2019年9月16日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
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http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9997/
(2/3)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9996/
(3/3)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9995/
(2019年9月23日 修正1 ;追記)
2019年9月16日17時13分にNHK千葉からは、ゴルフ練習場のポール倒壊現場は1週間経っても手つかず状態だという、下記趣旨の情報がネット配信されていた。
現場では1週間がたった16日も、撤去作業が始まっておらず複数のポールなどが住宅に倒れかかったままになっています。
ポールの撤去や補償への見通しが立っていないことについて、住民からは早急な対応を求める声があがっています。
現場のゴルフ練習場の経営者らはポールが倒れた2日後の今月11日、住民の求めに応じる形で説明会を行いました。
しかし住民によりますと撤去や補償などについて具体的な予定は示されず、その後も納得のいく説明は得られていないということです。
ゴルフ練習場側の弁護士はNHKの取材に対し「撤去作業を行う業者を探しているが、技術的に難しいとして請け負ってくれる業者が見つからない状態が続いている」と説明しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190916/1080007636.html
9月19日18時13分に毎日新聞からは、屋根補修中の転落事故に関する新情報が、下記趣旨でネット配信されていた。(その後も、散発的に転落事故報道は続いているが、個別事例の紹介は割愛する。)
台風15号の影響で多くの家屋被害が出ている千葉県内では、ブルーシートを張るなどの屋根の補修作業中に住民らが転落する事故が相次いでいる。
各地の消防に取材したところ、18日までに少なくとも101件に上り、2人が死亡した。
県は、なるべく専門業者に依頼するよう呼び掛けている。
事故が多かったのは、千葉市10件▽南房総市9件▽木更津市、市原市各8件▽八街(やちまた)市7件――など。
君津市では10日午後3時ごろ、2階建て住宅の屋根でブルーシートを張っていた男性(61)が転落し、死亡した。
17日午前10時ごろには、いすみ市で自宅の屋根瓦を補修していた男性(94)が約3メートルの高さから落ちて亡くなった。
県は専門業者に任せることが望ましいとしているが、被災家屋が多いため業者も足りない。
県瓦工事業組合によると、修繕依頼が殺到しているといい、担当者は「手いっぱいで、全てをすぐに直すのは難しい」としている。
県内は週末から再び天気が崩れると予想されている。
県は「やむを得ず自力で作業をする場合は、ヘルメットを着用して複数人で行うなど安全に配慮してほしい」と話している。
https://mainichi.jp/articles/20190919/k00/00m/040/182000c
9月18日17時59分にNHK千葉からは、屋根を補修しようにも職人と瓦が不足しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
住宅の屋根の修復を行う地元の瓦工事業者には、住民からの依頼が殺到していますが、後継者不足で業界全体の人手不足が深刻な中、対応が追いついていません。
全国各地の瓦工事業者でつくる「全日本瓦工事業連盟」によりますと、この10年間で、加盟していた3400の業者のうち900が跡取りがいないなどの理由で廃業したということで、人手不足が深刻な状況です。
また、瓦が大きく崩れた住宅では、一度、残っている瓦をすべて落としたうえで瓦を組み直す必要があり、一般的な住宅の屋根を修復するにはおよそ1000枚の瓦が必要とされるため、すでに瓦の入手が困難な状況だということです。
館山市相浜地区の「O瓦店」を営む長田さん(男性、41歳)には、個人や工務店などから瓦屋根の修復の依頼が殺到し、これまでにその数はおよそ500件に上ります。
長田さんは別の職人と2人で対応にあたっていますが、ブルーシートをはる作業や瓦を確保することに追われ、18日までに本格的な瓦屋根の修理には1軒も対応できていないということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190918/1080007754.html
9月18日13時54分に東京新聞からは、通電火災が相次いでいるという、下記趣旨の情報がネット配信されていた。
台風15号による停電被害が続く千葉県内では、停電復旧後に損傷した電気設備などから出火する「通電火災」とみられる火災が相次いでいる。
十七日夕までに、少なくとも民家など九軒から出火し、三軒は全焼した。
各地の消防によると、通電火災の疑いがあるのは市原市五件、千葉市二件、君津と館山両市で各一件。
十五日には千葉市中央区で、木造二階建て民家と隣の倉庫が全焼した。
県警や近隣住民によると、この地域では十一日夕に停電から復旧。
十五日に避難先から帰宅した住民男性(89)がブレーカーを入れたところ、約一時間後にブレーカー付近から出火したという。
総務省消防庁によると、通電火災は、屋根や外壁の損壊で電気配線などが傷つき、通電した際に火花が生じることで起こりやすいという。
同庁は「停電時はブレーカーを下ろして使用中の電気機器の電源を切り、復旧時は配線などに損傷がないかを必ず点検して」と呼び掛けている。
出火するのは停電復旧の直後とは限らないという。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019091890135400.html
9月17日23時43分に産経新聞からは、今回起きている通電火災は特異ケースだという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県内の大規模停電では、復旧時に電気製品やブレーカー周辺などから出火する「通電火災」が相次いでいるが、実は今回のような風水害での発生は「特異なケース」(消防関係者)とされる。
通電火災は、地震などで停止した電力の復旧時に頻発する。
例えば、倒れた電気ストーブやアイロンが洗濯物などの可燃物に触れたまま通電した場合などに出火。
阪神大震災では原因が判明した神戸市での建物火災55件のうち、6割の33件が通電火災だったという。
しかし、今回は少し状況が違う。
東京電力によると、危険性が高いのは、台風の風雨で水にぬれた家電の使用だ。
水没などで故障状態になった家電を通電させると、ショートや異常な発熱で火災や事故につながる恐れがある。
家電が故障していない場合でも、コンセントなどの周囲がぬれていないかを確認しておく必要がある。
東電は、停電状態で自宅を離れる際にはブレーカーを落とし、復旧前に全ての家電のコンセントを抜いておくことが重要だと指摘。
家屋の屋根裏や壁の内側にある電気配線に損傷があれば、ブレーカーの漏電遮断器が作動するため、電気工事店などに連絡してほしいとしている。
消防関係者は「一度でも水にぬれた家電製品は使用しないでほしい」と注意を呼び掛ける。
今回の台風が原因で通電火災が発生した場合、火災保険で補償される見通し。
三井住友海上火災保険の担当者は「ほとんどの火災保険が、風雨による通電火災を偶発事故と判断して保険金支払いの対象としている」と説明する。
https://www.sankei.com/affairs/news/190917/afr1909170050-n1.html
9月19日5時2分にNHK NEWS WEBからは、大量に倒木した原因の一つは病気による幹内部の空洞化だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風15号による千葉県の大規模停電の発生から10日、復旧を阻む大量の倒木が生じた原因の1つが見えてきました。
倒木の現場やその画像を専門家が調べたところ、幹の内部が空洞化する病気にかかり折れたスギが相次いで確認され、専門家は、この病気が多いところでは同じようなことが起きるおそれがあると警鐘を鳴らしています。
千葉県の大規模停電では大量の倒木のため、各地で電線が切断されて停電が広がっただけでなく、道路を塞ぐなどして復旧の妨げとなり、倒木が停電の規模を拡大させ長期化を招いています。
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190919/k10012088691000.html
(ブログ者コメント)
〇ゴルフ練習場のポール倒壊に関し、最近のテレビ報道によると、練習場側の弁護士から、家の補修費は自然災害扱いで保険でお願いしたい・・・という話しが出ているとのことだ。
〇樹木倒木の件、ブログ者の近所の道路でも街路樹が何本か倒れた。
その断面を見ると腐食していた感あり。
そういえば、ちょっと前から何本もの木にバンドが巻かれていた。
この木にもバンドが見える。
ということは、樹木点検し、腐食の恐れがある木にはバンドを巻いて計画的に伐採する・・・そんな矢先に暴風で倒れたという可能性も考えられる。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。