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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2025691819分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

9日午前11時20分ごろ、消防から「読谷村内の施設で爆発があり、負傷者が出ている。意識はある」と通報がありました。

沖縄県によりますと、爆発があったのはアメリカ軍「嘉手納弾薬庫地区」の敷地内にある、自衛隊の不発弾処理を専門とする部隊が使用している不発弾の一時保管庫で、「小規模な爆発」が起きたとしています。

消防によりますと、現場にいたいずれも自衛隊の40代の男性隊員が左手にやけどをし、20代の男性隊員が爆発による破片が顔などにあたるなどして、合わせて4人がけがをしたということです。
いずれも命に別状はないということです。

消防によりますと、現場の自衛隊員からは不発弾の種類を調べるため、弾の表面のさびを落とす作業をしていたところ、爆発したという説明を受けたということです。

警察や自衛隊が詳しい状況を調べています。

 

【不発弾の一時保管庫とは】

沖縄では、今でも毎日のように80年前の沖縄戦当時の不発弾が見つかっています。

自衛隊の不発弾処理隊によって回収された不発弾は、ただちに爆発する危険性がないと判断された場合、読谷村にある県が管理する施設である「一時保管庫」に運ばれます。

この施設は、アメリカ軍基地の「嘉手納弾薬庫地区」の敷地内にあり、自衛隊によりますと、一定期間、保管されたあと、別の場所に移して処理が行われることになっているということです。

 

【沖縄と不発弾】
太平洋戦争末期、沖縄は「鉄の暴風」と言われるほど無数の砲弾や爆弾にさらされました。

アメリカ軍によって打ち込まれた弾薬の総重量はおよそ20万トンと言われ、そのうちおよそ1万トンが不発弾として残ったと推定されています。

1972年の本土復帰までに住民やアメリカ軍などによって処理されたのは、その半数ほどです。

このため、不発弾は本土復帰後も住民を苦しめました。

復帰から2年後の1974年3月、那覇市の幼稚園のすぐそばで、旧日本軍が戦時中に埋めた改造地雷が爆発し、3歳の女の子を含む4人が亡くなり、34人がけがをしました。

対応を求める声が高まり、3か月後、不発弾処理を専門とする陸上自衛隊の部隊が発足し、これまで処理を続けてきました。

部隊の発足後、今月6日までに4万322件、合わせて1892トンの不発弾が処理されています。

このほかにも、海中で見つかった不発弾は海上自衛隊が処理にあたっています。

沖縄戦から80年となる今も、不発弾は県民の暮らしに影を落とし続けていて、平均すると1日に1件以上のペースで見つかっています。

 

【不発弾 今も威力を維持したまま】

太平洋戦争で使われ、爆発せずに不発弾として残った砲弾や爆弾は、今もその威力を維持したままです。

不発弾処理隊などによりますと、不発弾は密閉された内部に爆薬が詰められているため、弾の表面がさびて劣化していたとしても、内部が破壊されていないかぎり、爆薬はほぼ製造当時の状態を保っているということです。

また、不発弾に起爆装置にあたる「信管」がついている場合、状態によっては少しの振動や衝撃で「信管」が作動し、爆発する可能性もあります。

万が一、爆発すれば、周辺に大きな被害を及ぼすほか、沖縄では、人体に有害な「黄リン」が詰められた不発弾が炎や煙を出している状態で今も見つかり、自衛隊が処理にあたるケースも少なくありません。

こうした不発弾に対して、自衛隊は「信管」がついているかや、ついている場合はどういう状態なのかを確認します。

また、表面がさびついている場合は、さびを落としながら、弾の形状や刻印された型式などから種類を識別し、危険性を判断しています。

 

【不発弾処理部隊創設以来 爆発事故は初めて】

防衛省によりますと、陸上自衛隊に不発弾処理を専門とする部隊が1974年に創設されて以来、作業中に不発弾が爆発する事故が起きたのは初めてで、爆発によるけが人が出たのも初めてだということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20250609/5090031767.html

 

610142分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、爆発の危険性が低いと判断された不発弾は信管処理せず保管されるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

爆発は、アメリカ軍の嘉手納基地に隣接する国道58号から約400メートルのところで起きました。

不発弾は、危険性の度合いで処理の仕方が分かれます。

爆発の危険性が高い場合には、現地で信管を壊したり抜き取るなどの処理をしたうえで保管庫へ。

危険性が低い場合には、そのままの状態で回収されます。

つまり、危険性が低いと判断され、保管されていたことになります。

終戦から80年経っても、残り続ける不発弾。

問題が深刻化したのは、51年前、本土復帰からわずか2年のことでした。

下水道管工事の重機が接触し、不発弾が爆発。
4
人が死亡し、34人が重軽傷を負う事態となりました。

この事故をきっかけに、県内では、地中に潜む不発弾の探索が強化されました。

不発弾は、いまも年に500件ほど見つかっていて、すべての処理を終えるまで、100年かかるともいわれています。

糸満市では2009年、水道管工事の現場で不発弾が爆発する事故が起きました。

住民にとっては、ごく身近な話です。

・・・

【画像】保管庫で自衛隊が作業中に…沖縄で不発弾爆発 戦後80年 いまも年に500件発見

https://news.yahoo.co.jp/articles/e75d452a6eb53447e558fb94dad3f21487f4f0fe 

 

692034分にYAHOOニュース(読売新聞)からは、保管庫脇のテント内で爆発が起きたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

消防によると、20歳代の隊員が顔と腕を負傷し、40歳代の隊員も腕にやけどを負った。
残る2人は耳の不調を訴えたという。

陸自や県によると、事故は同地区内で県が管理する不発弾保管庫脇のテント内で起きた。

保管庫は県内で回収された不発弾を一時的に置く施設で、4人は弾の種類を調べるため、さび取りなどを行う「再識別」の作業中だったという。

80年前の沖縄戦により、県内には今も約1900トンの不発弾が残るとされる。

爆発したのも戦時中の物とみられ、陸自や沖縄県警が事故の原因を調べている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c6c9423e5bcb48e1127215d04336c97365752f41

 

(2025年7月11日 修正1 ;追記)

2025791132分にYAHOOニュース(琉球放送)からは、ハンマーやマイナスドライバーを使った錆落としの衝撃が信管に伝わり信管が破裂した、本体部分は爆発しなかった、爆発していれば保管庫前での作業につき更なる大惨事の恐れもあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づきタイトルも修正した)

米軍嘉手納弾薬庫地区の敷地内で不発弾が爆発した事故で、陸上自衛隊が事故の原因について信管の有無を確認する作業中に加わった衝撃によるものなどと特定し、10日に公表することが分かりました。

 【写真を見る】不発弾「信管の有無確認中」に爆発 陸自が10日に事故原因公表へ 米軍嘉手納弾薬庫地区の不発弾爆発事故

この事故は先月9日、読谷村の米軍嘉手納弾薬庫地区にある県管理の不発弾保管庫の前で、米国製75ミリ対戦車りゅう弾が爆発し自衛隊員4人がけがをしたもので、陸上自衛隊第15旅団が事故調査委員会を設置しけがをした隊員に話を聞くなどして調査を進めていました。

関係者によりますと、今回の事故は隊員が不発弾を外注での処分、または爆破処理するかを判断するため信管の有無を確認する作業をしていたところ、不発弾に衝撃が伝わったことが原因と特定したということです。

今後、信管の有無が外見から判断しにくい場合は外注での処分はせず爆破処理することを再発防止策の1つとして検討していて、陸上自衛隊はこうした内容を10日に公表する方針です。

関係者への取材で、事故当時の状況がより詳しく分かってきました。

爆発した不発弾は信管部分が破裂してなくなった状態で、その周りには破片とみられるものやハンマー、マイナスドライバーといった工具が散乱していました。

隊員はこの工具を使って、不発弾に信管があるかを確認するさび取りなどの作業を 手作業で行い、事故にあいました。

こうした作業が、ほかにも複数の不発弾を保管する保管庫の前で行われていたということになり、結果的には、信管が残ったままの安全ではない不発弾が不発弾保管庫の前にあったということになります。

不発弾は、外から見るだけでは安全性が判断しづらいといいます。

今回の事故について陸上自衛隊は、不発弾の本体部分は爆発せず信管部分のみが作動したことから、あくまでも不発弾の“破裂”事故と表現していますが、不発弾本体が爆発すればさらなる大惨事になってもおかしくないケースでした。

県内の不発弾をすべて処理するには、70年から100年かかると言われているなかで、県民に与える不安も大きい今回の事故。

10日に公表される再発防止策が、こうした県民の不安を払しょくするものになるのか、説明の透明性が求められます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1ae2d0600fe705e103cef2b7c86b4c64e5677cd1

 

710182分にYAHOOニュース(琉球放送)からは、今後同様な識別作業はX線で行う、不発弾の爆破処理は米軍施設内で行われるが調整が必要で年に1、2回しか行われないことが事故の背景にあった、今回の不発弾は海水で腐食が進んでいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

陸上自衛隊第15旅団は10日に事故原因を公表し、事故の後、全国で中止していた作業の一部を10日以降再開すると発表しました。

公表した事故調査の結果によりますと、当時、回収した不発弾について、外注で処分するか爆破処理するかを判断するため、信管の有無を確認しようと工具を使ったさび取りをしていたところ、衝撃が信管に伝わったことが原因と特定されました。

陸上自衛隊は今後、信管に衝撃が伝わるような工具の使用を禁止したうえで、今回爆発が起きた作業と同様の識別作業を、来月以降はX線を使って行うなど再発防止に努めるとしています。

また、県内で不発弾を爆破処理する場合は米軍の敷地内で行われていますが、米軍との調整で爆破処理の機会が年に12回程度と限られていることが、外注処分への過度な依存を生み、事故につながったとも結論付けています。

会見で森下陸上幕僚長は、今後、爆破処理の機会を増やせるよう、アメリカ側と調整を進める考えを示しました。

森下陸幕長
「爆破の機会を増やすことによって隊員は精神的な圧迫から取り払われて、しっかりと爆破処理にもっていけるということで、無理をせずに識別作業を実施できると我々は思っておりますので、これからはそれを追求していきたい」

15旅団は、今回爆発した不発弾がおととし2月、糸満市の沖合にある無人島「岡波島」で見つかった約580発の不発弾の1つだったことを明らかにし、海水などの影響で腐食が進み、外見からは信管の有無の判断が難しかったとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ee9935bf8188956a42715be0aa79c32ec2891bf4  

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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