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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2019816日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9909/

 

 

(2019年9月21日 修正2 ;追記)

 

2019912160分に朝日新聞から、トーチトワリングが愛知県で始まったいきさつなどに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

名古屋市立中学校で7月、火のついたたいまつを回す「トーチトワリング」(トーチ)の練習中に、2年生の男子生徒がやけどを負う事故が起きた。

 

野外活動の花形として伝統的に続いてきたトーチだが、全国的には珍しい。

 

「感動する」という声の一方、「危険だ」との指摘もあり、見直しの議論が広がっている。

 

トーチは「火の舞」や「火踊り」とも呼ばれ、長さ50~60センチのステンレス棒の先端にタオルを巻き付け、灯油を染み込ませて着火。

その状態で回しながら演舞する。

 

名古屋市では昨年度、中学校110校中109校が、小学校261校中32校が実施した。

行う学校が多いことから市教育委員会はマニュアルを作成。

教員の初任者研修などで指導法を伝えてきた。

 

ところが7月26日、市立守山東中で2年生の男子生徒が校庭で練習中、服の袖に火がつき、腕にやけどを負った。

野外活動で披露するため、希望者が練習していた。

 

市教委によると、マニュアルに沿った安全対策が不十分だった可能性が高いという。

 

市教委は8月13日付で今年度は火を使ったトーチを行わないよう市立小中高校に通知した。

 

事故が報道されると、ネット上で「危険すぎ」「やめるべきだ」といった声があがる一方、「愛知だけだと知って驚き」「全国でやっているんじゃないの?」といった書き込みも相次いだ。

 

朝日新聞が愛知県内の各教委に聞いたところ、春日井市や一宮市、岡崎市などでもトーチは行われてきたというが、同じ東海地方の津市や岐阜市は行っていなかった。

 

また名古屋市以外の19政令指定都市の教委に尋ねたところ、「分からない」も含めて、「トーチをしている」と回答したところはなかった。

「トーチトワリングという単語自体初めて聞いた」「ネットで検索して初めて知った」と話す教委もあった。

 

トーチは愛知県でいつごろから、どのように始まったのか。

 

名古屋造形大の大橋基博教授(教育行政学)が、教員らから聞き取ったところ、1970年代後半~80年代前半、学童保育や地域の少年団の夏季合宿で実施され、そこでノウハウを得た教員や児童生徒が学校に導入したという話や、キャンプのカウンセラーが野外合宿で実演したのを教員がまねて実施するようになり、やがて生徒がやるようになったという話が出たという。

 

キャンプファイアに点火する際、教員が愛知県の手筒花火をヒントにぐるぐる回しながら点火したところ生徒が喜び、恒例化したという説もあるが、名古屋市教委は「少なくとも30年以上前から始まっていることは確認できたが、導入の経緯は不明」と説明する。

 

なぜ、トーチは続いてきたのか。

 

中学校で長年教えてきたという市教委幹部は8月27日にあった名古屋市議会教育子ども委員会でこう語った。

 

 「満天の星の下でキャンプファイアが燃えている。その奥からたいまつを持ったメンバーが現れる。もうそれだけで子どもたちは歓声をあげます。ボーッというすごい音とともに火が自由に操れているように見えるわけです。演じる側も、見ている側も感動する。子どもたちに感動を与える最適の方法ではと思ってやってきたのが正直なところ」

 

また市教委のマニュアルにはトーチの効果として、「一緒に頑張った仲間との連帯感や最後までやり遂げた達成感を味わうことができる」などと書かれている。

 

だが、火を振り回す演舞には危険が伴う。

 

市教委が調べたところ、やけどや火に触れるといったトーチに関する事故が2017年度は7件、18年度は16件、19年度は14件起きていた。

これら37件のうち、病院にかかったものは14件だった。

 

学校での事故を研究している名古屋大の内田良准教授(教育社会学)は「灯油を使い、火を振り回すというのは大やけどの可能性が高く、安全対策で乗り越えられるものではない」と指摘し、「子どもの体を直接危険にさらす可能性の上に感動が成り立っているとしたら考え直さなくてはならない」と警鐘を鳴らす。

 

今年度の火を使うトーチは中止という通知を受け、8月下旬にあった名古屋市の教員の初任者研修は、ケミカルライトの使用を前提とした内容に変わった。

 

来年度以降のトーチについて市教委は、「今年度の実施状況を見ながら、ケミカルライトでもトーチの狙いが達成できるか慎重に検討していきたい」と話している。

 

https://www.asahi.com/articles/ASM8Z33W9M8ZOIPE006.html 

 

 

 

(2020年2月8日 修正3 ;追記)

 

20202160分に朝日新聞から、昨年の事故ではタオルに染み込ませた灯油を絞り切っていなかった、今後トーチトワリングは禁止されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)

 

名古屋市の市立小中高校が野外活動などで続けてきた「トーチトワリング」(トーチ)について、市教育委員会が事実上、禁止する方針を固めた。

 

火がついたたいまつを回す演舞のため、やけどなどの事故が後を絶たず、市教委が「安全確保が困難」と判断した。

 

トーチは「火の舞」や「火踊り」とも呼ばれ、野外活動のキャンプファイアなどの際に子どもたちが披露してきた。

 

長さ5060センチのステンレス棒の先端にタオルを巻き付け、灯油を染みこませて着火し、回しながら演舞する。

 

市内では2018年度、高校14校中4校、中学校110校中109校、小学校261校中32校が実施した。

 

しかし、昨年7月、市立中学2年の男子生徒が校庭での練習中に、服の袖に火がつき、腕をやけどする事故が発生。

灯油を絞り切っていないなど、学校の安全対策が不十分だった可能性が高かったことがわかった。

 

昨年8月現在で、トーチで1719年度に37件の事故が起きており、市教委は昨年8月にトーチを19年度は行わないよう通知し、今後の対応を検討していた。

 

複数の関係者によると、有識者から安全面で否定的な意見が相次いだ。

 

児童生徒への調査で、代用のケミカルライトでも火と同等の満足度が得られたことが判明し、市教委は、今後は火を使わず、ケミカルライトを使うなど安全を最優先するよう、2月にも各校に通知することにした。

 

https://www.asahi.com/articles/ASN106TT5N1ZOIPE03J.html 

 

 

241923分にNHK東海からは、新年度以降も禁止とする通知が出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市の教育委員会は、事故のあと、市内の学校に対し、今年度については、火のついたトーチを使った演技を行わないよう通知していましたが、4日付けで、新年度以降も、火を使った演技を禁止する通知を出しました。


理由について、市の教育委員会は、火をつけた演技で安全を確保するのが困難なことなどをあげていて、「今後も野外学習などで児童や生徒が思い出作りをできるようにしていきたい」としています。

 

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20200204/3000008875.html

 

 


 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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