2014年5月23日付で読売新聞愛媛版から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
燃えにくい繊維を使った消防団員の法被を、松山市と繊維大手「帝人」が開発し、試作品を22日発表した。
従来の綿製より耐火性があり、熱が伝わりにくいという。
耐火カーテンなどに使われている難燃繊維を活用しており、同社は早ければ秋にも商品化する予定。
多くの消防団は出動時、江戸時代の町火消しにならって法被を着てきた。
現代では、法被の下に難燃性の活動服を着用するのが決まりだ。
ただ、多くの消防団員は普段、それぞれの仕事をしているため、とっさに法被だけ羽織って火災現場に駆けつけることもあるという。
新たに開発した難燃法被には、消防隊の防火服にも使われる「アラミド繊維」を100%使用。
耐火テストでマネキンに着せて炎を3秒間、浴びせたところ、綿では上半身の86.6%がやけど状態となったのに対し、新しい法被では12.6%と7分の1に収まった。
開発のきっかけは2013年1月、帝人松山事業所が「難燃繊維を何かに役立てられないか」と市消防局に提案したこと。
法被は、ほとんどの消防団員が出動時に着ているため、耐火性を高めることにした。
同社は着心地を保つため、硬くならないよう工夫。今後、試作品を消防団員に着てもらって意見を聞き、さらに改良を加える。
市役所でこの日行われた試作品の発表会で、野志市長は法被を試着し、「日頃から命がけで活動している団員の安全を高めることができる」と喜んだ。
市消防団の井戸団長(62)は、「綿製のように、しなやかで着心地がいい。現場の団員も気に入ってくれるだろう」と笑顔を見せた。
帝人松山事業所の石丸所長は、「全国の消防団に使ってほしい」と話した。
松山市消防局によると、松山市の消防団員数は2400人(5月1日現在)で、四国では最も多い。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/ehime/news/20140522-OYTNT50289.html
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