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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20193212259分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

長崎市の長崎港周辺の道路で21日夜、冠水が相次いだ。

 

長崎地方気象台によると、短い周期で海面が大きく上下する「副振動(あびき)」と呼ばれる現象が発生し、午後8時40分ごろから午後9時20分までに、約30分周期で最大105cmの高低差を観測した。

 

長崎市消防局によると、午後9時半時点で、けが人の情報は入っていない。

長崎県警によると、冠水はおさまっているという。

 

副振動は高潮や津波とは異なり、海面上の気圧の振動などが原因で発生すると考えられている海面の昇降。

冬から春にかけて、九州西岸の入り江などで高低差が大きくなりやすい。

 

長崎港では21日午後8時35分が大潮の満潮だった。

そこに副振動による海面上昇が重なり、潮位が異常に高くなったとみられる。

 

市消防局によると、浦上川沿いの稲佐地区や市中心部の銅座地区が一時、冠水した。

 

JR九州は、長崎線の浦上~長崎間で線路が冠水したため、午後8時45分ごろから約1時間半、運転を見合わせた。

 

出典

長崎市内で「あびき」か 海面が昇降、各地で道路冠水

https://www.asahi.com/articles/ASM3P76NNM3PTIPE02G.html 

 

 

3221233分にYAHOOニュース(長崎放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

21日午後9時ごろ、長崎市の宝町や銅座町など広い範囲で道路が冠水し、付近の店舗や住宅の床上や床下が浸水した。

 

気象台によると大潮の昨夜、満潮の時刻にあびきと呼ばれる大きな潮位変動が重なって、午後8時40分ごろには30分間で1m以上海面が上昇した。

 

銅座町の居酒屋では、店の人が「あっという間にひざ下まで水が入ってきた」と話し、溜まった水をかき出す作業に追われていた。

 

冠水の影響で、JR長崎駅では列車の運行を1時間半ほど見合わせ、およそ1600人に影響が出た。

 

気象台は、昨夜の長崎港の潮位が、観測史上、最も高くなった可能性があるとみて調査するとともに、今後も大きな潮位の変動が発生するおそれがあるとして、係留した船舶などへの被害と海岸や河口付近での浸水に注意を呼びかけている。

 

出典

長崎であびき現象 市街地も冠水

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190322-00002259-nbcv-l42 

 

 

323010分に長崎新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR九州は、浦上駅~長崎駅で約1時間半、列車の運行を見合わせた。

2本が運休、14本が最大約1時間40分遅れ、計約1600人に影響が出た。

 

警察によると、松が枝町などで数10棟が床上・床下浸水しているとみられる。

 

銅座地区でスナックを経営する男性(64)は、「水かさは20cmほど。カウンターにビール瓶が流れ込んできた。こんな現象は初めてだ」と驚いていた。

 

出典

長崎港で「あびき」 最大105センチ 家屋や飲食店浸水

https://this.kiji.is/481626595184313441?c=39546741839462401 

 

 

3231119分に長崎新聞からは、過去最高の潮位だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

長崎地方気象台は、22日に実施した調査結果を発表した。

 

発生当時、長崎港内の検潮所では最高2.38mの潮位を計測し、2012年9月17日、台風16号に伴い観測した過去最高の潮位2.19mを更新した。

現地調査の結果によると、陸上の最高潮位は長崎県長崎市宝町の2.8mだった。

 

今回の浸水は大潮の満潮時間帯に「あびき」が重なり、一時的に潮位が非常に高くなったことで発生したとみられる。

 

長崎県警によると、「あびき」による同市内の床上・床下浸水は約25棟が確認されたという。

人的被害は確認されていない。

 

九州電力長崎支社によると、21日夜、「あびき」による漏電が原因とみられる停電が3件発生。

 

長崎市消防局によると、「道路が冠水している」などとの通報が計26件あった。

 

4月までは「あびき」が発生しやすい時期であることから、同気象台は引き続き、低地での浸水や船舶の転覆などに注意を呼び掛けている。

 

出典

「あびき」過去最高潮位 21日夜、長崎港で238メートル

https://this.kiji.is/482010590829020257?c=39546741839462401 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

長崎港でのあびき現象については、過去にも本ブログで発生状況や発生機構を紹介スミ。

 

ただ、今回のような被害は報道されていなかった。

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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