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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20199121810分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR西日本は12日、在来線の運転士にサングラスの貸し出しを始めると発表した。

同社として初の試みという。

 

強い日差しで安全運行が妨げられないようにするためで、来年2月まで試行して効果を測る。

早ければ翌3月から、全路線で本格導入したいという。

 

今回は、近畿地区の運転士から希望者を募り、年齢や性別も考慮して75人程度を選ぶ。

 

JR西によると、これまでも運転士から「太陽の光がまぶしくてブレーキ操作が遅れそうになった」などの報告が寄せられていたという。

 

しかし、社内の接客マニュアルで「色つき眼鏡」の着用を認めてこなかった。

 

直射日光や反射光を遮断することで、信号機や周囲の状況が把握しやすくなるほか、目の疲労軽減の効果も期待できるという。

サングラスは市販のもので、信号機などの色みが変わらない製品を選んだ。

 

列車の運転席には日よけも設けてあるが、効果が限られるため対策を検討していたという。

担当者は「ファッションではありませんので、着用にご理解ください」と話している。

 

https://www.asahi.com/articles/ASM9D4WF8M9DPTIL017.html

 

 

9121840分に神戸新聞からも、同趣旨の記事が着用した写真付きでネット配信されていた。

 

JR西日本は9月から、希望する運転士に偏光レンズのサングラスを貸与する。

 

前方確認する際のまぶしさを軽減し、安全性の向上を図るためで、近畿地区の在来線で試行。

効果が確認されれば、全エリアでの導入を予定している。

 

朝日や西日などで運転がしづらいという運転士の声は以前からあったが、サングラスの着用は、視機能に影響する可能性があり、服装に関するマニュアルでも認められていなかった。

 

今回、採用したのはタレックス光学工業(大阪市)の製品。

色覚に影響を及ぼさず、疲労軽減の効果も実証されているという。

 

着用は運転中のみとする。

約75人の運転士を対象に来年2月まで試行する。

 

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201909/0012693314.shtml

 

 

9121729分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR西日本は12日、運転士のサングラス着用を試験的に導入すると発表した。

 

今月から来年2月まで近畿エリアの在来線で約75人が対象。

鉄道では全国初の試みという。

 

「太陽がまぶしいと前方確認の妨げになる」との声が運転士たちから上がっていた。

 

信号の色を識別できる市販品で、好評だった場合は希望する全運転士に支給する。

 

気がかりは、乗客の反応。

威圧感を与えかねないといった懸念があり、着用は運転席に限定する。

 

担当者は「ファッションではなく、運行の安全を守るため。ご理解ください」。

 

https://mainichi.jp/articles/20190912/k00/00m/040/140000c

 

 

 

(2010年2月8日 修正1 ;追記)

 

2020221650分に朝日新聞から、JR西は本来の色を変えずに余分な光だけをカットできる特許を取得したサングラスを全路線で希望者に貸与するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

JR西日本が、運転士のサングラス着用を認めた。

強い日差しや乱反射から目を守るのが目的。

運転士たちの評判も上々で、3月にも全路線で希望者に貸与する。

 

見た目が怖いイメージもあるサングラスだが、全国の鉄道会社に先駆けて導入した背景には、脱線事故の教訓があった。

 

神戸線(大阪―姫路)を運転した経験のある男性運転士(31)は、夕方に姫路方面に向かう列車が苦手だった。

強い西日が目に入り、信号の色や、人や障害物の有無を確認しづらかったからだ。

 

JR西は昨年9月から、近畿エリアの在来線を対象に、サングラス試験着用の希望者を募った。

手を挙げた75人の中に、この男性もいた。

社内の調査に、「体も疲れにくくなった気がする」と話したという。

他の74人もほとんどが同様の感想を述べたといい、全路線で採用する準備を進めている。

 

JR西は運転士のサングラス着用を、「乗客に威圧感を与える」として禁じてきた。

そもそも国土交通省は、信号灯などの色みが変わってしまうため、着用を原則、認めていない。

 

なぜJR西は解禁に踏み切ったのか。

JR西運転士課の金丸課長は、「わずかな『事故の芽』も摘むこと。それが安全には大切ということを脱線事故から学びました」と説明する。

 

2005年の宝塚線(福知山線)脱線事故で歴代社長が業務上過失致死傷罪に問われた裁判の判決で、神戸地裁は「現場カーブ手前に自動列車停止装置(ATS)を設置していれば事故を防ぐことができた」などと指摘。

 

JR西が設置した有識者や遺族による「安全フォローアップ会議」の報告書では、「経営の効率化を重視して安全に対する感度が低かった」などと企業風土を批判した。

 

JR西は、事故が起こる前に安全対策を講じるよう経営方針を改めた。

 

サングラスの導入も、この延長線にある。

 

脱線事故前から「直射日光がまぶしくてブレーキが遅れそうになった」などの報告が上がっていたが、運転台に備え付けの日差しよけ(サンバイザー)の形や位置を変える対応にとどまっていた。

 

JR西は国の規定をクリアするために、本来の色を変えずに余分な光だけをカットできる特許を取得した「タレックス」(大阪市)製のサングラスを探し出して採用した。

 

それでも、乗客からは「いかつい形(のサングラス)ですね」と指摘されるなど、課題もある。

 

JR西は、「安全運行に必要な時だけ利用するよう徹底する」としている。

 

【分かれる対応】

 

他の鉄道各社では、今のところ導入の動きはない。

 

近畿日本鉄道の広報担当者は、「現場から求める声はない」。

 

JR九州は、「ファッション性が強いという理由で認めていない」(広報担当)という。

 

東急電鉄では内規に定めはなく、これまでも現場から導入を求める声は上がっていない。

「現場から要望があれば検討したい」(広報担当)。

 

名古屋鉄道でも、「接客にふさわしい服装ではないので認めていない」という。

 

タクシー業界も慎重論が多いようだ。

 

全大阪個人タクシー協同組合の川尻専務理事によると、ほとんどの個人タクシー運転手は着用していないという。

車内は密室になり、客との距離も近い。

川尻さんは、「瞳が見えないと威圧感を与える恐れがある」と話す。

 

一方、航空業界ではサングラスは常識。

 

全日空によると、遮る物がない上空で、まぶしさや地上よりも強い紫外線から目を守るため、必須のアイテムという。

 

バス業界は対応が分かれる。

 

西日本ジェイアールバス(大阪市)は、安全運行のため着用を認めている。

 

阪急バス(大阪府豊中市)は、認めていない。

広報担当者は、「JR西の取り組みをはじめ、社会のサングラスへの見方が変わってくれば、見直しを検討する可能性もある」と話している。

 

https://digital.asahi.com/articles/ASN225DG9MC6PTIL02S.html?pn=10

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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