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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2020271829分にNHK徳島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

南海トラフ巨大地震の津波に備えて、障害のある人など「災害弱者」の避難先を確保しようと、徳島県鳴門市のNPO法人に、水に浮く特殊な構造の避難シェルターが設置されました。

この避難シェルターは、障害や難病を抱える人の支援を行っている鳴門市のNPO法人「JCIテレワーカーズネットワーク」が事務所の敷地内に設置したもので、津波で流された場合でも水上に浮く特殊な構造になっています。

7日は、シェルターの設置を記念した式典が行われ、この中でNPO法人の猪子理事長が、「障害者や高齢者が災害時に命を守るための備えについて模索していた。このシェルターは潜在能力を秘めた優れものだ」とあいさつしました。

シェルターは、素材として発泡スチロールが使われ、浮力や断熱性が高いほか、特殊な樹脂でコーティングしているため強い衝撃にも耐えられるのが特徴です。

高台などへ逃げられない「災害弱者」の避難先として期待され、早速、車いすの人が中の様子を確かめていました。

猪子理事長は、「シェルターがあれば災害弱者が津波の中でも生き残れる可能性が高い。非常に安心感がある」と話していました。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20200207/8020006812.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇以下は、映像の3コマ。

 





 

 

〇関連情報調査結果、今回と同じものではないかもしれないが、5年前にも串本町の津波避難タワーの上に浮上式シェルターが設置されたという下記趣旨の記事が、設置状況の写真付きでネット配信されていた。

 

2015213 300分 朝日新聞)

 

南海トラフ巨大地震の津波対策として、串本町は12日、同町田並地区の津波避難タワー(高さ5・7メートル)の上に、住民が避難する浮上式シェルターを設置した。

 

大きな津波でタワー自体が浸水してもシェルターは水に浮き、中の住民は備蓄の水や食料で生活することが可能としている。

 

町によると、シェルターは長さ6・16メートル、幅2・33メートル、重さ1・3トン。

室内は対面型の長いすに20人、床も使えば最大30人まで収容できる。

水や食料も3日分備蓄できる。

 

静岡県のモーターレース車の開発会社が強化プラスチックを使って製作した。

 

自治体が避難タワーの上にシェルターを置くのは初めてという。

 

南海トラフ巨大地震の津波想定では、現場付近で6・05~6・23メートルの浸水が予想され、タワーの高さを超す。

 

だが、さらに高いタワーを新設すると約7500万円かかるうえ、敷地も足らない。

 

一方、シェルターなら580万円で済み、平時は会議室として使うこともできるとしている。

 

田嶋町長は、「命を守るうえでシェルターは最適。ここをモデル地区に、今後は町内に設置を増やすことも検討する」。

 

鈴木区長(74)は、「遠方への避難が困難なお年寄りも多く、これで地域の人たちも安心する」と話した。

 

https://www.asahi.com/articles/ASH2D5GJNH2DPXLB00L.html

 

 

 

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2020271735分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が花の写真付きでネット配信されていた。

 

鹿児島県は7日、グロリオサの球根を食べたことが原因とみられる食中毒によって県内の80代の男性が死亡したと発表した。

 

県によると、男性は131日、自宅で栽培していたグロリオサの球根とみられる植物をすりおろして食べた後、吐き気や下痢などの症状を訴え、入院先の病院で23日、敗血症多臓器不全で死亡したという。

 

グロリオサはイヌサフラン科の植物。

花が美しく観賞用として市販されているが、有毒物質コルヒチンを有し、特に山芋によく似た地下部の塊茎に多く含まれるという。

 

男性の尿検査の結果、コルヒチンが検出されていた。

 

グロリオサを原因とする食中毒の例としては、統計のある2005年以降、全国で3例目という。

 

厚生労働省は、食用と間違えやすい有毒植物の例として、チョウセンアサガオなどとともにグロリオサを挙げ、注意を呼び掛けている。

 

https://www.asahi.com/articles/ASN275S66N27TLTB00G.html 

 

 

271724分にNHK鹿児島からは、自宅の家庭菜園で山芋も栽培していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

亡くなった男性は自宅の家庭菜園で山芋も栽培していたということです。

県生活衛生課は誤食に注意を促すとともに、家庭菜園などで野菜と観賞用の植物を一緒に栽培しないよう呼びかけています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20200207/5050009278.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇以下は、NHK映像の3コマ。

 





 

〇以下は、厚労省HPの注意喚起記事。(抜粋)

 

・・・・・

 

間違えやすい植物 ; グロリオサによる中毒は、日本ではヤマノ
 イモとの誤食が多く、重篤になりやすい。

                                ヤマノイモを食する時期が要注意。近年の
                                2件の死亡例はともにすりおろして生食して
                                いるが  グロリオサの根はすりおろしても
                                ヤマノイモのような粘りがないので容易に
                                区別される。

 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082123.html

 

 

 

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20201281317分に産経新聞から、壁を貫通している窒素配管の写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、同日午前に鹿児島県の種子島宇宙センターで予定していた政府の情報収集衛星光学7号機を搭載したH2Aロケット41号機の打ち上げを、2月以降に延期すると発表した。

 

機体に窒素ガスを供給する地上設備の配管に穴が見つかり、原因究明や対策に時間がかかるため。

 

打ち上げ作業を指揮する同社の田村宇宙事業部副事業部長は、「打ち上げ中止となり、期待に応えられず残念。きちんと原因を究明して対策を講じ、打ち上げ成功に向けて全力を尽くしたい」と謝罪した。

 

同社などによると、穴は直径約5センチ。

配管は鉄製で、約30年前に建物の外に設置された。

同センターは海沿いにあるため、塩害による腐食が考えられるという。

 

ロケットの機体を発射地点まで移動させた後の27日深夜、機体の温度管理に使う窒素ガスの供給を始めたところ、急に圧力が低下。

配管内を窒素ガスが流れたことで穴が生じた可能性があるという。

 

昨年12月23日に配管を点検した際は、異常は見つからなかった。

 

配管の耐用年数は15年間で、その後も点検しながら使用。

背景には、同センターで問題視される施設の老朽化があるとみられる。

 

https://www.sankei.com/life/news/200128/lif2001280039-n1.html

 

 

27177分にNHK鹿児島からは、窒素配管が壁を貫通している部分に塩分を含んだ雨水がたまったため腐食したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

三菱重工業と設備を管理するJAXAは7日、南種子町の種子島宇宙センターで、打ち上げ延期の原因となった配管の腐食について会見を開きました。

この配管は、ロケットの温度調整に必要な窒素ガスを送り込むものですが、JAXAによりますと、配管が通る壁との隙間に塩分を含んだ雨水が長年にわたってたまり続け、腐食が進んで穴が開いたと説明しました。

配管は新しいものに交換され、異常がないことを確認したとしています。

JAXA射場技術開発ユニットの西平技術領域主幹は、「腐食は壁の内部から進んでいて、事前の確認は困難だった。今回の事態を踏まえて、点検のしかたを見直したい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20200207/5050009277.html

 

 

202027 1941分にSankei izからは、腐食原因に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JAXAによると、建物に降った雨水が、潮風に運ばれた塩分を含みながら外壁を流れ落ち、その下にあった配管を長い時間かけて腐食させたという。

 

配管を交換し、センター内にある他の配管など約20カ所を補修した。

 

https://www.sankeibiz.jp/business/news/200207/cpc2002071941001-n1.htm

 

 

282223分に朝日新聞からは、つなぎ目に水が溜まりやすくなっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

三菱重工業JAXAによると、外部施設の配管に直径5センチの穴があった。

雨水にさらされる場所で、つなぎ目に水がたまりやすくなっていた。

 

昨年12月の点検では異常は見つからなかったが、腐食は進んでいたとみられ、窒素ガスを流した際の圧力で穴があいたらしい。

 

配管約27メートルを新品に交換し、隙間は樹脂で埋めた。

配管にガスを流し、問題ないことを確認したという。

 

JAXAの西平・技術領域主幹は、「打ち上げ設備全体の老朽化というより、ここだけ腐食が進みやすくなっていた。今後の点検のやり方は議論していく必要がある」と語った。

 

https://www.asahi.com/articles/ASN2876C1N27ULBJ01C.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

産経新聞掲載写真を見ると、壁貫通部のシール材が見た目、凸凹になっている。

その凹んだ部分、あるいは壁との隙間に雨が溜まったのかもしれない。

 

 

 

 

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202025610分に神戸新聞から下記趣旨の記事が、手洗い方法などの図解付きでネット配信されていた。

 

新型コロナウイルスによる肺炎への不安を背景に、使い捨てマスクの品薄状態が続く中、公衆衛生の専門家の間で「予防に有効なのは、マスクより手洗い」と呼び掛ける声が高まっている。

 

緊急事態宣言を出した世界保健機関(WHO)も、「マスクは感染症拡大を抑止する助けになるが、せきなど呼吸器症状がない一般の人に必要ではない」と明言。

 

神戸市保健所は、「うつさないためのマスク、うつらないための手洗い」と、手洗いの重要性を強調する。

 

世界的な感染拡大が連日報じられる中、ドラッグストアなどでマスクの売り切れが続出。

患者との接触が多い医療機関向けが品薄状態となったり、ネットで高額転売とみられるものが出品されたりしている。

 

しかし、WHOの本部直轄機関である神戸センター(神戸市中央区)は、「いくつかの国では、文化的慣習の中でマスクが着用されているが、防御への有用性について明確なエビデンス(証拠)はない」とする。

 

WHOは、マスク着用を推奨するのは、呼吸器症状がある人やその看病をする人、医療従事者とした上で、「必要ない状況でマスクを着用すると、誤った安心感を与え、手洗いなど必須の予防手段を怠る可能性がある」と警鐘を鳴らす。

 

神戸市保健所予防衛生課も、「マスクは原則、症状のある人がするもの」という考えだ。

 

「予防的使用では、医療従事者のように、一瞬手が触れただけでも廃棄するような正しい使い方であれば、一定効果はある。しかし通常の使い方の場合、雑菌の付いた手で不用意に触るなど、むしろ感染のリスクを高める場合さえある」と話す。

 

一方、同課は手洗いの重要性を強調する。

 

ドアやつり革など、不特定多数の人が触れる場所に接触したときには、せっけんを使って手首まで30秒以上洗い、15秒以上水を流し続けてすすぐことが望ましいという。

 

「新型コロナウイルスによる肺炎は空気感染ではなく、せきやくしゃみのしぶきでうつる飛沫(ひまつ)感染。過剰に心配せず、通常のインフルエンザと同様の対策を心掛けてほしい」と話す。

 

https://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/202002/0013090280.shtml

 

 

1292045分に朝日新聞からは、下記趣旨のより詳しい記事がネット配信されていた。

 

中国・武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が広がっています。

 

中国では多数の死者が出ており、ヒトからヒトへの感染も報告されています。

日本でも感染が確認され、2人の幼児を育てる筆者は、子ども用のマスクを探して薬局をのぞきましたが、在庫切れと言われました。

 

街中でマスクを着ける人の姿が多く見られますが、正しい装着法ってあるのでしょうか? 

また、マスクで新型肺炎は防げるのでしょうか? 

 

役立つ予防法とともに、専門家に尋ねました。

 

武漢市で、公共交通の一部遮断や高速道路の封鎖が行われた今月23日。

市内に住む大学教員の男性(30)は「N95」のマスクを求めて薬局をはしごした、と取材に答えました。

「普通のマスクじゃダメだとネットのニュースでやっていたんだ。『N95』じゃないと防げないって」

 

N95」って、何ですか?

 

大手マスクメーカーによると、「N95」マスクとは、粉じんやウイルスの吸入を防ぐマスク。

 

名前の由来は、米国労働安全衛生研究所(NIOSH)の規格に合格した、つまり米国規格を満たしたマスクのことです。

 

数字の「95」が使われるのは、直径03マイクロメートルの粒子を95%以上除去する効率がある、ということだそうです。

03マイクロメートルというのは、スギ花粉の数百分の1で、たばこの煙に含まれる粒子と同じです。

 

中国のSNS上では「『N95』マスクでなければ意味がない」といったニュースが連日流れ、通販サイト「タオバオ」では偽の高性能マスクが出回り消費者の混乱を招いていると話題になっています。

 

ちなみに日本でN95に相当するのは、厚生労働省が定める規格を満たした、いわゆる「防じんマスク」と呼ばれるものです。

 

一方で、コンビニエンスストアやドラッグストアで手軽に購入でき、花粉症の時などに使う「サージカルマスク」とは何が違うのでしょうか。

 

メーカーの担当者は、「『サージカルマスク』は、口からの唾液(だえき)や飛沫(ひまつ)などを飛散させないことを目的に使うマスクです。サージカルマスクは、ウイルスなどの『吸入』を防ぐことを目的として設計されていません」と説明してくれました。

 

サージカル(surgical)とは英語で「外科の」という意味で、医師や看護師ら医療従事者が使います。

ただ、例えば合併症などがある患者に対する喀痰(かくたん)検査をするときや、結核病棟で診察する場合には、N95が使われます。

検査対象の飛沫を吸い込んでしまうのを防ぐ効果があるからです。

 

では、新型肺炎を予防するには、やはりN95でないとだめなのでしょうか。

 

海外で働く人に医療とセキュリティーのアシスタンスサービスを提供する「インターナショナルSOS」(東京都)を訪ね、葵佳宏医師(42)に聞きました。

 

――N95マスクで新型コロナウイルスは防げますか?

 

N9503マイクロメートルの粒子を除去できるフィルターがありますが、新型コロナウイルスは01マイクロメートルです。

フィルターの穴を通過してしまい、吸引を防ぐことはできません。

 

また、防じんマスクは通常、丸いものが多いですが、これでは鼻周りにフィットさせることができません。

隙間ができてしまうのです。

 

さらに、フィルターの目が細かい分、呼吸が苦しくなるので、長時間つけ続けることは難しいです。

 

――でも、N95は一般のサージカルマスクより高価です。サージカルマスクよりは効果があるのではないですか?

 

感染症を扱う頻度が高い医療従事者を対象に、N95とサージカルマスクを使って急性呼吸器感染症への罹患(りかん)率を比較したデータがあります。

両者に差はありませんでした。

 

別の臨床試験でも、インフルエンザを含む罹患率の比較を行っていますが、N95が優位であったという結果はありませんでした。

 

つまり、サージカルマスクをつけていてもN95をつけていても、変わらないのです。

 

――では、どんなマスクであれば予防できるのでしょうか?

 

基本的な考え方として、マスクに予防効果はありません。

 

マスクは、自分が風邪を引いたときなどに、くしゃみやせきで唾液の飛沫を周囲にまき散らさないため、他人を感染させないために着けると考えるべきです。

 

その場合も、マスクの種類ではなく、どう装着するかが大事です。

 

特に鼻とマスクの間、口角とマスクの間に隙間があると、効果が半減します。

顔に合ったサイズを選び、正しく装着することが重要です。

 

――防じん用ではなく、市販のもので構いませんか。

 

構いません。その代わり、

①しっかり口と鼻を覆い、隙間をすくなくする

②汚れたら取り換える

ことが大事です。

 

「もったいない」と言って何度も同じマスクをつけたり、ポケットに入れたりするのはだめです。

口だけにして鼻を出すのも効果はありません。

 

あごの下にマスクをつける「あごマスク」は、つけていないと同じ。

汚れたマスクから感染するので、あごマスクをするくらいなら捨てましょう。

 

――他に出来ることはありますか?

 

マスクをきちんと正しくつけたうえで、手洗いとうがいをしっかりすることです。

 

――手洗いはアルコール消毒しないといけませんか?

 

アルコール消毒が出来ればより良いですが、きちんと手洗いをすれば、せっけんでも十分です。

 

――きちんと、とは。

 

せっけんを泡立て、指11本をくるくる回すように洗い、指の間の「水かき」部分も洗いましょう。

また、爪の中にもばい菌がたまりやすいので、泡立てたせっけんで、片方の手のひらに指を立てるようにして洗いましょう。

 

手首も洗い、最後は必ず流水で流し、出来れば使い捨てのペーパータオルかハンドドライヤーを使うことが望ましいです。

家族間でも、タオルやハンカチを共有するのはおすすめしません。

 

――うがい薬を使ったほうが良いでしょうか?

 

水で大丈夫ですよ。

その代わり、頻繁に行ってください。

 

外から帰ってきた時はもちろん、食事をする前、人混みに行った後、電車の中でくしゃみやせきをかぶったあとは、きちんとうがいをしましょう。

 

――自分から感染させないために、他に出来ることはありますか?

 

せきエチケットって知っていますか。

くしゃみするとき、手で覆うのはNGです。

いま推奨されているのは、曲げたひじの服の部分を口に当て、覆うスタイルです。

 

――なぜでしょうか?

 

手で口を覆った状態でくしゃみやせきをして、その後にその手でつり革やドアノブを触ると、そこが汚染源になるからです。

 

 

(2/2へ続く)

 

 

 

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(1/2から続く)

 

 

――お酒を飲むと免疫が下がると聞いたことがあります。

 

人の免疫は、そこまで弱くはありません。

普段1杯飲む人が、少し多く飲んだからといって、そこで免疫が落ちて感染するということは考えにくいです。

むしろ、酔っ払って帰宅して、手洗いもうがいも歯磨きもしないまま寝てしまう方が危ない。

口の中は大変汚い。

歯磨きなどをしないまま寝ると、その間にウイルスや、ばい菌が繁殖することを懸念したほうが良いでしょう。

 

――私には1歳と2歳の幼児がいます。子どもに感染させないためには、どんなことに気をつければ良いでしょうか?

 

現在の状況だと、発症して死亡した人のほとんどが60代以上で、持病があった方が多い傾向がみられます。

 

2歳の子が感染したという情報がありますが軽症で、その他の若年者で重症化したということは聞いていません。

今の段階では、子どもが感染しても重症には至りにくいのではないでしょうか。

 

昨年流行したはしかは、患者1人から1020人への感染力があります。

インフルエンザは1人から4人程度。

まだ詳しいことは分かりませんが、新型コロナウイルスは、インフルエンザと同等か、それより弱いと推測されており、過度な心配をする必要はないでしょう。

 

127日時点では中国国外では、院内感染やコミュニティーへの感染拡大は報告されておりません。

この点から見ても、インフルエンザよりは広がり方が狭いのではないでしょうか。

 

人混みになるべく行かない、手洗いうがいをきちんとする、マスクは顔のサイズに合ったものを選んでフィットさせて装着することを意識すると良いと思います。

 

https://digital.asahi.com/articles/ASN1X621VN1XUHBI00T.html?pn=12

 

 

26日付で毎日新聞東京版からは、WHOの担当者もマスクの効果は限定的だと述べたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

世界保健機関(WHO)の担当者は4日、新型コロナウイルスについて「必ずしもマスク着用は感染予防にはならない」と述べた。

手洗いの方が効果的だという。

一方、ウイルスに感染した人は、流行を広げないためにマスクをすべきだと指摘した。

 

専門家の間では、家族が看病する場合など、近くで症状がある人の飛沫(ひまつ)を浴びる可能性がある場合には、マスクも一定の効果があると考えられている。

 

しかし野外などでは、マスクでは十分には予防できないとの意見が一般的だ。

 

記者会見したWHOのグローバル危機準備担当局長シルビー・ブリアン医師は、新型コロナウイルスを巡っては、警戒レベルが最高度の世界的大流行を意味する「パンデミック」ではなく、根拠のない情報が大量に拡散する「インフォデミック」が起きていると指摘。

WHOは科学的に根拠のある情報を発信していくと述べた。

 

https://mainichi.jp/articles/20200206/ddm/041/040/058000c

 

 

26日付で毎日新聞東京版からは、ネットでマスクが高額転売されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

消費者庁の伊藤明子長官は5日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの品薄感が急速に進み、転売目的で購入する動きがあることを明らかにした。

 

「本当に必要な人に届かなくなるのは問題だ」と述べ、取引サイトなどの運営業者に利用者への注意喚起を求める方針を示した。

 

同庁によると、各地の消費生活相談窓口に「マスクや消毒液が高額で販売されている」、「ぜんそくでマスクを使っているが手に入らない」といった相談が寄せられている。

 

大手フリマアプリを運営するメルカリは、マスクの出品数や購入数が増えているとして、利用者に適切な範囲での出品や購入を呼びかけている。

 

ネットオークション「ヤフオク!」のサイトにも、必要とする人が商品を確保できるよう配慮を求める告知が出ている。

 

https://mainichi.jp/articles/20200206/ddm/041/040/061000c

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関連情報を調査したところ、マスクの効果に関する弘前大学准教授の図解付き解説が3年前に朝日新聞から下記趣旨でネット配信されていた。

併せ読むと、より一層理解できると思い、紹介する。

 

ちなみに、今回の新型肺炎は症状が出ていない人でも検査で陽性反応が出ていることから考えると、潜在感染者から他者への感染防止にもマスクは役立っているということだろう。

 

2017121815分に朝日新聞)

 

今回は「飛沫(ひまつ)感染」と「マスク」についてお話しします。

 

「飛沫感染」とは、せきやくしゃみなどによって飛び散る飛沫(直径5マイクロメートル=1千分の5ミリメートル=以上の水分)に含まれる病原体が、口や鼻などの粘膜に直接触れて感染することを言います。

 

飛沫は1メートルくらい飛んでから落下しますので、通常は1~2メートル以内の至近距離で飛沫を浴びることで感染します。

風邪のウイルスやインフルエンザウイルスがその代表です。

 

ウイルスそのものは直径0・1マイクロメートルくらいで、普通のマスクの網目よりずっと小さいため、ウイルス自体をマスクで防ぐことはできません。

 

しかし、ウイルスを含んだ水分の「飛沫」はマスクに引っかかりますので、感染した本人が飛沫を出さないためにマスクをすることは、周囲の人たちにとって十分効果的です。

 

一方、外出時にマスクをしても、至近距離からせきやくしゃみを浴びることがなければ、予防策としてあまり意味はありません。

ただし、花粉は直径30マイクロメートルくらいなので、花粉症対策としては効果があります。

 

どのくらい効果があるかは不明ですが、マスクの着用にはもう一つ、「口元の加湿」という意味もあるようです。

 

ウイルスは細菌と違って、湿度が高いと生存時間が短くなるので、口元の湿度を上げておけば、いくらか効果があると思われます。

 

マスクをする際は必ず鼻まで覆うように、そしてできるだけ顔とマスクとの間に隙間ができないように装着することが重要です。

 

しかし、残念ながら飛沫は目にも入ってきて、その粘膜から感染することも多いので、ゴーグルのようなものを着けないと本当の飛沫感染対策にはなりません。

日常生活でそこまでは、ちょっと難しいですね。

 

感染した本人のマスク着用は重要ですが、周囲の予防としては前回お話しした「手洗い」の方がもっと重要です。

飛沫感染する病原体は、当然、接触感染も起こすからです。

 

ある学生寮での研究で、「マスク着用と手洗いの両方をした群」は「両方しない群」と比べインフルエンザ様症状の人が35~51%に低下したのですが、「マスク着用のみの群」は有意な低下が認められなかったと報告されています。

手洗いとマスクの両方を実践することが重要なのですね。

 

一方、「うがい」については、専門家の間でも賛否両論あります。

 

「ウイルスは目や鼻からも侵入するので、ほとんど予防効果がない」という意見がある一方、水道水によるうがいは、しない場合に比べかぜの発症率を40%抑えたという研究結果もあります。

結論は出ていませんが、しないよりはした方が良いというくらいです。

 

私の個人的な印象ですが、ベテランの先生、とくに小児科の先生は、かぜをひくことが少ないように思います。

これは、数えきれないほどかぜのウイルスを浴びていて、ウイルスに対する免疫が強くなっているからかもしれません。

 

感染に神経質になりすぎて、病原微生物と全く接触しないのも、免疫がつかないという意味で問題があるかもしれませんね。

 

<アピタル:弘前大学企画・今こそ知りたい! 感染症の予防と治療>

 

https://www.asahi.com/articles/ASK1N65LBK1NUBQU00J.html 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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202025日付で岩手日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

スマートフォンなどを使用しながら車を走らせる「ながら運転」が、改正道交法で厳罰化されてから2カ月。

 

読者から「信号待ちで停止中にスマホを見ていたらアウトなのか」、「運転中の喫煙も違反?」などの質問が特命取材班に寄せられた。

 

悲惨な交通事故を防ごうと導入された違反の線引きは-。

 

県警に取材すると、違反は細かい想定もあるが、重視されるのは「安全のため運転に集中すること」だった。

 

「物を落として拾おうとした時に、気が付かないまま前に進んでいてヒヤッとしたことがある」。

矢巾町広宮沢の会社員前川さん(男性、31才)は、運転中に危ない思いをした経験を振り返る。

 

その上で、「スマホを触らないようにハンズフリーを使用しているが、どこまで大丈夫で何が駄目なのかの線引きはよく分からない」と困り気味だ。

 

それでは、「信号待ちで停止中にスマホを見る」行為はどう判断されるのか。

 

県警交通指導課は、「『携帯電話使用等(保持)』の違反にはならない」としつつ、「そのまま動きだしたり、交通の危険を生じさせたりした場合は違反」と回答した。

 

運転中の喫煙はどうかといえば、「今回厳罰化された違反には当たらない」。

ただ、危険な状況になった場合は安全運転義務違反になる恐れがあり、「喫煙に限らず、飲食なども同様に危険な行為」と指摘する。

 

https://www.iwate-np.co.jp/article/2020/2/5/72382

 

 

 

 

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2020251859分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日午前11時ごろ、兵庫県尼崎市西高洲町の建築会社「K工業」の工場で、鉄製の貯水用タンクの溶接作業をしていた同社社員の男性(62)=西宮市=にタンクが直撃した。

 

男性は後頭部を強く打ち、約1時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。

 

尼崎南署によると、男性は数人の作業員と共に高さ約2メートル、幅約3メートル、奥行き約18メートルで重さ約10トンのタンクの溶接作業をしていた。

 

溶接箇所を変えようとタンクをワイヤでつり上げた際にバランスが崩れ、誤って男性の後頭部に当たったという。

 

同署は業務上過失致死の疑いもあるとみて、事故の原因を調べる。

 

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202002/0013092193.shtml

 

 

 

(2020年6月19日 修正1 ;追記)

 

20206181645分に神戸新聞からは、最大重量を超えたタンクを吊り上げていたとして書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今年2月、兵庫県尼崎市西高洲町のタンク製造会社の工場内で、クレーンでつり上げたタンクがバランスを崩して男性従業員=当時(62)=が死亡した事故で、尼崎労働基準監督署は18日、労働安全衛生法違反容疑で同社と男性社長(43)を書類送検した。

 

送検容疑は最大重量を超えた荷物をクレーンでつり上げるなどした疑い。

同労基署によると男性社長は容疑を認めているという。

 

事故は、亡くなった男性を含む3人がタンクの溶接作業中、向きを変えようとクレーンでつり上げると、バランスを崩して揺れ、男性に激突したという。

 

使ったクレーンは2基で、つり上げられる最大重量は2トンと5トン。

タンクは重さは約10トン(縦2・8メートル、横12メートル、高さ2メートル)だったという。

 

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202006/0013434203.shtml

 

 

 

 

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2020251957分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日午前8時ごろ、神奈川県逗子市池子で道路脇の斜面が崩れ、歩道を歩いていた市内に住む18歳の女子高校生が土砂に巻き込まれました。


警察によりますと、女子生徒は救助されて病院に運ばれましたが、死亡しました。
ほかに巻き込まれた人はいませんでした。


逗子市によりますと、この斜面では5メートルほどの高さまで補強がしてありましたが、その上の斜面が崩れ落ち、土砂が下を通る歩道を幅およそ10メートルにわたって覆ったということです。


これまでの調べで当時、現場を通りかかったバスのドライブレコーダーに、女子生徒が南から北に向かって1人で歩く姿が映っていたということです。


現場は、マンションの土台部分となっている急傾斜地で、「土砂災害警戒区域」に指定されていたということで、警察は関係者から話を聞くなどして、斜面が崩れた原因などを詳しく調べています。

神奈川県や逗子市によりますと、崩れた斜面は、斜面の上に建つマンションの管理組合が所有する土地とみられるということです。


神奈川県によりますと、県内では、去年の年末の時点で「土砂災害警戒区域」として1万0466カ所が指定されていて、現場は9年前の平成23年11月に県が「土砂災害警戒区域」に指定した地域ということです。


県によりますと、現場の斜面は高さが16メートルで、崩れた部分の傾斜は最大で60度あったということです。


また市によりますと、このうち、崩落した斜面は、長さ13メートル、幅2.5メートルにわたっていたということです。


土砂が崩れ落ちた場所は市が管理する市道にあたりますが、斜面の安全管理については所有者が行う場所だということで、これまでに斜面が崩れるなどの危険性についての情報は市では把握していませんでした。


市は安全の確認が出来ていないとして、市道を通行止めとし、斜面の所有者や事故の状況などの確認を進めています。

目の前で土砂崩れが起きた瞬間を目撃した53歳の男性は、当時の状況について、「後ろから女性が私を早足で追い抜いていき、その瞬間、頭に砂がぱらぱら落ちてきた。『おやっ』と思った瞬間、土砂崩れが起き、女性は巻き込まれていた。気が動転してしまって通報できなかったが、人が出てきたので通報を依頼した」と話しました。


男性によりますと、崩れた土砂は乾いた質感で、大きな石と砂粒が混じっていたように見えたということで、「土砂崩れが起きた場所はむき出しの斜面だったが、危険な場所だという認識はなかった」と話していました。


そのうえで、女性が亡くなったことについて、「痛恨の極みで、気の毒としか言いようがない。自分と女性の距離は1メートルほどしか離れておらず、生死の境目は紙一重なんだと改めて感じています」と、話していました。

神奈川県によりますと、崖などの近くに建物を建設する場合は、国の建築基準法に基づく県の建築基準条例で、斜面の防災対策をとるよう定めています。


神奈川県の建築基準条例では、近くに勾配が30度を超え、高さが3メートルを超える傾斜地があり、崖の端からの水平距離が崖の高さの2倍以内の場所に建物を建設する場合、斜面に擁壁を設けるなど、防災対策をとるよう定めているということです。


今回の逗子市のケースも、建物の場所を考えると、対策をとるべき対象になるということですが、基礎のくいの打ち方を工夫するなど、建物の重みががけに影響を及ぼさないような方法をとっている場合などは適用されないということです。


さらに、この条例のもとになっている建築基準法は、建物の安全性を守ることを目的としているため、建物に被害がない場合、今の段階では条例違反にはあたらないとしています。

逗子市によりますと、市が消防署に設置している雨量計では、先月28日に20ミリ、29日に10ミリの雨量が観測されましたが、先月30日以降、降水は観測されていません。


また横浜地方気象台によりますと、レーダーによる解析雨量でも、逗子市では今月1日以降、観測されていません。

斜面災害が専門の京都大学防災研究所の釜井俊孝教授は、NHKの取材に対し、「今回の土砂崩れは、過去の雨や地震などをきっかけにして斜面全体にひずみが徐々に蓄積され、それがきょう限界になったのではないかと見ている」と分析しています。


そのうえで釜井教授は、「こういった斜面で土砂が崩れるという現象自体は珍しいものではないが、大雨や地震などがないときに土砂崩れが起きるという例は、数が少ない」と指摘しました。


また、釜井教授は現場の状況について、「現場は下の部分に石積みの擁壁があり、上の部分はむきだしになっているようだが、この場合、上の部分が相対的に緩くなるのは確かで、同じような場所は多くある。頂上付近にひび割れが起こっていた可能性はあるが、緑に覆われていると気づくのは難しいと思う」と話していました。


そのうえで、「現場の斜面が民有地であれば、斜面が崩れる可能性や対策をとる必要性などに関するリスクを住民が把握していないことが多い。自分が住む土地の斜面のリスクを正確に把握し、行政と連携して対策を進めることが重要だ」と話していました。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20200205/1050008929.html

 

 

252034分に朝日新聞からは、石積み上部の土ののり面が崩れたなど、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。

 

逗子署などによると、現場はマンション下の市道に面した斜面。

市道から高さ約10メートルの石積みの部分があり、上部には鉄製フェンスを設けていたが、その上の土ののり面が高さ78メートルにわたって崩れた。

建物への被害はないという。

 

現場はJR逗子駅の北東約2キロの住宅街。

市によると、現場は民有地で土砂災害警戒区域に指定されていた。

 

近所に住む男性(76)の話では、市道は近くの中学、高校の通学路になっており、特に斜面側の歩道を歩いて通う中学生が多いという。

 

https://www.asahi.com/articles/ASN253GV2N25UTIL00G.html

 

 

261626分にNHK神奈川からは、過去に崩れたことはなく崩落の前触れもなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

逗子市によりますと、補強のための石積みの上の斜面が崩れ、土砂が下を通る歩道を幅およそ10メートルにわたって覆い、土砂の総量はおよそ68トンと推定されるということです。


また、現場はマンションの土台部分となっている急傾斜地で、崖崩れなどによって災害が起きるおそれがあるとして「土砂災害警戒区域」に指定されていますが、これまでに大雨などで崩れた記録はなく、今回の崩落の前触れのような情報も寄せられていなかったことが、市への取材でわかりました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20200206/1050008949.html

 

 

26日付けで毎日新聞からは、民有地のため市は地権者らに危険性を知らせるぐらいしか対応できなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

崩れた斜面の上部にはマンションが建ち、斜面の下の部分は土砂の流出を防ぐため補強されていた。

 

しかし、その上部の斜面が幅13メートル前後にわたって崩れ落ち、幅約8メートルの市道を土砂が覆った。

 

県は、この斜面を「急傾斜地の崩壊」の恐れがあるとして、2011年に土砂災害警戒区域(イエローゾーン)に指定している。

 

イエローゾーンとは「土砂災害が発生した場合、住民等の生命・身体に危害が生ずるおそれのあると認められた土地の区域」を指し、市町村は警戒避難体制の整備を義務付けられている。

 

逗子市都市整備課によると、地権者らに危険性を知らせるなどの対応を取ってきたが、民有地のため、斜面の管理に市が直接携わることはないという。

 

https://mainichi.jp/articles/20200206/ddm/041/040/065000c

 

 

2020271740分にNHK神奈川からは、数10㎝の深さにある岩の層が激しく風化していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

この事故について神奈川県から依頼を受けた土砂災害を研究している専門家2人が7日現場を訪れ、崩れた原因などを調査しました。


その結果、崩れた斜面には水分がほとんど含まれていなかった一方で、数十センチの深さにある岩の層が激しく風化していたことがわかったということです。


調査を行った国土交通省国土技術政策総合研究所の中谷室長は、「現場の斜面は風の影響も受けやすいなど、岩の風化が進みやすい悪条件が重なって崩壊した可能性がある」と指摘していました。


また、専門家はこのあと逗子市役所を訪れ、市に調査結果を報告し、現場で2次災害を起こさないために、不安定な状態で残る土砂を撤去して、表面をコンクリートで覆うなどの対策をとるよう提案したということです。


事故を受けて逗子市は、市内の土砂災害警戒区域にある斜面のうち、人通りが多い市道に面した場所について、危険性がないか今月13日に目視による一斉点検を行うことを決めました。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20200207/1050008968.html

 

 

(2/2へ続く)

 

 

 

 

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(1/2から続く)

 

2020281253分に毎日新聞からは、風化したのは凝灰岩だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

中谷氏は現場調査終了後、「斜面を覆う凝灰岩が強く風化していた。これにより崩落が起きたとみられる」と述べた。

風化現象は、気温の変動や強風にさらされることなどで進みやすい。

 

中谷氏は、「なぜここが、このタイミングで崩落したかは絞り込めていない」と話した。

 

中谷氏によると、現場は草が生え、その下は薄い土壌と凝灰岩で覆われていた。

凝灰岩は亀裂が入るなどして、もろくなっていたという。

 

風化が進んで不安定になる恐れがあり、中谷氏は県に対し、斜面の表面を覆うなど対策を講じるよう助言したと説明した。

 

https://mainichi.jp/articles/20200208/k00/00m/040/066000c 

 

 

272228分に産経新聞からは、露出した凝灰岩は手で崩せるほど風化していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

中谷室長によると、現場は凝灰岩の上を厚さ30センチほどの土壌が覆い、植物が生えた斜面。

土砂が崩れて露出した凝灰岩を調べると、手で触ると崩せるほどの「強い風化」だったという。

 

調査には神奈川県や逗子市の職員計12人が参加。

メジャーで崩落幅を計測し、土砂の水分含有状況も調べた。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200207/afr2002070025-n1.html 

 

 

 

(2020年2月14日 修正1 ;追記)

 

213日付で日経クロステックからは、擁壁の水抜きパイプは乾燥していた、マンション建設以前は企業の社員寮だったが造成記録は見当たらないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

現地を調査した国交省国土技術政策総合研究所の中谷洋明・土砂災害研究室長は、「擁壁に設置されていた水抜きパイプは乾燥していた。斜面崩壊の要因が水によるとは考えにくい」と説明する。

 

実際、現場から最も近い辻堂の観測所では、21日から0.5mm以上の降水は記録されていない。

 

京都大学防災研究所斜面災害研究センター長の釜井俊孝教授は、土砂崩落が発生したメカニズムについて、「この斜面は池子層(240万~400万年前)から成っており、比較的若い深海の堆積物が急速に隆起した丘陵だ。固結度が低いため、風化部分はもろくなり、崩れやすかったのではないか」と推測する。

 

土地造成の履歴について、神奈川県横須賀土木事務所まちづくり・建築指導課の佐藤氏は、「時期が古過ぎて記録が残っていない」と話す。

 

マンション完成は047月だが、それ以前は企業の社員寮が建っていた。

「社員寮の建築確認は1969年に下りているが、宅地造成の記録が見当たらない。切り土や盛り土については分からない」(佐藤氏)

 

・・・・・

 

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00142/00645/ 

 

 

213220分に神奈川新聞からは、市は管理組合との合意を待たず応急工事に着手するという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同市の桐ケ谷覚市長は13日、市が事故現場斜面の応急工事に着手する方針を明らかにした。

 

事故発生以来、通行止めが続く市道を再開し、多くの市民が通勤・通学などで利用する生活道路の安全を確保するためで、費用負担などは今後、所有者のマンション管理組合と交渉する。

 

桐ケ谷市長は、「私有地の対策は所有者が行うべきだが、手をこまねいてはいられない。速やかに工事し、安全を図りたい」としている。

市は、管理組合が合意形成して工事に着手するには時間を要すると見込み、先行して応急工事を行うことを決めた。

 

工法は今後検討するが、7日に現地調査した国土交通省の専門家の助言を踏まえ、モルタルの吹き付けや防護柵設置などを検討している。

 

今月中にも設計に着手したい考え。

費用は数千万円を見込むという。

 

https://www.kanaloco.jp/article/entry-270239.html

 

 

 

(2020年3月4日 修正2 ;追記)

 

20203350分に神奈川新聞からは、最終報告が公表されたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

現地調査を行った国土交通省国土技術政策総合研究所は2日、「崩落箇所は表土が両脇の斜面より薄く、風化防止の作用が不十分だった」などとする最終報告を公表した。

 

事故現場では同日、市の応急復旧工事が始まった。

 

同研究所によると、崩落斜面の表土厚は20~30センチほど。

70センチ以上あった周囲と比べて薄いため、地表付近が乾燥、風化しやすい状況だったとみられる。

2月5日の事故直前にまとまった雨はなく、「水による流動・崩壊ではない」と指摘。

「崩落の直接的な引き金は不明」としつつ、「地表面の低温、凍結、強風の複合的な作用で風化が促進された」などと結論付けた。

この日始まった市の応急工事では、崩落部分にモルタルを吹き付け、通行止めが続いている斜面下の市道の防護柵を設置する。

工期は4月10日までの予定で、市は完了後に市道の歩行者の通行を再開したい考えだ。

本格工事の着工時期などは未定という。

 

https://www.kanaloco.jp/article/entry-286905.html

 

 

 

(2020年5月7日 修正3 ;追記)

 

2020561713分にNHK神奈川から、逗子市が類似斜面を調査した結果、4割で崩落危険があった、県が調査した県道沿いは崩落の前兆はなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

逗子市は、主要な市道が走っている41の土砂災害警戒区域を対象に、同じような斜面がないか調査しました。


その結果、およそ4割にあたる17の区域で斜面にひび割れや部分的に崩れたあとなどが確認され、風化が進めば将来的に崩落につながるおそれがあることがわかったということです。


逗子市は、現段階では差し迫った危険性はないとしていますが、市と国の所有地については来年4月以降にモルタルの吹きつけなどの対策工事を行い、私有地については所有者に対し対策などについて市に相談するよう求めるということです。


一方、神奈川県は事故後のことし3月、県道沿いの斜面820か所を緊急点検しましたが、甚大な被害が発生するような崩落の前兆はなかったということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20200506/1050010133.html

 

 

 

 (ブログ者コメント)

以下は、映像の2コマ。











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202025543分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日午後7時すぎ、那覇市にある航空自衛隊那覇基地で、自衛隊が航空機のエンジンチェックを行っていた際に、炎とともに蒸気が激しくあがりました。

その後も蒸気は10分以上にわたって上空に激しくあがり続け、これを見た人などから警察や消防に火災ではないかという問い合わせが相次ぎました。

自衛隊によりますと、4日午後7時からおよそ30分間、エンジンの定期点検を行い、その際に通常の作業としてエンジンにかけた冷却水が蒸気としてあがったということです。

那覇空港事務所によりますと、これまでに那覇空港を発着する航空機の運航に影響は出ていないということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20200205/5090009208.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、映像の1コマ。

 

 

 

 

 

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2020241117分にNHK京都から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日午前9時20分すぎ、京都市中京区の複合商業施設、「BiVi二条」の管理会社から「1階で爆発音がした」と消防に通報がありました。


警察と消防によりますと、施設の1階にある飲食店、「はなまるうどん」の調理場で殺虫剤のスプレー缶が破裂したということで、近くにいた従業員1人が軽いやけどをして病院に搬送されました。


スプレー缶の破裂で火の手が上がることはなかったということですが、複合商業施設を訪れていた人には屋外に避難するよう消防から指示が出され、あたりは一時騒然としました。


施設内にいたという50代の男性は、「映画を見ようと席に着いたら、係員から避難するよう言われました。念のためだと説明があったので、落ち着いて近くの公園に向かいました」と話していました。


また、施設の向かいのマンションに住む70代の男性は、「自宅から消防車が10台ほど見えてびっくりしました。従業員が施設の前に避難していましたが、煙は出ておらず、何が起きたのかはよくわかりませんでした」と話していました。


現場の複合商業施設はJRと地下鉄の二条駅に隣接していますが、列車の運行などに影響はなかったということです。


警察と消防は、飲食店の従業員から話を聞くなどして、破裂の原因を調べています。


【スプレー缶の破裂に注意】


総務省消防庁によりますと、殺虫剤やコンロの燃料などが入ったスプレー缶の破裂による火災は、平成25年から29年までの5年間に全国で546件発生し、半数近くが10月から1月にかけて起きているということです。


スプレー缶は、熱せられると中の空気が急激に膨張して破裂につながるということで、京都市消防局は、暖房器具やガスコンロなどの近くには置かないよう、注意を呼びかけています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20200204/2010005646.html

 

 

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2020231952分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

自転車の車輪などに付ける反射板(リフレクター)を巡り、JIS(日本産業規格)に適合しているように装った粗悪な海外製品が出回っている。

 

反射板は夜間、車のドライバーらに自転車の位置を知らせる役割があるが、こうした製品は短期間で劣化し、光を反射しにくくなるため、業界団体は「一歩間違えれば大事故につながる」と注意を呼びかけている。

 

JISは工業製品の品質や安全性を定めた国家規格。

国に登録された第三者機関が製品や品質管理体制を審査し、基準を満たせば、JISに適合していることを示すマークや規格番号を表示できる。

 

産業標準化法では、認証を受けずに表示した事業者に、最高で1億円の罰金が科される。

 

反射板は自転車の後部や車輪側面に設置され、JISでは光を反射する力や耐水性、耐熱性など約10項目の基準を定めている。

 

大阪市の自転車部品メーカー「キャットアイ」によると、主に車輪側面の反射板で、JISを満たさない粗悪品や、認証を受けずに「JIS」などと表示するケースが多い。

 

大半は中国製や台湾製で、輸入自転車に付けられているという。

 

経済産業省などによると、電動アシスト車を除く自転車の輸入台数は、国内生産台数の20倍以上に上っている。

 

同社は201911月、大阪市北区の商店街で大阪府警の協力を得て、反射板を無料交換するキャンペーンを実施。

回収した77個のうち、43個はJIS認証を受けていない海外製で、粗悪なものが多かった。

うち2個には、JISマークや規格番号が違法に表示されていた。

 

同社の玉野さんは、「粗悪品は紫外線や雨などで劣化し、光の反射が鈍くなりやすい。利用者が安全と誤認すると危険だ」と警鐘を鳴らす。

 

消費者庁によると、JISに適合しているように誤認させる表示をして販売すれば、景品表示法(優良誤認)に問われる可能性もある。

 

業界団体も危機感を募らせている。

 

自転車などのJIS認証機関「日本車両検査協会」(東京都)は、JISが違法に表示された反射板の写真を公開して注意喚起。

 

国内メーカーなどで作る一般社団法人「自転車協会」(同)は、反射板を含めた自転車部品について約90項目の安全基準を独自に作っており、クリアした自転車に「BAAマーク」の表示を認めている。

 

警察庁によると、1418年に自転車が絡んで起きた死亡・重傷事故は46374件あり、約2割が夜間に発生し、大半が自動車との事故だった。

 

玉野さんは、「反射板は命を守るために欠かせない。粗悪品は交換し、定期的に表面を拭くなどのメンテナンスをしてほしい」と話す。

 

https://mainichi.jp/articles/20200203/k00/00m/040/211000c

 

 

 

 

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2020231947分にFNN PRIME(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3日午後、滋賀県守山市で上下水道工事中に男性が生き埋めになり、病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。

 

午後2時頃、滋賀県守山市石田町の上下水道工事の現場で「人が埋まった」と作業員から消防に通報がありました。

 

警察によると、滋賀県草津市の配管業の岡井谷さん(男性、38歳)が水道管を埋める作業をしていたところ、深さ約3mの穴の横壁が崩れ生き埋めになったということです。

 

岡井谷さんは約2時間後に助け出され、病院に運ばれましたが、まもなく死亡が確認されました。

 

現場にいた作業員は「作業中に土砂が崩れる音がして、振り返ると岡井谷さんが埋もれていた」と話しているということです。

 

警察は、なぜ土砂が崩れたのか、事故当時の状況を詳しく調べています。

 

https://www.fnn.jp/posts/2020020319471709KTV

 

 

2409分に毎日新聞からは、壁が崩れやすく救出は困難を極めたなど、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3日午後2時ごろ、滋賀県守山市の宅地造成の工事現場で、同県草津市の配管業、岡井谷さん(38)が崩れてきた土砂の下敷きになって生き埋めになり、約2時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。

 

同県警守山署が死因や事故の原因などを調べている。

 

同署などによると、岡井谷さんは上下水道の配管整備のため、長さ約8メートル、幅約11メートル、深さ約35メートルの溝の中で作業をしていたところ、溝の壁が崩れて全身が埋まったとみられる。

 

溝内で作業していた別の男性は無事だった。

 

他の作業員や駆け付けた消防隊員などで救出作業に当たったが、壁が崩れやすく困難を極め、救出を終えるまで約1時間40分かかったという。

 

https://mainichi.jp/articles/20200203/k00/00m/040/287000c

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、関西テレビ映像の2コマ。

 



 



(2020年10月4日 修正1 :追記)

 

20201022012分にYAHOOニュース(京都新聞)からは、土留めを設けていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

滋賀県守山市で2月に下水道工事をしていた男性作業員が土砂に埋まり死亡した事故で、大津労働基準監督署は2日、掘削面の土砂崩壊防止策をしていなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いで甲賀市水口町の水道施設工事業「Y工業」の男性経営者(42)を書類送検した。

 

書類送検容疑は、23日、守山市石田町の下水道管設置工事で、深さ約35メートルまで掘削した溝に崩壊を防ぐ土留めを設けなかった疑い。

 

同監督署によると、作業員は溝の中にいて崩れた土砂に埋まったという。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/e63e4046c2db566100f7ac3356c2de89fab8cb57

 

 

 


  

 

 

 

 

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202023234分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が傾いた船の写真付きでネット配信されていた。

 

3日午前825分ごろ、愛知県弥富市の名古屋港弥富ふ頭に停泊中の貨物船「第1天照丸」(498トン)で、積み荷のコンクリート板が崩れ、作業員2人が挟まれた。

 

名古屋市港区の輸送会社の作業員、丹羽さん(男性、24歳)が死亡、同じく坂野さん(男性、30歳)が両脚切断の大けが。

 

名古屋海上保安部によると、船首付近で積み荷のコンクリート板の陸揚げ作業を行っていたところ、8段に積まれたコンクリート板の一部が崩れ、2人が挟まれた。

 

コンクリート板は高速道路の舗装などに使われ、長さ1012メートル、幅約2メートル、厚さ約45センチで、1枚の重さ78トン。

 

船は荷崩れの影響で約30度傾いたが、その後、徐々に復元しているという。

 

船は131日、コンクリート板を積み、大分県杵築市を出港。

2日に名古屋港に入港していた。

 

(共同)

 

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000175325.html

 

 

231929分にテレビ朝日からは、救助活動の実況など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

コンテナ船の上で重さ約8トンのコンクリートの板に男性2人が挟まれました。

現場にヘリコプターが到着した時、コンテナ船の上では積み重なったコンクリートの板の間をのぞき込む作業員や慌ただしく動く救助隊員の姿が見えました。


名古屋海上保安部によりますと、3日午前840分ごろ、名古屋港で陸揚げ作業中だったコンテナ船の上で積まれていたコンクリートの板が荷崩れを起こし、作業していた男性2人が下敷きになりました。


船の横に大型クレーンが横付けになり、178トンあるというコンクリートの板を1枚ずつ取り除いての救助活動。

船の横には救急車やヘリの姿も。

 

通報から約4時間後には2人とも救助されましたが、24歳の丹羽さんは腹部を挟まれて現場で死亡が確認されました。

もう1人の30代の男性もドクターヘリで名古屋市内の病院に搬送されましたが、両足を切断する大けがをしました。


コンテナ船が傾いたという情報もあり、名古屋海上保安部は業務上過失致死傷の疑いもあるとみて、関係者などに話を聞いて調べています

 

http://archive.is/z6Y6P#selection-2241.1-2251.65

 

 

231616分にTBS NEWSからは、縛っていた紐をはずしたところ荷崩れをおこしたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

コンテナ船には、重さおよそ15トンのコンクリートの板が8段ずつあわせて72枚積まれていましたが、板を縛っていた紐をはずしたところ、何らかの理由で崩れ、男性作業員2人が挟まれたということです。

 

コンクリートの板を陸に降ろしている最中に事故が起きたということです。

 

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3895676.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、テレビ朝日映像の5コマ。

 


 





 

 

 

(2020年9月18日 修正1 ;追記)

 

20209171726分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、作業効率を優先し荷崩れ防止用の固定木材を適切な順番で外さなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今年2月、名古屋港に停泊していた貨物船の積み荷が崩れ、男性作業員2人が死傷した事故で、安全管理を怠ったとして現場責任者が17日、書類送検されました。  

 

愛知県弥富市の名古屋港・弥富ふ頭に停泊中の「第一天照丸」で今年2月、積み荷のコンクリート板が崩れ、男性作業員2人が下敷きになりました。  

 

この事故で作業員の丹羽さん(当時24)が死亡、30歳の男性作業員も両足を切断するなどの大ケガをしました。  

 

名古屋海上保安部は、作業効率を優先するため荷崩れ防止で固定していた木材を、適切な順番で外さなかったことなどが事故につながった原因として、現場責任者の男性(49)を業務上過失致死傷の疑いで17日、書類送検しました。  

 

調べに対し、現場責任者は容疑を認めています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/f7f0eaad8ec4c9ec2a7eff323c83cd9183a50600

 

 

918917分にYAHOOニュース(中京テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

名古屋海上保安部は、この事故について作業効率を優先し、荷崩れ防止用のやぐらを作業の前に撤去したなどとして、当時の作業責任者の男性(49)を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/cad21ede33350076608f11a7583efbd733ac292e

 

 

(2021年10月1日 修正2 ;追記)

20219301129分にNHK東海からは、作業マニュアルが作成されていなかったなどと指摘した報告書が公表されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この事故をめぐっては、荷降ろし作業の責任者の当時48歳の男性が、効率を優先し、荷崩れ防止のためのやぐらを先に撤去して作業を進めたことなどから事故が起きたとして、業務上過失致死傷の疑いで書類送検されています。

国の運輸安全委員会は30日、調査報告書を公表し、事故の原因について、作業を行った会社では作業マニュアルが作成されておらず、作業員に手順が十分に周知されないまま、荷ほどきが行われ、荷崩れが発生したなどと結論づけました。

また、今後の同種の事故の再発防止策として、作業中の危険箇所を確認した上で、作業マニュアルの作成を行い、作業員への手順の周知を徹底することを指摘しました。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20210930/3000018619.html

 

 

 

 

 

 

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20202486分に埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3日午前710分ごろ、埼玉県久喜市清久町の食品製造販売会社工場敷地内で、ガスボンベの納品作業をしていた会社員堀江さん(56)=茨城県古河市駒羽根=がトラックの荷台から転落し、搬送先の病院で死亡が確認された。

 

久喜署によると、納品に来た別の業者の男性(45)が車内で待機していたところ、1人で荷下ろしの作業をしていた堀江さんが転落するのを目撃し、119番した。

 

荷台の高さは80センチで、堀江さんは荷台に積んだ直径1メートル、長さ1.2メートルのガスボンベの上に乗って作業していたところ、何らかの原因で地面に転落したとみられる。

 

同署で詳しい事故原因を調べている。

 

https://www.47news.jp/localnews/4486023.html

 

 

 

 

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202024日付で河北新報から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

 

3日午前0時50分ごろ、建設中の電源開発(Jパワー)大間原発(青森県大間町奥戸(おこっぺ))の車庫に配備していた化学消防車から出火、車両の後ろ部分が燃えた。

けが人はいない。

 

同原発内での火災は初めて。

青森県警大間署は、事件性は低いとみて、詳しい原因を調べている。


大間署とJパワーによると、消防車のタンク底部の水を凍らせないための電熱線ヒーター付近が激しく燃えていた。

 

車庫内に人はおらず、火災報知機で現場に駆け付けた守衛が消防に通報した。


化学消防車は昨年5月に配備し、10月に点検と訓練を実施した後は、使っていなかった。

12月からヒーターの電源を入れていた。


車庫は、建設中の原子炉建屋から南に約200メートル離れている。

事務棟の脇にあり、消防車のほか、放射線量を測るモニタリングカーや普通車が置いてあった。

 

大間原発は稼働前で、放射性物質漏れなどの心配はない。


原発の建設工事は2008年5月に着工した。

東京電力福島第1原発事故後に本格工事を中断している。

進捗(しんちょく)率は37.6%。

Jパワーは26年度の運転開始を目指し、原子力規制委員会の新規制基準適合性審査を受けている。

同社の担当者は「審査への影響はない」と話している。


大間原発は、全炉心にプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を使える世界初の原発。

核兵器の原料にもなるプルトニウムを過剰に抱えたくない日本にとって、まとまったプルトニウム消費が期待できる唯一の施設となっている。

◎危機管理 課題浮き彫り

3日未明に青森県大間町に建設中の大間原発で発生した車両火災は、出火元の電源開発(Jパワー)だけでなく、町役場の安全対策の課題を浮き彫りにした。


「何も聞いていない」。

金沢満春町長が火災発生を知ったのは、午前7時40分ごろのマスコミからの問い合わせがきっかけだった。

Jパワーが午前2時ごろに町の担当者に連絡したものの、上司に報告されないままだった。


町は、「まだ原発が動いておらず、ルールができていなかった。事例を踏まえ、今後の対応を検討しなければならない」と弁明した。


大間原発の敷地に取り囲まれる場所に住み、反対運動を続ける熊谷さん(女性、65歳)は、「たとえ、どんな状況でも、Jパワーは火事を起こしてはいけない。安全に対して危機感を持ってもらいたい」と語った。


大間のマグロ漁師にとっても原発の安全性は死活問題。

今年の東京・豊洲の初競りで1億9320万円の値が付いたクロマグロを釣り上げた山本さん(男性、57歳)は、「原発が稼働しているときだったら大変なことになっていた」と胸をなで下ろした。


Jパワーの広報担当者は、「二度と同じようなことが起こらないよう、安全対策をしっかり行い、事故のない発電所にしていきたい」と述べた。

 

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200204_23016.html

 

 

231723分にNHK青森からは、車の後方を中心に燃えたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3日午前1時ごろ、大間町にある建設中の大間原子力発電所で、車庫にとめていた化学消防車1台から火が出ました。


火はおよそ2時間後に消し止められ、消防車の左後方部分を中心に半焼しましたが、車庫にあったほかの車などに燃え移ることはなく、けがをした人もいないということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20200203/6080007385.html 

 

 

 

(2020年2月19日 修正1 ;追記)

 

2020218日に河北新報からは、ポリプロ製の水タンクの凍結防止用ヒーター電源を水が入っていないのに入れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

電源開発(Jパワー)は17日、水タンク内の凍結防止ヒーターが出火原因だとする内部調査の結果を発表した。


同社は、タンク内の凍結防止ヒーターの固定が緩み、タンク側面か底面に接触して発火したと推定した。

タンクに水がほとんど入っていない状態でヒーターの電源を入れたという。

タンクはポリプロピレン製だった。


昨年10月に消防車の点検をした後、タンク内の水をほぼ全て抜き、12月末から残留水が凍らないようにヒーターをつけていた。

 

今後、水抜きの妥当性を検討する。

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200218_23011.html 

 

 

217190分にNHK青森からは、通常はタンクの水温が15℃になるとヒーターは自動で切れるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

電源開発によりますと、消防車の後方には、タンクに入れた水が凍結するのを防ぐためにヒーターが取りつけられていて、ヒーターの周辺の焼け方が特に激しかったということです。


このヒーターは、タンクに水が十分に入っている状態では、水温が15度になると自動で切れる機能がありますが、当時、タンクには水が入っていなかったということです。


火事が起きる前にヒーターの電源を入れた社員は、「タンクに水が残っていると思った」と話しているということで、電源開発は、水が入っていない状態でヒーターを動かしたことで火災が起きた可能性があるとみて、さらに原因を調べることにしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20200217/6080007524.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、電源開発の説明資料。

 


 

 

https://www.jpower.co.jp/bs/field/gensiryoku/pdf/ohmanews200217-2.pdf

 

 

 

(2020年3月5日 修正2 ;追記)

 

202034207分にNHK青森からは、消防車納入時にヒーターの説明書がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

先月3日、大間原子力発電所で化学消防車1台が半焼した火災で、事業者の電源開発は原因と再発防止策をまとめました。

それによりますと、消防車のタンクと配管には、中に入った水が凍結するのを防ぐため、それぞれにヒーターが取りつけられていて、ヒータの電源を入れると両方が作動しますが、社員が仕組みを認識していなかったとしています。


火災が起きたとき、タンクの水は抜かれていましたが、配管には水が残っていると思った社員の1人がヒーターの電源を入れたところ、タンクのヒーターも作動してタンク内部の金属製の棒が高温となり、周囲のプラスチックを溶かしたことが火災の原因だとしています。


社員がヒーターの仕組みを認識していなかった理由については、消防車が納入された際にヒーターの説明書がなかったためなどとしています。


そのうえで、再発防止策について、製品が納入される際は説明書の有無や内容を確認し、納入後には維持管理の手順を定めるなどとしています。


電源開発は、「今回の火災を踏まえ、火災リスクを含む原子力安全に対する社員の意識向上に努めて参ります」とコメントしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20200304/6080007713.html

 

 

 

 

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2020211156分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

台風19号で堤防決壊が相次いだ那珂川(栃木、茨城)と久慈川(茨城)の洪水対策として、国土交通省関東地方整備局は131日、三つの柱からなる対策の組み合わせで、被害の最小化を目指すと発表した。

 

伝統的な治水方法「霞堤(かすみてい)」を活用するほか、増水時でも川が流れやすいように整備する。

2024年度末までに完了させる方針。

 

対策の一つ目は、堤防をあえて途切れさせることで川の水を逃がす「霞堤」を増やすことだ。

増水した川の水を近くの遊水池などへ逃がし、下流の流量を減らす。

霞堤の原型は、戦国時代に武田信玄が考案したとされる。

 

那珂川と久慈川には、この機能を有する堤防があるが、久慈川が流れる茨城県常陸大宮市で2カ所、那珂市で1カ所、那珂川が流れる栃木県那須烏山市で1カ所新設する。

常陸大宮市の那珂川沿岸には、約130ヘクタールの遊水池も整備する。

 

二つ目は、増水時の川の水を下流に流れやすくし、水位の上昇を遅らせる対策。

川の底にたまった土砂を掘削し、川岸の樹木を伐採することで流れやすくする。

あわせて堤防を補強する。

 

三つ目は、沿岸の住民への被害を減らすため、浸水が想定される地域の住宅のかさ上げや高台への移転を進める。

一部では居住の制限も検討する。

対象の地域や住宅数など、詳細は今後詰める。

 

この他に、越水や堤防の決壊を速やかに検知する機器の開発や整備、増水した川の水位や予測される水位を住民に分かりやすく伝える仕組みの導入も進める。

 

地方整備局はこれらの対策を「多重防御治水」として推進。

19年度補正予算で那珂川への対応に約521億円、久慈川に約334億円を計上した。

 

対策は、国交省と気象庁、両河川が流れる県や水戸、ひたちなかなど11市町村、栃木県と同県大田原、那須烏山など5市町の合同で実施する。

 

同整備局常陸河川国道事務所の担当者は、「台風19号では想定を超える雨が降った。流域で一体となった治水対策に取り組んでいきたい」と述べた。

 

https://mainichi.jp/articles/20200201/k00/00m/040/064000c アカスミ

 

 

 

 

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2020131125分にNHK首都圏から下記趣旨の記事が、試験に使われたドローンの写真付きでネット配信されていた。

 

巨大な石油タンクの内部を、小型の無人機のドローンを使って安全に点検する実証試験が千葉県市原市の製油所で行われました。

この実証試験は、石油タンクの中に足場を組んで目視で行っている点検を、ドローンで安全かつ効率的に行えないかを検証するため、経済産業省などが出光興産の千葉事業所で行いました。


試験に使われたドローンは、周辺を傷つけないようにカーボン製のかごで覆われ、鮮明な画質の4Kで撮影できるカメラや暗い場所にも対応するための照明が搭載されています。


今回の試験は、高さ22メートル、横幅37メートルの巨大な石油タンクで行われ、まずマンホールほどの大きさの点検口から、ドローンが内部に入りました。


そして、ドローンを壁沿いに動かしてタンク内の溶接部分などを撮影していきました。


また、タンクの外から安全に操縦するため、操縦者からの通信が途切れないか、念入りに確認していました。


国や製油所の担当者によりますと、ドローンが撮影した映像で、壁面や溶接部分の劣化具合や金属の腐食をさまざまな角度から確認できたということです。


ドローンによる点検ができるようになれば、足場を組んだり、作業員が高い場所で作業したりする必要がなくなり、時間や費用の面に加え、安全面のメリットも期待できるとしています。


経済産業省によりますと、石油化学プラントの点検へのドローンの利用については、去年3月に国がガイドラインを策定していますが、屋外での利用しか認められておらず、事業者からはタンクの内部の点検にも活用したいという要望が寄せられているということです。


経済産業省などは、今回の試験結果を踏まえ、タンクの内部など屋内での点検もできるように、今年度中にもガイドラインを見直すことにしています。


試験に参加した出光興産千葉事業所の荒木所長は、「人間の目で見る目視検査と遜色ない。ドローンを使うことで検査にかかる時間が短縮され費用も抑えられるし、震災のような災害時にも安全に点検できるので実用化を期待したい」と話していました。


経済産業省産業保安グループの田尻保安課長は、「設備の老朽化や人材の高齢化の中で、安全性をいかに維持、向上していくかが課題だ。ドローンの活用がひとつの鍵になるので期待している」と話していました。

 

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200131/1000043333.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

製油所でのドローン活用実験は、昨年、横浜市でも行われた。

201925日報道 神奈川県横浜市の製油所で経産省などが大規模地震などに備え大型浮き屋根式タンクの異常有無をドローンで確認する実験を行った、全国初、今後実用化の方策を探る

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9340/ 

 

また、経産省のガイドラインに基づき、四日市の工場でも行われた。

2019330日報道 経産省等がコンビナートなどのプラント点検にドローンを活用する場合のガイドラインを公表した、ガイドラインには活用の手順や操縦者の要件などが記されている

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9514/ 

 

最近の例としては、先日、赤穂市の製塩工場でも行われた。

2020128日報道 兵庫県赤穂市の製塩工場でドローンを使い機器や配管の内部を点検する実証実験が始まった、データが蓄積されればAIによる画像解析も可能となる由

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10416/

 

 

 

 

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20201311022分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「うちのタワーマンションには緊急時のヘリコプター用スペースがありません。以前はあったようなんですが…」。

福岡市の男性から特命取材班に調査依頼が寄せられた。

建設時は屋上にあったはずが、いつの間にかなくなったという。

 

2017年にロンドンの24階建て超高層マンションで火災が発生し、多くの犠牲者が出たのも記憶に新しい。
はしご車も届かないタワマンの防災対策はどうなっているのか。

 

男性は昨年、22階建てのタワマンの上層階1室を中古で購入。

管理人が屋上を案内してくれた際に「以前、ヘリポートがあったんですよ」と教わったと話す。

 

現場に足を運んだ。

天を突くようにそびえ、屋上の様子はうかがうすべがない。

 

そこで、地図アプリのグーグルマップで見てみた。

数年前に撮影された衛星写真では屋上にヘリ設備を示す「R」の文字がはっきり確認できたが、最新画像では完全に消えていた。

 

タワマンの定義はないが、一般的に、建築基準法を基に「超高層建築物」に分類される高さ60メートル(20階建て程度)超の住居用建築物とされる。

 

福岡市でも、ここ数年、その数が急増した印象があるが、市住宅都市局は「数は把握していない」としている。

 

高層建物で火災が起きると、消火や避難がより難しい。

建物が密集した都市部では、延焼や建物の倒壊によって被害が周囲に及ぶリスクもあり、一定以上の高さの建物には耐火や耐熱の構造を強化するなどの火災対策が義務付けられている。

 

例えば、11階以上の建物にはスプリンクラーを設置する義務がある。

 

高さ31メートル超の建物には、消防車のはしごが届かなくても消火活動ができるよう、非常用エレベーターの設置が必要となる。

階数や広さによっては連結送水管を設けなくてはならない。

 

ヘリ設備もその一つ。

市消防局は、消防庁が1990年に出した通知を基に、高さ45メートル超の建物には救助ヘリが空中停止できる「緊急救助用スペース」(Rスペース)、高さ100メートル超の場合はヘリの離着陸も可能な「緊急離着陸場」(Hスペース)の設置を促す行政指導をしている。

 

ヘリ設備の設置には、

▽境界を示す照明

▽点滅する飛行灯台

▽周囲に一定の空間

などがあることが条件。

 

Hスペースの場合は、ヘリから漏れた油の回収設備や、ヘリが着陸できる強度も必要になる。

 

市消防局は高層ビル火災に備えて定期的に上空から調査し、ヘリ設備の把握に努めている。

 

20193月末現在、市内には45メートル超の建物が198棟あり、航空法に基づくヘリポート(6カ所)以外に、Hスペースは10カ所、Rスペースは47カ所ある。

 

今回のタワマンについては、「167月の調査で、Rスペースがなくなっていることに気付いた。現地を確認すると撤去済みで、『あった方がいいんですが』と伝えるしかなかった」と担当者。

上空調査でヘリスペースの消失を確認したのは初めてという。

 

タワマンの関係者に理由を聞くことができた。

数年前に屋上の水漏れがひどく、防水工事をした際にRスペースを撤去。

再設置にかかる費用が約450万円と高額だったため、再設置はいったん見送ったという。

 

このタワマンの管理規約には、Rスペースについて「所轄消防署長の許可なく変更、撤去をすることはできない」と明記されていたが、市消防局によると「ヘリ設備撤去について相談を受けた事実は把握していない」としている。

 

区分所有者から「早く復旧すべきだ」という声も出たが、本紙記者が取材後の1911月に管理組合の総会で「法的に設置義務のある設備ではない」、「消防署員点検時にも改善指導はなされていない」などとしてRスペースの廃止を決定。

規約を変更した。

管理会社も撤去を認めた上で、「ヘリ設備の存廃は(住民らでつくる)管理組合の判断」と回答。

 

市消防局の担当者は、「ヘリ設備の設置や維持には経済的負担がかかることもあり、義務ではない。あくまでもお願いするしかない」と語る。

 

男性は、「火災が万一起きたらと不安だし、不動産の価値にも影響するのではないか。管理組合に再設置を働きかけたい」と話している。 

 

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/580085/

 

 

 

 

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202013170分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JA東びわこ(滋賀県彦根市)が2016年に開いたおにぎりの早食い競争で、参加した滋賀県甲良町の男性=当時(28)=が喉を詰まらせ死亡したのは、主催者側の注意義務違反が原因だとして、男性の両親が損害賠償約8300万円を同JAに求めた訴訟の第1回口頭弁論が30日、大津地裁(西岡繁靖裁判長)で開かれた。

JA側は請求棄却を求めた。

 

訴状によると、男性は1611月、同JAが同市で開いた農産物PRイベント「ふれあいフェスティバル」に花の販売で訪れた際、おにぎり5個の早食い競争に参加した。

 

最後の1個を口に入れ、手を上げて完食を訴えたが、司会に「まだ口に入っているので飲み込んでください」と促された後、喉に詰まらせ、呼吸不全などで3日後に亡くなった。

 

早食いの危険性は同種の死亡事故などで広く認知されていたにもかかわらず、同JAは競争を企画し、誤嚥(ごえん)防止のルール策定など安全対策も怠った、としている。

 

JA東びわこは京都新聞社の取材に、「事故があったのは確かだが、落ち度などについては係争中なのでコメントを控える」とした。

 

https://this.kiji.is/595735602220713057?c=39546741839462401

 

 

※事故当時の記事は下記記事参照。

 

20161122日 110分 産経新聞)

 

JA東びわこ(滋賀県彦根市)が13日に開いた農産物PRイベントで、おにぎりの早食い競争に参加した同県甲良町の男性(28)が、おにぎりをのどに詰まらせて救急搬送され、3日後に死亡していたことが22日、JA東びわこへの取材でわかった。

 

5個を3分以内にどれだけ食べられるか

 

JA東びわこによると、イベントは同市安食中町の彦根総合地方卸売市場で開催。

早食い競争には小学校高学年~40代くらいまでの男女15人が参加。

5個のおにぎりを、3分以内にどれだけ食べられるかを競うルール。

 

男性は5個目を口に入れ終わった後に倒れ、現場に偶然居合わせた医師や看護師が応急処置をして救急搬送されたが、16日に亡くなった。

死亡した原因については確認していないという。

 

JA東びわこは事故を受けて、午後のイベントを中止。

14日付で「アクシデントが発生し、午後のイベントを中止した」とする「お詫び」をホームページに掲載していた。

 

 

【お茶を用意したり、食べやすい大きさにしたが…】

 

担当者は、「遺族には誠心誠意対応している。遺族の方の心情を慮り、公表する予定はなかった」とし、事故については、「お茶を用意したり、食べやすい大きさのおにぎりにするなど、安全に配慮したと考えており、運営に問題はなかった」としている。

 

滋賀県彦根市で13日に開かれた農産物PRのイベントで、おにぎりの早食い競争に参加した同県甲良町の男性(28)が、おにぎりを喉に詰まらせて救急搬送され、3日後に死亡したことが22日、イベントを主催したJA東びわこへの取材で分かった。

 

JA東びわこによると、県特産の近江米のPRとして開催。

参加者15人がおにぎり5個を3分以内に食べ、スピードや量を競った。

 

男性は5個目を口に入れた後に倒れた。

たまたま現場にいた医師や看護師が救護をして搬送されたが、16日に死亡した。

おにぎりは市販されているようなこぶし大の大きさ。

 

JA東びわこは取材に、「お茶を用意し、慌てさせないよう、安全に配慮していたが、結果として、重く受け止めている」としている。

 

https://www.sankei.com/west/news/161122/wst1611220035-n1.html

 

 

 

 

 

 

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 プロフィール Profile 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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