







2025年9月10日18時27分にYAHOOニュース(ABCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう9日、大阪市の立体駐車場で生後6カ月の女の子が頭の骨を折る大けがをした事故。
当時の状況が、明らかになってきました。
立体駐車場に一時閉じ込め パレット動きベビーカーの乳児が頭蓋骨折の重傷 大阪・北区
■立駐で女児重傷 事故が起きた経緯は
9日、事故が起きたのは大阪市北区にある「機械式立体駐車場」。
警察によると、9日正午すぎ、32歳の女性が車を入れて、生後6カ月の娘をベビーカーに乗せました。
その直後、何らかの理由で出入り口のシャッターが閉まり、女性らは一時閉じ込められました。
係員はシャッターを開けようとしたものの、突然車両を載せたパレットと呼ばれる台座が回転。
30cmほどの「くぼみ」に女の子が乗ったベビーカーの車輪がはまって倒れたということです。
女の子はベルトを装着していたため、ベビーカーから落ちませんでしたが、頭の骨を折るなど重傷です。
■機械式立体駐車場の種類には大きく分けて2種類
事故の原因などはまだ明らかになっていませんが、こうした「機械式立体駐車場」には大きく分けて2種類あります。
「垂直循環方式」は、観覧車のように車を載せたパレットを循環させる形で車を格納します。
もう一方の「エレベーター方式」は、パレットの場所がそれぞれ決まっており、搬送装置を上下左右に動かして、車を特定のスペースに格納させます。
■便利な一方で、過去には複数の事故が…
少ないスペースで、多くの車を収容できる立体駐車場は全国で約26万基が稼働しています。
便利な面もある一方、過去にはこんな事故が起きています。
兵庫県姫路市で2008年、子どもが親から離れた際に機械装置のすき間から転落し重傷を負いました。
岩手県花巻市では2012年、4歳の男の子を車の中に残したまま母親が誤って操作をしてしまい、男の子が機械に体を挟まれて亡くなってしまう事故も発生しています。
■リスクを減らすには
国交省によると2007年以降、重大事故は約50件発生しているといい、事故に巻き込まれるリスクを減らすためガイドラインを発表しています。
・荷物などの積み下ろしを、乗り降りするエリア内で行わない
・装置内に閉じ込められてしまった場合は、すぐに車に乗る、または搬器から離れる
(「newsおかえり」2025年9月10日放送分より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9053173e7ef3c4d09e26ab32ef987bf8dbcc4dc5
9月10日18時47分に朝日新聞からは、庫内センサーが人を感知すればシャッターは動かない仕様になっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市北区の機械式立体駐車場で9日、車の入庫後にシャッターが閉まり親子3人が閉じ込められ、動き出した台座(パレット)の隙間からベビーカーが落下して生後6カ月の女児が頭蓋骨(ずがいこつ)を骨折した事故で、シャッターやパレットは通常、屋外に設置されたボタンの操作で動く仕組みであることが、捜査関係者らへの取材でわかった。
捜査関係者らによると、大阪府警の捜査員が当時勤務していたアルバイトの60代男性に事情を聴いたところ、男性は「ボタンを押したかどうか覚えていない」と話したという。
ただ、庫内のセンサーが人を検知すればシャッターなどは動かない仕様になっているといい、府警が当時の状況を慎重に調べている。
また、入庫時は運転手以外は庫内に立ち入れないマニュアルになっているといい、安全確認の手順も調べている。
事故は9日正午ごろに起きた。
兵庫県西宮市の女性(32)が1階の屋外から庫内へと車を前向きに停車。
娘を降ろしてベビーカーに乗せた後、出入り口のシャッターが突然閉まり、庫内に閉じ込められたという。
その直後、車を載せたパレットが約30センチ上昇して回転を始め、そばに置かれたベビーカーに接触。
ベビーカーははずみで深さ約30センチのくぼみに落ち、娘はその際に頭蓋骨骨折などの重傷を負ったという。
息子(3)は車内におり、女性とともにけがはなかったという。
https://www.asahi.com/articles/AST9B349YT9BPTIL003M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
大阪市内の機械式立体駐車場で、親子が閉じ込められ、回転した台からベビーカーが転落して乳児が大ケガをした事故は、アルバイトの60代男性係員が機械を作動させたと報じられている。
ネット上では、安全管理が十分だったのかと、次々に疑問の声も上がっている。
機械式駐車場の関係者は、報道内容を知って、「そもそも機械式駐車場の使い方が間違っています」と取材に答え、いくつかの問題点を指摘した。
■「中に人がいるときに作動ボタンを押した」などの報道が
事故は、阪急・大阪梅田駅から東へ約300メートル離れた繁華街の中で起きた。
報道によると、2025年9月9日正午過ぎ、機械式立体駐車場の1階からベビーカーが転落したと110番通報があり、事故が発覚した。
母親(32)が軽自動車を運転して駐車場に入庫し、ベビーカーを下ろして、生後6か月の女児を乗せた。
車には、母親の男児(3)も乗っていた。
すると、突然車庫のシャッターが閉まり、親子が閉じ込められたという。
アルバイトの男性係員がこれに気づいて、シャッターを開けようとしたが、車を乗せた台のパレットが急に回転し、それに伴うすき間ができた。
ベビーカーは、このすき間から、約30センチ下にある、人が入れない地下の床下部分に転落したという。
この事故で、女児は約10分後に救出され、救急搬送されたが、頭の骨を折り、腰を打つ重傷を負った。
調べに対し、男性係員は、「中に人がいるときに作動ボタンを押した」と説明したという。
車を車庫に収納するボタンを誤って押した可能性もあるとみて、大阪府警がさらに調べている。
事故の原因については、まだはっきりしない部分が多いが、報道内容から何か問題がある可能性はないのだろうか。
機械式駐車場の関係者は11日、J-CASTニュースの取材に対し、そもそも駐車場の利用方法が間違っていたのではないかとして、いくつかの点を指摘した。
■関係者「ボタンを押して動かすというのは、言語道断」
「そもそも、パレット上で人が降りたり荷物を下したりしてはダメです。
入庫前に、ベビーカーを下ろし、子どもも車から出てもらわないといけません。
子どもが心配になると思いますので、係員が見守るようにすればよかった。
ドライバー1人が乗って入庫し、1人で出てくるのが基本です」
また、人が閉じ込められても、機械を動かしてはダメだという。
「故障など何か異常が起これば、非常ボタンを押して、まずは機械を止めることです。
ボタンを押して動かすというのは、言語道断です。
機械を止めた後は、メンテナンス契約を結んでいる保守点検業者を呼べばいいわけです」
通常は、閉じ込めが発生すれば、人を検知するセンサーが働いて、機械が停止するという。
「人がいると動かない仕組みになっていますが、係員は、動かそうと思えば機械を動かせます。
車が止まっても、アクセルを踏めば動くのと同じことです。
機械を操作する人が安全確認を怠りますと、事故が起きてしまいます」
国土交通省では、「機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドライン」を定めるなどしている。
メーカー側も、取扱説明書通りに機械を操作してほしいと駐車場を指導しているが、今回は、これらが守られなかった可能性もあるのではないかとした。
なお、機械式駐車場で事故が起きたことについて、駐車場予約サイト「A)」は9月9日、駐車場の運営企業から連絡を受けたとして、公式サイトなどで「お詫びとお知らせ」を出した。
そこでは、「当該駐車場の運営企業と連携し、事故の経緯や原因の確認を進めております」として、「弊社はプラットフォーマーとして、同様の構造を持つ各駐車場運営企業様への注意喚起を行います」と告げた。
そのうえで、事故の再発防止策が定まるまで、この駐車場予約は停止することを明らかにした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5084536ffe6a593297f649a83e2728f486205d60


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。