通れなくなっていることが、23日分かった。
本格的な行楽シーズンを前に観光船が営業できない事態に直面。
一般のプレジャーボートの安全航行にも支障が生じる恐れがあるが、発注元の市は、設計に問題はなかったとの立場を示している。
女神橋は、横浜港の臨港パークとカップヌードルミュージアムパーク(新港パーク)を海沿いで結ぶ歩行者デッキ。
延長は約75メートル、幅員は6・8メートルで、今年7月の完成を予定している。
計画時の事業費は4億円で、国と市が負担する。
市によると、女神橋の水面からの桁下高は、運河の約100メートル上流に架かる「国際橋」を基準に設計。
同橋橋桁に記された「桁下高3・5メートル」との表示や、市の港湾計画や海図を根拠に、女神橋の桁下高を3・5メートルとして発注した。
架設した今月18日、横浜港内の周遊クルーズなどを手掛ける観光船の運航会社が「女神橋をくぐれない」と市に連絡。
翌19日に市が調べたところ、女神橋の桁下高は、ほぼ設計通りの約3・6メートルだったが、基準とした国際橋は実際には約4・2メートルで、女神橋が約60センチ低かったことが分かった。
市港湾局の成田政策調整課長は、国際橋を実測しないまま発注したことを認めた上で、「女神橋の桁下高を3・5メートルとした設計の考え方に問題はなかった。高さ3・5メートルよりも大きな観光船が通航していることは把握していなかった」と説明。
「現状では架け替えは考えておらず、運航会社とは、今後、個別に協議する」とした。
【桜クルーズ、急きょ運休】
横浜・みなとみらい21(MM21)地区の運河に架設された女神橋を観光船が通過できずに急きょ運休するなど、横浜港で混乱が生じている。
花見のシーズンを迎えたこの時季は、例年、桜の名所として知られる大岡川の遊覧や夜景を眺める周遊クルーズでにぎわうだけに、影響は深刻だ。
新型コロナウイルスの感染拡大で影響が生じる中での新たな問題に、運航会社からは悲鳴が上がる。
MM21地区の運河内を拠点とする観光船は、好天に恵まれた3連休中の21日午後に予定していた桜ミニクルーズの運航を見合わせた。
女神橋をくぐれず、横浜港に出られなかったためだ。
担当者は、「(新型コロナウイルスの感染拡大による)運航自粛から再開した当日の18日に、女神橋で航路を突然ふさがれてしまった。今後どうしたらいいのか」とつぶやいた。
別の関係者は、「(女神橋の架設による)影響がこのまま1年間続けば、年間で半分ほどの便が運航できなくなる。被害は甚大で、市は早急に対応してほしい」と語気を強めた。
新型コロナウイルスの集団感染による風評被害で運休が続いている屋形船の関係者は、「実際にくぐれるかは運航してみないと分からないが、横浜港のにぎわいに水を差す新たな障害になりかねない」と不安を訴えた。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-307366.html
4月1日12時10分に神奈川新聞からは、市はかさ上げ工事を行うという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜・みなとみらい21(MM21)地区の運河に横浜市が建設中の歩行者デッキ「女神橋」が低く架設され、船舶が通航できなくなっている問題で、市が橋のかさ上げ工事を追加発注したことが31日、分かった。
市は橋の計画自体に問題はなかったとの立場をとっており、「将来の観光の発展に向けて対応を図った」と説明。
追加工事の費用は不明といい、開通時期は当初の7月から大幅に遅れる見通しだ。
市によると、女神橋のかさ上げ工事は30日から4月上旬にかけて、ジャッキアップで全体を約60センチ高くする。
同橋は満潮時の水面からの桁下高約3・5メートルの計画で架設されており、かさ上げ後は約100メートル上流に架かる「国際橋」の中央部の桁下高約4・2メートルと同じ高さとなり、船舶が通航できる予定だ。
市は、基準とした国際橋の桁下高を実測しないまま発注し、従来は通航していた観光船などが通れない事態が生じている。
市港湾局の成田政策調整課長は、「計画時の調査や設計は、その時点でできることをしたので問題ない」とした上で、かさ上げについては「(横浜港の)内水面はMM21地区の観光にとって非常に重要。観光船や屋形船などでにぎわいが高まる中、(船舶が通航できないことで)将来に向けて可能性をなくすのはわれわれとしては本意ではない」と釈明した。
追加発注は局内の会議を経て中野局長が判断したという。
当初計画での事業費は4億円で、国費と市債それぞれ1億7500万円、市の一般財源から5千万円を投じる予定だったが、追加工事を含めた総事業費について、市は「算定できない」としている。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-316010.html
(ブログ者コメント)
橋桁から水面まで3.5mで設計した橋の場合、橋桁に「通行可能3.5m以下」といった表示はしない。
そこには、当然、マージンを見込むはず。
女神橋の設計担当者や上司などは、なぜ、そこに気付かなかったのだろうか?
ベテランの退職で経験少ない新人が担当した・・・?とは、一つの可能性だ。
責任を問われるのを避けるためか、市は原因追及に及び腰のように感じられるが、こんなことでは、また同じようなトラブルが起きるかもしれない。
これが市役所と同等規模の民間企業であれば、徹底的に原因を分析し、再発防止に努めると思うのだが・・・。
2020年3月26日8時5分に埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後8時5分ごろ、埼玉県朝霞市栄町2丁目、総合設備会社「D」(本社・福島県)の朝霞倉庫で、同社員宮田さん(男性、41歳)=福島県郡山市太平町=が配管資材の下敷きになって倒れているのを同僚の男性社員が発見し、119番した。
宮田さんは搬送先の病院で死亡が確認された。
朝霞署によると、宮田さんは鉄筋平屋の倉庫内で、壁面のラックに立て掛けてあったアルミ製パイプ(長さ約4メートル、直径約6センチ、重さ約15キロ)数十本の下敷きになって倒れていた。
宮田さんは同日午後6時ごろから、倉庫内で1人で資材をトラックに積む作業をしていた。
同僚男性は資材の運搬準備のため倉庫を訪れ、宮田さんを発見した。
近所の住民らが午後6時すぎに資材が倒れる音を聞いていた。
宮田さんは同時刻ごろ、何らかの事情により倒れたパイプの下敷きになったとみて、同署で調べている。
https://this.kiji.is/615683666712790113?c=39546741839462401
3月26日7時6分に産経新聞からは、資材を引き抜く際に数10本が倒れたらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後8時ごろ、朝霞市栄町の建築設備会社倉庫で、社員の宮田さん(41)=福島県郡山市=が大量の資材の下敷きになっているのを同僚が発見、119番通報した。
宮田さんは搬送先の病院で約2時間後に死亡が確認された。
朝霞署によると、宮田さんは1人で約4メートルの長さのアルミ製資材をトラックに積み込む作業をしていた。
壁に立てかけていた資材を引き抜く際、数十本が倒れたとみられる。
https://www.sankei.com/region/news/200326/rgn2003260007-n1.html
2020年3月23日21時51分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
交通トラブルにつながるおそれがあることから、愛知県警は23日、高速道路で追い越し車線を走り続ける行為「通行帯違反」の集中取締りを行いました。
愛知県一宮市の名神高速道路尾張一宮パーキングエリアでは出発式のあと、パトカー5台が取締りに出発しました。
高速道路など複数の車線の道路では、前の車を追い越す時や混雑している時などを除いて、追い越し車線を走り続ける行為は「通行帯違反」として道路交通法で禁止されています。
事故や「あおり運転」などの交通トラブルにつながるおそれがあるためで、警察はヘリコプターと連携して、違反している車がないか監視していました。
愛知県では「通行帯違反」の検挙件数が去年1年間に2900件余りに上っていて、ここ数年、横ばいの状態が続いているということです。
愛知県警高速道路交通警察隊の古川隊長は、「『通行帯違反』は交通トラブルのきっかけになりやすいので、ドライバーは、基本的には走行車線を走り、追い越し車線からはなるべく早く戻ってほしい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20200323/3000009706.html
(ブログ者コメント)
高速利用時、両車線ともガラ空きなのに、ずっと追い越し車線を走っている車をしばしば見かけることがある。
マナー違反かと思いきや、法律違反。
運転免許取得後ン10年のブログ者も、すっかり忘れていた。
2020年3月23日19時43分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年7月、青森市で、小学生の女の子が犬に襲われて転倒して、一時、意識不明となり、警察は、23日、犬が逃げ出さないように管理することを怠っていたとして、飼い主の男を過失傷害などの疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、青森市滝沢に住む63歳の農業の男です。
去年7月、男が自宅で飼っていた体長60センチ、重さ17キロの北海道犬の首輪が外れて逃げだして、近くの路上で小学3年生の女の子を襲って転倒させ、女の子は頭などに全治6か月の重傷を負い、一時、意識不明となりました。
警察などによりますと、この犬は、飼い主にもほえるなど、ふだんから暴れることが多く、男は、犬を首輪や鎖などで逃げないようにするべきところを、十分な管理を怠った過失傷害などの疑いが持たれています。
また、男は、この犬を含む3頭の飼い犬について、毎年受けさせることが義務づけられている狂犬病の予防注射を受けさせていなかった狂犬病予防法違反の疑いも持たれています。
調べに対し、男は、過失傷害の容疑について否認しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20200323/6080007908.html
3月23日20時14分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
飼い犬の管理が不十分だったため小学生の女児が襲われ重傷を負ったとして、青森署は23日、過失傷害と青森県動物愛護管理条例(係留義務)違反などの疑いで、青森市の60代の農業男性を書類送検した。
容疑を一部否認している。
書類送検容疑は昨年7月25日、飼っていた北海道犬が自宅敷地から首輪を外し逃走、近くを通り掛かった同市の女児が襲われて転倒し、頭に全治約6カ月のけがを負ったとしている。
県警によると、犬は体長約60センチで体重約17・7キロ。
人を襲うことはなかったという。
女児の家族が11月中旬、同署へ告訴していた。
同署は、男性が犬を市に登録せず、狂犬病の予防注射もしていなかったとして、狂犬病予防法違反の疑いでも書類送検した。
https://www.sankei.com/affairs/news/200323/afr2003230015-n1.html
※以下は、事故発生当時の報道。
(2019年7月26日14時31分 朝日新聞)
青森市滝沢の路上で25日午後4時25分ごろ、同市の小学生女児が倒れているのを親族が見つけ、119番通報した。
女児は病院搬送時、意識不明の重体となっていた。
青森県警は目撃情報から、犬に襲われて転倒し、頭を打った可能性があるとみて調べている。
青森署などによると、女児は家族と一緒に遊びに行っていた親族の家の近くで倒れていた。
「つながれていない犬が女の子に覆いかぶさっていた」という目撃情報から、女児がこの犬に襲われて転倒した可能性があるとみて、現場近くに住む飼い主から話を聞く。
女児は脳内出血の疑いがあり、意識不明となっていたが、親族によると26日夕までに意識が戻ったという。
親族によると、女児は小学3年生。
家族で親族の家をたずねてきたが、女児が家の中に入ってこないため外を確認すると、女児に犬が覆いかぶさっていたという。
飼い主の男性は朝日新聞の取材に、「犬は自宅の敷地内でリードをつけて飼っていたが、首輪がゆるんで抜けたようだ」と話した。
https://www.asahi.com/articles/ASM7V428GM7VUBNB009.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の1コマ。
通路の向こう側がズームアップされていたことから考えると、そこにつながれていたのかもしれない。
2020年3月23日10時20分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新型コロナウイルス感染症で避けたいのが、抗生物質(抗菌薬)など家庭に残る処方薬を自己判断で飲むことだ。
世界保健機関(WHO)も、「抗菌薬は予防にも治療にも効果がない。その上、有害かもしれない」と警告する。
抗菌薬は細菌による感染症の治療に使う薬で、新型コロナウイルスには効かない。
国内で抗菌薬は医師の処方がなければ入手できないので、もし家庭に抗菌薬があるなら、それは過去に別の感染症に対して医師が処方したものの残り。
抗菌薬は効く細菌の種類が決まっていて、合致しないと効果がないばかりか、薬が効きにくい薬剤耐性菌を増やしたり、副作用だけが出たりする恐れがある。
インフルエンザに対して処方される抗インフル薬も、ウイルスの種類が異なるため、自己判断で飲むのはいけない。
こうした処方薬は、本来、医師の指示通りにきちんと飲み切るのが望ましい。
もし残ってしまった場合は廃棄しよう。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1048793
(ブログ者コメント)
関連情報調査結果、厚労省HPに下記趣旨の記事が掲載されていた。
『一人ひとりの心がけが大切 抗生物質・抗菌薬の正しい使い方』
・・・・・
抗生物質・抗菌薬は細菌に効くお薬で、ウイルスに効くお薬ではありません。
ですから、風邪やインフルエンザにかかったときに飲んでも、効果はないのです。
それを知るために、まずは細菌とウイルスの違いについて見てみましょう。
私たちの体は、たくさんの細胞でできています。
たとえば、その一つで血液のなかを走っている赤血球は直径7~8μmといわれています。
細菌の一つである大腸菌は長さが2~4μmで、厚さが0.4~0.7μm。
ウイルスの一つであるインフルエンザウイルスは直径0.1μmで、厚さが1万分の1~1,000分の1ほどと、それぞれサイズが違っています(図表3)。
当然、細菌とウイルスでは増え方も違います。
私たちの体をつくっている細胞は、一つひとつがエネルギーを利用して自分で増えることができます。
細菌も同じような仕組みを持っているので、単体でも生きていけます。
一方、ウイルスは単体では生き残ることができず、細胞などに入り込んで、それを利用して増えていくのです。
もともと人間の体には、病原体がやってきたら排除する、免疫という働きがあります。
その役割を持っているのが白血球で、体のなかをパトロールしながら病原体を見つけていきます。
ウイルスが入り込んだ細胞を見つけたら、そのウイルスがさらに体のなかに広がらないように、細胞ごと包み込んでウイルスをやっつけます。
免疫だけではやっつけることができない場合は、薬でウイルスを減らして、治るのをサポートします。
風邪とは、上気道が感染したケースのことを総称する呼び方です。
人は呼吸をしていますよね。
吸った息が体の中を通っていく場所が気道で、気道のうち、上のほう(鼻や喉)を上気道といいます。
上気道感染の原因は90%がウイルス性といわれています(※1)。
ですから、細菌による感染の疑いがあるか見極めが重要です。
単に風邪というだけで、抗菌薬を医師に対して希望しないでくださいね。
・・・・・
https://www.mhlw.go.jp/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/2018/09_01.html
2020年3月24日17時58分にNHK香川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前8時半ごろ、多度津町西港町にある今治造船丸亀事業本部の丸亀工場で、建造中の大型貨物船のタンクの中に作業員の男性2人が倒れているのを会社の従業員が見つけ、119番通報しました。
倒れていたのは、いずれも船の清掃作業員で、坂出市川津町に住む瀬戸さん(46)と丸亀市川西町北に住む尾崎さんの(34)2人で、午後2時ごろまでにそれぞれタンクから救出されましたが、いずれもその後、死亡が確認されました。
警察の調べによりますと、2人は今治造船の下請け会社の従業員で、23日の朝から貨物船の後部の船底にある汚水をためるタンクで清掃作業を行っていたということです。
しかし、23日夜から24日朝にかけて2人と連絡が取れなかったことから、今治造船の従業員が探したところ、2人が倒れているのが見つかったということです。
警察は2人の死因について調べるとともに、作業の進め方に問題がなかったか調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20200324/8030006250.html
3月24日16時10分にNHK香川からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日夜から24日朝にかけて下請け会社の上司が2人と連絡を取ろうとしたところ、連絡が取れなかったことから、下請け会社から今治造船に連絡し、従業員が探したところ、2人が倒れているのが見つかったということです。
造船中の大型貨物船は全長274メートルで、石炭運搬船として使われる予定だということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20200324/8030006240.html
3月24日19時10分に山陽放送からは、進水式に備え船内の清掃をしていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タンクは船の底の部分にあり、周辺が狭く作業が難航したため、2人は約5時間後に救出されましたが、間もなく死亡が確認されました。
警察によりますと、2人は貨物船の進水式に備え、23日朝から船内の清掃作業にあたっていましたが、夜になっても連絡が取れなかったということです。
https://www.rsk.co.jp/news/rsk20200324_8.html
3月24日19時18分に日テレNEWS24からは、船は進水していたが進水後に当該タンクに立ち入ることはないという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
船は試走のために進水していましたが、通常、進水後にこのタンクに立ち入ることはないということです。
http://www.news24.jp/nnn/news87952022.html
3月26日12時14分にNHK香川からは、2人はタンク内部を布で拭いていた、マニュアルに反し換気扇を使っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今治造船によりますと、2人が倒れていたタンクは縦1メートル80センチ、幅2メートルから2メートル80センチ、深さ80センチで、上の部分に人の出入りや換気などのための穴が3つ開いているということです。
また、亡くなった2人はタンクの内部を布で拭く作業をしていたということです。
今治造船では、空気の流れが悪く狭い空間で作業する際には持ち込み型の換気扇を使うようマニュアルで指導していたということですが、当時、換気扇は設置されていなかったということです。
このため、今治造船は、酸欠や何らかの有毒なガスが事故の原因となった可能性もあると見て、原因について社内で調査を進めるとともに、再発防止を図ることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20200326/8030006275.html
3月26日付けで毎日新聞香川版からは、下請けの責任者から今治造船側に作業終了の連絡がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今治造船は25日、記者会見を開いた。
黒川副社長は、「全て今治造船に責任がある」と謝罪した。
作業の際は換気とマスクの着用を義務付けていたが、事故当時、換気はされていなかった。
作業後は、下請け会社の責任者から今治造船側に作業終了を伝えるはずだったが、2人の下船が確認されず、連絡もなかった。
日ごろから連絡がないこともあり、黒川副社長は、「(今治造船が確認のために)連絡すべきだった。今後、徹底的に調査したい」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20200326/ddl/k37/040/333000c
3月26日11時30分にFNN PRIME(岡山放送)からは、現場責任者が2人の下船を確認していなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また現場の責任者が、2人が下船したかどうか確認していなかったことも分かりました。
https://www.fnn.jp/posts/2020032600000001OHK/202003261130_OHK_OHK
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像(17:58)の1コマ。
2021年10月7日18時14分にNHK香川からは、揮発した洗浄液と呼気で酸素濃度が低下した、酸欠の恐れがあることを認識しながら協力会社への連絡を怠ったとしてチーム長が書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年3月、多度津町にある今治造船の造船所で、建造中だった大型貨物船の清掃作業を行っていた協力会社の作業員、坂出市の瀬戸さん(当時46)と、丸亀市の尾崎さん(当時34)が死亡しました。
2人は、汚水をためる広さおよそ5平方メートル、深さが80センチほどのタンクの中で清掃作業を行っていたところ、揮発した洗浄液と呼気によって内部の酸素濃度が低下し、窒息死したと見られています。
会社のマニュアルでは、酸欠の恐れがある作業のときには換気装置を設置し、定期的に酸素濃度を計測することが定められていましたが、今治造船の丸亀事業本部で安全管理を担当していた49歳の男性チーム長が協力会社への連絡を怠り、対策がとられていなかったということです。
警察は、チーム長が作業の危険性を認識しながら安全管理を怠ったとして7日、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
チーム長が書類送検された今治造船の丸亀事業本部は、「死亡事故が起きたことは重大に受け止めています。亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、引き続き、再発防止に努めて参ります」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20211007/8030011258.html
(ブログ者コメント)
狭いタンク内での清掃作業。
受注元から連絡がなくても、協力会社自身で酸欠の危険予知はできなかったのだろうか?
(2022年10月30日 修正2 ;追記)
2022年10月28日19時26分にNHK香川からは、書類送検されていた責任者は不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし3月、多度津町にある今治造船の造船所で、建造中だった大型貨物船のタンクの中で清掃作業をしていた作業員2人が窒息死する事故がありました。
警察は、揮発した洗浄液と呼気によってタンク内の酸素濃度が低下したことが原因とみられるとしたうえで、責任者だった50歳の男性が安全管理を怠ったとして業務上過失致死の疑いで高松地方検察庁丸亀支部に書類送検していました。
検察は28日、この男性を不起訴処分にしました。
検察は不起訴の理由を明らかにしていません。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20221028/8030014335.html
(ブログ者コメント)
最近の検察は不起訴理由を明らかにしないという報道を今年9月、本ブログで紹介したばかりだ。
2020年3月23日14時27分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前10時ごろ、北九州市戸畑区中原の日鉄ケミカル&マテリアル九州製造所で化学物質が入ったタンクが爆発した。
福岡県警戸畑署と北九州市消防局によると、消防車20台が出動したが、けが人はなかった。
日鉄ケミカル&マテリアルは日本製鉄のグループ会社で、同社八幡製鉄所内に九州製造所がある。
製造所によると、爆発したのは、コールケミカル工場内にあるフタル酸と呼ばれる化学製品の製造工程のタンク。
設備点検のため、作業を順次停止していたという。
https://mainichi.jp/articles/20200323/k00/00m/040/103000c
2020年3月23日18時35分にYAHOOニュース(東海テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
倒れたのは高さ30メートルのクレーン。
三重県津市の工事現場で、男性作業員が重傷です。
事故があったのは、津市広明町の工事現場で23日午前9時半ごろ、57歳の男性作業員が遠隔でクレーンを操作し重さ2トンの鉄筋を吊り上げたところ、高さ30メートル余りのアームごと転倒しました。
倒れたクレーンへの直撃は免れたものの、操作していた男性作業員(57)がケガをし、病院に運ばれましたが、背骨など5か所を骨折する重傷です。
現場は国土交通省三重河川国道事務所の新庁舎の建設現場で、クレーンが倒れたのは敷地内のみで、周辺の通行人などにケガ人はいないということで、警察が原因を調べています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200323-00027443-tokaiv-soci
3月24日10時0分に伊勢新聞からも、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
23日午前9時半ごろ、三重県津市広明町、国土交通省三重河川国道事務所の敷地内で、高さ約26メートル、重さ37トンのクレーンが作業中に倒れる事故があった。
近くでこのクレーンを遠隔操作していた男性土木作業員(57)が脊椎や肋骨(ろっこつ)骨折などの重傷を負い、市内の病院に搬送された。
津署などによると、現場では同事務所の庁舎建て替え工事をしており、クレーンは約2トンの鉄筋をつり下げていた。
クレーンは本体部分とアーム部分が逆L字型になっており、トラックの荷台から鉄筋をつり上げた後、前のめりに倒れたという。
事故原因は調査中。
当時、現場には約25人の作業員がいた。
https://this.kiji.is/614990273543193697?c=39546741839462401
2017年4月22日に掲載した元記事がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7024/
(2020年3月30日 修正2 ;追記)
2020年3月22日5時30分に神戸新聞から、火入れの方法が場当たり的だった、作業マニュアルが策定された、責任者の区長が書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
兵庫県神河町川上の砥峰高原で点火作業中の男性=当時(62)=が全身にやけどを負って後に亡くなった山焼きの事故は、発生から約3年を経て、主催者の川上区の区長(63)が業務上過失致死容疑で書類送検(3日付)された。
山焼きや野焼き中の事故は全国で相次ぐが、関係者の刑事責任を問うケースはまれ。
今後は、神戸地検姫路支部の判断に焦点が移る。
村上春樹さん原作の映画「ノルウェイの森」のロケ地でも知られる砥峰高原は同町の主要観光地。
恒例の山焼きでは90ヘクタールを、おおむね1時間半で焼く。
火を扱うのは経験者4、5人に限る。
2017年4月16日。
男性らは午後2時ごろに頂上を出発し、4方向に分かれて麓へと下りながら火を入れた。
事故は同3時50分ごろ、麓付近で起きた。
周囲が異変に気付き駆け付けると男性が炎に巻かれていた。
全身のやけどで病院に搬送され、6月に亡くなった。
会場にいた関係者によると、事故直前は「火の回りが遅い」との理由で、例年とは異なる対応が散見された。
本部席にいた区長が急きょ点火に加わるなど「場当たり的と言われても仕方がない」状況だったと振り返る。
◇
事故は初めてではなかった。
この5年前にも、別の点火担当者が両手をやけどしている。
「騒ぎにしたくない」という本人の希望で救急車を呼ばず、福崎署にも届けられていなかった。
村の伝統行事で、経験者ほど「けがをするのは本人の不注意」(住民)との考えが根強い。
死亡した男性も過去に火入れの経験があり、住民たちは「火の扱いには慣れていたはずなのに」と困惑していた。
個人の判断に任せ過ぎていたのではないか-。
区や町は死亡事故を受け、18年末ごろに作業マニュアルを策定。
防火帯の設置や装備のチェックなどを義務付け、単独行動や焼き直しの禁止も明文化された。
捜査関係者は、「裏を返せば、こういう対策をもっと早く取るべきだったし、取れた」と話す。
◇
山焼き、野焼きの事故は全国でも後を絶たない。
山口県美祢市の「秋吉台国定公園」では17年2月、枯れ草に火を付けていた当時48歳の男性が焼死。
同3月には熊本県高森町で1人が死亡、同県南阿蘇村で2人が重軽傷を負った。
18年にも島根県の「三瓶山」で、計画外の区域に延焼して車が燃えた。
中には自治体が遺族に賠償するケースもあるが、いずれも関係者への刑事処分は下っていない。
神戸大の大塚裕史名誉教授(刑事過失論)は、「地域の行事で経験者として火を扱うということは、本人の意思による『危険の引き受け』ともみられ、過失犯の成立を阻むことも考えられる」と指摘。
一方で、警察が書類送検した判断については、「事故原因があいまいであればあるほど、『過失を問えないという確証もない』ということになる。違和感はない」とした。
https://www.kobe-np.co.jp/news/himeji/202003/0013210973.shtml
2020年3月21日14時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
外出先でおむつ交換台から子どもが転落し、頭などをけがする事故が起きている。
1~3秒程度の短時間でも、保護者が目を離したすきに子どもが動いて転落するおそれがあるとして、国民生活センターは19日、注意を呼びかけた。
同センターによると、2010年12月から昨年末までに寄せられた転落事故の情報は58件。
うち41件が頭のけが、9件は頭のけがなどで入院が必要だった。
年齢別にみると0~1歳児が49件。
なかでも寝返りができるようになり、つかまり立ちを始める6~8カ月が15件で最多だった。
保護者がかばんから物を取り出したり、使用済みのおむつをゴミ箱に捨てたりしている間に転落していた。
同センターが0~3歳の子どもがいる保護者1千人にアンケートをしたところ、おむつ交換台から子どもが落ちたり、落ちそうになったりした経験がある人は380人いた。
そのうち約6割が、交換台にベルトはあったが、締めていなかった。
8割超が子どもから離れたり目を離したりしており、目を離した時間は1~3秒程度が半数だった。
同センターの担当者は、「おむつ交換台を使う際はベルトを必ず利用し、片付けやゴミ捨ては子どもを降ろしてからにしてほしい」と話している。
https://www.asahi.com/articles/ASN3M5TGZN3MUTFL00J.html
(ブログ者コメント)
〇同種情報調査結果、4年前にも、家庭内での転落が半数以上など、
下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(2016年11月5日18時22分 産経新聞)
乳幼児がおむつ交換の時にベッドや机などから転落し、けがをした事故が今年9月までの約6年間に約90件発生したとして、消費者庁が注意を呼び掛けている。
半数以上が家庭内で発生しており、同庁は「なるべく高さのない床の上で交換を」と促している。
消費者庁などが、各地の30医療機関の協力を得て情報収集した。
父親が高さ60センチの大人用ベッドの端に0歳の子を寝かせ、交換用のおむつを取ろうと背を向けた際に床に転落。
別の0歳児の母親は、高さ70センチのテーブル上で替えようとした際、「まだ寝返りはできない」と数分間、目を離した隙に転落、頭を打った事故も。
商業施設のトイレのおむつ交換台や公園、車の中などでの事故も報告された。
約90件はいずれも軽傷だったが、このほか国民生活センターに入った相談情報では、近畿地方で平成22年にショッピングセンターのトイレの交換台から0歳の子が落下し、骨折するなどの重傷事故もあった。
https://www.sankei.com/life/news/161105/lif1611050032-n1.html
〇また2年前には、消費者庁のHPに下記趣旨の記事が掲載され
ていた。
(2018.3.22 子ども安全メール)
消費者庁には、商業施設等に設置されているおむつ交換台や家庭のソファなどから、子どもが転落しけがをしたという事故情報が医療機関(※1)から寄せられています。
「スーパーに設置されている高さ約1メートルのおむつ交換台から後ろ向きに転落し、頭蓋骨骨折。」(1歳)
「子どもの服を脱がせるために、高さ60センチメートル程度のソファの上に寝かせた。保護者が窓のカーテンを閉めている隙にソファから寝返りをして転落。頭蓋骨を骨折し3日間入院した。」(0歳)
ある実験では、子どもが約60センチメートルの高さからコンクリートの床へ転落した場合や約75センチメートルの高さからフローリングの床に転落した場合、頭部損傷のリスクが非常に高くなるという分析結果もあります(※2)。
商業施設等にあるおむつ交換台でおむつ替えをするときは、子どもにベルトを着用し、目を離さないようにしましょう。
また、家庭でのおむつ替えや着せ替えは、ソファなどで行うと転落の危険があるため、床や畳の上で行いましょう。
(※1)消費者庁は国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(平成30年1月時点で24機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。
(※2)「抱っこひも等の安全対策 ~東京都商品等安全対策協議会報告書~」P54~P59(平成26年12月 東京都生活文化局)
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2014/12/40ocp100.html
2020年3月22日12時0分にNHK四国から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後9時50分ごろ、松山市余戸東の国道56号の舗装工事現場で、交通整理をしていた松山市の盛里さん(男性、67歳)が、バックしてきた道路作業車にひかれました。
この事故で盛里さんは全身を打って、市内の病院に運ばれましたが、およそ50分後に死亡が確認されました。
警察によりますと、道路作業車は別の作業車がアスファルトをはがしたあとに道路を清掃する作業をしていたということです。
現場には、ほかに複数の作業員がいたということで、警察は道路作業車を運転していた40歳の男性やほかの作業員から話を聞くなどして、事故の状況や原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20200322/8000005986.html
3月22日14時2分に日テレNEWS24からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警によると、盛里さんは道路上で工事車両の誘導を担当していた。
http://www.news24.jp/nnn/news87813077.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の1コマ。
2020年3月22日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本原燃は21日、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場などの敷地内に建設中の緊急時対策建屋で、同日午前11時半ごろに火災が発生したと発表した。
放射性物質の漏えいや周辺環境への影響は確認されていない。
原燃によると、協力会社の社員が電線管を溶接で壁に固定する作業中、溶けた金属が難燃シートを貫通し、下にある電源設備を覆っていたポリエチレン製の養生シートに引火、約30センチ四方が焼けた。
電源設備への影響は調査中。
出火後すぐに作業員らが消火し、消防へ通報した。
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200322_23015.html
(2020年8月9日 修正1 ;追記)
2020年8月8日13時9分にgooニュース(東奥日報)から、本来は不燃性のものを使うべきところ、難燃性や可燃性のシートで養生していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本原燃は7日、青森県六ケ所村の同社敷地内で発生した溶接作業中のビニールシートへの引火について原因を公表した。
溶接部材のさび止めを削り落とす作業が不十分だったために溶けた金属が落下、さらに本来は燃えにくいシートで機器を覆うべきところを可燃性のポリエチレンシートを使っていたことが判明した。
火災は今年3月、緊急時対策所の建設現場で発生した。
作業員4人が足場の上で溶接作業を行っていたところ、溶けた金属が足元の難燃シートを貫通し、約1メートル下にあった養生シートに引火した。
養生シートは充電器盤を覆っていた。
原燃によると、足元は不燃シートやブリキ板などの不燃材で養生することとなっていたが、現場では難燃性のものを2枚重ねて使っていた。
また、作業員が充電器盤を誤ってポリエチレンシートで覆っていた。
原燃の現場確認もおろそかだったという。
火災など重大事象の発生時には速やかに県や村へ連絡する必要があるが、目安の時間からおよそ1時間遅れた。
現場が地下にあり、携帯電話の電波が届かなかったためで、原燃は建設現場で通信設備の運用を前倒しして始め、通話ができるようにした。
また、連絡通報のルールを見直した。
https://news.goo.ne.jp/article/toon/region/toon-20200808131054.html
8月7日18時45分に青森朝日放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
日本原燃はシートが現場で適切に使用されていると思い込み、確認をしていませんでした。
今後は、現場で不燃シートの確認をするとともに、抜き打ちで実施状況の確認もするとしています。
https://www.aba-net.com/news/news003.html
2020年3月21日18時7分にFNN PRIME(富山テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富山市の住宅の庭で20日、生後11カ月の男の子が飼われていた大型犬2頭にかまれ、死亡した。
20日午後5時半ごろ、富山市の住宅で、50代の男性が、大型犬の餌の皿を取るため、孫で生後11カ月の仁ちゃんを抱きかかえながら庭に出たところ、大型犬2頭が、仁ちゃんにかみついた。
仁ちゃんは頭などを複数かまれ、病院に運ばれたが、およそ2時間後に死亡した。
警察によると、2頭は大型の狩猟犬「グレート・デーン」で、体長1.2メートル、体重は80kgで、放し飼いされていたという。
警察が、くわしい状況を調べている。
https://www.fnn.jp/posts/00434299CX/202003211807_BBT_CX
3月21日17時27分に日本経済新聞からは、柵で囲って飼育していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性も犬を取り押さえる際に脚に軽傷を負った。
男性は、庭を約180センチの金属製の柵で囲って2頭を飼育していたという。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57073240R20C20A3CZ8000/
3月21日2時0分に時事ドットコムからは、皿を取るため柵の内側に入ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富山南署によると、2頭とも大型のグレート・デーンで雄の成犬。
住宅には仁ちゃんと50代の祖父らが暮らしている。
祖父が仁ちゃんと共に、放し飼いにしている柵の内側にえさ皿を取りにいったところ、2頭が仁ちゃんを襲ったという。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032100020&g=soc
3月22日付で中日新聞北陸版からは、犬が幼児に嫉妬した?など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広瀬動物病院(富山市)によると、グレートデンは温厚な性格で「優しい巨人」とも呼ばれる。
しかし、種類に限らず犬は、泣き声をあげたり予期せぬ動きをする赤ちゃんを好まない傾向がある。
かみついた理由について、広瀬僚(つかさ)獣医師は、「男児への恐怖心や焼きもちが引き金になったのではないか」と指摘し、男性と一緒にいた仁ちゃんに、犬が嫉妬した可能性もあるという。
グレートデンの飼育に関する規制はない。
https://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2020032202100016.html
(ブログ者コメント)
〇以下は、富山テレビ映像の2コマ。
〇飼い犬に噛まれて死亡した事故は、本ブログでも2017年の八王子市ゴールデンリバー事例などを紹介している。
2020年3月20日10時30分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前4時すぎ、三重県四日市市智積町の東名阪自動車道の上り線で、大型トラックが停車していたワンボックス車に衝突し、車から降りていた男性2人をはねて、2人は全身を強く打ってまもなく死亡しました。
ワンボックス車には、この2人を含め男性3人が乗っていましたが、もう1人は路肩に避難していて無事でした。
トラックを運転していた会社員の47歳の男性も軽いけがをしたということです。
警察によりますと、事故の直前、避難した男性から「落下物を踏んだ」という110番通報があったということで、警察は事故の詳しい状況を調べるとともに、2人の身元の確認を進めています。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20200320/3000009647.html
3月20日19時58分にNHK三重からは、道路上に落ちていたトラック用のタイヤにワンボックスカーが乗り上げ動けなくなっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前4時すぎ、四日市市智積町の東名阪自動車道の上り線で、車から降りていた京都市の神職、竹山さん(男性、28歳)と滋賀県守山市の会社員、野玉さん(男性、29歳)の2人が、後続の大型トラックにはねられて死亡しました。
大型トラックは2人の車にもぶつかりましたが、47歳の運転手は命に別状はないということです。
この事故で、竹山さんと野玉さんが乗っていた車は、事故の直前、高速道路上に落ちていたトラック用のタイヤに乗り上げて動けなくなっていたことが、警察への取材でわかりました。
2人は、いったん路肩に避難したあと、車の方へ戻ろうとしてはねられたとみられ、警察は、タイヤが高速道路上に落下していた経緯を調べるとともに、直前に現場付近を通ったトラックの特定を進めることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20200320/3070003081.html
3月20日16時40分に中京テレビからは、車は車線の中央付近に停まっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故直前にワゴン車は、走行中に落下物を踏んで車線の中央付近にとまっていたとみられ、竹山さんらは一時路肩に避難しましたが、車に戻ったところをはねられたとみられています。
https://www2.ctv.co.jp/news/2020/03/20/85106/
3月20日15時12分にCBC Newsからは、もう1人の同乗者が警察に通報している時に2人は車に戻ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、ワゴン車は高速道路に落ちていたタイヤに乗り上げたため停止し、全員が一旦、路肩に避難しましたが、無事だった男性が警察に通報しているときに、何らかの事情で2人が車の方に戻り、はねられたということです。
https://hicbc.com/news/article/?id=0004D555
3月21日19時56分にNHK三重からは、追突した大型トラックもタイヤをよけていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後の調べで、大型トラックの運転手も「落ちていたタイヤをよけた後、人と車にぶつかった」という趣旨の話をしていることが、警察への取材でわかりました。
さらに事故の前にも、現場付近を通った人から警察に「落ちていたタイヤにあたった」という内容の通報が複数あったということです。
警察は、このタイヤが重大事故につながったとみて、道路上にあったいきさつを捜査しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20200321/3070003084.html
(ブログ者コメント)
〇以下は、CBC映像の1コマ。
画面の真ん中、高速の下に別の道路がクロスしている付近が事故現場。
大きな左カーブが終わり、直線になったばかりの地点だ。
以下は、NHK三重映像の3コマ。
〇走行中に落ちた、あるいは外れたタイヤが原因となった事故については、2017年の津山市事例など、本ブログでも何件か紹介している。
(2021年3月25日 修正1 ;追記)
2021年3月24日13時26分にNHK三重からは、スペアタイヤを落とした中型トラックが特定され運転手などが書類送検された、大型トラックは3ケ月毎の点検が義務付けられているが中型トラックは義務なしなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
警察が複数の車のドライブレコーダーを分析するなどして、捜査を進めた結果、タイヤは前を走っていた50代の男性が運転する中型トラックの車体の底の部分に取り付けられていたスペアタイヤだとわかったということです。
警察は、タイヤの落下が事故につながったとして、50代の運転手を過失運転致死の疑いで、スペアタイヤが固定されているか点検や整備を怠ったとして運転手が勤務していた運送業者の50代の整備責任者を業務上過失致死の疑いで、24日、津地方検察庁に書類送検しました。
調べに対し運転手は「タイヤを落としたことに気がつかなかった」という内容の供述をしているということです。
このほか警察は、男性2人をはねた大型トラックなどの運転手らについても、過失運転致死の疑いで書類送検しました。
【スペアタイヤ落下事故をどう防ぐか】
スペアタイヤなどの落下物がきっかけとなって死亡事故にいたったケースは、これまでも各地で起きています。
このうち、岡山県の中国自動車道では、4年前、大型トラックから落下したスペアタイヤに大型トレーラーが乗り上げて路肩に突っ込む事故がありました。
この事故では、直前に同じタイヤに乗り上げて車が動かなくなったため路肩に避難していた女性2人が巻き込まれて死亡しました。
この事故をきっかけに、翌年、国土交通省は、自動車の点検基準の一部を改正し、車両の総重量が8トン以上、または定員が30人以上の大型トラックなどのスペアタイヤについては、3か月ごとの点検を使用者に義務づけました。
しかし、これは大型トラックやバスなどに限った基準で、今回、タイヤを落下させた中型トラックなどは含まれていません。
トラックの安全対策に詳しい東京海洋大学の渡邉豊教授は、大型トラックは大規模な会社が所有するケースが多い一方、中型トラックは中小企業や個人で所有することが多く、小規模な運送会社などを含む広い範囲まで点検を義務づけることは難しいのではないかと指摘します。
その上で、スペアタイヤを取り付ける位置を、荷台の上など落ちにくい場所に変えることや、そもそも取り付けないことも検討すべきだと話しています。
渡邉教授は、「タイヤがパンクした際にレッカーを呼んで修理するよりも、スペアタイヤを落として事故になることのほうがリスクが大きいので、スペアタイヤの取り付けをやめた会社もあります。事故をなくすという観点から、設置位置を変えたり外したりと、柔軟な考え方をすることも重要ではないか」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20210324/3070005211.html
(2021年12月30日 修正2 ;追記)
2021年12月28日20時34分にNHK東海からは、運転手などは不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タイヤを落下させた中型トラックの運転手と整備責任者が業務上過失致死などの疑いで書類送検されたことについて、津地方検察庁はいずれも不起訴にしました。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20211228/3000020141.html
2020年3月19日20時55分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市灘区の六甲山牧場を運営する神戸市の外郭団体・一般財団法人神戸みのりの公社(同市西区)は19日、飼育担当の職員がヒツジやヤギなどの死骸約60匹を敷地内に埋めていたと発表した。
動物の管理が現場任せになっていたことが不適切な処理の常態化を招いたとみられ、同公社は管理やチェック体制などの再発防止策を示した。
同公社によると、2013年ごろから19年11月までの間、飼育担当の職員9人が、老衰で死んだり死産だったりしたヒツジやヤギ、ブタ、ウサギ、アヒル、モルモットの死骸計約60匹を敷地内の複数箇所に埋めていた。
神戸新交通(同市中央区)の不祥事を受けた、弁護士による外部調査で発覚。
同公社の通報を受け、兵庫県警が廃棄物処理法違反などの疑いで捜査している。
動物の死骸は、県姫路家畜保健衛生所や処理業者の施設に運んで処理する必要があるが、繁忙期で運ぶ時間がなかったことや、弔いの気持ちから、一般の利用者が立ち入らない場所に埋めていたという。
死骸の約4割を埋却しており、病気で死んだ場合は正規の手続きで処理していた。
このほか、16年2月から18年9月にかけて、食品として使用できない牛乳を人が立ち入らないエリアに廃棄していたことも判明し、警察に通報した。
牧場は、消毒や安全性確認を行った上で、通常通り営業。
一方で、処理の記録や確認も不十分だったことから、マニュアルや管理台帳を再整備するほか、管理職によるチェック体制の構築などに取り組む。
久元喜造市長は同日の定例会見で、「極めて不適切な行為。同公社が把握できていなかったのはガバナンス(統治)の問題だ」とし、人事労務管理の確立などを求めた。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202003/0013205113.shtml
3月19日13時14分に同じ神戸新聞からは、大型動物は適正に処理していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7年前から、担当の飼育員たちが死んだヒツジやヤギなど約60体を敷地内の立ち入り禁止エリアに埋めていたことが発覚した神戸市立六甲山牧場(同市灘区六甲山町)。
繁忙期で人手が足りないときなどに、動物の死骸を適正に処理していなかったという。
「飼育員の間で(死骸処理の)マニュアルが徹底されず、前例踏襲の中で『そこに埋めといたらいいんじゃないか』という安易な発想があったようだ」
同牧場を運営する神戸みのりの公社(同市西区)の長沢理事長は記者会見で、「飼育員に法令違反の認識がなかった」とし、「お客さまにご迷惑をかけ申し訳ない」と謝罪した。
昨年11月までに飼育員9人が敷地内に埋めた動物は、ヒツジやヤギ、豚、ウサギ、アヒル、モルモットの6種で推計64体。
同牧場では牛や馬も飼っているが、大型動物は適正に処理していたという。
同公社によると、1歳以上のヤギやヒツジなどの死骸は姫路市の姫路家畜保健衛生所へ、1歳未満のヤギ、ヒツジや小動物の死骸は産廃処理業者の施設まで運んで処理する必要がある。
牧場から姫路まで運ぶと往復などで数時間かかることから、人手が足りない繁忙期や土日には死骸をすぐに運搬せず、敷地内に一時的に保管することもあったという。
長沢理事長は、「(死んだ動物を)そばに置いてあげたいという気持ちもあった」と説明する飼育員もいたとし、「マニュアルや動物管理のチェックを徹底したい」と述べた。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202003/0013205257.shtml
3月19日17時20分にNHK関西からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
公社によりますと、飼育員らは違法とは思っていなかったということで、調査に対して「自分たちで弔いたかった」と話していたということです。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200319/2000026725.html
3月19日14時40分に産経新聞からは、市が外郭団体に要請した不正有無調査の中で発覚したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
公社は、牧場や周辺の水質・土壌調査では異常はなかったとしている。
神戸市が各外郭団体に要請した不正の有無に関する調査の中で、職員アンケートや情報提供窓口への相談から発覚した。
https://www.sankei.com/west/news/200319/wst2003190025-n1.html
3月19日19時36分に毎日新聞からは、第三セクターの不祥事を受けた調査だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
他に、乳牛の飼育を担当していた職員が16年2月~18年9月、未開放の区域に牛乳を捨てていたことも発覚。
乳牛が病気などのため、人が飲めない牛乳だったといい、職員は「肥料になると思った」と話しているという。
いずれも、神戸市の第三セクターの不祥事を受けた弁護士事務所によるアンケートで発覚。
公社は近く、関係者を処分する方針。
https://mainichi.jp/articles/20200319/k00/00m/040/204000c
(2020年9月9日 修正1 ;追記)
2020年4月26日16時50分に朝日新聞からは、人手不足などが原因だった、法律上は廃棄物扱いなど、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
本来は、産業廃棄物業者や県の家畜保健衛生所に引き渡して処理するのが手順だ。
牧場内に埋めたのは、繁忙期に外に運び出す人手が足りなかったり、適正な処理の手順が飼育員に伝わっていなかったりしたためだという。
ただ気になるのは、同公社によると「可愛がっていたのでそばにおきたかった」と説明した飼育員がいたことだ。
ゴミとして処理するのにちゅうちょし、牧場にいる仲間の近くにおいてあげたい気持ちがあったという。
動物を埋葬してはいけないのか。
廃棄物処理法で、「動物の死体」は「廃棄物」とされている。ゴミ扱いだ。
さらに、牧場など畜産業から出る死骸は「産業廃棄物」と定められている。
環境省によると、畜産業からは動物の死骸が大量に出て、悪臭も発生する。
一般に処理が難しいため、産業廃棄物に指定されている。
一方、動物園やペットショップで扱われる動物の死骸は「一般廃棄物」にあたる。
こちらも法律上はゴミだが、実際にはゴミ扱いしないよう、工夫しているところは多い。
神戸市では、一般廃棄物にあたる死骸は、原則として市動物管理センターの専用焼却炉で処分している。
道路で車にひかれた動物や、神戸市立王子動物園(同市灘区)などからも引き取っているという。
神戸どうぶつ王国(同市中央区)では、園内にある専用焼却炉で処分している。
遺骨は業者に引き取ってもらっているが、園内に慰霊碑がある。
佐藤園長は、「理念的にゴミとは扱えず、遺体という位置づけだ」と話す。
・・・・・
https://www.asahi.com/articles/ASN4T6VX1N48PIHB01P.html
2020年9月9日付で毎日新聞兵庫版からは、初公判が始まったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
廃棄物処理法違反に問われた元副場長2人の初公判が8日、神戸地裁で開かれ、いずれも「間違いありません」などと起訴内容を認めた。
起訴状などによると、牧場を運営する「神戸みのりの公社」の職員で、飼育の責任者だった男性(49)は2015年12月~18年12月、部下に指示して羊とヤギ計7頭の死骸を牧場の敷地内に埋めたとされる。
またチーズ製造や浄化槽管理の責任者だった男性(48)や部下らと共謀し、16年4月~18年8月に食品として使えなくなった牛乳約7045リットルを敷地内の土中に流したとされる。
検察側は冒頭陳述で、死骸は産業廃棄物の処理業者に委託していたが、「正規処分の労力を節約するため、牧場内に埋めるよう部下に指示した」と指摘。
牛乳は浄化槽に流して廃棄していたが、15年2月に神戸市から指導を受け、土中への処分を考えたと述べた。
https://mainichi.jp/articles/20200909/ddl/k28/040/341000c
2020年3月21日11時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
手動車いすのフレームや車輪などが破損したという相談が2014年4月~今年1月に95件あったとして、国民生活センターは19日、注意を呼びかけた。
けがを負ったのは10件で、うち2件が転倒したり壁に衝突したりして1カ月以上の重傷だったという。
同センターによると、通信販売での購入が目立つ。
60代女性は、玄関のスロープで車いすの右前の車輪が脱落し、壁に激突。
肋骨(ろっこつ)が折れるなど1カ月以上のけがを負ったという。
50代女性は、車いすに座って背もたれにもたれた際に背のパイプが折れ、車いすごと後方に転倒。
後頭部と胸を強打し、肋骨にひびが入ったという。
同センターが3万円未満で販売されている手動車いす6種類の耐久性を調べたところ、3種類がテストの途中でフレームが破断したり、車輪が破損したりした。
3種類はいずれも日本産業規格(JIS)や製品安全協会の「SGマーク」を取得していなかった。
同センターの担当者は、「購入する際はJISやSGマークがある商品を選び、破損や不具合がないか点検してほしい」と話している。
https://www.asahi.com/articles/ASN3N73Y7N3MUTFL00M.html
3月19日19時9分に日本経済新聞からは、耐久テストの方法などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
耐久性テストは3万円未満の車いす6銘柄の製品で実施。
日本産業規格(JIS)の基準に従い、100キロの重りを搭載した車いすを段差付きのドラムの上に乗せ、20万回転させた。
その結果、3銘柄の製品は20万回転に達する前にフレームや車輪などが破損した。
破損したのは「エーアンドエー」社の「チャップス」、「カワムラサイクル」社の「KV22-40SB」、「ケアテックジャパン」社の「ハピネス」。
センターは、「重傷事故との関連は分からなかったが、同じ価格帯の商品でも耐久性には差があることが分かった」としている。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57026950Z10C20A3CR8000/
3月20日15時18分にテレビ朝日からは、耐久テストなどの映像付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
手動の車椅子の耐久性テスト映像です。
前輪が壊れる、フレームが切れる、スポークが折れるといった破損が見つかる車椅子もありました。
このような車椅子を使うと、真っすぐ動かなくなったり、段差につまずいて転倒する危険があるということです。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000179579.html
(ブログ者コメント)
以下は、テレビ朝日映像の7コマ。
2020年3月19日8時58分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2018年7月の西日本豪雨で川の堤防が決壊し、甚大な浸水被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区周辺の河川監視カメラについて、被災当時の動画が一部を除いて消去されてしまっていたことが判明した。
カメラを管理する中国地方整備局岡山河川事務所によると、システムが古く、自動消去に保存処理が追いつかなかったという。
同事務所はシステムを改修して改善する方針だ。
【システム改善へ】
同事務所は管理区間内の河川沿いにカメラを設置。
24時間体制で川の様子を映し出し、遠隔地から状況を確認して対応を判断したり、ホームページ上で公開したりしている。
高梁川水系には全部で28台設置。
撮影された動画データは3日間、サーバーにとどまり、保存処理をしなければ古いものから順次消去される。
真備町地区で相次いで堤防が決壊したとみられる2018年7月6日午後11時~7日午前7時までの周辺の河川監視カメラ6台の動画データの保存状況について取材すると、1台は残っており、1台は6日午後11時~7日午前3時まで、1台は7日午前0時から6時59分までのみ残っていた。
その他の3台は残っていなかった。
川の水が堤防を越える様子や、小田川氾濫の主因とみられるバックウオーター現象が起きた高梁川との合流点付近の動画も消えてしまったという。
同事務所の担当者は、「サーバーのデータ容量が小さい上にシステムが古く、保存処理に非常に時間がかかった。他業務にも追われ、できるだけ残そうと努力したが、間に合わなかった」と話す。
同事務所とは別に、小田川沿いに2台の河川監視カメラを設置する県では、同じように動画は消えたが、30分おきの静止画を保存しているという。
一方、肱川などが氾濫した愛媛県では、同様に一定期間が過ぎると消去される仕組みだったが、担当者の判断で、県が設置する全10台の2018年7月5~7日の72時間分の動画データを保存処理した。
動画は学習会などで、当時の状況を伝える資料として活用しているという。
小田川とその支流の決壊原因の調査委員会で委員長を務めた岡山大の前野詩朗教授(河川工学)は、「動画が消去されたのは残念。委員会では、水位の調査結果やドライブレコーダーの映像から決壊の主因が分かったため、あまり結果に影響は無かったと思うが、動画が残っていれば、後世にどのような現象が起きたか伝えやすい。異常洪水時などでは、可能な限りデータを残す仕組みにするのが良い」としている。
公文書管理の専門家は、災害時におけるデータ保存のルール整備を訴える。
中国地方整備局と岡山県にはマニュアルや要綱などのルールは存在せず、担当者の判断に任せられていた。
東洋大の早川和宏教授(行政法)は、「災害時にどのように情報を残すか整理するべきだ。担当者にとっても判断基準があるのが望ましく、統一的なルールが必要だ」と指摘している。
https://mainichi.jp/articles/20200319/k00/00m/040/026000c
2020年3月19日19時17分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後、秋田市にある日本製紙の工場で、ベルトコンベヤーの近くから煙が出る火事がありました。
煙はすぐに消し止められ、けが人はいませんでしたが、警察と消防が原因を調べています。
警察によりますと、19日午後1時半前、秋田市向浜二丁目にある「日本製紙秋田工場」の屋外のベルトコンベヤーから煙が出ているのを、工場の従業員が見つけました。
午後2時すぎに通報を受けた消防や警察が駆けつけたところ、煙はすでに従業員が放水して消し止められていて、けが人はいなかったということです。
警察や会社によりますと、この工場ではコピー用紙などを作っていて、当時、ベルトコンベヤーでは原料の木材チップを運んでいましたが、コンベヤーを動かすために下で回転している機器が摩擦で加熱され、煙が出たものとみられています。
工場によりますと、現在はコンベヤーを停止させていますが、工場全体の操業に影響は出ていないということです。
警察と消防が詳しい原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20200319/6010006453.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。