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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2025111750分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

全国の国道で2015~24年度に発生した陥没・空洞のうち、所有者・用途が不明だったり放置されたりした管路などの「地下残置物」によるものが、少なくとも計69件あったことが読売新聞の調べでわかった。

地下空間の利用が進む中、行政も未把握の不明管、放置管などが「隠れたリスク」となっている実態が浮き彫りとなった。

国は新たな不明管などの発生を防ぐため、来年度から地下情報の集約・共有を図る方針だ。

読売新聞は、国直轄の国道(約2万4000キロ)で起きた陥没・空洞に関する調書を国土交通省の各地方整備局などから入手・分析し、15~24年度で計1157件(陥没730件、空洞427件)に上ることなどを報じてきた。

今回、発生要因を詳しく調べた結果、地下残置物が原因(推定を含む)の陥没・空洞が69件(全体の6%)あることが判明。

内訳は「管路(側溝・水路を含む)」が40件で最も多く、コンクリート塊などの「がれき」が11件、木の根などの「樹木・木材」が10件で続いた。

「管路」の多くは、破損部分や開口部から周辺の土砂が流入する「吸い込み」が起きていた。

石川県かほく市の国道159号では15年6月、歩道に深さ40センチ、縦横1メートルの陥没が発生。

過去の工事で業者が仮設排水管の撤去を怠り、排水管と側溝の隙間から「吸い込み」が起きていた。

不明管や放置管により地盤の締め固めが不十分となり、陥没・空洞が起きたケースもあった。

22年7月に札幌市手稲区の国道5号で起きた陥没(30センチ四方)では、地下1・6メートル付近に用途不明の管(長さ0・5~1メートル)が約10本見つかり、周囲に空洞ができていた。

これらの管が原因で、工事の際の締め固めが十分でなかったとみられる。

インフラ問題に詳しい東京都市大の宇都正哲教授(都市工学)は「撤去されずに残された埋設物は少なくないとみられる。国が中心となって地下情報を共有し、危険なものがあれば速やかに撤去すべきだ」と指摘する。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20251116-OYT1T50097/

 

1117726分に同じ読売新聞から、下記趣旨の連続記事がネット配信されていた。

地下に放置された炭鉱時代の管路や所有者不明の農業用水路――

今は使われていない管路などによる陥没・空洞は、自治体管理の道路でも相次いで起きている。

人身事故が起きたケースもあり、「隠れたリスク」をあぶり出そうと、不明管・放置管の探索に乗り出す自治体もある。)

 

■所有者不明

明治~昭和中期に炭鉱都市として栄えた北海道三笠市。

2021年11月11日未明、山あいを走る道道「岩見沢桂沢線」で、走行中の乗用車が道路の陥没に転落する事故が起きた。

陥没は大きさ6~7メートル、深さ約5メートルに達し、乗っていた男女3人が重軽傷を負った。

道が調べると、地下約12メートル付近に謎の管が見つかった。
直径60~80センチ、長さ約28メートル。

現場は幌内炭鉱(1989年閉山)などがあった地域で、35年頃に設置された排水管とみられる。

破損箇所から周囲の土砂が流れ込む「吸い込み」が起きたと考えられるという。

この事故を受け、道は道道などを対象に、地下に放置管などがないか、地表に現れた異常を目視で探るなどの方法で調査を続けている。

道の担当者は「陥没はいつ起きるかわからない。古い地図なども手がかりに、地道に対処するしかない」と危機感をにじませる。

不明管・放置管などを探る調査は佐賀県でも行われている。

きっかけは今年6月10日、佐賀市川副町の国道444号(県管理)と市道の交差点付近で起きた陥没事故。

陥没は70センチ四方にわたり、付近の道路約1キロが約10日間、通行止めとなった。

県が調べると、路面下に空洞ができ、付近から直径1・6メートルの金属製の管が見つかった。

数十年前に設置された農業用水路などをつなぐ管とみられるが、所有者は不明。

老朽化で「吸い込み」が起きたらしい。

県は事故後、主要県道を対象に金属製の管がないか調査に乗り出した。

県道路安全推進室の担当者は「所有者不明の危険な管があれば、早急に除去などを進めたい」と話す。

 

■隙間埋めるように

不明管による空洞は東京都内でも少なからず起きている。

都が2001~09年度に都道で見つかった空洞を分析した結果、空洞を引き起こした管の破損は347件あり、うち58件が「不明埋設管」だった。

都内で埋設管の設置工事を行う業者は「都心部には、現在は使われていない相当古い管が埋まっている」と明かす。6、7年前に銀座の歩道下を掘削した際には、用途不明のさびた管が何本も重なった状態で見つかったという。

この業者は「工事の邪魔となっても、所有者や用途が不明なうちは撤去できず、隙間を埋めるように管路を設置せざるを得ない。不明管などで地下が『渋滞状態』になっている所もある」と話す。

国土交通省もこうした状況を問題視しており、新たな不明管などの発生を防ぐため、来年度、自治体や企業から道路の地下情報を集約し、共有する方針だ。

陥没・空洞の発生履歴や地質データ、液状化の有無などの情報をデジタル地図化し、陥没発生リスクが高い場所の特定にも役立てる。

同省の担当者は「既存の地下残置物を見つけるための技術開発も進め、地下空間のより正確な把握に努めたい」としている。

 

■地下の埋設物 AIで可視化建設現場 活用進む

建設現場では、AI(人工知能)などを活用した地下埋設物の探査技術が開発され、利用が進んでいる。

戸田建設(東京)は昨年、地下に埋まっている管の深さや位置を高精度で推定できるAIを開発した。

地上から地中に向かって電波を発射し、反射してきた波形データをAIで解析。
地下の状態を立体的に可視化できる。

埋設管などに気づかずに重機などで傷つけてしまう事故も防げるという。

この技術は、同社が発注する工事の掘削前調査で使われている。

同社技術研究所の本木主管は「地下の空洞の把握などにも役立つ可能性がある」と話す。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20251117-OYT1T50005/ 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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