2014年5月2日15時30分にNHK甲府から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、5月3日付の朝日新聞山梨全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
去年10月、韮崎市の工事現場で作業員の男性が転落して大けがをする事故があり、甲府労基署は、会社の安全管理が不十分だったとして、韮崎市の建設会社の社長らを労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、韮崎市の建設会社M組と、48歳の男性の社長。
同署によると、去年10月、韮崎市内の沢の工事現場で、作業で使う階段の撤去作業をしていた70歳の作業員の男性が、階段から2.8m下の階段踊り場に転落して頭を強く打つなどして大けがをした。
作業員の男性は、法律で定められた、安全帯とよばれる命綱のような器具を着けていなかったということで、同署は、安全管理が不十分だったとして、社長らを労安法違反の疑いで書類送検した。
同署の調べに対して社長は、「今回の現場の傾斜では安全帯が必要ないと考えていた」と話しているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1044189661.html?t=1399067299471
(ブログ者コメント)
階段を昇降中に転落して死亡、あるいはけがした事故は、日常生活を中心に、数多く発生している。
産業現場での転落事故も、本ブログで4件、紹介済。
ビルのメンテナンス作業中に階段から転倒して死亡。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3565/
建造中のタンカー船内で作業を終えて手すり付きの階段を登っていて6m高さから転落して死亡。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2349/
工場の建物の外階段で足を踏み外して転落して死亡。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1879/
脱臭塔外側の高さ26mの手すり付きらせん階段から転落して死亡。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1867/
階段上での作業も高所作業として認識しておいたほうがよさそうだ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。