2019年3月31日4時26分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
突然、意識を失うこともあるてんかんの発作。
フランスなどの研究チームは、発作に伴って生じるわずかなにおいをイヌが嗅ぎ分けることができたと発表し、においの分析を進めることで発作や予兆を感知できる可能性があるとしている。
フランスのレンヌ大学などの研究チームは、糖尿病やがんに特有のにおいがあると言われていることに注目し、てんかんにもにおいがあるかを確かめようと、患者5人から、
▽発作を起こしたとき
▽運動をしたとき
▽落ち着いているとき
の汗などのにおいを採取した。
そして7つの缶にそれぞれのにおいを入れて、特殊な訓練を受けた5頭のイヌに9回ずつ嗅がせた結果、3頭は100%、残る2頭も67%の確率で、発作時のにおいを突き止めたという。
研究チームは、この研究結果をイギリスの科学雑誌「サイエンティフィック・リポーツ」の電子版で発表し、「イヌがにおいを嗅ぎ分けているのは明らかで、てんかんの発作にともなう特異的なにおいが存在することが示せた」としている。
そのうえで、てんかんの発作が起きた時にどのようなにおいの成分が発生しているのか分析をすすめることで、発作やその予兆を感知できるようになる可能性があるとしている。
出典
『犬は「てんかん」発作のにおいを嗅ぎ分ける?』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190331/k10011867571000.html
(ブログ者コメント)
自動車運転時にてんかんの発作が起き、事故につながったという事例は、しばしば発生している。
報道されていないだけで、産業現場でも起きているかもしれない。
研究の進展が望まれるところだ。
2019年4月1日0時11分にTBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月31日午後4時半ごろ、敦賀市刀根の北陸自動車道下り線で、乗用車がトンネルを出たところでスリップし、中央分離帯に衝突した。
その後、この事故車を避けようとした後続車が次々と追突し、およそ20台が絡む事故となった。
この事故で16人が病院に運ばれたが、いずれもけがは軽いという。
現場は緩い左カーブとなったトンネルの出口で、事故当時、路面には雪が積もっていたということで、警察では、雪によるスリップが事故の原因とみている。
この事故により、北陸自動車道下り線は一部の区間がおよそ5時間にわたり通行止めとなった。
出典
『福井・敦賀市の北陸道で20台絡む事故』
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3635985.html
4月1日10時10分に福井新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「トンネルを出た直後から、あられで視界は真っ白。突然、目の前に止まっている車が見え、衝突した」。
福井県敦賀市の北陸自動車道下り線で3月31日に起きた車20台が絡む事故で、同市内の3病院に搬送された運転手や同乗者らが事故状況を語った。
家族6人での旅行の帰路、事故に遭った福井県福井市の30代女性は、乗用車の助手席に座っていた。
柳ケ瀬トンネルを出た直後、大粒のあられが強く吹き付けてきたという。
「減速したけど視界が悪くて、前方の玉突き事故で止まっている車にぶつかった。さらに後ろから車3台が次々に衝突してきて、すごい衝撃だった」。
同乗の子ども4人があごを切るなどのけがを負い、「すごく怖くて今も落ち着かない」と不安そうな表情を浮かべた。
「トンネルの手前は雨だったのに、出口は路面が真っ白。まさか、この時期に白くなるほど降るなんて…」と話したのは岐阜県羽島市の会社員男性(54)。
敦賀市内に住む大学生の次女のアパートに、家族で向かう途中だった。
車を減速させると、目の前は玉突き事故などで10台ほどが止まり、道をふさいでいたという。
「止まった直後に後ろから車が次々とぶつかってきた。衝撃で横に回転したところにも衝突してきた」。
幸い、けがはなかったが、「大型トラックが突っ込んできていたらと思うと、ぞっとする」と振り返った。
出典
『トンネル出たら「路面は真っ白」 北陸道事故、運転手ら恐怖語る』
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/826920
2019年4月1日7時34分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前5時ごろ、鶴岡市羽黒町手向の民家で、住民の女性(47)が敷地内に入り込んだカモシカに体当たりされ、軽いけがをした。
飼い犬のラブラドルレトリバーがカモシカに迫られる中、女性は愛犬を守りたいとの“親心”で、とっさに追い払おうとしたという。
警察などによると、飼い犬の低くうなるような鳴き声に気付いた女性が外に出ると、体長約1.3mのカモシカの成獣が犬に角を向けて威嚇していた。
カモシカと争ったからか、後ろ脚に傷を負った様子の愛犬を助けようと、女性が近くにあったほうきを手に近づくと、右脚を角で突かれて擦り傷を負った。
助けを求める声を聞いて駆け付けた家族が注意を引きつける間に、女性は網を取りに小屋へ。
カモシカは家族とにらみ合いを続けていたが、何らかの拍子で転倒した一瞬の隙を見逃さずカモシカに網をかぶせ、警察官が到着するまでの間、夫(48)が押さえ続けた。
女性は、「山や畑では見たことがあったが、家まで来たのは初めて。一瞬の出来事だった」と話した。
市の担当者がカモシカを引き取り、山に放した。
出典
『カモシカが体当たり、女性けが 鶴岡の民家、愛犬かばって』
http://yamagata-np.jp/news/201904/01/kj_2019040100001.php
2019年3月31日17時2分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本は31日、新橋駅(東京都港区)のホーム側面からコンクリート片が落下し、架道橋の下に止まっていた乗用車の後部窓ガラスを直撃したと発表した。
窓ガラスは損傷したが、けが人はなく、運行にも影響はなかった。
同社によると、31日午前3時20分ごろ、新橋駅のホーム側面の壁を作業員が触って点検していた際、コンクリート片がはがれて約7m下に落ちた。
コンクリート片は重さ77gで、縦約6cm、横約3cmだったという。
同社は「心よりおわびする」としている。
出典
『コンクリ片落下し車損傷 JR新橋駅』
https://www.sankei.com/affairs/news/190331/afr1903310018-n1.html
3月31日16時36分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本によると、同日午前1時過ぎから、同駅東海道線の線路脇ホーム側面の点検をしていたという。
落下したコンクリート片はホーム側面の一部分で、ステンレス製の目隠し板のすき間から落ちたとみている。
今後は風化防止剤を塗って対応する予定という。
出典
『JR新橋駅構内でコンクリート片落下 車の窓ガラス割る』
https://www.asahi.com/articles/ASM3056HQM30UTIL01N.html
2019年3月30日付で中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
経済産業省、総務省消防庁、厚生労働省は、石油化学コンビナートなどのプラント設備の点検に小型無人機(ドローン)を活用する場合のガイドラインを取りまとめ、29日に公表した。
保守点検でのドローンの積極的な活用が想定され、石油化学コンビナートが多く立地する四日市市でも導入に向けた動きが進むとみられる。
さまざまな業界でドローンの活用が進む中、化学メーカーの事業者も導入を模索してきた。
しかし、プラントでドローンを飛行させる際の手順などルールが整っておらず、プラント事業者を監督する側の消防は、爆発や火災を防ぐ観点から飛行に慎重姿勢を取らざるを得ない状況だった。
ガイドラインでは、背景や目的、航空法や電波法の適用などの項目のほか、ドローン活用の流れを明示。
通常運転や災害時などのドローン活用の手順、リスク対策の留意事項を整理してある。
使用する機体や操縦者の要件、飛行計画書の作成と提出などについても触れている。
公表に先立ち、四日市市消防本部は28日、消防のドローンを使った飛行実験訓練を実施。
同市の化学メーカーJSR四日市工場内で、稼働中の動力プラント付近からドローンを上空に飛ばし、配管の様子をモニターに映し出した。
近隣の同業者数社の担当者も、訓練やモニターの映像を確認。
「結構、きれいに映る」などの声が上がった。
経産省産業保安グループ高圧ガス保安室の担当者は、「プラントの保安力を向上させていく上で、ドローンは重要なツール」と言う。
ドローンが保守点検に活用できるようになれば、高所点検の容易化や作業費用のコストカットに直結し、目視では見つけることができないサビや補修箇所の発見など、プラントの安全性の向上にもつながる。
JSR四日市工場の橋本保安防災部長は、「ドローンの活用で、より安定して、より安全な操業ができる。点検のほか、敷地内のパトロールへの利用など、さまざまな可能性がある」と力を込めた。
ドローンを活用した写真や映像を蓄積させてデータ化することで、人工知能(AI)で修理が必要な箇所の洗い出しなど、一層効率化が図られる期待もある。
出典
『コンビナートでドローン 四日市消防が飛行実験訓練』
https://www.chunichi.co.jp/article/mie/20190330/CK2019033002000046.html
3月29日付で日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
経産省は、ドローンの利用に関する規制を緩和する。
電子機器を搭載するドローンは、コンビナート内での使用が発火の恐れから難しかったが、5月から施設の点検など、より広範囲に使えるようにする。
厚労省、消防庁と共同で、29日に「プラントにおけるドローンの安全な運用方法に関するガイドライン」を公表する。
コンビナートで電子機器利用が制限されている区域を見直し、ドローンを持ち込める範囲を広げる。
プラント内でもIT(情報技術)を使い、作業の効率化を進める狙いだ。
コンビナートで作られる石油製品の需要は鈍化が避けられない。
経産省によると、17年度から22年度までに国内のガソリンや軽油などの需要は8.4%減る。
こうした産業の設備は高度成長期に整備を進め、老朽化が進んでいる。
ドローンを使い、より頻繁に設備の状態を確かめられれば、重大な事故につながる不備を見つけやすくなる。
ドローンの関連企業からは、「詳細な点検まで可能になれば、100mの塔で1回1億円程度かかっていた点検コストが数100万円まで下がる可能性がある」との声が聞こえる。
災害時に設備に異常がないかを確かめる際に、作業員を危険にさらすことなく点検できる。
出典
『コンビナート点検、ドローンで可能に 経産省が規制緩和』
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO43032600Y9A320C1EE8000/
※以下は経産省HP3月29日付の記事。
経済産業省は、プラント保安分野におけるドローンの安全な活用の促進に向け、平成31年3月13日、消防庁、厚生労働省と連携し、プラント内でドローンを安全に運用するための「ガイドライン」と、国内外企業の先行事例を盛り込んだ「活用事例集」をとりまとめました。
これにより、プラントにおけるドローンの活用が加速し、保安力の更なる向上が期待されます。
・・・・・
『プラント保安分野におけるドローンの安全な活用の促進に向け、「ガイドライン」と「活用事例集」をとりまとめました』
https://www.meti.go.jp/press/2018/03/20190329008/20190329008.html
2018年11月26日に掲載した第1報(2/2)がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正4として掲載します。
第1報(2/2)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9094/
(2019年4月5日 修正4 ;追記)
2019年3月29日20時20分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年11月、恵庭市の山の中で国の森林事務所の職員を猟銃で誤って撃って死亡させたとして逮捕された50歳の自営業者について、札幌地検は29日、業務上過失致死の罪で在宅のまま起訴した。
在宅起訴されたのは札幌市中央区の自営業、S被告(男性、50歳)。
起訴状などによると、S被告は去年11月、恵庭市盤尻の山の中で、林野庁の恵庭森林事務所の職員、菅田さん(38)を猟銃で誤って撃って死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われている。
S被告は逮捕後、釈放され、検察は在宅のまま捜査を続けていたが、捜査の結果、過失が認められるとして29日、起訴した。
これまでの調べによると、S被告は当時、鹿狩りをしており、鹿笛を吹いたところ,およそ120m離れた場所で何かが動いたため、十分な確認を行わないまま、鹿と勘違いして菅田さんを撃ってしまったという。
検察はS被告が起訴された内容を認めているかどうか明らかにしていない。
出典
『恵庭の猟銃誤射で在宅起訴』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190329/0009073.html
3月29日20時2分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、S被告は2014年に道の狩猟免許を取得。
「白く動くものを見た」、「シカと間違えて撃った」と供述しているという。
出典
『猟銃誤射の男を起訴 札幌地検』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/291493
(2022年5月6日 修正5 ;追記)
2022年5月5日8時1分にYAHOOニュース(JB press)からは、ガサドンで撃ったのではなく狙って撃ったとしか思えないというエゾ鹿撃ちの女性の見解などが、下記趣旨でネット配信されていた。
・・・
許可銃には「業務上過失致死・致傷」となる事案がある。
狩猟中に誤って人を撃ってしまい死傷させた場合だ。
近年では2018年11月20日、北海道恵庭市の国有林で林野庁の職員がハンターに誤射され死亡するという痛ましい事故が起きた。
ハンターは「業務上過失致死」で逮捕された。
世間に衝撃を与えた事件だったが、その後の行政の対応も、われわれハンターにとって衝撃的だった。
林野庁北海道森林管理局(以下、当局)は、その後、道内国有林における狩猟を2019年の3月末まで禁止・制限するという異例の対応に出たのだ。
当時は猟期の真っただ中だ。
誤射したハンターとは全く無縁の北海道のハンターや、北海道の雄大な大自然の中で猟を楽しみにしていた道外のハンターたちは巻き添えを食ったと言ってもよい対応だった。
悲しかったのは、安全確認を十二分にしながら狩猟をしているハンターたち全員が、逮捕されたハンターと同じ程度の技能とモラルしかないと受け止められているように感じたことだった。
■ガサドン
ガサドンとは、ウルトラマンに出てくる怪獣の名前……ではなく、狩猟時に藪や林で「ガサッ」と鳴ったからターゲットの確認もせずに「ドン」と撃つことをいう。
誤射が起こる典型的な事例として「ガサドン」は使われている。
私から言わせれば、ターゲットを確認せずに発砲するなどありえないし、「目視もしてないのになんで当たるねん?」というところだ。
ガサドンで誰かを殺傷したら、やはり「業務上過失致死・致傷」となる。
なぜガサドンが起こるのか。
慎重さが足りない、小心者である(獣が怖い)、銃を使うことに対する謙虚さがない、脊髄反射の短慮者である、経験が少ない、目が悪い、要するにアホである……などなど考えられるが、銃を使う者としてはどれもまったく話にならない幼稚さが、ガサドンを引き起こしている。
先ほどの職員は倒木を片付けるために「発砲が禁止されている林道(公道)上を歩行していたにもかかわらず」撃たれたとのことだから、ガサドンではない。
狙って撃ったと推測される。
ただし、長距離の射撃ができるライフルではなく、短距離射撃のショットガン(散弾銃)でもなく、ハーフライフル銃を使用している。
距離は130mだった。
大口径ライフル競技の公式大会で優勝経験のある鎌田正平氏によると、「ハーフライフルで130mはなかなかの腕前」とのこと。
そのような腕を持つと思われるにも関わらず、当該ハンターは、白いタオルがエゾ鹿の尻尾に見えたと説明したそうだが、犠牲になった職員の方は「赤色のジャンパー、オレンジ色のヘルメットを着用し、狩猟者から見て十分目立つ格好の安全対策を講じたうえで」作業していたとされるので、その姿をエゾ鹿と誤認したとは考えにくい。
さらに、スコープを覗かずに撃ったという説も一部にあるが、本当に130mをスコープなしで命中させたのだとしたら超人技である。
筆者にとっては理解しがたい点がいくつも残る事故だった。
・・・
■撃てる場所、撃てない場所
狩猟を行うものにとって、銃で他人を傷つけたり、さらには命を奪ってしまったりなどということは、絶対にあってはならないことだ。
そのために、さまざまなルールが設けられている。
・・・
■「撃たれたら」という恐怖
今年(令和4年)の3月、シーズン最後の猟で最後に獲ったメス鹿を、師匠が回収しに行った時のこと。
私は撮影のため、深い雪の中をボコボコと何度も埋まりながら進んでいたら、ダーーーーン、ダーーーーーーンとこだまする、そう遠くない発砲音がした。
日没が近く、辺りが暗くなってきた頃だった。
うーん。もし間違って撃たれるとしたらこういう状況だろうか。
(鹿じゃありません、私は鹿じゃありません……)と心の中でつぶやきながら(撃たれませんように)と祈っていた。
こだまの仕方から、至近距離ではなく私が撃った山の裏側で撃っているような距離感だった。
うむ。これからは回収の時はライトを携行した方がいいだろう。
経験してわかることはたくさんあり、すぐに次に生かす。
それが進化していく早道だと思う。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/aad113cd7397e5f9c71543e18d21f53cd087ac34?page=1
2018年8月2日に掲載した第3報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第4報として掲載します。
第3報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8646/
2019年3月29日19時26分に北海道新聞から、ネジレ配線した整備士は不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火元となったトラックの整備を怠り火災を誘発させ、乗組員を死亡させたとして、業務上過失致死と業務上失火の容疑で書類送検された男性整備士(53)=渡島管内森町=について、札幌地検は29日、嫌疑不十分で不起訴処分とした。
整備作業には複数人が携わっており、整備士個人の過失と裏付ける証拠が得られなかったほか、整備士が適切な整備を怠ったとしても、火災の誘発を具体的に予見するのは難しかったと判断した。
整備士は11年2月ごろ、勤務する自動車整備工場で、トラックに搭載された冷凍機のモーターと電源部の配線をねじって接続。
フェリーの車両甲板で接続部分から火災を発生させ、広島県東広島市の2等航海士=当時(44)=を一酸化炭素中毒で死亡させたとして、昨年7月、室蘭海保に書類送検された。
国交省運輸安全委員会の報告書によると、モーターの配線3本が一度切った後にねじって接続され、ショートや断線が確認された。
この方法は発火の恐れがあり、冷凍機のマニュアルで禁じられていた。
報告書は再発防止策で、トラックを持つ運送事業者に対し、冷凍機の定期点検や有資格者による整備を求めた。
出典
『苫小牧沖フェリー火災、整備士不起訴 札幌地検』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/291354/
2018年12月17日に掲載した第8報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第9報として掲載します。
第8報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9164/
(2019年4月5日 修正9 ;追記)
2019年3月29日5時0分に朝日新聞から、運輸安全委員会の報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国の運輸安全委員会は28日、調査報告書を公表し、JR西日本の乗務員らが音や臭いなどの異常に気づきながらも運行を継続したことについて、「大したことにはならないだろう」と事態を過小評価する「正常性バイアス」が働いた可能性を指摘した。
報告書では、17年12月11日午後、博多発東京行き「のぞみ34号」の異常を点検するために岡山駅から乗り込んだ車両保守担当3人と東京の指令員のやり取りを詳細に再現した。
岡山駅を出発後、指令員が「走行上問題がない感じで大丈夫か」、「今のところ走行に支障があるという感じではないですよね」などと尋ねた。
これに対し保守担当は、「そこはちょっと判断がつかない」、「乗っている段階では判断できかねる」などと返答したという。
これらのやり取りで、指令員に「正常性バイアス」や自分の思いを支持する情報に意識が向く心理「確証バイアス」が作用したことで、走行に支障がないと判断した可能性があるとしている。
再発防止に向け、報告書は「運行継続が前提であるかのような誘導的な言い回しを用いないようにする必要がある」と提言した。
また、当時のJR西の車両点検について「列車の終着駅で点検することが恒常化していた」と指摘。
17年4月から問題発生までに、JR西が運行する山陽新幹線の異音申告は101件あったが、列車に保守担当が乗って点検したのは4件(4.0%)だった。
JR東海は、東海道新幹線で同じ期間に156件の異音申告があり、127件(81.4%)で車両保守担当が乗車して点検していた。
運輸安全委は、「何が起きているかわからない事態は重大な事故に結びつく可能性があるとの意識を、組織として醸成する必要がある」と求めた。
・・・・・
出典
『のぞみ亀裂、事態を過小評価「問題ない感じで大丈夫か」』
https://digital.asahi.com/articles/ASM3X5JJ5M3XPTIL026.html?rm=356
3月28日22時5分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書によると、博多発東京行き新幹線のぞみは出発直後から異音や焦げたような異臭の報告が繰り返しあり、指令員が保守担当に岡山駅で乗り込んでの点検を求めた。
しかし保守担当は「指令員が判断する」と考え、一方で指令員は「専門技術者である保守担当から明確な要請がある」と思っていたため、列車を止めて床下点検まではしなかった。
また、指令員は保守担当からの「床下点検をやろうか」との打診を聞き逃し、さらに「走行上問題がない感じで大丈夫か」など、運行継続に誘導するような言い回しもしていた。
こうした一連のやりとりについて、異常事態を過小評価し、平静を保とうとする「正常性バイアス」や、運行継続に有利な情報を求める「確証バイアス」が心理的に働き、列車を止められなかった可能性を指摘した。
出典
『新幹線台車亀裂、停車せず運行 司令と保守、判断「相手任せ」 』
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201903/0012190332.shtml
※報告書は下記参照。
https://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/railway/detail.php?id=1926
2019年3月30日12時3分にFNN PRIME(仙台放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後9時前、仙台市青葉区国分町2丁目のビル6階の美容室で、店内にある給湯器の付近から炎が上がり、この店の従業員の男性(31)が顔や両手に軽いやけどを負った。
警察によると、男性は「スプレー缶のガス抜き作業をしていて、給湯器のスイッチを入れたら爆発した」と話しているという。
スプレー缶をめぐっては、2018年12月に、北海道・札幌市で起きた爆発事故を受け、仙台市が、中身を使い切れば穴を開けずに廃棄できるようルールの変更を準備している。
出典
『スプレー缶爆発 男性やけど 青葉区国分町の美容室』
https://www.fnn.jp/posts/00072463OX
3月30日付で河北新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後8時50分ごろ、仙台市青葉区国分町2丁目、美容室「C」でスプレー缶が爆発し、従業員の男性(31)が顔などに軽いやけどを負った。
警察によると、男性が給湯室でヘアスプレーの缶に穴を開けてガスを抜き、給湯器のスイッチを押したところ引火したという。
他の従業員や客にけが人はいなかった。
出典
『仙台の美容室でスプレー缶爆発、男性けが』
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190330_13046.html
2019年3月29日20時30分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前10時55分ごろ、京都市伏見区横大路八反田の市南部クリーンセンターで、建設中の第2工場から「人が燃えている」と119番があった。
70代とみられる男性作業員が顔や上半身にやけどを負い、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察などによると、作業員は当時、第2工場内の7階部分で機械の溶接をしていた。
作業時に出た火花が着衣に燃え移った可能性があるという。
第2工場は、稼働中の第1工場の代替施設として2014年度に着工し、今年9月末に完成予定。
出典
『「人が燃えている」通報、作業員やけどで死亡 溶接火花原因か』
https://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20190329000178
3月29日20時4分にNHK京都からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前11時ごろ、京都市伏見区にあるごみ処理施設「京都市南部クリーンセンター」の中の建設現場で「作業員が全身にやけどを負った」と消防に通報があった。
消防が駆けつけたところ、建設現場の7階の高さにあたる足場で男性がやけどを負って倒れていて、病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、現場で溶接作業にあたっていた70代の男性作業員が見当たらないことから、亡くなったのはこの男性とみて身元の確認を進めるとともに、30日、遺体を詳しく調べることにしている。
出典
『ごみ処理施設現場で作業員死亡か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20190329/2010003240.html
2019年3月28日18時30分にチューリップテレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年7月、富山空港で滑走路を点検中の車がいるのにヘリコプターが滑走路に着陸した問題で、国の運輸安全委員会が28日、調査結果を公表した。
原因は、富山空港の管制官が車の存在を忘れて着陸許可を出したことなどが考えられるとしている。
この問題は、去年7月9日午後2時ごろ、富山空港で、滑走路を点検作業中の車がいるのにヘリコプターが誤って滑走路に着陸したもの。
けが人はいなかった。
国の運輸安全委員会は、事故につながりかねない『重大インシデント』として原因を調査し、報告書をまとめた。
報告書によると、原因は、富山空港の管制官が滑走路を点検していた車の存在を忘れ、ヘリコプターに着陸許可を出したことと、ヘリコプターの機長の着陸前の目視確認が不十分で車に気づかなかったこととされている。
ヘリコプターの着陸時、滑走路の車との距離はおよそ1080mだった。
富山空港では、車が滑走路を点検中、管制官の席に「滑走路使用禁止」と書かれたマグネットを貼り付ける規定がある。
しかし管制官は、勤務交代直後、複数の業務を同時に処理していたため貼り付けをしておらず、着陸前の目視による確認も不十分だったという。
運輸安全委員会は、全国の管制官にマグネットの適切な使用の徹底を周知するなど、再発防止策を講じている。
出典
『富山空港の重大インシデント 管制官 車を忘れヘリに着陸許可』
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20190328182054
3月28日12時45分にNHK富山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
管制官は、車両に対し滑走路への走行許可を出した後は、それを忘れないようにするためリマインダーと呼ばれる表示を掲示するという、規定の手順を行っていなかった。
国交省は空港の管制機関に対し、リマインダーの適切な使用の徹底などを指示したということで、富山飛行場管制所は、リマインダーの使用方法の改善や管制官と操縦士の情報共有など、再発防止策を講じたという。
出典
『富山空港管制官ミスが要因か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20190328/3060001579.html
キーワード;ヒューマンエラー、人的エラー
2019年3月28日17時28分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)は4月から、事故や災害などの緊急時に空気で膨らませるタイプの避難用滑り台(スライダー)を導入する。
高齢者や体の不自由な人も車内からスムーズに脱出できることを目的としている。
現在運行している1000形の全8編成に1セットずつ載せる予定。
スライダーは全長4m、幅1m、高さ約1.10m。
生地はポリ塩化ビニール製で厚さ0.9mm。
普段は乗務員室に電動式の空気ポンプとともに収納され、緊急時には膨らませてドアに設置する。
完全に膨らむまでに約2分かかるという。
エア遊具の製作などを扱う会社「BRAVO」(愛知県安城市)が、飛行機のシューターをヒントに開発した。
同社の加藤社長は、「角度や幅を調整し、誰でも安全に滑ることができる形を目指した」と話す。
あおなみ線では2004年の開業以来、車両内に「非常用はしご」を搭載していた。
だが、昨秋の避難訓練を体験した社員から「はしごだとお年寄りが降りるのが大変」などと意見があがり、見直すことになった。
あおなみ線の担当者は、「乗客には安心して速やかな避難を誘導できるようにしたい」と話した。
出典
『電車にも避難用滑り台 お年寄りも楽々、ヒントは飛行機』
https://www.asahi.com/articles/ASM3Q4DW1M3QOIPE015.html
(ブログ者コメント)
本ブログでは2016年3月、JR四国で空気を使わないシート状のシューターを開発したという、同種情報を紹介している。
2017年8月19日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7476/
(2019年4月3日 修正2 ;追記)
2019年3月27日14時3分に山陽新聞から、事故報告書がまとめられたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省の社会資本整備審議会は27日、乗客の上半身を固定するU字形の金属製安全バーが根元に当たる両肩付近で折れるトラブルが12年にあり、補修の溶接不良があったとする報告書をまとめた。
この溶接不良がバーの破断を招き、事故につながったとしている。
審議会は、「バーの右肩側が先に破断し、気付かないまま運行を継続したため、強度の弱い状態になっていた左肩側も乗客の体重負荷がかかって破断した」と結論付けた。
破断の背景として、取扱説明書が定めた週1度や3カ月ごとの点検を管理会社が実施せず、年1度の定期点検では、緩衝材で隠れた補修箇所の目視確認を保守点検業者が行っていなかったとも指摘した。
12年のトラブルは、バーが上がったたまま運行し、走路に当たって起きたとしている。
出典
『溶接不良でコースターのバー破断 鷲羽山事故で審議会が報告書』
https://www.sanyonews.jp/article/883949
3月27日20時38分にNHK岡山からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書では、安全バーは補修した際の溶接が不十分で事故前から右側が折れており、さらに左側も乗客の体重がかかって折れた可能性が高いとしている。
再発防止策としては、
▽溶接して補修した安全バーをすべて新しいバーに交換する
▽定められた点検を実施する
▽定期検査は緩衝材を取り外して行う
など、安全管理の徹底を求めている。
出典
『ジェットコースター事故原因は』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20190327/4020002482.html
※報告書は下記参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001281895.pdf
2019年3月27日2時16分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日高管内日高町で、当時日高高2年の男子生徒(17)が町営プールに飛び込み重傷を負った事故で、大鷹町長は26日、町の施設と管理体制に問題があったとして、生徒に損害賠償金約1億1000万円を支払う和解案がまとまったと町議会に報告した。
事故は2017年7月、同級生ら6人で町営プールを訪れた生徒がプールに飛び込み、底に頭を打って頸髄(けいずい)を損傷し、四肢まひなどの後遺症が残った。
町の飛び込み禁止の周知が不十分だったことや、飛び込み台のあるプールとしては水深が浅い87cmだったこと、生徒が2度飛び込んだ点などを考慮し、過失の割合を町6割、生徒4割とした。
26日に和解案を町議会が可決。
健常者の平均賃金を基に算定した逸失利益9500万円や将来の介護費5500万円など約1億9千万円のうち、町は6割の約1億1000万円を4月中旬をめどに支払う。
出典
『日高プール事故 男子生徒と和解 町、1億円支払いへ』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/290177/
2019年3月28日7時30分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月27日午後0時半ごろ、福井県南越前町新道の北陸自動車道下り線の敦賀トンネル内で、天井付近に取り付けられているスプリンクラーから誤って放水された。
約50mにわたって霧状の水に覆われ、視界を遮られた乗用車2台と大型トラック1台が絡む追突事故が発生した。
先頭の乗用車に乗っていた30~40代の女性3人と6~11歳の男児5人が軽いけがを負った。
事故当時、現場近くでスプリンクラーなど非常用設備の更新工事が行われており、中日本高速道路金沢支社は誤放水した原因を調べている。
大型トラックと後続の乗用車をそれぞれ運転していた男性にけがはなかった。
ともに同乗者はいなかった。
同支社によると、工事は同支社の委託を受けた東京都の業者が行っていた。
誤放水されたスプリンクラーはトンネル入り口から約1km付近にあり、高さは約5.7m。
トンネル内は1車線に規制され、3台はいずれも追い越し車線を走っていた。
事故当時、業者は入り口から約700m付近で工事を行っていた。
通水確認のため作業員がバルブをひねったところ、工事現場から約300m離れたスプリンクラーからいきなり水が出たという。
同支社は原因を調べている。
通行止めの措置はとらなかった。
工事は2018年5月22日に始まった。
今年11月12日に終える予定だったが、同支社は原因が分かるまで工事を中断する。
「誤放水で事故を発生させてしまい、深くおわびします。原因究明を図るとともに、再発防止に向けた対策を実施したい」とのコメントを発表した。
出典
『高速道トンネルで誤って放水し事故 北陸道、視界遮られ車追突』
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/824040
3月27日23時0分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後0時半ごろ、福井県南越前町の北陸自動車道下り線の敦賀トンネルで、乗用車など3台が絡む事故があった。
壁に設置された消火設備から誤って水が噴き出したことが原因で、次々と追突したとみられる。
中日本高速道路(名古屋市)によると、乗用車1台に乗っていた小学生男児5人ら計8人が首などに軽いけがをしたという。
8人が乗った乗用車にトラックが追突し、後続の乗用車もトラックに追突した。
トラックと後続車の運転手らにけがはなかった。
現場は片側2車線の直線。
当時、約300m前方で消火設備の部品を取り換える工事をしており、走行車線は通行規制されていた。
出典
『消火用の水噴出、3台追突 福井、北陸道トンネル』
https://www.sankei.com/affairs/news/190327/afr1903270049-n1.html
3月28日10時25分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
走行車線を規制し、トンネル上部に設置されたスプリンクラーの取り換え工事中に、突然、水が噴霧された。
工事後、試験的に通水した際、想定外の場所から水が出たという。
出典
『スプリンクラー誤作動、高速道トンネル3台衝突』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190328-OYT1T50130/
3月30日20時2分に読売新聞からは、バルブの操作ミスだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原因を調査したところ、工事会社の作業員が、試験的に水を通す際に使う弁のハンドルを誤って操作し、スプリンクラーが作動したという。
現在、工事を中断し、ハンドルをナイロン製のバンドで固定するなどの再発防止策を講じている。
出典
『3台衝突、原因は作業員がスプリンクラー誤操作』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190330-OYT1T50019/
2019年3月26日11月29日に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県鈴鹿市の10代の少女が同市立小に在学中、女性教諭に無理やり手を引っ張られ転倒して前歯を折るなどし、精神的苦痛も受けたなどとして、市に約1000万円の損害賠償を求めた訴訟は26日、津地裁で和解が成立した。
原告側の代理人弁護士によると、市が和解金150万円を支払う。
弁護士は、「和解には本人も納得している」としている。
訴状によると、少女は小学3年で9歳だった平成27年2月、教諭に手を引かれながら下校のための集合場所に向かう途中、校舎の廊下で転倒して顔面を強打し、前歯を1本折るなどのけがをした。
約9カ月間の通院を余儀なくされたほか、傷ついた歯を同級生から指摘されるなどして精神的苦痛を受けたとしている。
出典
『三重・鈴鹿市と元児童和解「無理に引っ張られ転倒」』
https://www.sankei.com/life/news/190326/lif1903260028-n1.html
3月27日10時0分に伊勢新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
少女は顔を打って前歯を折るけがをし、治療のため約9カ月間の通院を余儀なくされたほか、歯に黒ずみが残り精神的苦痛を負ったなどとして29年10月、安全配慮義務違反に伴う賠償責任を求めて市を提訴した。
和解成立について代理人弁護士は、「事故後の対応に不満はあったが、結果については本人も納得している」と話した。
市教委の学校教育課担当者は、「本件事案を受け、市内小中学校に対して児童生徒の安全確保のさらなる徹底を図って参りたい」とコメントした。
出典
『転倒負傷、元児童と和解 鈴鹿市が150万円支払いへ 三重』
https://this.kiji.is/483441393848747105?c=39546741839462401
3月27日付で毎日新聞三重版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
少女は同級生から黒ずんだ前歯を笑われ、笑うことができなくなったなどとしている。
出典
『学校内けが 鈴鹿市と和解 津地裁・10代少女 /三重』
https://mainichi.jp/articles/20190327/ddl/k24/040/187000c
2019年3月26日5時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
総務省消防庁は、台風や集中豪雨の被災現場で人命救助にあたる専門部隊「土砂・風水害機動支援部隊」の創設を決めた。
近年相次いでいる西日本豪雨などの大規模災害に備える。
今月、徳島県で発足させたのを手始めに、6月までに全国で35部隊を配備し、将来的には全都道府県に最低1部隊を置く方針だ。
同庁によると、部隊は20人程度を想定し、水没エリアや斜面に強い水陸両用バギーや救命ボートのほか、これらを積載する「津波・大規模風水害対策車」、がれきなどを撤去する重機などを装備する。
隊員や機材の配置など、具体的な運用は各地の消防が担う。
昨年7月の西日本豪雨は、広島、岡山、愛媛3県を中心に土砂災害や洪水が発生した。
各地の現場で、「土砂崩れの現場に車両が入れない」といった理由から、救助に時間がかかったケースがあったといい、災害全般に対応する「緊急消防援助隊」とは別に、土砂・風水害に特化した部隊が必要と判断した。
同庁広域応援室は、「毎年のように大規模災害が起きる中、迅速に多くの人を助けるのが消防の使命。特殊車両を活用し、災害時により多くの人を救助したい」としている。
出典
『大水害専門の救助隊…全国で消防庁 バギーや重機装備』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190326-OYT1T50028/
(ブログ者コメント)
昨年11月、徳島県に水陸両用の災害対応車が消防庁から貸与されたという情報を紹介したが、それは、今回報じられた今年3月の徳島県「土砂・風水害機動支援部隊」発足に伴うものだったのかもしれない。
『2018年11月20日 徳島県北島町で水陸両用の災害対応車(消防庁が導入し徳島県と千葉県に貸与したもの)が公開された、岡崎市に配備されている水陸両用車と異なりスクリューもついている』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9093/
2019年3月28日6時58分に埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後4時25分ごろ、埼玉県狭山市中新田の不老川橋梁架け替え工事現場で、土木作業員の正木さん(男性、33歳)が作業車両に挟まれ、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、この日の工事を終えるため片付け作業中、同僚の男性作業員(51歳)が油圧ショベルのアーム部分を旋回した際、運転席後部と近くに止めていたダンプの荷台部分に正木さんの胸が挟まれたという。
事故当時は2人で作業をしていた。
警察で詳しい事故原因を調べている。
出典
『男性死亡…ショベルカーとダンプに挟まれ 橋の工事現場 同僚と2人で片付け作業中/狭山』
https://this.kiji.is/483757373196272737?c=39546741839462401
2019年3月26日19時4分にFNN PRIME(岩手めんこいテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前8時ごろ、住田町世田米にある畜産関連施設の敷地内で、重機を運転し舗装工事をしていた作業員がバックした際、近くにあった鉄橋の橋げたとハンドルの間に上半身を挟まれた。
この事故で、重機を運転していた盛岡市山王町の会社員・齊藤さん(男性、44歳)が病院に運ばれたが、およそ2時間後に死亡が確認された。
警察によると、現場の周辺では複数の同僚が作業をしていたが、齊藤さんは1人で橋の下の地面を踏み固める工事をしていた。
警察は同僚に話を聞き、事故のくわしい原因を調べている。
出典
『重機に挟まれ、44歳男性作業員死亡 住田町』
https://www.fnn.jp/posts/00072372MIT
3月26日19時16分にNHK岩手からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日朝8時ごろ、住田町にある畜産関連の施設の敷地で、重機を使って舗装作業をしていた盛岡市の会社員、齊藤さん(男性、44歳)が厩舎の2階から地面につながる橋の橋桁にぶつかり、上半身を挟まれた。
齊藤さんは病院に運ばれたが、およそ2時間後に死亡した。
警察によると、齊藤さんは当時、同僚と舗装工事を行っていて、重機をバックさせていたところ挟まれたという。
齊藤さんは、その後、病院に運ばれたが、およそ2時間後に出血性ショックのため死亡した。
警察は、当時の詳しい状況や現場の安全管理に問題がなかったか調べている。
出典
『道路舗装工事中に事故 男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20190326/6040003829.html
2019年3月26日12時52分にNHK岩手から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前2時半ごろ、普代村小谷地で整備が進んでいる三陸沿岸道路、「野田久慈道路」のトンネルの掘削工事の現場で、壁の一部が崩れた。
この事故で、作業にあたっていた会社員の川端さん(24)の腹部から下の部分が、崩れてきた土砂の下敷きになった。
川端さんは近くにいた同僚に救出されたが、意識不明の状態で病院に運ばれ、およそ1時間半後に死亡が確認された。
警察によると、現場では25日夜7時ごろから火薬を使った掘削工事を行っていて、川端さんは7人の同僚とともに作業にあたっていた。
7人にはけがはなかった。
「野田久慈道路」は、普代村と久慈市をつなぐ全長25kmの自動車専用道路になる予定で、警察によると、事故が起きたのは工事中の沢向トンネルの普代村の中心部に近い、入り口から85mほどのところだという。
警察は、会社や同僚から話を聞くなどして、現場の安全管理に問題がなかったかなど、事故の詳しい状況や原因を調べている。
出典
『トンネル工事で土砂崩れ男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20190326/6040003825.html
3月27日付で河北新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、川端さんはトンネル内で整地作業をしていた。
出典
『トンネル内部で土砂崩落、作業員死亡』
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190327_33025.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。