2024年6月6日16時45分にYAHOOニュース(Motor-Fan.jp)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「特定の時期になると、交通取り締まりが厳しくなる」といった噂がある。
また、そうさせているのは「警察官にノルマが課せられているからだ」との噂も聞かれる。
これは本当なのだろうか。
警察のノルマと交通取り締まりの関係を深堀りしてみよう。
【ウワサではよく聞く「警察の取り締まりノルマ」は本当にあるのか?】
元警察官VTuberなどの暴露話によれば、明確なノルマはないが、「努力目標」という名目で実質的なノルマのようなものはあったと口を揃えて語られている。
しかし、少なくとも個々の警察官にノルマ未達成によるペナルティはないようだ。
検挙数を稼いで好成績をあげれば、ボーナス査定や出世待遇がよくなるようだが、その影響は大きなものではないとされている。
その一方で、警察全体では明確な交通取り締まりのノルマと言えるものが存在する。
それが「交通安全対策特別交付金」だ。
交通安全対策特別交付金は年に2回、各都道府県および市町村に分配され、道路交通安全施設の設置及び管理に使用される。
その原資は「交通反則者納金」となっており、額にすれば半期あたり約200億円にものぼる。
反則金収入を原資として予算を組むということは、予算確保のために一定以上の取り締まりをしなくてはならないことになる。
これは実質的な交通取り締まりのノルマと言えるだろう。
また、「努力目標」という言葉で濁しても、警察全体や警察署単位で交通違反を検挙する動きが活発になれば、それは同調圧力となって、現場で取り締まりをする警察官にノルマという形でのしかかってしまうことになる。
【ノルマを達成できないと交通取り締まりにも影響が】
実際のところ、ノルマの有無が問題の本質ではない。
より具体的な問題は、ノルマの存在によって引き起こされる不当な取り締まりだ。
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2019年には北海道警察交通機動隊の警部補が速度違反車両の速度計測を故意に誤った方法で計測し、約半年間にわたり虚偽の書類を作成したとして懲役刑が科せられた。
2021年には福岡県警察の警部補が、違反行為を十分に確認できなかったにも関わらず、信号無視や横断歩行者妨害など10件の交通違反に際して、虚偽の現場見取り図を作成したとして処分されている。
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【注意すべき危ない取り締まり時期はいつ?】
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短いスパンで見れば、注意すべきは週末や月末だ。
ノルマが達成できていない警察官は、交通量が増える週末や月末に検挙数を稼ごうとするだろう。
長いスパンでは、半年ごとに注意したい時期が来る。
公務員のボーナスは6月と12月であるため、評価の締めとなる5月と11月あたりは、査定を気にする警察官が検挙数を増やそうと動くかもしれない。
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また、検挙される違反の種類にも注目したい。
とくに注意したいのは、ドライバーが最も犯しやすく、警察が検挙しやすい「一時不停止」だ。
事実、一時不停止は検挙件数万年トップの交通違反となっている。
検挙数の多さで言えば、次点は「速度違反」となる。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/65bab1d1788cea6e30f4ff883a09bbdcdc44bc75
(ブログ者コメント)
「一時不停止」については、ブログ者の知人に、速度を落としてユックリ進んだが、ピッタリ止まらなかったという理由で切符を切られた人がいる。
検挙件数トップになるわけだ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。