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2019年5月26日22時43分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後5時半ごろ、滋賀県東近江市柴原南町の大紀アルミニウム工業所滋賀工場から「設備の一部が爆発した」と119番があった。
男性従業員2人がやけどを負い、1人が重傷、もう1人が軽傷で、警察が原因を調べている。
警察や消防によると、工場ではアルミニウムの加工をしており、2人は爆発したとみられる設備の近くで作業をしていた。
工場内の他の設備や周辺の家屋への被害はないという。
出典
『アルミ工場で爆発か、従業員複数に重軽傷のもよう、滋賀』
https://this.kiji.is/505377000124384353?c=39546741839462401
キーワード;粉塵爆発 粉じん爆発
2019年5月28日12時40分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
来月開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議の会場となる「インテックス大阪」(大阪市住之江区)の周囲で設置工事中のフェンスが倒れ、通行人の60代女性が軽傷を負っていたことが分かった。
28日開かれた住民説明会で、フェンスを設置する外務省が明らかにして謝罪した。
同省や大阪府警などによると、26日午後3時15分ごろ、インテックス大阪の北側で作業員が金属製フェンス1枚(高さ約3m、幅約50cm、重さ約20kg)を支柱に仮留めして現場を離れた後、フェンスが倒れて女性に当たったという。
女性は頭や肩などを打ち、病院に運ばれた。
フェンスは不審者の侵入を防ぐため、会場の四方を囲う予定で、22日から工事が始まった。
現在は工事を中断している。
外務省の担当者は説明会で、「事故を重く受け止めている。安全確保を最優先に行う」と話した。
G20首脳会議は来月28、29両日に開かれる。
出典
『G20会場のフェンス倒れ女性けが 外務省が謝罪』
https://mainichi.jp/articles/20190528/k00/00m/040/115000c
5月28日13時21分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
当時、現場では基礎となるパイプにフェンスを取り付けて留め具で固定する作業をしていたが、作業員が十分に固定しないまま現場を離れていた。
外務省は22日から設置工事を始めており、会場一周をフェンスで囲む計画だが、事故を受けて工事を一時中断。
安全が確保され次第、工事を再開するという。
出典
『サミット会場の警備用フェンス倒れ通行人けが 大阪』
https://www.sankei.com/west/news/190528/wst1905280022-n1.html
(2019年8月29日 修正1 ;追記)
2019年8月29日2時0分に毎日新聞から、ネジの締め具合が緩かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警が工事業者の男性作業員2人を、業務上過失致傷の疑いで書類送検していたことが、捜査関係者への取材で判明した。
捜査関係者によると、仮留めの際にねじの締め具合が緩かった上、事故当時は作業員が現場を離れていた。
https://mainichi.jp/articles/20190828/k00/00m/040/305000c
2019年5月25日付で日経ナショナルジオグラフィックから、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
雷が電気であることを示したベンジャミン・フランクリンの実験から250年以上が経ち、雷雲の驚くべき秘密がまたひとつ明らかになった。
学術誌「Physical Review Letters」に掲載された論文によると、まったく新しい方法を使って雷雲全体の電圧を分析したところ、瞬間的に13億ボルトにも達していたという。
その電力は、およそ2ギガワット。
これはニューヨーク市全域に電力を30分間供給できるほどのエネルギーだと、論文の共著者で、インド、ムンバイにあるタタ基礎科学研究所の高エネルギー物理学者であるスニル・グプタ氏は語る。
「それだけの電圧を地上で達成させるのはほぼ不可能です。しかし、自然はいとも簡単にそれをやってのける方法を知っているようです」
巨大な雷雲の電気的性質をインドの科学チームが正確に分析できたのは、宇宙から降り注ぐ荷電粒子のおかげだった。
雷雲のエネルギーは、過去に実施されたどの値より10倍も高かった。
この研究結果により、宇宙と地球上で起こっていることの関係性がわかっただけでなく、高エネルギー物理学における25年来の謎も解決されるかもしれない。
【素粒子のシャワーの異変】
インド南部のウダガマンダラムにある宇宙シャワー現象観測施設「GRAPES-3(Gamma Ray Astronomy PeV EnergieS phase-3)」。
物理学者たちはそこで、2001年の運用開始以来、ミュー粒子を観測している。
ミュー粒子は、宇宙線が地球の上層大気に衝突すると発生し、地上に降り注ぐ素粒子だ。
どういうわけか高感度のGRAPES-3は、しばしば、4月から6月の間と9月から11月の間に、ミュー粒子のシャワーがわずかに弱くなることを示す。
それが、ちょうど一年で最も雨の多い時期と重なっていた。
「面白いなとは思っていましたが、それほど真剣には考えていませんでした」と、グプタ氏は言う。
「私たちの研究対象は高エネルギー宇宙線と惑星間空間で、雷雲にはあまり関心がなかったものですから」
ミュー粒子は負の電荷を持ち、その動きは電場によって歪められる。
グプタ氏は、この性質を利用して、雷雲にどれだけのエネルギーが含まれているかを計算できないかと考えた。
ノーベル物理学賞を受賞したチャールズ・トムソン・リーズ・ウィルソンが1929年、ある雷雲の電場を計測したところ、1インチ(約2.5cm)の間隔で1万2700ボルトという驚きの数値が出た。
ということは、数kmも先まで広がる雷雲は、全体で乾電池10億個分に相当する電位差を秘めている可能性がある。
電圧を測るには、通常、2本の端子を対象物の両端にそれぞれ接続する必要がある。
だが、雲のように巨大でつかみどころのないものを相手に、どうしたらそんなことができるのか。
これまで、誰も思いついた者はいない。
雷雲の中に飛行機や風船を飛ばす実験も行われたが、その結果、これまでに記録されたのは、最高でも1億3000万ボルトだった。
今回の研究の共著者バラクリシュナン・ハリハラン氏は、GRAPES-3が検出するミュー粒子の数が変化するには、電場がどれほど強力でなければならないかを測るモデルを考案した。
これがあれば、観測されたミュー粒子から雲の電場を逆に推測できる。
次に、GRAPES-3の過去3年間のデータを使って、研究チームは184の雷雲を分析した。
すると、ミュー粒子の数値から、2014年12月1日に発生した雷雲の電圧は瞬間的に13億ボルトに達していたことが、はじめて明らかになった。
【次は落雷のエネルギー】
ミュー粒子を使った、この測定法なら、雲の広い範囲を測定できるので、飛行機や風船による実験よりも正確だ。
ということは、以前のデータは実際よりも数値が低く、その多くは数10億ボルトのエネルギーを含んでいた可能性がある。
さらに、大気物理学者を長いこと悩ませていた謎も、これで解けるかもしれない。
1994年、遠い銀河で発生する強力なガンマ線バーストの観測用に作られたNASAのコンプトンガンマ線観測衛星が、地球の大気から放射される高エネルギーを検出した。
宇宙でも最大級のエネルギーを発する現象に似たことが、なぜ地球で起こっていたのかについて、誰も説明をつけられなかった。
雷が関係しているとは考えられていたが、過去の実験で観測された雷雲のエネルギーは、ガンマ線バーストに匹敵するほどの強さはでなかった。
それが今、GRAPES-3による10億ボルト級の測定結果により、地球上の雷雲にもこの謎の現象を起こせる可能性があることが初めて示唆された。
グプタ氏は、この関連性をさらに裏付けるために、ガンマ線検出器を導入したいと考えている。
また、落雷によって雷雲のなかの電圧がどれくらい早く消散するのかも調べたいという。
「放電についても調べたいです。これが最も大きな災害を引き起こしますから」
だが、今回の研究結果だけでも、既に他の研究者から高い評価を受けている。
「これまで誰も考えつかなかった方法です」。
米ルイジアナ州立大学バトンルージュ校で高エネルギー宇宙線とガンマ線を研究するマイケル・チェリー氏は言う。
同氏は、この研究には参加していない。
超強力な宇宙線が、比較的ありふれた雷などの影響を受けるといわれても、以前なら、ほとんどの研究者が懐疑の目を向けていただろうと、チェリー氏は付け加えた。
しかし、雷が、地球上の物理学者の手が届く最も強力な天然の粒子加速器のひとつであることを、この研究結果は示唆している。
「こうした高エネルギーを研究できる対象は、はるか遠方にあるブラックホールや超新星に限りません。空を見上げればすぐそこにある雷でも研究できるのです」
出典
『10億ボルト超に達する雷雲の電圧 新手法で解明』
(ブログ者コメント)
以下は、雷の電圧に関するブログ者手持ち資料中の記述。
そこには、30億ボルトといった単純計算値が記されている。
A子;最近、小型ロケットを打ち上げて、雷の観測をしているという話を聞いたことがあります。
博士;それは、長い電線つきのロケットで、雷雲めがけて飛ばし、雷を誘発して、種々の測定をするんや。最近、各国で行われている。
これらの観測は、すべて、基本は電流の測定や。
博士;ところで、その雷の電流やが、季節、雷雲の規模、高さなどによっても異なるが、数1000アンペアから最大20万アンペアの範囲にあって、平均値は5万アンペアぐらいといわれている。
さて、雷の電圧やが、正確な測定はできないが、おおまかな推定ならできる。
さっき、空気の破壊電圧は1cmあたり3万ボルトといったが、多分、距離が長くなると、この値は小さくなるはずや。
今、仮に空気の破壊を1cm1万ボルトとし、雷雲の高さを3kmとすると、電圧は電界かける長さにつき、単純計算では雷の電圧は30億ボルト必要となり、多くの学者や研究者がいろんな方法で推定している。
それによると、実際の雷電圧は、1億ボルトぐらいではないかといわれている。
出典
『謎だらけ・雷の科学』 速水敏幸 講談社 ブルーバックス 1996年2月 第1刷
2019年5月26日23時45分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
和歌山県警は26日、同県かつらぎ町新城の山林火災で消火活動をしていた伊都消防組合の消防司令補、道浦さん(男性、48歳)が山中の斜面を約70m滑落して死亡したと発表した。
道浦さんは同日午後2時45分ごろに滑落し、ヘリコプターで病院に運ばれたが、死亡が確認された。
火災は25日午後2時半ごろに発生。
別荘地で草刈りをしていた男性のたき火が燃え移り、木造の別荘2棟を全焼、1棟の外壁などを焼損し、山林にも広がった。
道浦さんは急斜面を下りながら消火していたが、命綱が外れていたといい、県警などが原因を調べている。
出典
『火災現場で消火活動中の消防隊員が滑落死 和歌山』
https://mainichi.jp/articles/20190526/k00/00m/040/195000c
5月27日9時21分にNHK和歌山からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後2時40分ごろ、かつらぎ町新城で山林火災の消火活動にあたっていた伊都消防組合消防本部の道浦消防司令補(48)が、およそ70m下のがけに転落した。
道浦司令補は病院に運ばれたが、体を強く打っていて死亡した。
現場周辺では、25日の午後に山林火災が発生し、消火活動の結果、26日の正午すぎにほぼ消し止められたことから、道浦司令補は、残り火がないかなどを確認していたということで、警察は当時の状況を詳しく調べることにしている。
伊都消防組合消防本部は、「原因を調査中で、まだコメントができない」としている。
現場は、和歌山市から東に30kmほど離れた、山あいに別荘が点在する地域
出典
『消防隊員 がけ下に転落し死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20190527/2040002799.html
2019年5月24日18時24分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大規模な火災が発生した石油コンビナートなど、人が近づけない危険な現場で複数のロボットが連携して消火に当たるシステムが、全国で初めて千葉県市原市の消防局に配備された。
8年前の東日本大震災では市原市の製油所で火災が発生し、消防隊員が近づいて消火できなかったため、10日間にわたって燃え続けた。
消防ロボットシステムは、こうした事態を教訓に総務省消防庁などが開発したもので、全国で初めて市原市消防局に配備されて24日、部隊の発足式が行われた。
このシステムは、役割の異なる複数のロボットで構成されている。
大規模な火災が発生すると、まず「ドローン型ロボット」と「偵察ロボット」が上空と地上から状況を確認して消火の必要な場所を判断し、障害物を避けて現場に近づけるルートを探る。
その情報を基に「放水ロボット」が現場に向かい、風向きなどを考慮したうえで、最大で1分間に4トンの放水を行って延焼を防ぐという。
放水ロボットは500℃の熱にも耐えられるため、火元に接近して効果的に活動することが期待されている。
消防ロボットシステムが配備された市原市消防局特殊装備小隊「スクラムフォース」の佐藤隊長は、「隊員の安全を確保しながら迅速に対応し、被害の軽減に取り組みたい」と話していた。
出典
『ロボットが連携して消火 初配備』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190524/1080005876.html
※ちょっと前、2019年3月22日17時58分に日本経済新聞からは、都内で公開された放水ロボの写真付きで、機能などに関するやや詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防庁は22日、工場の石油タンクなどの大規模火災向けロボット消防システムを都内で公開した。
偵察用のドローンや放水するロボットなど4台が連携し、人の代わりに、危険を伴う現場の消火活動にあたる。
2019年度から千葉県市原市の消防局に配備し、有効性を確かめながら活用を進める。
現場には、指令機能も備えた10トン車両に載せて運ぶ。
4台のうち2台は偵察用。
ドローンが上空から、車輪などがついた走行ロボットが地上から、周辺状況をそれぞれ偵察して火元などを確かめる。
残りの2台が放水する。
火元に向けて放水したり、放水ホースを人が安全に作業できるところまで延長したりする役割をそれぞれ担う。
射程距離は70mで、1分間に4000ℓの水を出す。
放水ロボットは耐火性にも優れる。
直径約100mの国内最大級の石油タンクが燃え上がった時の熱にも耐えられるよう設計した。
ドローンやロボットの指示は、指令機能を備える車両から行う。
ロボットから伝送される画像や測定データを指令システムが解析し、適した移動ルートや放水位置を自動で導き出して提案する。
消防隊員の最終的な判断に基づき、各ロボットに指令を伝送して消火活動をする。
出典
『消防庁、大規模火災向け消火ロボ 19年度から配備』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42785060S9A320C1000000/
3月22日20時37分に毎日新聞からは、ドローンロボットの写真付きで、同趣旨の記事がネット配信されていた。
人工知能(AI)を搭載し、大規模な石油コンビナート火災などに対応する消防ロボットシステムが今春、千葉県市原市に導入される。
総務省消防庁が5年がかりで民間企業や大学と開発した。
導入は全国初となる。
コンビナート火災では、現場に消防隊員が近づけない可能性があるため、地上と上空から状況を確認する地上走行タイプとドローンタイプの「偵察・監視ロボ」2機の情報を基に、放水場所へのルートを指令システムが自動で提案。
ホース先端を装着した「放水砲ロボ」と「ホース延長ロボ」が地上から現場に向かう。
放水の角度は、風向きなどからAIが判断する。
消防庁によると、遠隔操作できる放水ロボは既にあるが、複数のロボが協力して活動したり、行動経路や放水先を自ら判断したりするタイプは初めて。
指令システムがある搬送車両から最大で約300m離れた現場でも放水でき、消防隊員の被災リスクを軽減できる。
研究・開発費は総額約13億8000万円。
市原市によると、同市の東京湾岸にある石油コンビナートでは、2011年3月の東日本大震災で大規模な爆発火災が発生。
鎮火したのは10日後だった。
このため、首都直下型地震が起きた場合の被害対策として、いち早く同市への導入が決まった。
市消防局は、「人の目が届かない現場でも活動でき、被害が拡大する前に対応できる」と期待する。
消防庁消防研究センターの天野特別上席研究官は、「5つの企業・大学と協働し、日本の技術の粋を集めた。殉職者を出さず災害を最小限に抑えたい」と話している。
4月中に同市八幡消防署に配備され、運用開始は6月を予定している。
出典
『AI活用の消防ロボ、千葉・市原に全国初配備 コンビナート火災に対応』
https://mainichi.jp/articles/20190322/k00/00m/040/217000c
2018年5月18日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8342/
(2019年5月31日 修正1 ;追記)
2019年5月24日3時1分に大分合同新聞から、粘土化していた火砕流台地に水が溜まったことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
【戦後8件、九州では大分と鹿児島に集中】
昨年4月に中津市耶馬渓町で起きた山崩れと同じケースの斜面崩壊が、九州で少なくとも戦後8件発生していたことが国交省の資料で分かった。
いずれの箇所も、火山の噴火による火砕流が堆積してできた地質で、発生時に雨は降っていないか、小雨だった。
大分、鹿児島両県に集中しており、県内では他に2件あった。
台地のへり部分が崩れるといった共通点も見られる。
崩壊箇所周辺の地質は、地質年代「第4紀」(約260万年前~現在)に火砕流の堆積物で形成された。
はっきりした台地の形をしているのが特徴で、九州では主に大分、熊本、鹿児島の3県に広がる。
発生したのは、いずれも台地周縁の崖や急斜面。
直近の雨のピークから4時間~7日以上経過した段階で崩れた。
大分県内では、住民6人が犠牲になった中津市以前にも、2003年7月に日田市三和で土砂崩れ(1人死亡)、05年11月に竹田市会々で崖崩れ(家屋1棟全壊)が起きていた。
中津市の山崩れを受け、国交省の九州地方整備局と国土技術政策総合研究所、大分県、学識経験者は、メカニズム解明などを目的とした研究会を設置。
崩落現場の調査で、崩れた斜面の内部に地下水が集まっていたことが確認された。
地質が複雑で、異なる地質の境界に地下水がたまりやすくなっているとみられるという。
このため、長い時間をかけて境界付近が粘土化するなどし、雨が降っていない状態でも崩壊した可能性があると推測されている。
研究会は、火砕流台地周縁の地形解析や地質調査などを進めている。
九州地方整備局は、「崩壊の発生メカニズム解明や、今後崩壊する危険性が高い斜面を探る手法の確立を目指す」と話している。
【耶馬渓の山崩れ現場上空で電磁探査】
国交省の九州地方整備局と国土技術政策総合研究所は21~23日、中津市耶馬渓町金吉の山崩れ現場上空で電磁探査調査をした。
一帯に広がる火砕流台地の地下水などの状況を把握し、雨が降っていない状態での崩壊メカニズム解明や調査手法の確立につなげるのが目的。
県などでつくる研究会の取り組み。
対象エリアは現場を含む約12km2。
ヘリコプターで地上30mの高さにつるした磁気センサーで磁場を発生させ、地下150mまでの範囲で地下水のある場所を調べた。
今後、湧き水の水量観測も始め、流れ出る地下水の特性や地形・地質との関連性の分析などに役立てる。
調査は、同様の斜面崩壊が起きた九州8カ所の一つ、鹿児島県南大隅町の現場でも今月、実施している。
出典
『大雨ないのに斜面が崩壊、共通点は「火砕流台地」』
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2019/05/24/JD0058103013
2021年4月11日11時43分にNHK大分からは、出された報告書では詳しい原因は分からなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分県中津市耶馬溪町で6人が亡くなった大規模な土砂崩れから、きょう・11日で3年となり、地元で慰霊式が行われました。
・・・
この土砂崩れは山の斜面が突然、大規模に崩れたもので、地下水が何らかの形で関係しているのではないかという調査報告が出ていますが、詳しい原因はわかっていません。
現場は高さ100メートル、幅200メートルにわたって崩落防止の対策工事が行われ、これまでに完了しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20210411/5070009470.html
※以下は2018年7月付の報告書中、原因に言及したと思われる部分の抜粋。
『平成 30 年 4 月 中津市耶馬渓町金吉梶ケ原地区における斜面
崩壊と今後の問題点』
P51)
7.まとめと今後にむけた提言
今回の崩壊は,降雨や地震との直接的な関係がなく発生した。
・・・・・
今回の場合は下位の耶馬渓層と呼ばれる堆積岩類が何らかの条件で脆弱化して深いすべりを発生させ,斜面に堆積していた溶結凝灰岩の岩塊を主体とする落石堆を崩落させたものである。
その何らかの条件の中に,溶結凝灰岩のキャップロック構造とその雨水の貯留が関係しているものと考えられる。
また,火砕流台地縁辺部が抱える問題として,溶結凝灰岩の侵食によって下位層が除荷作用によって風化変質が助長されるということが挙げられる。
今回の崩壊でも斜面表面に近い耶馬渓層全体が脆弱化していた可能性も考えられる。
・・・・・
https://www.jiban.or.jp/wp-content/uploads/2018/07/yabakei201807.pdf
2019年5月24日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前3時26分、松本市島立のリサイクル会社「S」の敷地内でごみが燃えているのではないかと通行人から119番通報があった。
警察によると、鉄くずやビニール、プラスチックなどのごみが燃えており、消防は消防車両12台で消火に当たっているが、午後1時現在、鎮火に至っていない。
警察によると、出火当時、同社は無人でけが人はいない。
現場からは煙が激しく立ち上り、早朝から松本市中心部を含む広い範囲に立ち込めた。
市は、安曇、奈川、四賀を除く地域の市民に、不要な外出を控え外出時はマスクを着用するよう、防災行政無線で呼び掛けた。
市には問い合わせの電話が相次ぎ、「子どもが喉を痛がっている」との通報も寄せられた。
松本市教委は、市立小中学校と組合立鉢盛中(東筑摩郡朝日村)の計48校に、なるべく屋外に出ず、窓を閉めて煙を教室内に入れないこと、マスクを着用することなど、注意を促す通知を出した。
市も、公立の保育園、幼稚園計45園に、園外活動をできるだけ避けることなどを呼び掛けた。
同市の開明小は遠足を中止し、山辺小はブドウの栽培法を体験する校外活動を延期した。
県が、火災現場に近い松本合同庁舎で常時観測している微小粒子状物質「PM2.5」の大気中の濃度は、24日午前10時、1m3当たり96μgと、火災前の4倍近くに上昇。
同11時に14μgに下がった。
1日の平均濃度が国の暫定指針値(70μg)を超える恐れはないとして、注意喚起していないが、県環境保全研究所(長野市)は、「呼吸器系が弱い人は、なるべく屋外に出ないようにするか、性能の良いマスクをするなどしてほしい」としている。
安曇野市も、市民に不要な外出は避けることなどを防災行政無線で呼び掛けた。
同市職員によると、午前8時ごろから一時、上空に白いもやがかかり、焦げるような臭いがした。
現場は長野道松本インターに近い国道158号沿い。
現場付近の同国道は午前4時ごろから交通規制されている。
長野道への影響はない。
長野地方気象台によると、風向きは午前6時から9時ごろまでは西風、9時以降は北寄りの風に変わった。
出典
『松本で廃棄物火災 市中心部にも煙』
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190524/KT190524FSI090012000.php
5月30日付で信濃毎日新聞から、今後は熱感知センサー設置などの対応をとるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社の小松取締役統括部長が29日、信濃毎日新聞の取材に応じた。
警察などによると出火原因はまだ分かっていないが、小松取締役は、「破砕処理する前に保管していた金属や廃プラスチックの最下部から出火した」と説明。
再発を防ぐため、熱を感知するセンサーや散水設備を取り付ける考えを明らかにした。
小松取締役によると、出火したのは金属や廃プラスチックなどの廃棄物を保管していた場所。
南北19m、東西21mの区画で、高さ4mの壁に3方を囲まれている。
出火当時30〜40トンほどの廃棄物があり、区画の北東部分で出火した。
出火場所に屋根はなく、消防によると、屋外に当たるため、センサーなどを設置する決まりはない。
近くの裁断機などには熱を感知するセンサーなどがあった。
出火原因となり得るスプレー缶などは事前に選別しているが、焼けた廃棄物を調べたところ、スプレー缶が複数交じっていた。
ただ小松取締役は、スプレー缶が自然に出火する可能性は低く、直接の原因ではないとしている。
警察などによると、24日午前0時ごろに出火。
保管場所にセンサーなどがなかったため、午前3時26分に通り掛かった人が119番通報するまで覚知が遅れた。
小松取締役によると、23日は従業員が午後5時に帰宅。
小松取締役自身が同7時に最後に見回った時点で異常はなかった。
同社は来週以降に本格的に再稼働する方針。
小松取締役は改めて、「私どもの不注意から起こったこと。煙の被害が広がり、申し訳ない。二度と火災を起こさないようにしたい」とした。
出典
『「熱感知センサー設置検討」 松本の廃棄物火災 再発防止策 リサイクル会社説明』
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190530/KT190529FTI090010000.php
2019年5月18日6時33分にYAHOOニュース(北海道新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日深夜に札幌市南区の市道で乗用車と接触したヒグマは、当時、自転車を追いかけ、危険な状況だったことが分かった。
車を運転していた同市清田区在住の焼き肉店主・渡辺さん(男性、62歳)は、「自転車とクマの距離は5mぐらい。とっさに車で割って入り、阻止できて良かった」と振り返った。
現場は南区石山1の2の「石山陸橋」をくぐる石切山トンネル西側の一方通行路。
渡辺さんは南区の知人を訪ねて妻と帰る途中で、道路左を向こうから走ってきた自転車を、体長1m余りのクマが追う姿がヘッドライトに浮かんだ。
「えっと思い、ハンドルを切った。接触時はドンという音がした」。
クマは2回転し逃走。
自転車は止まらずに去った。
「自転車の人はイヤホンで音楽を聴いていてクマに気付かなかったようだ。若い人だった」という。
渡辺さんは住宅街にクマが入らないように車を降りてクマを追い、すぐに引き返した。
「昔、大型犬を飼っていたのと、今もボクシングをしているので怖いと思わず追ったが、妻には怒られた」。
車にはクマの血液や泥が付いていた。
「衝突後も自転車2台が現場を通った。注意しないと危険だ」と話す。
出典
『「クマは自転車追っていた」 札幌 車で衝突の男性証言』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190518-00010000-doshin-hok
2019年5月23日付の毎日新聞夕刊紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
『どうすれば安全安心 Dr.白澤 100歳への道』
【添加物の二酸化チタン】
二酸化チタンは白色で、自動車の塗装、塗料、プラスチック、印刷インキ、食品添加物、・・・と用途は幅広い。
食品添加物でも白色着色剤としてチューインガム、脱脂粉乳、チーズ、・・・などに使われている。
しかし、二酸化チタンは発がん性が指摘され、国際がん研究機関(IARC)は、二酸化チタンを「ヒトへの発がん性がある可能性がある」グループ2Bの物質に分類。
フランス政府は2020年1月1日から二酸化チタンを含む食品の市場投入を禁止すると先月(4月17日)発表し、安全性に対する懸念が広がっている。
【気になる脳、認知症への影響】
中国・広州市の南方医科大のビン・ソン博士によれば、食品添加物に使われている二酸化チタンはナノ粒子という非常に小さい粒に調整されているので、脳血液関門を通過して脳に到達し、神経毒性を示す可能性があるという。
実際、二酸化チタンを投与したネズミ実験に関する13本の研究論文を詳細に評価したところ、経口投与、静脈注射、皮下注射、鼻腔投与のいずれの方法でも脳内に到達し、神経細胞に対する酸化ストレスや神経毒性、さらに空間記憶や学習などの認知機能障害が報告されているとし、安全性に対する警鐘を鳴らす。
また、そのうち3本の研究では、二酸化チタンを妊娠ネズミに投与し子孫への影響を検討しているが、胎盤を通過して胎児の発育を阻害し、子孫で精神神経発育障害が認められた。
二酸化チタンは日本でも使われているが、認知症が急増している時代背景を考慮すると、認知機能に影響を及ぼし得る食品添加物については、長期的な健康影響を再評価する新規評価軸も必要になるだろう。
(白澤卓二・お茶の水健康長寿クリニック院長)
※フランス政府の動向詳細は、下記記事参照。
(2019年4月26日 パリ発 ジェトロ ビジネス短信)
政府は4月17日、フランス独自の規制として、2020年1月1日からナノマテリアルである二酸化チタン(TiO2/E171)を含む食品の市場投入を禁止すると発表した。
二酸化チタン(TiO2/E171)は、EUでは食品添加物(白色着色料)として認可されており、チューインガム、歯磨き粉、日焼け止めクリームなどの食品、化粧品、医薬品に使用されているが、食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、二酸化チタンがナノ粒子のため生体組織を通過しやすく、発がん性物質の可能性があるとしている。
政府は、2018年10月に成立した「農業と食品部門における商業関係の均衡、健康的、持続的で全ての人にアクセス可能な食品のための法律(通称:食品法)」で、「重大、または緊急の危険がある場合、二酸化チタン(TiO2/E171)および二酸化チタンを含む食品の市場投入を停止するアレテ(執行的決定)を発布する」と規定し、ANSESに二酸化チタンの毒性の再評価を付託していた。
ANSESは、4月15日、政府に提出した意見書で、「二酸化チタンの発がん性のリスクに対する疑いを排除する新たな情報はない」、「データ不足のため、許容一日摂取量(ADI:Acceptable Daily Intake)を定めることができない」として、「ナノマテリアルを含まず、機能、有効性において同程度で安全な製品を奨励することにより、労働者、消費者、環境の被害を制限することを推奨する」と結論付けた。
今回の決定は、「EUが充分な対策を講じていないと判断する場合、加盟国は独自に緊急措置を取ることができる」とする、EUの一般食品法(欧州議会・理事会規則178/2002)第54条に基づく措置。
フランスは2018年2月、潜在的なリスクの存在を明らかにした新たな研究発表を考慮し、欧州食品安全機関(EFSA)が完全な再評価を実施するまで二酸化チタン(TiO2/E171)の認可を停止するよう、欧州委員会に求めていた。
『食品添加物の二酸化チタン(TiO2/E171)を2020年から禁止 (フランス)』
https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/04/e76813f0a19fd209.html
2019年5月23日11時0分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州電力は、NTTドコモ九州支社と「災害発生時のサービス提供に関する協定」を結んだ。
本年度中に、佐賀県内の4営業所(佐賀、唐津、武雄、鳥栖)を含む九電の全営業所50カ所(離島を除く)にドコモの災害対応充電器を1台ずつ配備し、災害時に充電スポットとして利用可能になる。
災害対応充電器は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末を10台同時に充電でき、ドコモ以外の機種も利用できる。
災害発生時には、各営業所にある非常用電源に接続して使う。
6月に10台を先行して配備(配備先は未定)する。
協定では、このほか、災害時のサービス提供における相互協力をうたい、有用な地域貢献サービスについて両者で検討を進めていく。
ふくおかフィナンシャルグループも、NTTドコモ九州支社と同様の協定を結び、本年度中に災害対応充電器約100台を配備する。
佐賀県内も福岡銀行の支店に置く予定。
協定締結は、いずれも5月16日。
出典
『九電、災害時に充電スポットに スマホや携帯、営業所で充電 ドコモと協定』
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/377632
2019年5月24日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9676/
(2019年5月29日 修正1 ;追記)
2019年5月23日10時22分に沖縄タイムスから、米国では州によってEPA勧告値よりも厳しい規制値があるという下記趣旨の記事が、州別規制値の一覧表付きでネット配信されていた。
各地で汚染が判明しているPFOS・PFOAだが、国内での規制値はない。
県企業局は、米国環境保護庁(EPA)の生涯勧告値1ℓ当たり合計70ngを目安としている。
同勧告値は「1日2ℓを70年にわたって飲んでも健康に影響しない」という基準だが、米国では近年、規制値が高すぎるとして、独自に厳しい飲用水の基準を設定したり、提案されたりしている州もある。
米国の非営利団体「天然資源防護協議会(NRDC)」のまとめによると、基準を設定しているのはミシガン州とカリフォルニア州で、それぞれPFOSが8ngと13ng、PFOAは9ngと14ng。
独自の基準が提案されている州は、ニュージャージー州(PFOS13ng、PFOA14ng)、ミネソタ州(同15ng、同35ng)、バーモント州(PFOSなどを含む5種類の有機フッ素化合物の合計20ng)。
どの州も、勧告値を大幅に下回っている。
環境調査団体「インフォームド・パブリック・プロジェクト」の河村代表は、「汚染は県民の健康の問題であることを認識し、県や企業局は安全値を見直す必要がある」と話している。
出典
『米国は州が厳しい基準 水源の有害物資PFOS・PFOA 日本は規制値なし 専門家「沖縄県民の健康問題」 安全値再考求める』
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/423197
2019年5月23日7時53分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
軽トラックなど軽貨物車の乗車時に事故が起きた際、死亡したり重傷を負ったりする危険性が乗用車の約3倍に上ることが、県警のまとめで分かった。
農繁期を迎えた県内は、作業に合わせて軽貨物車の往来が活発化するシーズン。
県警は、シートベルトの着用をはじめ、運転時の十分な注意を呼び掛けている。
県警交通企画課によると、2014~18年の過去5年間で、軽貨物車乗車時の事故の死者は22人、重傷者が223人、軽傷者は2322人。
死亡・重傷率は9.5%で、乗用車の死亡・重傷率3.5%に比べ、重大事故につながりやすい状況にある。
軽貨物車の死亡・重傷者のうち、60歳以上が約8割に上った。
県内では昨年5~7月、軽トラックを運転中の重大事故が相次いだ。
酒田市で70代男性が農道から川に転落して死亡。
上山市でも、70代男性が農道脇ののり面に転落して犠牲となった。
庄内町では、交差点で軽トラックとワンボックスカーが出合い頭に衝突し、軽トラックの70代男性が亡くなった。
同課は、軽貨物車による死亡・重傷事故の形態として、
▽出合い頭
▽車両単独
▽正面衝突
が多いと指摘する。
軽トラックはボンネットがないため、運転者らへの直接的な衝撃が強い。
衝突の影響で、ハンドルが腹部を圧迫するなどの危険性もある。
軽貨物車による事故は、農道などの非市街地での発生が約7割となっていることも特徴の一つ。
農作業が本格化するこれからの時季は、作業前後の運転にも注意が必要となる。
同課は、昨年発生した軽トラックの死亡事故にはシートベルト未着用だったケースもあったとした上で、「事故はいつ起きるか分からない。近場であろうと、気を緩めないでほしい」としている。
出典
『軽トラ事故は危険3倍 県警・農繁期の安全運転呼び掛け』
http://yamagata-np.jp/news/201905/23/kj_2019052300449.php
2019年5月23日6時0分に西日本新聞熊本版から下記趣旨の記事が、設備の模式図付きでネット配信されていた。
熊本赤十字病院(熊本市東区)の宮田副院長らが、2016年の熊本地震の避難所で被災者を支援した経験から給水タンクを改良する技術を考案し、特許を取得した。
水をためる高さをタンク内部で上下させることで、タンクを低い場所に置いても水が出るよう工夫した。
本年度からメーカーと試作に着手する。
同病院は、熊本地震で避難所となった益城町総合体育館などに、飲用や手洗いに使う給水タンクを設置した。
水が出やすくするため蛇口がタンク下部にあり、使いやすいようにタンクを高さ約1mの台に置いた。
しかし、タンクは小さくても水1トンが入る大きさがあり、台に載せる作業が現場の負担になった。
風速20mの強風が吹く日もあり、台からの落下を心配する声もあったという。
一方、タンクを地面に直接置くと、蛇口の位置が低くなりすぎて使い勝手が悪い上、水を汲むときに高齢者がしゃがんで腰を痛める恐れもあった。
新たに考案したタンクは直接地面に置くことができ、蛇口は地面から約70cmの使いやすい高さに取り付ける。
水が減ると内部の貯水容器の下側が縮んで水位が上がり、水圧を保てる仕組みだ。
重りと滑車で自動的に水位を調節するよう工夫した。
重りの代わりに足や手で小型ジャッキを押して持ち上げる簡易な構造も、コストを抑える方法として検討している。
同病院は00年、国内の赤十字病院で初めて、国際医療救援部を設置。
国内の大災害のほか、04年のスマトラ島沖地震や10年のチリ地震など、海外の被災地支援にも取り組んでおり、新たなタンクは海外でも使う方針。
特許は、同病院の国際医療救援部長を兼任する宮田副院長と、救援課長の曽篠さん、臨床工学技士の黒田さんの3人で17年2月に出願し、今年3月に登録された。
宮田副院長は、「首都直下地震が想定されており、できるだけ早く製品化したい。特許でアイデアを占有するのではなく、必要な人が誰でも使えるようにしたい」と述べた。
出典
『避難所の水タンク特許 熊本赤十字病院 台に載せず給水可能』
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/512317/
(ブログ者コメント)
見出しを見た瞬間、赤十字なのに、災害救助に関するもので、なぜ特許を?と思ったが、記事を読んでみると、誰かに特許をとられて使えなくなることを防ぐための特許取得ではないかと感じた。
それなら納得。
2019年5月22日5時14分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は21日、米ボーイングが新型機「737MAX」の2018年10月に発生した最初の墜落事故の一因がバードストライク(鳥の衝突)だった可能性に気づいていながら、対策を怠っていたと報じた。
同様のケースが再発する可能性を軽視していたという。
737MAXの2度の墜落事故は、機体の傾きを測るセンサーの故障によって自動制御システムが誤作動を起こしたことが原因と考えられている。
センサーの故障理由は明らかになっていない。
同紙によると、ボーイングは18年10月のインドネシアでの最初の事故について、バードストライクによってセンサーが故障した可能性があると、11月の時点で米航空会社に説明していた。
一方、同じ事故が起こる可能性は低いと考え、再発防止策を取っていなかったという。
同紙は、「米航空当局は、バードストライクによってセンサーが故障した可能性が高いと考え始めている」と指摘した。
一方、今年3月のエチオピアでの2度目の事故について同国の航空当局は、「センサーが異物によって損傷した証拠はない」と説明している。
出典
『ボーイング、鳥衝突への対策怠る 墜落事故で 米紙報道』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45104340S9A520C1000000/?n_cid=NMAIL007
5月22日5時43分に時事ドットコムからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米航空機大手ボーイングの新型旅客機「737MAX」墜落事故をめぐり、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は21日、連邦航空局(FAA)が、鳥の衝突により機体の角度を計測するセンサーに不具合が生じたとの見方を強めていると報じた。
センサーからの誤ったデータを基に自動飛行制御システムが作動して機首が下がり過ぎ、墜落を招いた可能性があるという。
同紙によると、FAAは今年3月にエチオピアで起きた2件目の墜落事故について、1羽または複数の鳥の衝突がセンサーの不具合を引き起こした可能性が高いとみている。
エチオピア当局は「(センサーに)異物による損傷の証拠は見つかっていない」と否定的な見解を示しているが、一般的に、衝突の証拠を見つけるのは困難という。
出典
『ボーイング機事故、鳥衝突しセンサー故障か=当局が見立てと米紙報道』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019052200127&g=int
2019年5月21日10時0分に伊勢新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ベルトコンベヤーに非常停止装置を設けなかったことで労働者が重傷を負ったとして、三重県の伊賀労基署は20日、安全衛生法違反の疑いで、伊賀市新堂のI産業と、同社の男性課長(31)を伊賀区検に書類送検した。
送検容疑は昨年12月10日、コンベヤーに非常停止装置を設置しないまま、労働者にコンベヤーの清掃作業をさせた疑い。
これにより、コンベヤーに巻き込まれた男性労働者(47)が右足の大腿部を切断する重傷を負った。
同署によると、同社は養鶏業を営み、鶏ふんを運ぶためにコンベヤーを設置していた。
非常停止装置は1カ所にあったが、男性労働者が届く場所にはなかったという。
男性課長は容疑を認め、「法律を知らなかった」と話しているという。
出典
『非常停止装置設けず労働者重傷 伊賀労基署、容疑で養鶏業者ら書類送検 三重』
https://this.kiji.is/503372651395482721?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
〇この事例を機に調べ直したところ、以下の同種事例が見つかった。
(2015.12.08 労働新聞;趣旨)
大分労基署は、ベルトコンベヤーに非常停止装置を設けなかったとして、港湾運送業のN港運(株)と同社現場係長を労安法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで大分地検に書類送検した。
労安則では、ベルトコンベヤーを使用するに当たり、労働者の身体の一部が巻き込まれるおそれがあるときは、非常時に直ちに運転を停止できる装置を備えなければならないとしている。
平成26年6月、同社労働者がベルトコンベヤーに付着した塊を取り除こうとしたところ、ベルトコンベヤーの下に設置されていたローラーに体の一部が巻き込まれ、死亡している。
労働者は1人で作業しており、手の届く範囲に非常停止装置がなかった。
『コンベヤーに非常停止装置設けず送検 大分労基署』
https://www.rodo.co.jp/column/894/
〇上記報道で触れられている「非常時に直ちに運転を停止」という労安則の条文は下記。
第二編 安全基準
第一章 機械による危険の防止
第二節 コンベヤー
(非常停止装置)
第百五十一条の七十八
事業者は、コンベヤーについては、労働者の身体の一部が巻き込まれる等労働者に危険が生ずるおそれのあるときは、非常の場合に直ちにコンベヤーの運転を停止することができる装置(第百五十一条の八十二において「非常停止装置」という。)を備えなければならない。
これは、報道内容からすると、周囲にいる人ではなく、巻き込まれた労働者本人が「直ちにコンベヤーの運転を停止させられる装置」という意味だと思われる。
2019年5月21日21時23分にNHK四国から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後6時50分ごろ、松山市にある愛媛大学の工学部の建物で「煙が充満している」と大学の職員から消防に通報があった。
消防車など12台が出て、火はおよそ20分後に消し止められ、建物1階にある部屋のごみ箱が燃えた。
けが人はいなかった。
警察によると、当時、部屋では、実験を終えて大学院生が熱を帯びた機械を清掃するため紙で拭く作業をしていて、そのままごみ箱に捨てた紙から出火したとみられるという。
一時、煙は建物の2階まで立ち込めたということで、学生が外に避難し、騒然となった。
警察は、大学の関係者から話を聞くなどして、さらに詳しく調べている。
出典
『愛媛大学で火事 けが人なし』
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20190521/0003687.html
(ブログ者コメント)
油を拭いた紙が自然発火した可能性も考えられるが、それにしては出火に至る時間が短すぎる気がする。
自然発火性の物質を拭いていた・・・という可能性も考えられる。
2019年5月23日付で日本海新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鳥取市気高町宝木の山陰道鳥取西道路で21日、反対車線にはみ出しそうになった普通乗用車が、道路中央のワイヤロープに衝突する事故があった。
12日の全線開通後、初めての事故。
乗用車は衝突後に停止しており、正面衝突防止のために設置されたワイヤロープが早速、効果を発揮した。
鳥取県警高速隊によると、事故は21日午後2時40分ごろから同3時ごろまでの間に発生した。
現場は片側1車線で、見通しのいい直線道路。
運転していたのは鳥取市の10代女性で、吉岡温泉インターチェンジ方面に進行中、脇見運転し、ワイヤロープにぶつかった。
女性にけがはなかった。
衝突の衝撃で支柱6本が折れ曲がった。
ワイヤロープは道路中央に張られた5本の鉄製ワイヤ。
死亡事故防止策として、18年から全国で設置が広がり、県内では鳥取西道路で初めて導入された。
県警高速隊の山下副隊長は、「ワイヤロープがなければ、対向車と正面衝突していたかもしれない。ドライバーの皆さんは、しっかり前方を見て運転してほしい」と呼び掛けた。
出典
『ワイヤ効果発揮 鳥取西道路初事故、大事に至らず』
https://www.nnn.co.jp/news/190523/20190523049.html
5月23日付で毎日新聞鳥取版からも同趣旨の記事が、現場と思われる写真付きでネット配信されていた。
山陰道・鳥取西道路で21日午後、19歳女性の運転する乗用車が中央のワイヤロープにぶつかる単独事故を起こした。
12日に全線開通して初の事故。
車は大破したが、県内で初めて採用された強力ワイヤのお陰で対向車線には飛び出ず、一歩間違えれば大惨事という事態を避けることができた。
事故は鳥取市内の瑞穂宝木~吉岡温泉の両IC間で発生。
県警高速隊によると、女性の車はワイヤに接触して停止。
前方部が大破したが、女性にけがや、他に巻き込まれた車両はなかった。
直径18mmの鉄製ワイヤは5本ずつ、計4km設置している。
国交省鳥取河川国道事務所は、「飛び出していたら重大事故につながった可能性が高い。効果を発揮できてよかった」と話した。
出典
『ワイヤロープ 命守った!飛び出し防ぐ 車大破もけがはなし 鳥取西道路初の事故』
https://mainichi.jp/articles/20190523/ddl/k31/040/435000c
(ブログ者コメント)
高速道路のワイヤロープについては、ロープが奏功した事例を含め、過去に何件か情報を紹介している。
2019年5月22日20時33分にYAHOOニュース(SBC信越放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長野市でおととい、製粉工場の倉庫1棟が焼けた。
この火事では、空中の粉末が激しく燃え上がる「粉じん爆発」が起きた可能性があることが、警察や消防への取材で明らかになった。
火事があったのは長野市篠ノ井小松原の製粉工場で、おととい深夜に発生し、倉庫1棟が全焼した。
当時、中に人はおらず、けが人はいなかった。
倉庫は、ぬかやもみ殻といった穀物の粉末などを保管するためのもので、警察や消防によると、配電盤のショートによって出た火が倉庫の中に舞っていた粉末に引火して、粉じん爆発が起きた可能性があるという。
倉庫の看板は一部がなくなっているほか、近所では爆発音を聞いた人もいて、警察は爆発で飛んだのではないかとみている。
おととい、火事が起きた時間帯は風が強く吹いていて、長野市の観測地点では最大瞬間風速14mの強風を記録していた。
倉庫の扉が開いていたことから、警察や消防は、強風で粉末が倉庫内で巻き上がり、そこへ引火して粉じん爆発が起きた可能性があるとみている。
一方、倉庫を所有する会社の役員は、SBCの取材に対し、火災はぬかの自然発火で起きたもので、爆発音は倉庫内のスプレー缶に引火したものではないかと話している。
爆発があった可能性があることから、きょうは市や労基署も調査に訪れていて、警察や消防も引き続き詳しい原因を調べている。
出典
『長野市の倉庫が全焼・粉じん爆発の可能性も』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190522-00352811-sbcv-l20
5月22日付で信濃毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長野市篠ノ井小松原で20日深夜、S製粉工場の「K倉庫」を全焼した火災で、倉庫に保管されていた米ぬかや小麦粉などの粉が空気中に漂い、連鎖的に着火する「粉じん爆発」が起きた可能性があることが21日、警察などの調べで分かった。
警察や消防によると、出火当時に従業員は不在で倉庫の扉が開いており、粉が強風に巻き上げられて内部に充満し、粉じん爆発が起きやすい状況だった。
現場周辺の住民が爆発音を聞いたとの情報も確認。
倉庫の中央部にある製粉機の配線にショートした跡があり、警察などは、周囲に落ちていた小麦の外皮に引火したのが原因とみている。
S製粉工場の佐藤社長は、「普段から粉が工場内に舞わないよう、粉を保管する袋の口を縛るようにしていたが、20日は一部の口が開いていた可能性がある」と説明。
「今後は、しっかり縛るなど対策を徹底したい」としている。
市消防局は、「粉類など可燃性の固体微粒子を扱っている場所では、静電気でも一気に爆発する危険性がある」と指摘。
「危険性を認識し、火の取り扱いなどに十分注意してほしい」と呼び掛けている。
出典
『配線ショート 粉じん爆発か 長野の製粉工場で倉庫全焼』
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190522/KT190521FTI090025000.php
(ブログ者コメント)
以下はSBC映像の3コマ。
スレートと思われる屋根とか壁に大きな損傷は見られないものの、梁の鉄骨が曲がっているように見える。
もし、それが爆発によるものなら、とてもスプレー缶の爆発によるものとは思えず、やはり粉じん爆発が起きたものと思われる。
アナウンサーが手のひらに乗せているのは、倉庫で保管していた米ぬか。
2019年5月20日16時34分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、土煙状態の写真付きでネット配信されていた。
20日午後1時ごろ、北海道浦幌町の道東道本別インターチェンジ(IC)と浦幌IC間の上下線で、トラックや高速バスなどが衝突する事故が3件相次いだ。
合計12台が事故に遭い、14人が重軽傷を負った。
警察は、強風で畑から舞い上がった土煙で視界が悪くなったことが事故の一因とみて調べている。
警察によると、札幌方面に向かっていたトラックに後続の乗用車とトラックの計3台が次々と追突。
その100m後方で、高速バスやタンクローリーなど6台も衝突した。
さらに、対向車線でも乗用車とトラックが衝突したという。
高速バスの運転手の40代男性、乗客の50代男性、対向車線の乗用車の30代女性の3人が骨折などの重傷を負った。
バスを運行する北海道拓殖バス(北海道音更町)によると、バスは北海道釧路市の釧路空港から北海道帯広市内へ向かっていた。
バスには運転手1人、乗客3人が乗っていたという。
札幌管区気象台によると、浦幌町では、午後1時40分に最大瞬間風速12.5mを記録した。
出典
『バスなど12台が事故、14人重軽傷 土煙で視界不良か』
https://www.asahi.com/articles/ASM5N55WJM5NIIPE017.html
5月21日18時16分にNHK北海道からは、警察などは事故が起きるまで道路が異常な状態になっていることを把握できていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故が起きる1時間40分ほど前のパトロールでは異常は確認されず、道路の管理者や警察が道路状況の急変を事故が起きるまで把握できなかったことがわかった。
この区間を管理する釧路開発建設部によると、事故が起きる1時間40分ほど前の午前11時10分ごろに車両でパトロールをした際には、異常は確認されなかった。
また、警察も風速15m以上で速度規制の検討に入るが、それを下回っていたため速度規制はかけていなかった。
その後、道路状況が急変し、事故が起きるまで道路の管理者や警察が把握できていなかったことがわかった。
また警察は、この事故で搬送された14人について医療機関での診察の結果、けが人の数は重傷2人と軽傷7人になったと修正した。
出典
『事故発生するまで急変把握できず』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190521/0010432.html
5月21日5時0分に北海道新聞からは、事故時の状況に関する関係者の証言が、下記趣旨でネット配信されていた。
「まるでブリザードだった」。
20日午後に浦幌町貴老路(きろろ)の道東道でバスとタンクローリーが衝突するなど、計3カ所で12台が絡んだ衝突事故は、発生時、強風による土煙で現場の視界が極めて悪くなっていたとみられる。
運転者や事故車両に乗り合わせた関係者は、当時の状況を恐怖とともに振り返った。
現場周辺は畑が広がる地域。
帯広測候所によると、事故発生当時の午後1時ごろはJR浦幌駅付近の観測地点で最大瞬間風速12mを記録するなど風が強く、乾燥も続いており、土煙が起きやすい状況だった。
軽乗用車を運転していた胆振管内白老町の橋本さん(72)と助手席の妻(67)は、搬送先の本別町国保病院で「冬のブリザードのように、少しも先が見えなかった」と、事故発生当時を振り返った。
2人は観光などで網走市を訪れた帰りに事故に遭い、軽傷を負った。
恵子さんは、「前のトラックが止まり、自分たちもハザードランプをつけて止まったが、数分後に後ろから激突された」。
車は後ろのガラスが全て割れたという。
タンクローリーとバスの100mほど前を運転していた釧路市の吉本さん(48)の乗用車も、追突事故に巻き込まれた。
視界不良で停車後、トラックに追突され、安全のために車を離れた。
「脇に寄せて車を降り、土手をよじ登っていたら、後方でドンという衝突音が2回聞こえた」。
トラックで根室市から音更町に向かっていた田中さん(49)は、「視界が真っ白で、運転は難しい状況だった」と話した。
現場に近い浦幌町上浦幌支所によると、20日は昼すぎから強風が吹き始め、土煙が舞い始めたという。
救急車のサイレンを聞いて現場に向かったという山本支所長は、「畑から土や砂が舞い上がり、黒い帯が見えた。視界は10~20mほどで全身砂まみれになった。こんな状況は初めて」と驚いていた。
事故による通行止めのため、浦幌インターチェンジで道東道を下りた浦幌町の女性(62)は、「もう10分早く走っていたら、自分も巻き込まれたかもしれない」と胸をなで下ろしていた。
出典
『「視界が真っ白」 土煙の恐怖、運転者語る 浦幌・道東道多重事故14人重軽傷』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/307009/
5月22日5時0分に北海道新聞からは、土煙に遭遇したらライトをつけて徐行をという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日に起きた多重衝突事故は、乾燥した畑の土が強風で飛ばされて土煙を発生させ、運転者の視界を遮ったとみられている。
土煙による視界不良が起きた場合、専門家はライトをつけての徐行などの対応を助言している。
札幌管区気象台によると、事故現場周辺では10日以上、降水がなく、畑の土が乾いて軽くなっていたとみられる。
20日は日本海側に低気圧、太平洋側に高気圧が張り出し、気圧の高低差が大きくなって全道的に風が強まった。
気象台は「例年ではあまりない気圧配置で、乾燥と強風が重なった」と説明する。
運転中に土煙に遭遇した場合について、日本自動車連盟(JAF)北海道本部の担当者は、「土煙の危険を感じたら、近くの駐車場などに避難し、強風が落ち着くのを待つのがいい」とし、「高速道路ですぐに停止できない場合は、ライトを点灯し時速10km程度ののろのろ運転で、前方に注意してほしい」とアドバイスする。
北大大学院の萩原亨教授(交通工学)は、土煙による視界不良に加え、路上に砂やほこりが積もり、路面が滑りやすくなった可能性も指摘する。
「土煙で一気に道路状況が悪くなったと考えられる」と話す。
交通災害に詳しい寒地土木研究所(札幌)の松沢勝グループ長は、「土煙を想定し、道路管理者は監視カメラを設置して道路状況を確認するなど、道路の安全を守っていくべきだ」と話している。
出典
『土煙に遭遇したら… ライトつけ徐行を 専門家が注意喚起』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/307450/
2019年5月19日10時0分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
佐賀市天神3丁目と新栄東3丁目を結ぶ市道「大財町北島線」の改良工事で、約1.8kmのイチョウ並木が姿を消す。
「市の木」のイチョウを惜しむ声があるものの、盲学校など沿線の学校関係者や地元住民らを交えた5年前の論議で、落ち葉で点字ブロックが隠れる懸念や清掃の大変さが指摘されたため、市はナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)に植え替えていく。
市道路整備課によると、沿線には市立図書館や佐賀工高、佐賀北高、新栄小、盲学校があり、朝と夕方の通勤、通学の時間帯は自転車の通行量が多い。
歩行者との接触事故が起きないように、自転車通行帯と歩道を分離して整備する事業を2013年度から取り組んでいる。
天神橋交差点から新栄小前交差点までの約1.8kmを22年度までに改良する計画で、事業費は7億1700万円。
道路や街路樹については、学識者や学校関係者、9地区の自治会長らでつくる検討会が、着工前年の14年5月から10月にかけて4回、論議した。
学識者は、「景観を守るためにイチョウ並木を残しては」、「木陰ができるし、寒々とならないよう街路樹はあった方がいい」などと提言した。
一方で沿線の住民らは、落ち葉の清掃に手間がかかる点を指摘し、「雨が降ると葉が道路にこびりつき作業が大変。ギンナンは臭うし、つぶれると滑りやすくもなる」などと、樹種の変更を求めた。
自転車が街路樹をよけて車道に出る懸念も示し、「事故を防ぐために、高校の前には植えないで」という意見も出た。
盲学校の関係者も、「点字ブロックに落ち葉が積み重なると機能しなくなる」などと述べ、黄色い落ち葉と点字ブロックが同じ色合いである点にも懸念を示した。
こうした意見を受けて、市は、点字ブロックの機能を損なわないように樹種を変更。
成長が比較的遅く、黄色くならないナンジャモンジャを選び、自転車の走行に支障が出ないように植栽間隔を従来より広げることにしたと説明している。
工事は東側の天神橋側から進められている。
道路整備課は、「イチョウが伐採されるのを見た市民から連絡を頂くことがある」と、惜しむ声もあると説明しつつ、「検討会では、利用者の安全や木々の管理を望む意見が多かったため、植え替えへの理解を求めている」と話している。
出典
『落ち葉対策でイチョウ並木姿消す 佐賀市道、点字ブロックに配慮 大財町北島線 ナンジャモンジャに植え替え』
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/375874
(ブログ者コメント)
ブログ者の住む市原市も「市の木」はイチョウ。
そこで数カ所の点字ブロック付き歩道を見に行ったところ、歩道沿いにイチョウ並木が続いている場所が結構あった。
以下はYOUホール周辺の例。
一部、黄色が剥げた点字ブロックもあった。
はてさて、佐賀市の事例は市原市に伝わっているだろうか?
佐賀市の場合、近くに盲学校があるということで、特別なケースかもしれないが・・・。
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。