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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20196191635分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

世界遺産・金閣寺(京都市北区)前の市道に設置された縦型の予告信号機が、上から「青黄赤」と通常の信号機とは上下逆向きになっていたことが分かった。

 

事故などは確認されていないが、指摘を受けて同日、京都府警が正しい「赤黄青」の並びに設置し直した。

 

府警交通規制課によると、今年3月に電球式からLED(発光ダイオード)式に切り替えた際、設置業者が上下を誤ったとみられる。

 

道交法施行令では、縦型信号機は上から順に「赤黄青」と規定。

 

予告信号の場合の並びは「厳密には定められていない」(同課)というが、「他の信号機と同じように設置するべきで、本来、あってはいけないこと。府警としても十分な点検ができていなかった」として、17日に向きを変更した。

 

出典

『2カ月以上「青黄赤」 金閣寺前の縦型予告信号』

https://www.sankei.com/west/news/190619/wst1906190026-n1.html 

 

 

6191344分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

京都市北区の金閣寺前の交差点の縦型の予告信号が約3カ月間、業者の設置ミスでさかさまになっていたことがわかった。

京都府警が取材に明らかにした。

 

本来は上から「赤黄青」の順だが、「青黄赤」になっていた。

府警は17日、正しい向きに直した。

 

信号を見間違ったことによる事故は確認されていない。

 

交通規制課によると、府警から受注した業者が3月23日、電球式の信号をLED式に取り換えた際、向きを誤った。

 

道路交通法の施行令では、縦型信号は「上から赤黄青」と規定されている。

 

近くに住むタクシー運転手の男性(48)は、「毎日、この道を通るが、まったく気がつかなかった。赤か青かは気にするけど、信号の上下なんて意識していないからね。こんなことがあるなんて驚き」と話した。

 

出典

『金閣寺前の信号、3カ月逆さまだった 運転手もびっくり』

https://www.asahi.com/articles/ASM6L624MM6LPLZB019.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ブログ者が当該信号機を見たとしても、おそらくは違和感すらおぼえなかったことだろう。

 

 

 

 

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2019619183分にNHK佐賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日正午すぎ、武雄市武雄町にある九州港湾福利厚生協会の保養施設「M荘」にある陶芸教室の部屋で、ボランティアで講師をしている60代と70代の男性2人が倒れているのを同じボランティア講師の女性が見つけ,消防に通報した。

警察によると、2人は発見されたとき意識がなかったが、搬送先の病院で手当を受け、このうち70代の男性は意識が回復したという。
しかし、白石町今泉の男性(67)は意識不明のままだという。

2人が倒れていたのは陶芸教室の窯に隣接した部屋で、2人は19日未明から自分たちの作品の本焼き作業を行っていたという。

警察は、現場の状況から、一酸化炭素中毒の可能性が高いとみて調べている。

 

 出典

 『陶芸の窯でCO中毒か2人倒れる』

 https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20190619/5080003182.html 

 

 

6191942分にRKBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

陶芸教室を運営する高齢の男性2人が意識を失って、病院に運ばれた。

 

午前3時半ごろから、プロパンガスを使って窯に火を入れる作業を担当していたという。

 

消防が駆けつけた際には、安全基準の20倍を超える一酸化炭素が検出されていた。

 

出典

『窯焼きで一酸化炭素中毒~武雄市・1人重体』

https://rkb.jp/news/news/48443/ 

 

 

6192142分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

1時間ごとに窯の温度を記録する用紙には、午前8時半まで温度が記録されていた。

 

出典

『陶芸教室、1人が意識不明 窯が不完全燃焼、CO中毒か』

https://www.asahi.com/articles/ASM6M63TXM6MTTHB00Q.html 

 

 

 

 

 

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201961872114分にYAHOOニュース(京都新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

滋賀県草津市立幼稚園で、教諭による安全配慮が欠けた中で園児らに机を片付けさせ、1人に重傷を負わせたとして、草津市は18日、園児家族に損害賠償620万円を支払うと発表した。

 

市議会6月定例会に議決を求める議案を追加提案する。


市幼児課によると、2017年1月25日、T幼稚園の年長クラスで担任教諭が園児らに昼食で使った折りたたみ式机4台の片付けを指示。

 

園児4人で机の脚をたたんだ際、女児=当時(5)=が左手薬指を木製の天板と金属製の脚の間に挟み、指先を骨折した。

 

担任教諭は室内で別の園児らと関わっており、見ていなかったという。


同課は、「子どもだけでさせたことが問題で、安全への配慮が不足していた」としている。

 

女児の家族とは、今月、示談が成立したという。

 

出典

『机片付け5歳園児が指骨折、教諭の安全配慮不足で620万円賠償』

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190618-00000050-kyt-soci

 

 

2019620日14時39分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

滋賀県草津市は18日、市立幼稚園で2017年1月、園児が折りたたみ式の机を片づけ中に指先を挟まれて骨を切断する重傷を負ったと発表した。

 

市は、620万円の損害賠償を支払う議案を市議会に提案した。

 

発表によると、当時5歳の女児が昼食後、折りたたんだ机の脚に左手薬指の指先を挟まれ、骨を切断した。

 

約9か月通院を続けて指先を接合したが、骨は今も遊離した状態という。

 

机の取扱説明書には、折りたたみは大人が行うよう記されており、市幼児課は「監督が不十分だった」としている。 

 

出典

『折りたたみ式の机に指挟まれ、5歳女児が骨切断』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190619-OYT1T50177/ 

 

 

 

 

 

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2019616日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9747/

 

 

(2019年6月24日 修正1 ;追記)

 

2019618日付で東京新聞から、担当者は山頂の場所も勘違いしていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画を巡り、陸上自衛隊新屋(あらや)演習場(秋田市)を「適地」とした防衛省調査で、一つの山の標高を実際より3m低く誤表記していたことが分かった。


岩屋防衛相が18日の記者会見で明らかにした。 

同省の調査のずさんさが改めて浮き彫りになった。

 

標高が間違っていたのは、秋田県男鹿市の国有地からレーダーの電波を遮るとされた「本山(ほんざん)」。

 

岩屋氏は、「誠に申し訳ない。あってはならないことだ」と陳謝した。

17日に設置した整備推進本部で再発防止に取り組む考えを示した。

週内にも初会合を開く方針だ。

 

調査では、米グーグルの衛星写真を利用したサービス「グーグルアース」を地図データとして使用。

 

担当者が山頂を指し示す場所を勘違いし、標高712mと表示された地点の数値をそのまま記載したという。

実際の標高は715mだった。

 

防衛省は、新屋演習場を選定する過程で、同演習場を除く東北地方の計19カ所を検討の対象とした。

男鹿市の国有地もそれに含まれる。

 

今回の防衛省調査では山の仰角を9カ所で過大に計算していたことが分かっており、同市の国有地から見た本山もその一つだった。

 

 

<地上イージス配備巡る調査ミス> 

 

陸上自衛隊新屋演習場をイージス・アショア配備の「適地」とした防衛省の調査に誤りが見つかった問題。

 

配備可能か検討対象となった新屋演習場を除く東北地方の青森、山形両県など計19カ所のうち、9カ所でレーダーが出す電波を遮る山の仰角の数値が過大だった。

 

防衛省は、電波の障壁となる高い山がない場所が望ましいとして「不適」と判断。

ミス発覚後も配備計画に変わりはないとしている。

 

出典

『地上イージス、標高も誤り 防衛省 秋田ずさん調査』

https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201906/CK2019061802000303.html 

 

 

 

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201962179分に秋田魁新報から、下記趣旨の記事が雲の写真付きでネット配信されていた。

 

山形県沖を震源とし、秋田県由利本荘市で震度5弱を観測する地震が発生した18日、地震発生前の夕方に同市で不思議な形の雲が目撃された。

 

写真を撮った契約社員の女性(45)=同市水林=は20日、「地震雲かと思った」と話したが、秋田地方気象台は「地震と雲の関係は科学的に証明されていない」としている。

女性は車で退勤中の18日午後5時すぎ、上空に太い棒状の雲が何本もあるのを見つけ、同市給人町の本荘郵便局前で車を止め、携帯電話で撮影。

 

同日午後10時22分ごろ地震があり、「ああ、やっぱり」と感じたという。

 

ほかにツイッターには、同市で写したとみられる雲の写真や動画が「面白い雲」、「夕方の雲、地震雲だったのかな」などのコメントを添えて複数投稿されている。

一方、同気象台は、「大気現象の雲と大地の現象である地震は別の現象。関連性を証明する論文などもない」と説明した。

 

出典

『地震雲?18日夕方に目撃情報 太い棒状の雲、由利本荘市で』

https://www.sakigake.jp/news/article/20190621AK0003/ 

 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

地震雲については、本ブログでも過去に何件か情報を紹介している。

 

 

 

 

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20196181918分に北海道新聞から、下記趣旨の記事が遊具の全景写真付きでネット配信されていた。

 

18日午前10時ごろ、後志管内留寿都村のルスツリゾートの遊園地で、大型遊具「ツイスター」に乗っていた空知管内栗山町立栗山小6年の男子児童2人が、遊具の外に落ちた。


警察によると、児童はそれぞれ額や足に軽いけがをした。

 

警察とリゾート側によると、ツイスターには直径2mほどの丸型遊具(定員4人)が10台、環状に備え付けられている。

 

各遊具内で2人ずつ向き合うように座って布製の安全ベルトを締めた後、遊具ごと、車輪のように縦方向に回転しながら周回する。

 

動きだした直後、係員が遊具から鉄製の乗り場に投げ出されている児童2人に気づき、緊急停止した。

 

投げ出された時点の高さは不明。

ほかに2人の6年生児童が乗っていたが、けがはなかった。

 

リゾート側は、児童がベルトをしていたかどうかの運行前の安全確認が不十分だった可能性があると説明している。

 

警察は業務上過失致傷の疑いもあるとみて調べている。

 

同リゾート管理部は「けがをした児童に申し訳ない」としており、当面、この遊具の運行を中止する。

 

 

栗山小によると児童は修学旅行中で、17日から1泊2日で同リゾートに滞在。

6年生76人が参加し、教頭ら6人の教員が引率していた。

 

出典

『回転遊具から転落、男児2人軽傷 ルスツリゾート』

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/316535

 

 

6182043分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4人の児童が乗っていた遊具は、座席が縦に何度も回転することなどから、安全ベルトの装着が義務づけられているが、4人は当時、ベルトを着けていなかったとみられるという。


ルスツリゾートによると、ふだんは遊具が動き出す前に、係員がベルトを装着しているかをチェックすることになっていて、担当の係員は「きょうもきちんと確認した」と説明しているという。

 

出典

『遊園地の遊具から転落 2人けが』

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190618/7000011219.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下はNHK映像の1コマ。

 

 

 

 

 

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20196171932分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京都葛飾区は17日、同区立上平井小学校(西新小岩4丁目)でプールの授業の準備中、教員が誤って塩素ガスを発生させる事案があったと発表した。

 

区によると、同日午前7時半ごろ、プールの水を殺菌するために濾過器に塩素を入れるはずが、教員が誤って、プールの水を中和するための無水炭酸ナトリウムを投入したという。

 

ミスに気付いてすぐに塩素を入れたところ、化学反応が起きて塩素ガスが発生したという。

 

この教員と現場にかけつけた別の教員の計6人が目や鼻に痛みを訴える軽傷を負った。

児童は校舎内にいて無事だった。

 

消防が駆けつけ、濾過装置のある機械室の空気を入れ替えて塩素濃度を下げ、約3時間後の午前10時15分に塩素ガスの発生が止まったことを確認したという。

 

同校では、この日からプールの授業が始まる予定だった。

 

出典

『プールの授業準備中、塩素ガス発生 教員6人が軽傷』

https://www.asahi.com/articles/ASM6K4T7PM6KUTIL01L.html 

 

 

6171347分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

17日午前8時まえ、葛飾区の上平井小学校のプールの機械室で、授業の準備をしていた副校長ら教員6人が目や鼻の痛みを訴え、消防に通報した。


消防が調べたところ、機械室には塩素ガスが発生していたため、3時間余りにわたって児童などにプールの周辺に近づかないよう呼びかけた。


教員6人は病院で手当てを受けたが、いずれも症状は軽く、児童は校舎内にいたため、症状を訴える子どもはいないという。


区の教育委員会によると、この小学校では17日からプールの授業が始まる予定で、教員はプールの水を浄化する装置に塩素を投入するところを、誤って塩素の濃度を調整する別の薬剤を投入し、すぐに誤りに気づいて塩素を投入したという。


その結果、化学反応が起きて塩素ガスが発生したとみられるという。


葛飾区教委は、「薬剤が適正に取り扱われるよう、指導を徹底していきたい」とコメントしている。

 

出典

『小学校のプールで塩素ガス発生か』

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190617/0031354.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ネットで調べたところ、プールの水は一般的に、濾過機を通した後、下流の滅菌器に塩素剤などを投入して浄化している模様。

 

そこから考えると、塩素(塩素剤だと思われる)を投入した先は濾過機ではなく、滅菌器だと思われる。

 

 






 

 

 

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2019615954分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

日本中央競馬会(JRA)は15日、競走馬の飼料添加物から禁止薬物が検出されたため、同添加物を購入した28厩舎に所属する計156頭を競走除外とし、15、16日の函館、東京、阪神競馬に出走させない措置を取った。

 

15日は計72頭が除外となり、16日に行われる重賞レースの函館スプリントステークス(GⅢ)は、ダノンスマッシュなど6頭が除かれ、7頭立てとなる。

 

除外された馬はJRAの公式サイトで確認できる。

 

禁止薬物のテオブロミンが検出されたのは、商品名グリーンカルというビタミン・ミネラル剤。

テオブロミンは興奮作用などがあるとされ、禁止薬物104種類のひとつだ。

 

グリーンカルは古くから使われている製品。

 

ただ、競走馬の体内に入るものは、新しく製造されるたびに原料などが違うことから、販売前に公益財団法人・競走馬理化学研究所で薬物検査を受ける規則になっている。

 

今回は、検査結果が出る前の製品が厩舎に流通していた。

なぜルールが機能しなかったのかは調査中だ。

 

検査結果がわかったのが14日の午後だったため、全馬の薬物検査をする時間的な余裕がなく、JRAは、グリーンカルを購入した28厩舎の出走予定馬156頭を、体内に摂取した可能性があるとして、一律に競走除外とした。

 

競走除外になった156頭に加え、関係厩舎の所属馬が来週以降のレースに出走しようとする場合、血液検査に合格すれば認められる。

 

馬券の前売りはインターネット発売に限られていたため、競走除外に伴う窓口での馬券の払い戻しで混乱はなかった。

 

150頭を超す大量の競走除外という前代未聞の出来事に、日本騎手クラブ副会長の福永祐一騎手は、「競馬サークルの一員としておわびする。競馬の歴史上、類を見ない事件」などと話した。

 

競馬専門紙や競馬欄を大きく扱う夕刊紙は、予定していた紙面構成や勝ち馬予想の変更などに追われたという。

 

影響は地方競馬にも及び、帯広で5頭、金沢でも20頭が競走除外となった。

 

出典

『競走馬のエサに禁止薬物が混入 156頭が出走取りやめ』

https://www.asahi.com/articles/ASM6H2SQWM6HUTQP004.html

 

 

6151813分にNHK北海道からは、下記趣旨の詳細な記事がネット配信されていた。

 

この問題で、JRAは記者団の取材に応じ、横浜市に本社のある飼料メーカー「N工業」が、必要な薬物検査の結果が出る前にえさに混ぜるサプリメントを出荷したことが原因だと明らかにした。


JRAによると、サプリメントは製造するごとに競走馬理化学研究所の検査を受け、禁止薬物が検出されなかったことを確認してから出荷することになっているが、このメーカーは検査結果が出る前の去年12月から出荷していたという。


サプリメントは4つの販売会社を通じて28の厩舎に販売され、14日、競走馬理化学研究所の検査で禁止薬物が検出されたため、これらの厩舎の競走馬あわせて156頭の出走が取り消しになった。


JRAは、サプリメントを購入した厩舎から今月22日と23日のレースに出走を予定している競走馬については、15日と16日に血液検査を行い、禁止薬物が検出されなければ出走できるとしている。


JRAの庄村裁決委員は、「製造するごとに検査するという規則が守られていれば起こりえないことなので、業者に対する啓発を厳しくしていきたい」と話している。



【レースへの影響は】


JRAによると、横浜市の飼料メーカー「N工業」は、今回、競馬法上の禁止薬物「テオブロミン」が検出されたサプリメントを去年12月から出荷していたため、これまでのレースで、このサプリメントを通じて禁止薬物を摂取した競走馬が出走した可能性は否定できないとしている。


ただ、JRAは、レースの後に1着から3着の競争馬を対象に尿検査を行っていて、去年12月以降に「テオブロミン」が検出されたことはないという。


一方、対象となった馬を含む馬券については、15日のすべてのレースと16日の一部のレースについてインターネットでの販売が始まっていたが、JRAは全額、払い戻しを行ったという。



【飼料メーカーは】


横浜市に本社のある飼料メーカー「N工業」は、製造したサプリメントから競馬法上の禁止薬物「テオブロミン」が検出されたことについて、「原材料としてテオブロミンを使用しておらず、現時点で原因が特定できていない。原因究明のために、製品や原料、製造工程について調査している」としている。


禁止薬物が検出されたことを受け、現在はサプリメントの販売を停止し、製品の回収にあたっているという。


「N工業」は、出荷した時期や薬物検査に出した時期についても明らかにしなかったが、検査結果が出る前に出荷したことは認め、「厳粛に受け止め、多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深くおわびします。徹底的な原因調査を行い、再発防止に努めます」としている。



【「テオブロミン」とは】


競走馬の出走取り消しの原因となった「テオブロミン」という薬物は、興奮作用などがある物質で、JRAは馬の競走能力を一時的に高めるとして、禁止薬物に指定している。


テオブロミンはカフェインと似た構造をしていて、無臭で、わずかに苦みがあり、カカオやココア製品に含まれている。


欧州食品安全機関によると、動物が一定量以上を摂取した場合の主な作用は、過剰な興奮や発汗のほか、呼吸や心拍数の増加などで、特に、馬はテオブロミンに対する感受性が高く、肝臓や甲状腺に影響を受けるという。


このため、欧州食品安全機関は、テオブロミンを、動物のえさとして望ましくない物質としている。


過去には、2004年に東京の大井競馬で、馬のえさからテオブロミンが検出され、競馬の開催が中止されたほか、2001年には北海道のばんえい競馬で、入賞した馬から検出され、問題となった。


また、国民生活センターは、カカオがたくさん含まれたチョコレートについて、興奮作用があるテオブロミンなどをふだんより多く摂取してしまうおそれがあるとして、幼児やお年寄りなどが食べる際には注意するよう促している。



【問題のサプリメントとは】


禁止薬物が含まれていたサプリメントは「グリーンカル」の名前で販売されていている。


製造した飼料メーカーによると、この製品は競走馬が足などの骨を丈夫に保つための粉末状の馬用サプリメントで、メーカーでは1日あたり100gを2回から3回に分け、エサに混ぜて与えることを目安として示している。


成分は、カルシウムが全体の20%と最も多く、ほかにもリンやマグネシウム、亜鉛、ビタミンAなどが含まれているという。


メーカーでは、この製品を昭和50年代から販売していて、これまでの検査で「テオブロミン」が検出されたことはなかったとしており、メーカーが公開しているこの製品の文書にも、「競走馬理化学研究所の検査を実施しており、競馬法に指定される禁止薬物の陰性を確認しております」と記されている。

 

出典

『飼料会社の検査前出荷が原因』

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190615/0011146.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

昭和50年代以降、検出事例がなかったため、今度も問題ないだろうと検査結果を待たずに販売した?
 

それにしても、検査に半年もかかるとは・・・。

ちょっと遅すぎる気がする。

 

 

 

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2019614152分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午前11時ごろ、相模原市南区上鶴間本町の近くを流れる川の調節池の工事現場で、くい打ちの作業をしていた大型のクレーン車が前方に向かって倒れた。


警察によると、クレーン車はアーム部分を23mほど伸ばした状態で車体の後ろ側が完全に浮き上がっていて、敷地からはみ出したアーム部分が近くの電線に引っかかり、一部を切断したという。


アーム部分の先端には、くい打ちのための長さ18mほどの機械が取り付けられていたということで、警察の調べに対し、運転していた41歳の男性は「バランスを崩した」と話しているという。


けが人はいなかったが、この影響で付近の住宅などが最大で900戸停電したほか、現場近くの市道が通行止めになった。


警察などがクレーン車を撤去するとともに、事故の詳しい原因を調べている。

 

出典

『クレーン車倒れ電線切断 停電に』

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20190614/1050006497.html 

 

 

6141556分に神奈川新聞からは、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

 

14日午前11時15分ごろ、相模原市南区上鶴間本町の工事現場で、「クレーン車が倒れた」と付近の住民から110番通報があった。

 

クレーン車は前方に向かって倒れて、アーム部分が電線に引っ掛かり、付近の約900世帯が4時間近くにわたって停電した。

けが人はなかった。

警察によると、現場では近くを流れる境川の調整池の造成作業が行われていた。

 

出典

『クレーン転倒、電線に掛かる 相模原、900世帯一時停電』

https://www.kanaloco.jp/article/entry-174686.html#prettyPhoto 

 

 

6141858分に産経ビズからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察によると、クレーン車は前のめりに倒れ、アームの先端部分が工事現場の壁を越えて、電線に接触したという。

 

持ち上げようとした資材の重さに耐えられず、倒れたとみられる

 

出典

『相模原市で一時900世帯停電 クレーン車倒れ電線に接触』

https://www.sankeibiz.jp/econome/news/190614/ecc1906141858002-n1.htm

 

 

615日13時0分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故当時は、くい打ち作業前の準備中だったという。

 

出典

『稼働中のクレーン車転倒、900世帯が一時停電』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190615-OYT1T50120/ 

 

 

 

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20196141459分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午前6時15分ごろ、日高管内日高町賀張の牧場で、この牧場に勤務する同住所、会社員の女性(63)が、地面から跳ね上がった棒で体を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。

 

警察によると、女性は、トラックの荷台に積んでいた馬用の檻を滑車などを使って吊り上げ、地面に置いた2本の棒の上に降ろす作業をしていた。

 

警察は、滑車が壊れて檻が落下し、はずみで棒が折れて跳ね上がったとみて調べている。

 

出典

『牧場で作業中の女性死亡 日高』

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/315221/ 

 

 

 

 

 

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2019613日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9732/

 

 

(2019年6月20日 修正1 ;追記)

 

201961350分に神奈川新聞からは、担当の保守管理所にのみ当該作業の手順書がなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

現場一帯を管轄する市交通局上永谷保守管理所(同市港南区)に、事故原因となった装置の点検作業に関する手順書が存在しないことが12日、明らかになった。

 

他の2カ所の保守管理所には置かれているものの、上永谷にだけないという。

 

市交通局は、早急に作成し手順の周知徹底を図るとともに、事故調査委員会を設置し、事故原因を詳しく調べる方針。

横取り装置の点検に関する作業手順書は、3カ所ある保守管理所のうち、新羽(同市港北区)と川和(同市都筑区)には置かれているが、上永谷にはないことが事故後に判明した。

 

同局は、「どういう経緯かは分からないが、手順書がなくても作業員は(点検について)理解している」としつつ、「本来は保守管理所ごとに作成し、手順書に従って作業を行うべき」と不備を認めた。

事故が起きた6日、国交省は同局に対し、厳重注意する警告書を出した。

事故の原因究明と再発防止策について、文書で回答するよう求めている。

これに対し同局は7日、当面の緊急対策を報告。

 

作業手順書を作成するほか、線路上に装置が置かれたままだと警報が鳴り続ける仕組みづくりや、装置を認識しやすいよう着色することなどに取り組む考えを示した。

 

同局は、「できることから早期に着手する」としている。

一方、同局は近く事故調査委員会を設置。

有識者ら第三者を加えることも視野に入れており、作業員への聴取などを行った上で国交省への回答文書をまとめる。

 

「国交省には速やかに報告するよう言われている。設置時期やメンバーなどは現在、協議中」と説明している。

 

出典

『点検作業、手順書なし 横浜市、事故調査委設置へ』

https://www.kanaloco.jp/article/entry-174249.html 

 

 

 

(2019年8月1日 修正2 ;追記)

 

201973075分にNHK神奈川から、現場責任者の作業手順理解不足が原因だったとする事故報告書がまとまったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市の事故調査委員会は、現場の責任者が点検作業の手順を理解せず終了後の確認も怠っていたことが原因だとする報告書をまとめた。

29日、公表された委員会の報告書によると、事故当時、作業をしていた3人のうち、現場責任者の50代の助役が作業方法を教える過程で、一度外した点検器具を再びレール上に置いたという。


しかし、助役は点検器具を動かす際の手順を理解しておらず、装置の置き忘れを防ぐための警告灯やブザーのスイッチを切っていたほか、作業終了後の確認や報告も怠り、置き忘れに気づかなかったことが事故の原因となったとしている。


横浜市交通局の土屋統括安全管理者は、「ルールが守られていない現場の実態を、管理部門も含め把握しておらず、反省しないといけない。現場の責任者が役割を認識するよう働きかけ、教育の見直しなどの再発防止策を進めていきたい」と話していた。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20190730/1050006958.html

 

 

7292043分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市は29日、管理部門が現場の作業実態を把握しておらず、「組織全体のマネジメントに問題があった」とする調査委員会の報告書を公表した。

 

https://this.kiji.is/528538688067961953?c=39546741839462401 

 

 

7292127分に神奈川新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

横浜市交通局は29日、6月に起きた市営地下鉄ブルーラインの脱線事故に関する調査報告書を公表した。

 

線路上に放置された装置に電車が乗り上げた事故原因について、事故調査委員会は、職員が漫然と点検し、作業手順も明確になっていなかったと指摘。

 

事故による損害額は約4億700万円に上るとの見通しも示した。

放置されたのは、工事用車両を移動させるために使う「横取り装置」。

動かすにはピンを抜く必要があり、ピンを抜くと、ブザーや警告灯が作動する仕組みになっている。

報告書によると、6月5日の営業運転終了後、職員3人が3カ所の装置を点検した。

 

その際、1カ所の装置が線路上に固定されたままの状態にもかかわらず、50代の責任者はピンを挿入。

警告灯などが消えたため、3人は作業を終えた。

最終確認もしなかった。

調査委は、職員が装置の危険性を十分理解せずに慣例的に点検し、責任者も自らの役割を認識していなかったと指摘。

 

点検に関する手順書が存在せず、現場の作業実態を組織として把握していなかった点も問題視した。

被害額のうち、車両関係は3億1900万円で、レールの修繕など施設関係は8800万円。

加えて代行輸送バスや振り替え輸送に約2500万円かかったとしている。

調査委は7月1日に設置され、城博俊局長が委員長に就任。

会合を4回開いて報告書をまとめた。

 

29日に開かれた市会水道・交通委員会で市側が示した。

 

https://www.kanaloco.jp/article/entry-185315.html

 

 

※市からのプレスリリースは下記参照。

 

・・・・・

 

【事故調査報告書のポイント(概要)】

 

事故原因の分析(報告書P.16

1.作業実施者の作業内容、規定に対する理解や意識が不足していたこと。

2.作業手順や最終的な確認の方法が明確でなかったこと。

3.作業における役割分担が機能していなかったこと。

4.組織としてこうした実態を把握できていなかったこと。

 

再発防止策(報告書P.20

1.緊急的に実施した取組

横取り装置における課題解決のための再発防止策と安全運行の確保に向けた緊急的な取組を実施

 

(1) 横取り装置検査の手順書作成、作業手順の明確化や作業責任者の役割の明確化

(2) 横取り装置の取扱いチェックシートの作成等、最終確認方法の明確化

(3) 全職員への通知等、ルール遵守の再徹底

 

2.今後実施する対策

(1) 規定の整備やマネジメント強化の実施

(2) 職員教育の抜本的な見直し

(3) 安全に関する情報収集や共有を速やかに行う仕組みづくり

(4) 横取り装置のさらなる安全性向上の取組

 

3.「ゆるぐことのない安全」に向けた組織風土改革

 

https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/koutuu/2019/20190729.html

 

 

 

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2019614日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

13日午前9時45分ごろ、栃木県壬生町の北関東自動車道壬生パーキングエリア(PA)に停車中の航空自衛隊の車両から「積んでいた弾薬が荷ずれしたようだ」と、東日本高速道路に連絡があった。

 

警察や空自によると、荷台に積んでいた短距離地対空誘導弾の実弾8発(1発約190kg)の一部が動いていた。

誘導弾は信管が外され、爆発の恐れはなかったという。

 

警察などによると、誘導弾は点検のため、茨城県小美玉市の百里基地から石川県小松市の小松基地に輸送中だった。

 

ベルトで固定していたが、運搬中に誘導弾が動いた気配がしたため、車両は同日午前8時過ぎに同PAに入った。

別の車に移して百里基地に戻したという。

 

警察は、同PAへの車両の進入を約1時間40分にわたり規制した。

 

出典

『空自 車両積載、誘導弾荷ずれ 北関東自動車道』

https://mainichi.jp/articles/20190614/ddm/041/040/079000c 

 

 

613120分にFNN PRIMEからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

栃木県の北関東自動車道で、自衛隊の車両が荷崩れを起こしたという。

車に積まれていたのが、弾薬だとみられている。

 

13日午前11時50分現在、パーキングエリアの中で積み直し作業が行われているもよう。

 

出典

『【速報】弾薬か? 自衛隊車両荷崩れ 北関東自動車道』

https://www.fnn.jp/posts/00419187CX/201906131200_CX_CX

 

 

6131556分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

北関東自動車道を走行中、荷崩れを起こした航空自衛隊車両の弾薬積み直し作業は13日午後、終了した。

 

作業による栃木県壬生町の壬生パーキングエリア(PA)の車両進入規制は、1時間40分で解除された。

 

空自や警察によると、積んでいたのは短距離地対空誘導弾の実弾8発で、弾薬は1発当たり190kg。

 

壬生PAで確認したところ、3段にして積んでいた実弾の一部が動いていた。

 

茨城県の百里基地に配備されており、定期整備のため整備機材がある石川県の小松基地に向けて運搬中だった。

 

弾薬には起爆しない処理がされており、路上に落下しても暴発の恐れはなかったとしている。

 

出典

『地対空誘導弾の積み直し終了 北関東道の規制解除』

https://www.sankei.com/affairs/news/190613/afr1906130036-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

FNN PRIMEの掲載写真には、荷崩れを起こした車両からケースを積み替え、赤いベルト状のもので荷台に固定しているらしき様子が写っている。

 

 

 

 

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20196122016分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

12日午前9時15分ごろ、福山市本郷町のE工業の工場で、積み上げられていた長さ11m、幅50cm、重さ968kgの鋼材に、天井に取り付けられていたクレーンの先端が接触した。


鋼材は2.5mの高さから落下して、従業員の久保さん(男性、41歳)が下敷きになり、市内の病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡が確認された。


警察によると、工場では、鋼材を切断したり穴を開けたりする加工作業が行われ、久保さんは鋼材を積み上げるためクレーンを誘導したり、鋼材に固定したりする作業をしていたという。


警察は、事故当時の状況や会社の安全管理に問題がなかったかなどについて詳しく調べている。

 

出典

『鋼材落下し男性従業員死亡 福山』

https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20190612/0004623.html 

 

 

 

 

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20196112047分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

生卵とゆで卵で日持ちするのはどっちだと思いますか? 


梅雨で食べものの傷みが気になる今、卵の保存についても情報更新しておきましょう。

 

食と料理の新常識を探る「ごはんラボ」で調べました。

 

     ◇

 

卵には、生卵の方が熱を通したものより日持ちするという「パラドックス」がありました。

 

日本養鶏協会アドバイザーで元東京農業大学教授の信岡誠治さんによると、生卵の賞味期限は各メーカーが決めていますが、産んでから21日間が標準。

 

卵かけごはんのように生卵を好む日本の食習慣に合わせて、生で安全に食べられる期間として設定されています。

 

理由は、殻の中で卵黄を包んでいる生の卵白には殺菌作用があり、雑菌をシャットアウトしてくれるから。

 

これが、ゆで卵になると働かなくなります。

傷みやすくなるというわけです。


「殻ごと冷蔵庫に入れても、できれば当日中に食べていただき
 たい」

 

ここで気になったのは、コンビニで人気のパック入りのゆで卵です。


「半熟トロトロ」をうたう商品に表示された賞味期限を見ると、要冷蔵とはいえ、2週間先の日付になっています。

 

メーカーに理由を聞くと、「サルモネラ菌による食中毒につながる心配がないように、原料の卵のチェックからゆでてパック詰めするまで、衛生管理した工場内で製造し、低温で流通させるからです」との答え。

 

同じに見えるゆで卵でも、食品工場と雑菌のある家のキッチンの環境はまるで違うというわけです。

 

では、冷凍保存はどうでしょう。

 

信岡さんは、「やはり衛生面から、家庭での生の卵の冷凍は勧められません」。

 

冷凍後に解凍した卵黄の、水分が抜けた食感を利用したレシピがインターネットなどで見られますが、冷凍中にひび割れた殻からサルモネラ菌など食中毒の原因菌が入り、解凍中に増殖するなどリスクが防ぎきれません。

 

卵黄だけ、卵白だけを分けて冷凍する場合も同じです。

 

出典

『生卵とゆで卵、日持ちするのどっち? 冷蔵しても要注意』

https://www.asahi.com/articles/ASM6C4215M6CULZU006.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関連情報を調べたところ、日本卵業協会のHPに、生卵の殻を洗うと逆効果など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

Q1 卵の賞味期限はどれくらいですか?


A:時期により異なりますが、卵の賞味期限は、安心して
  「生食」できる期限を表示しています。

 

サルモネラ菌の増殖が起こらない期間は、卵の保存温度によって決まります。

 

英国のハンフリー博士の研究に基づいて算出され、家庭で冷蔵保存する7日間を加えたものです。

 

夏期(7~9月)が産卵後16日以内、春秋期(4~6月、10~11月)が産卵後25日以内、冬季(12~3月)が産卵後57日以内とされています。

 

実状は、パック事業者と量販店、バイヤーの話し合いで決めており、パック後2週間(14日)程度を年間を通して賞味期限としている所が多いようです。

 

日卵協ホームページ「表示とタマゴの安心」を参考にして下さい。

 

 ・・・

 

Q14 家庭では、卵は洗わないほうが良いのですか?

 

A:現在、卵のほとんどはGPセンター(洗卵選別包装施設)というところで、お湯(30℃以上で卵温より5℃以上高いこと)で洗卵してから出荷されています。

 

しかし、汚れが殻の表面に残っていることがあり、それを気にして再度洗う人もいますが、洗うと気孔という殻にある穴から雑菌が水と一緒に卵の中に入ったりしてしまいます。

 

できれば、目に付くような汚れは、洗わずに拭き取ったほうが鮮度を保てます。

 

 ・・・

 

Q17 ゆで卵の保存方法と賞味期限を教えて下さい。

 

A:ゆでる条件によって異なり、ゆでた後の保存温度や殻の割れの有無によって異なります。


株式会社 光琳 発行の「卵-その化学と加工技術」によれば、硬くゆでた場合、5℃で2~3ヶ月、10℃では3週間、室温(25℃以上)3~7日間程度の期限であるとされています。

 

殻を剥いた場合は、殻付きの3分の1から2分の1程度とありますが、家庭では硬くゆでた場合、10℃保管で殻にヒビのない場合3~4日、いつヒビが入ったかわからないものは食べるのを控え、殻を剥いたものはその日のうちに食べることをお勧めします。

 

出典

『タマゴQ&A 品質・保存編』

http://www.nichirankyo.or.jp/qa/hinshitsu.htm

 

 

 

 

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20196112122分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

11日午後1時半ごろ、高島市安曇川町の山林で県の砂防工事をしていた建設用の大型機械に近くで伐採された木が倒れかかり、運転席を直撃した。

運転席には高島市に住む会社員奥田さん(男性、69歳)が乗っていて、木の下敷きになった奥田さんは病院に運ばれたが、まもなく死亡した。

警察によると、機械を直撃した木は、谷を挟んで機械からおよそ20m離れた場所で別の作業員に伐採されたもので、高さが20~30m、根元の直径が80cmほどの杉の木だという。

一方、奥田さんは事故当時、伐採された木を機械でつかんで砕いたり、まとめたりする作業をしていたということで、警察は、事故の詳しい状況や経緯を調べている。

 

出典

『木の下敷きで男性死亡』

https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20190611/2060002835.html 

 

 

 

 

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20196111919分にNHK東北から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

動物性の脂分を含んだ汚水を大量に流して下水道を詰まらせた疑いがあるとして、警察は、栗原市の食肉加工会社を下水道法違反の疑いで家宅捜索した。

捜索が行われたのは、栗原市築館にある食肉加工会社「J社」で、11日午前9時半ごろに、捜査員20人余りが市内の工場や事務所など数か所に入り、関係資料を押収した。


警察によると、「J社」は、動物性の脂分を含んだ汚水を大量に流して今年3月に下水道を詰まらせた、下水道法違反の疑いがあるという。


同じ月に、会社近くの下水道で異常を知らせるセンサーが作動したため、保健所が調査したところ、およそ700mにわたって脂分が詰まっていたのが見つかったという。


栗原市では、その後、およそ500万円をかけて緊急の清掃を行い、周囲の住宅地などへの影響はなかった。


栗原市によると、「J社」はおととしにも同じ問題を起こして保健所から指導を受け、その際も市がおよそ350万円をかけて清掃したということで、警察は常習的に行っていたとみて捜査を進めている。


栗原市は、「緊急の清掃をしなければ周辺の地域に影響があった可能性もある。管理者として再発の防止に努めたい」としている。

 

出典

『脂分含む汚水で下水詰まらせたか』

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20190611/0005839.html

 

 

6111243分に東日本放送からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察によると、この会社は2017年9月から今年3月にかけて、工場の下水道を700mにわたって食肉処理で出た油で詰まらせたとして、下水道法違反の疑いが持たれている。

 

今年3月、汚水の逆流を栗原市のセンサーが感知し、市が応急措置を実施していた。

 

2017年9月にも下水道を詰まらせていたという。

 

油は水と分離した上で産業廃棄物として処理する必要があり、警察は分離装置が適切に稼働していたかなど調べる方針。

 

出典

『下水道法違反の疑い 栗原市の食肉加工場を家宅捜索』

https://www.khb-tv.co.jp/news/localNews/201906111254010.html 

 

 

611129分にFNN PRIME(仙台放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察は、この工場が食肉加工で出た油を適正に処理せず、違法に下水道へ流した疑いもあるとみて、実態の解明を進める方針だ。

 

出典

『下水道詰まらせた疑いで食肉加工工場に家宅捜索 2年前にもトラブル』

https://www.fnn.jp/posts/2019061100000002OX 

 

 

6111224分にYAHOOニュース(東北放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察によると、Jフーズは2019年3月19日、食肉を加工する際に出た固形の脂や肉片などを下水道に流し、下水道管を詰まらせた疑いがもたれている。

 

出典

『下水道管詰まらせた疑い 栗原市の食肉加工会社を家宅捜索』

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190611-00000003-tbcv-l04

 

 

611日付で河北新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察によると、同社は法令で定めた基準(1日50m3)を超す汚水を配水管から流し、下水の排水を妨げた疑いが持たれている。

油などを含んだまま排水したとみられる。


今年3月、栗原市が委託した下水道管理業者が周辺の下水が詰まっていることに気付き、発覚した。

 

出典

『栗原市の食肉加工業者を家宅捜索 下水道法違反の疑い 基準量を超える汚水を排出か』

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190611_13059.html 

 

 

612日付で河北新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

近隣住民らによると、同社は数年前から汚水をそのまま流していたという。

 

60代女性は、「夏になると悪臭が漂い、冬になると(下水道が)詰まり、大変だった」と話した。

 

出典

『<下水道法違反>食肉の脂で周辺の下水道約700メートル詰まらせる』

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190612_13040.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇おととしのトラブル以降、保健所は同社の改善状況を確認・督促していたのだろうか?

 

〇以下は、東北放送映像の1コマ。

 プレハブ建屋っぽい小規模工場の模様。

下水につながるパイプは、見た目3インチ程度だ。

 



  

 

 

 

(2019年11月1日 修正1 ;追記)

 

20191031937分に毎日新聞からは、下水道を使い始めてから6年以上も水質検査を怠っていた、油脂などを分離する装置が故障したまま放置していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

食肉加工で排出した油脂をそのまま流して下水管を詰まらせたとして、宮城県警生活環境課と築館署は30日、食肉加工会社「Jフーズ」=同県栗原市築館=と同社社長の女(41)=同市=を廃棄物処理法違反と下水道法違反の疑いで仙台地検古川支部に書類送検した。

 

送検容疑は20179月~今年3月、鶏肉をゆでる際に生じた油脂約15トンを処理せず、同社敷地内から下水管にそのまま捨てたとしている。

 

また、下水道を使用し始めた13年から6年半近くにわたって水質検査をしなかったとしている。

 

社長は「業務を優先してしまい、適切な処理を怠った」と容疑を認めている。

 

同課などによると、事業者が下水を排出する際には油脂や固形物を分離する装置で処理する必要があるが、同社は装置を故障したまま放置していたとみられる。

 

179月に近隣住民から悪臭の苦情が寄せられ、保健所と市が立ち入り検査を行ったが改善されず、今年3月にも下水管約700メートルを詰まらせたとして、県警が家宅捜索を行った。

 

https://mainichi.jp/articles/20191031/k00/00m/040/045000c

 

 

1030199分にNHK東北からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察によりますと、事業者に自治体への届け出や水質測定の義務などを定めた下水道法で立件されるのは、県内で初めてだということです。


油を含んだ大量の汚水によって、おととしと、ことし3月に、下水道を詰まらせる事態も引き起こしていて、栗原市は周辺への影響を防ぐため、緊急の清掃を行いました。


おととしの清掃費用およそ350万円については、その時点で汚水の排出元を特定できず、市の負担になったということで、栗原市の担当者は「おととしの段階で会社からの汚水だと特定し、行政指導を行うなどの努力をすべきだった」と話しています。

 

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20191030/6000007733.html

 

 

 

 

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201757日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7091/ 

 

 

(2019年6月17日 修正3 ;追記)

 

20196101427分にNHK群馬から、経営者に実刑判決が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

前橋地裁で開かれた10日の裁判で水上裁判長は、「消防から火災のおそれを指摘されていたにもかかわらず、『よしず』を撤去せず、狭い店内に多くの七輪を設置して漫然と営業するなど、火事は起こるべくして起きた」と指摘した。


そのうえで、「被告は火事のあと、新たに焼き肉店を開店する一方、金銭的な賠償を全くしておらず、被害者の処罰感情は強い」として、禁錮2年6か月の求刑に対して禁錮1年8か月の実刑判決を言い渡した。

 

出典

『焼き肉店2人死傷火災で実刑判決』

https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20190610/1060004653.html 

 

 

 

 

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2019610210分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

10日正午ごろ、兵庫県伊丹市野間の「Y運輸」敷地内で、クレーン付きトラックの荷台部分にいた40代の男性建設作業員がクレーンのアーム部分と荷台の間に挟まれた。

 

男性は胸を強く圧迫されており、間もなく死亡した。

 

警察によると、クレーンは高さ8mにあった看板を取り外して荷台に積み込む途中だったといい、男性は荷台で作業をしていたとみられる。

 

近くにいた現場監督員が挟まれた男性に気付き、119番した。

 

警察は身元の確認を急ぎ、安全面に問題がなかったか調べている。

 

出典

『クレーンのアームと荷台に挟まれ、建設作業員死亡』

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201906/0012414592.shtml

 

 

 

 

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20196102145分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

横浜市立小学校で10日、給食時に米飯が提供されないトラブルがあった。

製造工場でネズミの死骸が見つかったため。

 

提供されなかったのは、給食を実施する351校のうち153校の約7万7000人にのぼった。

 

横浜市教委などによると、同市金沢区の業者が午前10時ごろ米飯製造を終え、炊飯機器の清掃と点検をしたところ、米を湯に浸す槽の横の溝にネズミの死骸を発見。

この工場で製造した米飯約6.2トンの提供を中止した。

 

業者は、毎日午前中に製造を終えた後、点検と清掃をしていたが、開始前は点検してこなかったという。

 

この業者はネズミの侵入経路などが明確になるまでは製造を中止する方針といい、再開のめどは立っていない。

 

当面は他の業者が米飯を提供するが、一部の学校では代わりにパンが提供されるという。

 

出典

『給食つくる工場にネズミ死骸 児童7万人超に米飯出せず』

https://www.asahi.com/articles/ASM6B6KB9M6BULOB012.html 

 

 

611143分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

回収が間に合わなかった1校で5、6年生計18人が米飯を食べたが、体調に異常はないという。

 

同日午前10時頃、米飯製造後のベルトコンベヤー式炊飯器(長さ10m、幅2m、高さ2.5m)を清掃中の従業員が死骸に気づいた。

 

7日の業務後に炊飯器を清掃した際には、異常はなかったという。

 

出典

『給食用炊飯器にネズミの死骸…横浜、米飯食べた18人異常なし』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190610-OYT1T50182/  

 

 

61150分に神奈川新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市教育委員会は11日、1校で回収が間に合わず、計70人の児童が米飯を食べたと明らかにした。

現時点で健康被害の報告はないという。

 

10日午前10時ごろ、調理員が製造終了後にスチーム式コンベヤー炊飯器を清掃・点検した際、米を浸すために使う水槽の横で発見した。

 

出典

『ネズミ死骸を発見 給食用米飯の提供を中止に 横浜』

https://www.kanaloco.jp/article/entry-173797.html 

 

 

 

(2019年6月20日 修正1 ;追記)

 

20196182127分に神奈川新聞から、ドア下の隙間から入ったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市教委は18日、中止している同業者による米飯の提供を19日から再開すると発表した。

ネズミの侵入経路が特定され、再発防止策が取られたためという。

市教委によると、死骸が見つかったのは、S組合(同市金沢区)の工場内のスチーム式コンベヤーの炊飯機器内。


10日午前の製造終了後、調理員が、米に水分を吸収させる水槽の横で発見した。

同組合は13日、市保健所などに報告書を提出。


専門業者が点検した結果、工場内の3つのドアの下にあった1~2cmの隙間が侵入経路とされ、侵入防止器具などを設置した。

 

テスト炊飯を行い、問題がないことが確認されたという。

出典

『ネズミの侵入経路特定 横浜市教委、給食調理機から死骸』

https://www.kanaloco.jp/article/entry-175673.html 

 

 

619日12時44分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市教委によると、専門家が工場設備を確認した結果、ネズミは扉のわずかな隙間から建物内に侵入したとみられるという。

 

市は、粘着性のワナの増設や赤外線監視カメラの設置などで対策を強化した。

 

ネズミは10日午前10時頃、横浜市S組合(横浜市金沢区)の工場で、ベルトコンベヤー式炊飯器内の米をお湯に浸す水槽の横で発見された。

 

同工場は、給食として提供予定だった米飯計約13.6トンを回収。

 

11日以降は、市内256校にパンや別業者の米飯などが提供されていた。

 

出典

『炊飯器ネズミ死骸、扉隙間から侵入か…ワナ増設』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190619-OYT1T50208/ 

 

 

 

 

 

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2019691014分に読売新聞から下記趣旨の記事が、事故件数の棒グラフ付きでネット配信されていた。

 

スマートフォンやパソコン、加熱式たばこなどに使われるリチウムイオン電池がゴミ処理施設に運ばれて発火・発煙する事故が昨年度は128件に上り、5年間で4倍に増えたことがわかった。

 

施設が全焼するケースなど、被害は深刻化している。

 

同電池が誤って家庭や企業からゴミとして捨てられていることが背景にあるとみられる。

 

環境省は、ゴミの分別の徹底を全国の自治体に要請した。

 


同電池は従来の充電式電池に比べて軽く、1回の充電で2~3倍は長持ちする。

 

一般社団法人「電池工業会」(東京)によると、国内の生産量は2003年に7.6億個だったが、18年には12.9億個に増え、全電池の3割を占める。

 

公益財団法人「日本容器包装リサイクル協会」(東京)によると、全国のプラスチックごみ用のリサイクル施設で、リチウムイオン電池が原因とみられる発火・発煙事故は18年度に128件起き、13年度の32件の4倍となった。

 

今年度も4~5月だけで60件に達し、過去最悪のペース。

 

施設が全焼して一部事業が撤退に追い込まれたケースもあった。

 

また、リサイクル施設にとどまらず、ごみの選別施設など、ごみ処理施設全般で事故は多数起きている。

 

同電池は燃えやすい有機溶剤を含み、ショートすれば発火する恐れがある。

 

ショートを防ぐための保護回路が内蔵されているが、一部で流通する粗悪品には保護回路のないものもある。

 

粗悪品でなくても、ごみ処理施設で砕く際に衝撃で発火する可能性がある。

 

資源有効利用促進法では、充電式電池は製造業者や輸入業者による回収が義務付けられ、リチウムイオン電池を処分する際は家電量販店や市町村役場に設置された回収ボックスに出す必要がある。

 

だが、不燃ごみやプラごみとして捨てられるケースは後を絶たず、ごみ処理施設のほか、ごみ収集車の中でさえ発火・発煙する事故も発生している。

 

こうした事態を受け、環境省は先月、全国の自治体に対し、ごみの分別の徹底をごみ処理業者に求めるよう要請した。

 

同省担当者は、「家庭でも、充電式電池を処分する時は回収ボックスを活用してほしい」とする。

 

 

一方、リチウムイオン電池が内蔵されたスマホなどを消費者らが持ち歩く際の発火・発煙事故も増えている。

 

独立行政法人「製品評価技術基盤機構」(東京)によると、17年度は175件と、13年度の70件の2.5倍に増えた。

この5年間で1人が死亡し、49人が負傷している。

 

出典

『スマホ・PC・加熱たばこ…充電池「ごみ」発火多発』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190609-OYT1T50049/ 

 

 

 

 

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魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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