2011年11月4日12時10分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後3時20分ごろ、足利市の昭和シェル足利大前給油所で、ガソリンタンクの補強工事中に突然発火し、作業していた男性(37)と、中国籍の作業員(22)が顔や首にやけどをし重症、店の経営者(35)も近くにいて軽いやけどを負った。
警察によると、男性らは地下に埋設したタンクの周囲を約1m掘り、電動ドリルで外側からタンクに穴を開けていた。
経営者は「一瞬、火柱があがった」と話している。
警察は、ドリルから飛んだ火花がタンク外で気化したガソリンに引火したとみて、安全管理に問題がなかったか調べている。
タンクはガソリンを抜き、水を入れていた。
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一方、同日付の朝日新聞栃木全県版(聞蔵)からは、上記と若干異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2人は老朽化したタンクの補修のため、FRP樹脂を注入していたところ、炎が上がったという。
タンクは縦約3.8m、横約1.2m、深さ約1.5m。 炎はすぐに消えたらしい。
ドリルでタンクに穴を開ける作業もしていたという。
警察は、何らかの理由でタンク内に残っていたガソリンに引火したとみて調べている。
(ブログ者コメント)
タンク内に水が入っていたこと(満水かどうかは不明だが)、もしタンク内火災であれば爆発現象を呈していたであろうことから、日経報道のとおり、タンク外で可燃性物質が燃えたものと思われる。
漏れて土に浸み込んでいたガソリンが気化し、掘った穴の中に滞留していた?
もしそうであれば、ドリルでの穴開けは火気工事に該当するのに、事前にガス検知していなかった可能性がある。
(2012年10月28日 修正1 ;追記)
2012年10月27日に、ブログ者名で下記コメントが書き込まれた。
ブログ者名でコメント欄に掲載すると誤解を招くので、ここに紹介する。
この事故は直前に循環作業で出ていたベーパーが掘った穴に滞留し、その後のドリル作業による引火。
作業前のガス検知はなかった。
※コメント記入時に「お名前」欄が空欄のままだと、ブログ者名での投稿になる模様。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。