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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2024428150分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

最大震度5弱以上の地震が予測された際、NHKがテレビやラジオで流す緊急地震速報のチャイム音「チャラン チャラン」という旋律。

騒がしい場所でもくっきりと聞こえ、恐ろしく感じるのはなぜだろうか。

チャイム音を作ったのは、「福祉工学」を研究する東京大名誉教授の伊福部達さん(78)。
ゴジラのテーマの作曲者として知られる故・伊福部昭さんのおいに当たる。

伊福部さんによると、緊急地震速報のチャイムには、音程が短い時間で急激に変わる旋律が使われている。

音は振動として伝わり、耳の奥で振動が電気信号に変換され、脳に伝わる。

この経路で、音の変化を抽出する機能が働いているため、雑音の中でも、聴力が衰えても聞き取りやすいという。

例えば「キャーッ」という悲鳴や赤ちゃんの泣き声、雌ザルが雄ザルを引きつけるために出す鳴き声もそうした音の一種で、「FM音」と呼ばれるという。

「哺乳類では、FM音が危険を知らせる刺激として働いている」と伊福部さんは説明する。

伊福部さんは2007年にNHKからチャイム音作成の依頼を受け、

▽緊急性を感じるか
▽不快感や不安感を与えないか
▽騒音下でも聞き取りやすいか
▽軽度の聴覚障害者でも聞き取れるか

などを不可欠の条件とした。

そして、この条件を満たす旋律として、大学院時代に研究したFM音を思いついた。

「単なるブザー音よりも、メッセージ性がある音楽がいい」と、叔父の昭さんが手がけた交響曲「シンフォニア・タプカーラ」の第3楽章の最初の和音に着目。

キーを変えると「ド・ミ・ソ・シ♭・レ♯」という和音になり、「レ♯」が緊張感を与えていたことから、この和音をベースにチャイム音を作ることにした。

最終的に5候補に絞り、先天性の重度難聴者や加齢性難聴者、子どもや大人を含む19人を対象に評価実験を行い、不協和音を含む現在のチャイム音に決まった。

タプカーラとはアイヌ語で「立って踊る」という意味だ。

「立ち上がって避難する。チャイム音にぴったりでしたね」と、伊福部さんは語る。

https://mainichi.jp/articles/20240425/k00/00m/100/221000c

 

(ブログ者コメント)

違和感なく、地震発生を緊張感をもって伝えてくれている現在のチャイム音。

調べてみれば、伊福部氏は音楽家ではなく、報道のとおり福祉工学の研究者だった。
東京大学先端科学技術研究センターの研究者紹介欄には、以下のように書かれている。

「約50年にわたり障害者・高齢者を支援する福祉工学分野を開拓し、心理生理学の基礎科学とバーチャルリアリティやロボットなどの応用技術が循環する研究方法論を構築すると共に、開発機器を実用化に導いてきた。・・・
なお、NHKの依頼により、難聴者に聞き取りやすい「緊急地震速報チャイム」を作成し、障害者や高齢者の災害予防にも貢献している。
・・・」

NHKは、障碍者や高齢者にも聞き取りやすい音を・・・という趣旨で、音楽家ではない氏にチャイム音の作成を依頼したのかもしれない。

 

 

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20244271536分にFNN PRIME(鹿児島テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今年1月8日の午後1時50分ごろ、沖縄から鹿児島へ向かっていたフェリークイーンコーラルクロスが、沖永良部島の和泊港に寄港する際、消波ブロックに衝突しました。

乗員27人と乗客262人にけがはありませんでした。

国の運輸安全委員会は、25日、事故報告書を公表しています。

報告書によりますと、エンジンに燃料を送る制御装置と、操縦ハンドルの連結部分に異物が混入していました。

エンジンを逆回転させ船を減速しようとしたところ、連結部に異物が入り込み、燃料制御器が作動せず、燃料が供給されなかったためエンジンが停止し、消波ブロックに衝突した可能性が高いとしています。

異物は潤滑油の注入作業などの際、混入した可能性があるとしています。

再発防止策として、操縦ハンドルの作動確認を定期的に行うことや異物の混入を防ぐためにプラグなどを取り付けることをあげています。

https://www.fnn.jp/articles/-/691975 

 

※以下は3月27日付の事故報告書抜粋。

(2) 主機の燃料制御機構の状態に関する情報

p6/11

③ 機側操縦ハンドルは、本件連結部を開放したとき、同ハンドルのみが外れ、同ハンドル上端に圧入されたブッシュがシャフ トに固着して残った状態であった。

ブッシュ内部の摺動面には、円周方向の傷及び汚れ跡があり、特に、注油穴付近に同傷が確認されたので、本事故当時、異物が本件連結部の間に混入した状態で噛み込んでいたと推測された。

なお、機側操縦ハンドル及びブッシュの注油穴は、ふだんから開放されたままとなっており、ブッシュが回って注油穴にズレが生じていた。 (図5 参照)



https://www.mlit.go.jp/jtsb/ship/rep-acci/2024/MA2024-4-18_2024nh0003.pdf 

 

 

 

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20244271857分にYAHOOニュース(中国放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

27日午後、広島市中区のビルで、男性が足場を組む作業中に死亡する事故がありました。

 【写真を見る】ビルで足場を組む作業中に感電か 作業員の男性(29)が死亡 広島・中区

消防によりますと、27日午後3時半ごろ、広島市中区幟町で、「高さ14メートルの足場の上で作業員が感電している」と、同僚から通報がありました。

この事故で、広島市佐伯区に住む29歳の作業員の男性が消防に救助され、病院に運ばれましたが、およそ1時間45分後に死亡が確認されたということです。

当時、男性は他の作業員2人とビル解体のための足場を設置していたということです。

警察は、他の作業員が音と光を見たという証言もあることなどから、男性が足場の設置中に、近くの電線に触れて感電した可能性があるとみています。

警察が、事故の詳しいいきさつ調べています。



https://news.yahoo.co.jp/articles/7c9b2f03bbdb0991b1e5a6d396a96392c5762c7a

 

(ブログ者コメント)

足場の直近に変圧器や電線がある、かなり危険度の高そうな現場だ。

どの電力会社も、電線近接作業時には連絡してくださいとアナウンスしているが、この解体業者or足場設置業者は事前に相談したのだろうか?
 アナウンス例)中国電力からのクレーン近接作業時の注意点説明リーフレット。
 
https://shizuoka-crane.jp/dl/02chubudenryoku20190124.pdf

 

 

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2024427620分に北海道文化放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北海道新ひだか町のゴルフ練習場で426日、樹木を剪定(せんてい)していた男性が脚立から転落し、死亡しました。

事故があったのは新ひだか町静内真歌のゴルフ練習場で、26日午前930分ごろ、「作業中の男性が高所から転落した」などと、施設関係者から119番通報がありました。

消防が駆け付けた際には、同町に住むアルバイト従業員の男性(73)が頭や耳付近から血を流して倒れていて、病院に搬送されましたが、その後、死亡しました。

警察によりますと、男性は止めた軽トラックの荷台に脚立を立て、その上にのぼって枝を切っていました。

男性は作業中にバランスを崩し、約3メートル下のアスファルトの地面に転落し、頭などを強打したとみられています。

男性はゴルフ練習場の設備管理として勤務していて、当時は数人で剪定作業に当たっていました。

警察が当時の状況などを詳しく調べています。

https://www.uhb.jp/news/single.html?id=42227

 

 

 

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20244251525分にYAHOOニュース(読売テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

滋賀県の近江八幡市立総合医療センターは25日、当時生後6か月未満だった乳児に対し、本来投与すべき薬とは違う薬を投与する医療ミスがあったと発表しました。

乳児は一時入院しましたが、現在は回復していて、命に別条はないということです。

近江八幡市立総合医療センターによりますと、先月、近江八幡市内に住む生後6か月未満の乳児が聴力検査のため耳鼻咽腔科を受診した際、本来であれば検査前に「トリクロリールシロップ」という鎮静剤を投与すべきところ、いぼの治療などで使用する「80%トリクロロ酢酸液」を准看護師が誤って投与しました。

准看護師は、名前が似ていることから誤って投与した可能性があるということです。

乳児は帰宅後、いびきがひどく、口の中に炎症を起こしていたことから、保護者が再度乳児を受診させました。

乳児は10日間にわたり入院しましたが、すでに回復し、退院しているということです。

また、あごの皮膚をやけどして赤く痕が残り、経過観察するとしています。

准看護師は30年以上、この病院に勤務するベテランでしたが、すぐに担当医らに伝えず、初期治療が遅れたということで、「確認が不十分だった。子どもさんに非常につらい思いをさせて、お父さんお母さんについても申し訳なく思っている」と話しているということです。

■「知っておくべき医薬品の名称など知識が不十分だった」

病院の院長らは25日午後に記者会見を開き、「このような事例はあってはならないこと。知っておくべき医薬品の名称など知識が不十分だったことから起こったことで、直ちに対処できなかった現場の対応が非常に悪かった」と釈明しました。  

病院側は乳児の家族に謝罪した上で、「事故の発生原因・要因の分析・検証を行っている」と説明し、酢酸液を外来で管理せずに薬剤部で管理するなどの措置をとったほか、今後、名前が似た薬剤の誤投与を防ぐ策や職員への研修会を実施するとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fe742dd149e0a1dc99b86f188a6c7888c41c96d8 

 

4251843分に京都新聞からは、誤投与時に乳児は泣いて吐き出したが様子を見に来た看護師に准看護士は大丈夫とのみ答えた、ごみ箱に誤投与液入り注射器が残っていたので問い詰めた結果発覚したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

近江八幡市立総合医療センター(滋賀県近江八幡市)は25日、同市の6カ月未満の乳児に誤って強酸性の薬剤を飲ませて、口の中とあごにやけどを負わせる事故があったと発表した。

乳児は10日間入院し退院したが、唇の下に赤みが残っており、経過観察をしている。

センターによると、乳児は聴覚障害の疑いがあり、聴力検査のために3月11日、母親と耳鼻咽喉科を受診。

眠らせるため、鎮静剤の「トリクロリールシロップ」を飲ませるべきところ、外来所属の50代の女性准看護師が同科の冷蔵庫にあった「80%トリクロロ酢酸液」を注射器で口から飲ませた。

乳児は泣いて吐き出したが、約1ミリリットルを投与したと推測される。

泣き声がしたので他の女性看護師が「大丈夫?」と聞いたが、准看護師は「大丈夫」とのみ答えた。

この直後に准看護師は同じフロアの小児科に正しいシロップを取りに行き、予定された5ミリリットル分を投与。

その後、乳児らは帰宅したが、機嫌が悪く、哺乳不良が続いたことから、当日夜と翌日に2度小児科を受診。

翌日から気道狭窄(きょうさく)の疑い、口腔(こうくう)粘膜障害で入院した。

酢酸液は、いぼの治療のために塗って使う強い酸性の薬。

診察室のごみ箱に酢酸液が入った注射器が残っており、センターが准看護師に問いただしたところ、誤投与が判明。

「同じ薬だと思った」「確認が不十分だった」と話しているが、いつ誤りに気付いたかなど、不明瞭な点もあるという。

センターは、准看護師が酢酸液の存在を知らずに、鎮静剤と取り違えたとみている。

センターの幹部が両親に謝罪。

保護者側は滋賀県警に相談し、県警は捜査を進めている。

センターは准看護師を自宅待機にし、再発防止の研修を受けさせている。

白山院長は、「普通起こりえない事故であり、二度と起きないよう信頼回復に努める。患者やご家族にご迷惑、心配をおかけした」と謝罪した。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1243549

 

 

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20244261735分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

25日午後4時前、四日市市にある「コスモ石油四日市霞発電所」で、協力会社の作業員2人が、ボイラー施設の中で清掃作業を行っていたところ、ボイラー内に組まれた足場のおよそ20メートルの高さから転落しました。

警察によりますと、転落したのは、四日市市の濱本さん(男性、42歳)と、広島県三原市の河原さん(男性、33歳)で、搬送先の病院で午後5時半ごろ、死亡が確認されました。

この事故を受けて、警察や労働基準監督署は、発電所の担当者などの立ち会いのもと、26日午前9時半ごろから現場を調べました。

そしてボイラーの中で、足場が一部崩れているのを確認しましたが、危険なため、ボイラーの中には立ち入らなかったということです。

警察によりますと、当時、ボイラーの清掃は19人で行っていて、そのうち17人がボイラー内で作業をしていましたが、2人のいた足場が落下し、およそ20メートルの高さから転落したということです。

警察や労働基準監督署では、事故の原因や当時の作業の状況について、引き続き詳しく調べることにしています。

コスモ石油四日市霞発電所で作業員が転落し死亡した事故を受けて、発電所の親会社に当たる「コスモエネルギーホールディングス」の広報では、「ご遺族の方には謹んでお悔やみを申し上げます。関係官庁の調査が行われている状況であり、弊社としては調査に全面的に協力しております」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20240426/3070012763.html

 

426130分にNHK NEWS WEBからは、灰を取り除く作業中に突然、足場の一部が崩れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察や会社によりますと、ボイラーは発電用タービンを回すための蒸気を発生させるもので、当時、ボイラー内では定期点検に伴い、10人以上が灰を取り除く作業などを行っていて、突然、2人がいた足場の一部が崩れたということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240425/k10014433421000.html

 

 

 

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20244301555分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

宮城県内の小中学校で給食の牛乳を飲んだ児童生徒ら600人超が体調不良を訴えた問題で、この牛乳から体調不良を起こす原因菌は、製造会社側の調査では見つからなかったことがわかった。

工場がある仙台市の保健所がさらに調べている。

牛乳を製造したのは東北森永乳業(仙台市)で、調査にあたった親会社の森永乳業(東京都港区)が30日、朝日新聞の取材に明らかにした。

問題となったのは425日の給食の牛乳。

宮城県内の12市町の小中学校で提供され、複数の学校から「いつもと違う味がする」と指摘があった。

朝日新聞の取材では、仙台、岩沼、名取、多賀城の各市などの600人超が腹痛や吐き気などを訴えた。

森永乳業が学校から引き取った牛乳や保存サンプルを調べたところ、こうした症状を引き起こす大腸菌群や黄色ブドウ球菌とも「陰性」で、製造工程や製造設備にも普段と異なる点がなかった。

学校までの輸送状況も調べたが、温度管理も普段と同じだったという。

同社は取材に対し、「自社でできる検査は終了した。ご迷惑とご心配をおかけし、申し訳ない」と改めてコメントした。

一方、仙台市保健所は25日以降立ち入り調査を実施している。

児童生徒に検便を求めるなどして、原因を調べている。

https://www.asahi.com/articles/ASS4Z1R7PS4ZUNHB007M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n

 

(ブログ者コメント)

牛乳の味に違和感を覚えたが原因は分からなかったという事例は過去にも起きている。
本ブログでも何件か紹介スミ。

それにしても、タマに報じられる牛乳異変。
以下の一般社団法人Jミルクのリーフレットでは出荷前に検査しているということだが、味の確認はしていないのだろうか?
 https://www.j-milk.jp/findnew/chapter2/0201.html

 

 

 

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2024424652分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

有害性が指摘されている有機フッ素化合物の「PFOS」などについて、アメリカ環境保護局は、飲料水に含まれる濃度の新たな基準値を決めました。

日本の環境省による水質管理の暫定的な目標値より厳しいものとなっていて、県は今後、国の対応を注視していくことにしています。

有害性が指摘されている有機フッ素化合物の「PFOS」と「PFOA」についてアメリカ環境保護局は、飲料水に含まれる濃度の新たな基準値をいずれも1リットル当たり4ナノグラムに決めたと、今月発表しました。

日本では、環境省による水質管理の暫定的な目標値が、1リットル当たり「PFOS」と「PFOA」を合わせて50ナノグラムとなっていて、これを下回る厳しいものとなっています。

このほか、日本ではことし2月から規制対象に追加された有機フッ素化合物の「PFHxS」について、アメリカ環境保護局は、新たな基準値を1リットル当たり10ナノグラムと決めました。

「PFOS」と「PFOA」については、環境省が日本国内での正式な目標値などを設ける方向で検討を進めています。

沖縄県内では、アメリカ軍基地周辺の河川や地下水などで環境省による暫定的な目標値を超える値が相次いで検出されていることから、県は今後、国の対応を注視していくことにしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20240424/5090027559.html

 

ちょっと前、2024411189分に日本経済新聞からは、米国では水道会社に対し3年以内に測定し、基準を超えた場合には5年以内に削減を求めるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

米環境保護局(EPA)は10日、人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物「PFAS」について、飲料水における含有基準を決めた。

日本が定めた暫定基準値の1割未満に相当する厳しい水準にした。

米連邦政府がPFASを巡り、強制力のある基準を定めるのは初めて。

PFAS規制を巡る日本の議論にも影響を及ぼす可能性がある。

EPAPFASのなかで毒性が強い「PFOS」と「PFOA」の基準値を1リットル当たり4ナノ(ナノは10億分の1)グラムと定めた。

強制力のない目標値はゼロにした。

両物質の合算で同50ナノグラムとする日本の暫定基準を大幅に下回る。

PFNA」や「PFHxS」など他の3種類のPFASと、2種類以上のPFASの混合物質についても、基準値を1リットル当たり10ナノグラムと定めた。

新規制は全米66000の水道システムが対象となる。

水道会社には今後3年以内に飲料水中のPFAS量を測定し、情報を公開するよう求める。

基準を超えるPFASが測定された場合、5年以内に削減するよう対応を求める。

EPAは、新基準に対応が必要となる水道システムを全体の1割程度と推定している。

対応費用は全体で年間およそ15億ドル(約2300億円)と見積もった。

EPAは新規制で「PFASにさらされる人が約1億人減り、数千人の死亡を防ぎ、数万人の重篤な病気が減る」と理解を求めた。

水道を運営する州や自治体に対し、PFAS検査や対応を支援するため、約10億ドルを提供する。

水道事業者が加盟する非営利団体の米国水道協会(AWWA)は声明を出し、「公衆衛生を保護する強力な飲料水基準を支持する」と、規制の設定に支持を表明した。

新基準に対応するための費用負担はEPAの試算値の「3倍以上になる」と指摘し、多くの地方で水道料金の値上げにつながると懸念を示した。

バイデン政権は2021年の発足以来、PFASの規制強化に取り組んできた。

EPA2110月、飲み水や産業製品、食品などに含まれるPFAS量を調べたり、飲料水の安全基準を引き上げたりするなど、3年の工程表を公表した。

毒性が強い6種類のPFASを有害物質に指定し、規制の枠組みづくりを進めてきた。

直近では、PFAS汚染に企業の責任を問う動きも広がる。

23年には、公共水道システムのPFAS汚染の責任を問う訴訟で、製造元の米化学大手スリーエムとデュポンが相次いで巨額の和解金の支払いに合意した。

 

▼有機フッ素化合物「PFAS」 

4700種を超える有機フッ素化合物の総称。
数千年にわたり分解されないため、「永遠の化学物質」とも呼ばれる。

水や油をはじき、熱に強いなどの便利な性質から、消防署で使う消火剤や、フライパンの焦げ付き防止加工まで、幅広い産業品や日用品に使われてきた。

PFASのうち「PFOS」と「PFOA」は毒性が高いとされている。

自然界に流出すると、土壌に染み込むなどして広範囲に環境を汚染する。

環境省が国内の河川や地下水への含有量を調べた結果、2022年度は東京、大阪、沖縄など16都府県の111地点で国の暫定目標値を超えていた。

沖縄県では過去にも米軍嘉手納基地周辺の河川や浄水場などで検出されており、健康被害への不安が根強い。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN10EIA0Q4A410C2000000/

 

 

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20244241858分にYAHOOニュース(テレビ宮崎)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日、宮崎県西都市で軽乗用車が潜水橋から川に転落し、運転していた63歳の男性が死亡しました。

道幅が狭く、ガードレールなどがない潜水橋では、過去にも転落事故が起きています。

(早瀬記者) :
「軽乗用車が転落した千田潜水橋に来ています。
ご覧の通り、両手を広げたのと同じくらいの幅で、私では怖くて車で渡ることができませんでした。
しかし、地域住民にとっては重要な生活道路です。」

一ツ瀬川に架かる西都市調殿の千田潜水橋。

23日、この橋から転落した軽乗用車が見つかり、車内から63歳の男性が救出されましたが、その後、死亡が確認されました。

幅は2.5メートル。
ガードレールなどもなく、運転操作を誤ると川に転落する危険があります。

利用者は…。

(地域住民) :
「この橋は毎日使う。」
「渡る時不安はない。慣れてるから。慣れてない人は不安があるかもしれない。」

千田潜水橋を管理する西都市は、区画線を引いたり、夜間は明かりを灯したりして通行しやすいようにしていますが、ガードレールなどの設置はできないと言います。

(西都市建設課 丸山係長):
「水に浸かると、だいぶ橋がうねる。
川幅が狭いため、流速も速い。
柵に流木が引っかかって、橋本体への影響が出る可能性があるので、なるべくない方がいいと考えている。」

また、橋を建て替えることは予算の面で難しいことから、西都市では、きのうの事故を受け現状できる対策を進めたいとしています。

(丸山係長) :
「地元住民への注意喚起と、視認性のある中抜き赤白のポール設置を検討している。」

潜水橋での転落事故は過去にも発生しています。

去年4月、高鍋町にある潜水橋・竹鳩橋でトラクターが転落し、76歳の男性が亡くなりました。

竹鳩橋は東九州自動車道の高鍋インターチェンジに近いことから交通量が多く、通学路としても利用されています。

橋の特性上、抜本的な対策を行うことが難しい反面、地域の住民には欠かせない生活道路となっている潜水橋。

26市町村に取材したところ、県内には市町村道の潜水橋が合わせて24本あるということです。







https://news.yahoo.co.jp/articles/c96b32b25e16acba663aa101d08f0f7b79f80949

 

 

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20244231725分にテレビ新広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午後1時前、広島市中区田中町で、目撃者から「年齢不明の男性が燃えている」と119番通報がありました。

【目撃した人】
「びっくりだよ。行ったら(人が)焼けてたから水をもっていった」

消防車4台が出動しましたが、火はすでに消されていて、高齢とみられる男性1人がやけどを負い、病院に搬送されました。

男性は意識はあり、会話もできるということです。

警察によりますと、男性はタバコの火が消えていないことに気づかずタバコをポケットに入れたため、服に火が燃え移ったとみられています。

警察は、携帯灰皿に入れていたかなど、経緯を詳しく調べています。

https://www.tss-tv.co.jp/tssnews/000023871.html

 

 

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20244231710分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午前11時50分ごろ、加西市繁昌町にある「福山通運」の支店の倉庫で「フォークリフトが横転して人が挟まれている」と支店の社員から警察に通報がありました。

この事故で、運転していた福山通運の社員、小嶋さん(38)がフォークリフトの下敷きになり、意識不明の重体で病院に搬送されましたが、およそ1時間半後に死亡しました。

警察によりますと、当時、フォークリフトには荷物を積んでいなかったということですが、フォークの部分を最も上まで上げた状態で走行していたところ、天井に接触して横転したということです。

警察は、近くにいたほかの作業員からも話を聞くなどして、事故の状況を詳しく調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20240423/2020025074.html

 

4231555分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、フォークのツメの部分がひっかかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日正午前、加西市繁昌町にある「福山通運加西支店」の敷地内で、「フォークリフトが 倒れて人がはさまれた」と作業員から110番通報がありました。

警察によりますと、38歳の作業員の男性が運転していた荷物の運搬に使う車両である「フォークリフト」が横転。

男性は運転席から投げ出され車体の下敷きとなり、意識不明の重体で病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。

当時、車両の前方についている「フォーク」と呼ばれるツメの部分があがったままになっていて、それが倉庫の天井にひっかかり、車体がバランスを崩したと見られるということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f569a1e96b369651ce23de25a9a22192303d6a95

 

 

 

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202442270分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

中小企業でホームページ(HP)を乗っ取られる被害が全国的に多発している。

大阪商工会議所の調査では、7割弱のHPに危険性が認められた。

万一乗っ取られれば、個人情報が抜き取られたり、取引先のネットワークをウイルス感染させて損害賠償を求められたりと、企業の存続が脅かされてしまう。

官民一体となって国内のサイバー環境を強固にしなければ、有事の際に脆弱(ぜいじゃく)な中小企業のHPが攻撃され、日本経済の屋台骨が揺らぎかねない。

昨年8月、鹿児島県内で「鹿児島餃子の王将」を展開する鹿児島王将(鹿児島市)のHPが突然、弁護士事務所の名で「業績悪化のため破産手続きを始めた」などと改竄(かいざん)され、HPを乗っ取られるリスクが広く知られるようになった。

同社はすぐ改竄に気づき、取引先に「破産は事実無根」と連絡したため大きな実害はなく、自社HPを通じてコンピューターウイルスがばらまかれた形跡もなかった。

稲盛社長は、「思いもしなかった被害でしたが、サイバーセキュリティーのいい勉強になりました」と打ち明ける。

こうした事態を受け、会員に多くの中小企業を抱える大商は昨年、無料ソフト「WordPress(ワードプレス)」で作成されたHPを対象に、立命館大と全国調査に乗り出した。

ワードプレスは、専門知識がなくても手軽にHPを作成できることから、国内シェア約8割を誇る。

その半面、利用者の多さからサイバー攻撃の標的になりやすく、特にワードプレスのバージョンが古かったり、HP編集者のパスワードが簡単で推測されやすかったりすると、改竄されるリスクは飛躍的に高まるという。

多くの中小企業は「大金をはたいて外部業者にHP作成を依頼するより、ワードプレスなら無料で作成できる」と喜んだのではないか。

だが、セキュリティー強化の手間を惜しむと、不正アクセスされてしまう。

こうした状況を打破しようと立ち上がったのが、全国515の商議所で最もサイバーセキュリティー対策に力を入れていると評される大商だ。

情報専門の部署を置く商議所は全国に4~5カ所しかなく、中でも大商はかつて所内に巨大コンピューターを設置していたほど手厚い。

今回の調査結果をひもとくと、66%のサイトに「改竄や不正プログラムが埋め込まれる危険性」が認められた。

具体的には、HP編集者のユーザー情報やログインページがインターネット上で誰でも閲覧できるようになっていた。

こうした不注意な編集者の場合、ユーザー名は「Staff」「Kanri」、パスワードは「Password」など推測されやすい安易な言葉を使っているケースも多く、「HPを乗っ取られる危険性が非常に高い」(大商経営情報センターの登坂氏)という。

攻撃者がHPを改竄する意図について、同センターの古川次長は、「閲覧者に気づかれないよう巧みに攻撃者のサイトに誘導した上、架空の商品を売ってお金をだまし取ったり、閲覧者の個人認証情報(アカウント)を盗んで勝手に買い物をしたりする犯罪が増えている」と分析する。

さらに、乗っ取られたHP開設者は被害者で終わらず、「取引先がお金をだまし取られたり、個人情報を抜き取られたりした場合は、損害賠償を請求される加害者にもなり得る」と打ち明ける。

その上、攻撃者から「HPを元に戻してほしければ、〝身代金〟を支払え」と求められる恐れもある。

大商の鳥井会頭(サントリーホールディングス副会長)は、記者会見でこう力を込めた。

「政府高官から『万一の有事の際、まず最初に狙われるのはサイバー空間』とうかがった。
中小企業にとっても、サイバー攻撃は経営の大きなリスクファクターなので、セキュリティーの重要性を啓発したい」

中小企業のセキュリティー意識向上の動きが大阪から広がれば、大商のプレゼンス(存在感)も一層高まるはずだ。

https://www.sankei.com/article/20240422-5XFEH6UHNRKLFCL3E5UEZAL4BI/

 

 

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20244221843分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

札幌市営地下鉄の南北線で22日、タイヤがパンクするトラブルがあった。

けが人はいなかったが、一部区間が午後2時すぎから終日運休するなど混乱した。

市交通局によると、午前11時すぎ、南北線の麻生発真駒内行き(6両編成)が北24条駅を過ぎたところで、線路の「パンク検知装置」が作動。
徐行運転をして終点まで向かった。

車両基地で点検したところ、前から5両目のタイヤ1本のパンクが判明した。

交通局によると、パンクは珍しいという。

タイヤホイールの変形も確認された。

また、麻生―北24条駅間での点検も実施。

更新工事中の麻生駅南側のポイントの不具合がパンクの原因とわかった。

当該区間は午後2時15分から終日運休し、代行バスで乗客を輸送した。
24条―真駒内間は折り返し運転となった。

札幌の地下鉄は、日本の地下鉄で唯一、「ゴム製のタイヤ」を使っている。

札幌市交通局はゴムタイヤを採用している理由について、2023年の朝日新聞の取材に以下のように答えている。

「ゴムタイヤは粘着性が良く、加速性や制動性に優れています。
南北線の平岸―南平岸間が急勾配になっているのですが、それに対応できます」

 「ほかにも、かつての交通局長が視察先であるパリのゴムタイヤ式地下鉄を見学して感動したというのも、理由として挙げられます」

ゴム製のタイヤを使っていることに起因して、駅構内で待っていると「チュンチュン音」が響くことでも知られている。

https://www.asahi.com/articles/ASS4Q30RKS4QIIPE011M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n

 

4222035分にNHK北海道からは、老朽化のため使われていなかったポイントの不具合でパンクしたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

札幌市営地下鉄を運行する市交通局が調べたところ、麻生駅の南側にある走行路を切り替えるポイントに不具合が見つかり、これがパンクの原因だと見られるということです。

公開された写真ではタイヤの側面に大きな亀裂が入り、ホイールが変形している様子が確認できます。

ただ、このポイント部分は老朽化のために今月1日から使われておらず、パンクがどのようにして起きたのかは分かっていないとしています。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20240422/7000066472.html

 

4231623分にYAHOOニュース(STV)からは、浮き出る仕組みのポイントが何らかの原因で浮き出てしまった、当時麻生駅周辺では古くなった設備の更新工事が行われていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

札幌市交通局によりますと、パンクの原因は車両の進路を切り替えるポイントの不具合にありました。

地下鉄は、進行方向を決める際に線路中央にある「ポイント」が浮き出る仕組みです。

麻生駅付近には2本の線路が合流する地点があり、事故はこの合流地点で発生しました。

事故当時、使わないポイントが何らかの原因で浮き出てしまったため、進行方向右側のタイヤと接触し、パンクにつながったとみられています。

当時、麻生駅周辺では古くなった設備を更新する工事が行われていました。

札幌市は引き続き、なぜ使わないポイントが浮き出たのか調べていて、再発防止に努めたいとしています。





https://news.yahoo.co.jp/articles/d7ce727eb6cf8e3e7317ef2ab41e042c5fec2d08

 

4242120分に朝日新聞からは、ポイント更新工事にあたり固定していた部材の一部が車両の振動などでずれたらしい、ポイント更新工事は昨年度も同様な方法で行っていたがトラブルはなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今回の事故は、列車の進路を変更するための装置「ポイント」のうち、麻生駅南側に設置されていたものの不具合が原因。

1978年の南北線延長時から使っており、事故当時、更新工事を実施していた。 

ポイントは通常、走行路に埋め込まれ、必要な時にモーターなどでせりあがる仕組み。

更新工事にあたり、3分割してせりあがらないように固定する措置をしていたが、部材の一部が車両の振動などでずれ、路面の上に突出したとみられる。

そこに車両のタイヤが接触し、パンクしたと推測されるという。

パンクが見つかった車両は6両編成で、タイヤは96本ついていた。
1
本がパンクしても運行に直ちに支障は出ないという。

運転手はパンクを検知後、規則に沿って徐行運転で終点まで向かった。

後続車両の運転手も速度を落とした上で、当該ポイント付近を目視で確認。
異状は確認されなかったため、その後は通常運行を続けた。

市交通局はすでに原因となったポイントの部材を撤去し、新しいものに取りかえた。

更新工事は来年度以降も続くといい、今後、撤去したポイントを調べ、工事の設計図や構造に問題がなかったか詳しく検証する。

昨年度も同様の手法で更新工事をしていたが、トラブルはなかったという。

https://www.asahi.com/articles/ASS4S3WJQS4SIIPE001M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n

 

4241856分にYAHOOニュース(HTB)からは、転てつ器交換工事で取り外した部材を線路の隙間を埋めるため再利用していたが、その部材が飛び出したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

札幌市交通局は24日、原因を発表しました。

札幌市交通局 池田・技術担当部長:
「旧案内軌条を3分割にし、そのうちの1つを走行面を埋めるために(部材を)設置。
車両の振動等によりずれて走行路面より上に突出したため、車両のタイヤと接触」

麻生駅と北34条駅の間では、50年近く経過した転てつ器の交換工事が2年前から行われていました。

市交通局は線路の隙間を埋めるため、取り外した転てつ器の部材を再利用していましたが、その部材が何らかの原因で線路の上に飛び出し、タイヤにあたったことがパンクの原因だったと明らかにしました。

しかし、部材が飛び出した理由はわかっていないということです。





https://news.yahoo.co.jp/articles/81b34527fc5d373fbe339bba6fe7734103e3a76d

 

(2024年6月11日 修正1 ;追記)

202461150分にYAHOOニュース(STV)からは、タイヤ採用理由とされる急勾配は旧定山渓鉄道線路跡地を利用することで建設費を抑えたからなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

なぜタイヤなのか、STVはかつて、その理由を取材していました。

(札幌市交通局 大谷地検修係 阿部さん):
「こちらが地下鉄では日本唯一となるゴムタイヤになります。
鉄輪に比べて粘着性が非常にいいので、鉄輪ではスリップするような場合でも、急発進や急減速ができる」

ゴムタイヤは、加速や減速をしやすいといったメリットに加え、もう1つ大きな理由がありました。

それは、傾斜に強いという点です。

札幌市の地下鉄は1971年に南北線が開通しました。

当時は北24条駅から真駒内までの12.1キロ。
平岸駅を越えたあたりから地上のシェルターへと上がります。

これは、旧定山渓鉄道の線路跡地を利用していたからです。

なぜ地上に出たのかというと、地下を通すよりも建設費を低く抑えられるためでした。

車両が地下から地上にのぼる平岸駅から南平岸駅にかけて急こう配となっているため、傾斜を上りやすいゴムタイヤが採用されたのです。

さらにもうひとつ、特徴的なことがあります。

南北線や東西線、東豊線でも、車両が走るときに「チュンチュン」と音が鳴ります。

その原因となっているのが、車両からの電気を外に逃がす部品です。

鉄の車輪は電気をそのまま外に逃がせますが、電気を通さないゴムタイヤの場合は、電気を逃がすための特別な部品が必要なんです。

この部品とレールがこすれることで、特徴的な「チュンチュン」という音が出るのです。

まさに、ゴムタイヤを採用している札幌の地下鉄でしか聞くことができない音です。

専門家は地下鉄のタイヤ走行をこう分析しています。

(江戸川大学 大塚良治教授)
「スピードは鉄輪に比べて出ない。
あれだけ大きな車体をゴムタイヤで支えるわけですから、どうしても鉄道車両に比べるとスピードは劣る。
他の鉄道との乗り入れが事実上、不可能になる。
東京や大阪では地下鉄は他の路線に乗り入れているが、札幌では不可能なので、閉じた空間で路線が運営せざるを得ない。
ただレールだと、脱線事故もあります。そういう心配はないので走行は安定する。
トータルで考えれば、(ゴムタイヤの)メリットは小さくない」

大塚教授は、今回の事故原因の調査をしっかりと行うことが重要だと指摘した上で、独立採算制を採っている札幌市営地下鉄が、今後の人口減少社会を迎えるなか、東豊線の赤字を抱えながらも安全性を担保していけるのか考えていくべきだと話していました。

札幌市営地下鉄は独自の路線を貫いているということがわかりましたが、開業から半世紀で、更新やメンテナンスは欠かせません。

今後も、南北線さっぽろ駅のホーム増設工事など、再開発が予定されています。

利便性の向上や収支への向き合いなど、重要な視点ですが、そのベースに「安全」が求められることは言うまでもありません。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fc12322744f1509f8d9ecc7495616f2e1d74da7e

 

  

 

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2024421110分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

京急電鉄(横浜市西区)は19日、運転士(48)が列車を運転中、急病などでハンドルから手が離れた際に非常ブレーキがかかる保安装置に細工をし、作動しないようにしていたと発表した。

同社の聞き取りに運転士は、「運転中に眠気をもよおし手が離れて非常ブレーキがかからないようにしたかった。1年ほど前から繰り返していた」と話しているという。

同社によると、運転士は今月5日午後、両手で握るT字形のハンドルにヘアゴムを巻き付け、保安装置が作動しないようにして運転していた。

乗務経験17年で、体調不良や病気などはないという。

定期巡回していた運転業務指導担当者が見つけ、発覚した。

同社は運転士を業務から外し、処分を検討しているといい、「お客様に深くおわび申し上げます。本件を厳粛に受け止め、再発防止に取り組んでまいります」とコメントした。

https://www.asahi.com/articles/ASS4N4H4NS4NULOB00KM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n

 

4191957分に読売新聞からは、運転士は眠気がつらくなった時に非常ブレーキがかかることで乗客に迷惑をかけたくなかったと話している、抜き打ち巡回時に発覚したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

京急電鉄は19日、運転士(48)が列車を運転中、急病などでハンドルから手を離すと非常ブレーキがかかる保安装置「デッドマン装置」が作動しないよう細工をしていたと発表した。

事故などのトラブルは起きていない。

運転士は同社の聞き取りに対し、「1年ほど前から眠気がつらくなったときにやっていた。非常ブレーキがかかってお客様に迷惑をかけたくなかった」と説明しているという。

運転士はすでに運転業務から離れている。同社は運転士の処分を検討している。

同社によると、運転中はハンドルに付いたスイッチを指で押している必要があるが、運転士はヘアゴムを巻き付け、押しているように偽装していた。

今月5日の抜き打ち巡回で発覚した。

同社は「お客様に深くおわびする。再発防止を徹底する」としている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240419-OYT1T50135/

 

 

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20244201031分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

スマホを使っていて、イラッと感じること、ありませんか。

「×マークが小さくて、消そうとしたら、意図せず広告に触れてしまった」
「×マークを押そうとしたら、急に広告が動き、誤って広告サイトに飛んでしまった」

ウェブでの不快なことを聞いたある調査では、「広告を誤って押してしまったり、押しそうになった」と答えた人が、最も多いという結果でした。

実は、これ、「ダークパターン」と呼ばれ、世界で問題になっています。

 

【押す気はないのに、広告を…】

マーケティングのリサーチ会社「クロス・マーケティング」が、20代から60代の1100人に、ウェブサイトやアプリを利用している際に感じる不快なことを、複数回答でたずねました。

すると、最も多かったのは『広告が表示され、押す気はないのに誤って押してしまった(押しそうになった)』で、29.5%、およそ3割にのぼりました。

続いて、『初期状態でメルマガを「受け取る」になっていて、いちいち外す必要があった』が、25.3%。

『サービスを解約しようと思っても、解約ページが見つけにくい』が、24.9%。

このほか、『急に不快な画像や苦手な画像の広告が表示された』、『人前で、音が出る広告を間違って押してしまった』など、広告に関するものが上位を占めました。

また、インターネット広告に関する別の調査でも、不快に感じるものとして『消せない広告、閉じにくい広告』が最も多く、およそ半数の人が挙げ、『画面全体に表示される』『別画面やポップアップで自動的に表示される』も、およそ4割が挙げていました(マイボイスコム調べ)。

 

【それって、ダークパターン?】

「広告を誤って押してしまったのは、ダークパターンに誘導されたからかもしれません」

そう話すのは、ウェブデザインに詳しい、仲野佑希さんです。

「ダークパターン」とは、消費者が気付かないうちに不利な判断に誘導するデザインで、今、世界で問題になっています。

仲野さんによると、より巧妙なダークパターンを使う広告のデザインが増えていて、特に、以下のようなものがよく見られるといいます。

1: 操作ミスを誘うもの

広告を消すための×マークが小さかったり、ウェブサイトの「次ページに進む」ボタンのすぐ近くに広告が置かれていたりして、操作ミスで広告を押してしまうものです。

また、ページを開いてすぐには広告が表示されず、画面をスクロールしようとしたタイミングで急に画面中央に現れて誤って押してしまうものも、意図的にデザインされている可能性があります。

2: デザインを偽装したもの

ウェブサイトやアプリのデザインを偽装することで、誤って押してしまうものです。

例えば、SNSのメッセージ一覧に、新着メッセージに似たデザインの広告を掲載すると、ユーザーが勘違いして押してしまうことがあります。

3: 誤って触ってしまうもの

広告の中に、「髪の毛」や「汚れ」のようなデザインを入れ込むことで、ユーザーがスマホの画面に付着していると思い、誤って触ってしまうものもあります。

4: ×マークが見つかりづらいもの

「広告を誤って押してしまう」だけではなく、「広告をなかなか閉じることができない」というダークパターンもあります。

たとえば、×マークの色が背景の色と同じため、なかなか見つけることができないといったものがあります。

消費者庁はダークパターンについて、「悪質なケースに関しては取り締まりを強化している」とする一方、「定義が固まっておらず、包括的に規制することは難しい」としています。

仲野さんは、上記のような事例は、一部のプラットフォームでは規制の動きがあるものの、多くの広告で使われているのが現状だと指摘しています。

 

【ダークパターンに誘導されないためには】

では、こうしたダークパターンを使った広告を誤って押してしまわないためには、どうすればいいのでしょうか。

仲野さんは、次のような心構えを持ってほしいと話します。

1: 事前にダークパターンの種類を知っておく

上記のような、よく使われているダークパターンの種類を知っておくことで、どういったデザインに注意すべきか認識することができ、身を守ることにつながります。

2: ウェブサイトのコンテンツはすべて広告かも知れないと疑う

広告は、巧みにウェブサイトに溶け込むようにデザインされていることが多いので、すべてのコンテンツが広告ではないかと疑ってかかる姿勢が大切です。

3: 簡単にタップしない

タップすると、知らず知らずのうちに別のサイトに飛んでしまったり、意図しないファイルをダウンロードしてしまったりする可能性もあります。
ウェブサイトを利用している際、タップしようと思った場合は、ひと呼吸、置くことが大切です。

私たちがウェブサイトやアプリを無料で利用できるのは広告があるからだとも言えます。

ですが、意図しないうちに広告サイトに飛ばすような悪意ある「ダークパターン」からは、しっかりと、身を守ることが必要です。

 

ダークパターンについて、引き続き情報発信をしていきます。
皆さんの経験をぜひ、お寄せ下さい。



https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240420/k10014422421000.html 

 

 

 

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20244221928分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京・羽田空港で20日夜、着陸降下中のターキッシュエアラインズ機が正しい飛行ルートを外れ、管制官の指示と異なる滑走路に向かおうとするトラブルがあった。

この滑走路には別の旅客機が先に着陸しようとしており、ターキッシュ機は管制官の指摘を受けて着陸をやり直す「ゴー・アラウンド(着陸復行)」をした。

国土交通省は22日、同社に詳しい事実関係の報告と再発防止の徹底を要請した。

国交省関係者によると、20日午後7時15分頃、イスタンブール発羽田行きのターキッシュ198便は、管制官の指示でB滑走路に着陸するため、東京湾上空を東から降下した。

ところが、正しい地点より約6キロ手前の千葉・浦安沖で機首を左に振り、平行するD滑走路に向かった。

198便は高度300メートル付近まで降下しており、すぐに誤りに気付いた管制官の指摘で着陸をやり直すため再上昇。

まもなくD滑走路には別の旅客機が先行して着陸したが、安全上必要な間隔は保たれていたという。

198便は約25分後に無事着陸した。

パイロットが目視などで確認した際、滑走路を取り違えたとみられる。

ターキッシュ機を巡っては昨年9月、羽田空港を出発した直後に正しいルートを外れ、東京タワー付近など都心上空を飛行するトラブルが起きている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240422-OYT1T50095/ 

 

422153分に産経新聞からは、管制官がゴーアラウンドを指示したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

国交省によると、20日午後7時15分ごろ、イスタンブール発羽田行きトルコ航空198便は羽田空港のB滑走路への着陸を指示されていたが、所定の経路を逸脱してD滑走路に近づきはじめた。

管制官がすぐに気付き、着陸先をD滑走路に変更し、ゴーアラウンドを指示。

トルコ機は同40分ごろに着陸した。

D滑走路にはトルコ機に先行してスターフライヤー機が着陸しようとしていたが、国交省は両機の間隔は十分にあったとしている。

https://www.sankei.com/article/20240422-XQBS5HYG5FIZTNFGTTQ7NCWYRA/

 

(ブログ者コメント)

管制官はどのようにして、すぐルート逸脱に気付いたのだろうか?

レーダー画面に飛行機の予定進入ルートと実際の軌跡が両方表示されていたから?

それとも正月事故の教訓から、普段に増して監視に注力していたから?

調べてみたが、その点に言及している報道は見つからなかった。

 

 

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20244231554分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北海道旭川市の科学館で420日、実験イベント中にアクリル製の筒が破裂する事故があり、小学生など4人が負傷する事故がありました。

事故があったのは、旭川市科学館サイパルです。

科学館によりますと、420日午後145分ごろ、開催されたイベントで「圧縮発火装置」の実験を行ったところ、アクリル製の筒が破裂し、その破片が観覧していた小学生らにあたったということです。

この事故で、約3メートルの距離にいた子ども3人を含む4人の頬や胸、ひざに破片が当たって出血し、このうち、母親と小学生の女の子が病院で手当てをうけ、軽傷と診断されました。

実験ショーでは、54人が観覧していたということです。

「圧縮発火装置」の実験では、両側にゴム栓をしたアクリル製の筒を立て、棒で上から急激にゴム栓を下に押して内部の温度を上昇させ、中に詰めているティッシュペーパーを発火させます。

この日は、1回目の実験でティッシュペーパーにうまく発火できなかったことから、「フラッシュコットン」という燃えやすい綿を中にいれて再度実験が行われていました。

旭川市科学館は、このフラッシュコットンの量が多かったため過度の発火が起こり、アクリル製の筒が破裂したとみています。

科学館では今後、安全が確認されるまで、火を扱うすべての実験イベントを取りやめるとしています。






https://news.yahoo.co.jp/articles/0da5e71ab28aa8818660c5da69db20df9edf2dd3

 

424643分に読売新聞からは、フラッシュコットンとは濃硫酸などを綿に浸み込ませたもの、実験を行っていた職員はアシスタント経験はあったがメインで出るのは初めてだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

市の発表によると、20日に行われた実験で、ティッシュを詰めたアクリル製の筒(外径2・6センチ、長さ50センチ)内の空気を圧縮して温度を上昇させることで火をおこそうとしたが、うまくいかなかった。

このため、濃硝酸と濃硫酸の混合液を綿にしみこませた「フラッシュコットン」に詰め替えて圧力をかけたところ、アクリル製の筒が破裂。

飛び散った破片が当たった女児や男児(いずれも10歳)、保護者らが打撲や切り傷を負った。

会場では親子ら54人が観覧していた。

ショーは今月、会計年度任用職員として採用された60歳代の男性が担当。

市によると、男性はアシスタント経験はあったが、メインでショーに出るのは初めてだった。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240424-OYT1T50031/

 

4231112分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、フラッシュコットンは着火点が低く燃えやすいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

科学館によりますと、420日午後140分ごろ、「サタデーサイエンスショー 燃焼の実験」の際に、アクリル製の筒が破裂しました。

実験は厚さ約5ミリ、高さ約50センチのアクリル製の筒の中に空気を入れ、圧力を高めることで温度が上昇し、筒の中に入れた紙が燃える「圧縮発火装置」を使ったものでした。

科学館の調査では、1回目の実験では中の紙が燃えず失敗したため、2回目の実験では着火点が低く燃えやすいフラッシュコットンを使った際に、必要以上に多い量が入ったことで過度に燃焼。
破裂につながったということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ed3ca939f46babe91542ab0ad717dfcf6a6c3899

 

4231412分に毎日新聞からは、適量の2~3倍のフラッシュコットンを使っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1回目で失敗し、2回目はティッシュより発火しやすいフラッシュコットンを使用。

適量の23倍を入れたため急激に燃焼し、破裂したという。

実験を担当したのは今月採用された会計年度任用職員で、ショーでの実験はこの日が初めてだった。

https://mainichi.jp/articles/20240423/k00/00m/040/111000c

 

4231442分にNHK北海道からは、アシスタントはついていた、観客席との間に仕切りを置くなどの安全対策はとっていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ショーのスタッフは今月採用されたばかりで、初めて実験を担当し、補佐するアシスタントがついていたものの、観覧客との間に仕切りを置くなどの安全対策はとられていなかったということです。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20240423/7000066490.html

 

4231755分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、筒は繰り返し使用されてきたことで割れやすくなっていた可能性もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

フラッシュコットンとは、薬品に漬け込んだ特殊な綿で、発火性に優れていて、マジックにも使用されます。

科学実験に詳しいサイエンスクリエーターの北沢善一さんによりますと、「アクリル製の筒は耐火性に優れている素材ではなく、繰り返し使用したことで割れやすい状態だった可能性がある」と指摘しました。




https://news.yahoo.co.jp/articles/f2aee618fc7758376c4a7ddbe4049a99e518d2ca

 

4232012分にYAHOOニュース(山陽新聞)からは、専門家は初めての条件で実験する場合は事前に予備実験などが必要と指摘しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北海道旭川市の科学館で行われた科学ショーで20日、アクリル製の筒が破裂する事故があり、小学生を含む観覧客4人がけがをした。

2月には高知市内の四つの小学校で液体窒素を使った実験でも、児童合わせて33人が軽い凍傷などのけがを負った。

子どもたちに驚きや発見を与えてくれる科学実験だが、火や薬品が使われることもあり、常に安全性を考えなければならない。

専門家は、「実験前に必ずリスクを洗い出し、予備実験をするなど、十分な準備をしてほしい」と警鐘を鳴らす。

【写真】圧縮発火装置の綿の適量はこちら  

岡山理科大学(岡山市)教授で、科学ボランティアセンター長の高原周一さんは、地域で科学実験をする学生ボランティアの指導を行っている。

「学生には、いつも、まず実験前に、どんな危険性があるのかリストアップするように伝え、それを回避する方法も考えてもらっている」と話す。

また、「どの実験にも典型的なリスクがある。あらかじめ知識を入れておくようにとも伝えている」と言う。

旭川市の科学ショーで行われたのは、「圧縮発火装置」を使った実験。

密閉した筒の中の空気を急激に圧縮することで温度が上昇し、ティッシュペーパーに着火する仕組みだった。

1回目の実験でうまく火が付かなかったため、2回目は火薬の一種・フラッシュコットンを使用。

しかも、必要以上の量だったという。

高原さんは、「まず、この実験でフラッシュコットンを使うことは考えられない。市販の実験キットを使ったのであれば、説明書に書いてある素材や量を使用しないと、筒の耐圧性能の範囲を超えてしまう」と指摘する。

そして、「もし、1回目の実験でうまく着火せず、別の素材を使うことを思い浮かんだとしても、必ず観客の前で披露する前に、予備実験をしなければならない」と語る。

2月の高知市の小学校で行われた実験は、液体窒素を体育館の床にまき、気化する様子を観察するというものだった。

実験前にテストを行ったものの、本番の体育館ではなく、カーペットの上で実施したという。

高原さんは、「私もこの実験をしたことがあるが、屋外でしかしたことはない」とし、「予備実験は同じ条件で行わなければいけない。液体窒素の広がり方も異なってくる」と言う。  

高原さんは、「子どもたちに科学の楽しさを伝えるための実験やショー。子どもたちはもちろん、自らの身を守るためにも、しっかり安全に配慮してほしい」と話した。



https://news.yahoo.co.jp/articles/347e1c9369847b3c3008665044c54215db8af268

 

 (ブログ者コメント)

〇断熱圧縮を原理とした圧縮発火装置。
調べてみたところ、複数の会社から教育用品として1万円前後で販売されていた。

〇高知市の液体窒素事例は、本ブログでも紹介している。

 

 

 

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2024420197分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20日、午前1150分頃、茨城県取手市にあるキリンビール取手工場にある原料を貯蔵するサイロの中で、男性作業員が原料のコーンスターチに埋もれ、死亡する事故がありました。

警察によりますと、サイロは高さ10メートル、直径は約4メートルあり、中にはビール類の原料であるコーンスターチという白い粉が貯蔵されていたということです。

20日は、サイロの底の部分の詰まりを取り除くため、キリンビールが依頼した業者の作業員、阿部さん(29)1人でサイロに入って作業を行っていたということですが、周りにいた別の作業員が異変に気付いてサイロの中を覗きこむと、阿部さんが原料に埋もれた状態だったということです。

阿部さんはおよそ1時間半後に救出され、病院に搬送されましたが、午後3時すぎに死亡が確認されました。

阿部さんは1人で命綱を付けてサイロ内に入って作業をしていたということで、警察は作業方法や手順などに問題がなかったか、ほかの作業員から事情を聞くなどして、事故原因を詳しく調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cebf4bfb9b13981bbc370fa3d140c69047c5f498

 

4201816分にTBS NEWSからは、棒で詰まりを突いていた阿部さんの姿が見えなくなったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

きょう正午前、取手市桑原にあるキリンビール取手工場で、ビールの原料となる「コーンスターチ」と呼ばれる粉を貯蔵するタンクの中で、清掃作業をしていた阿部さん(29)の姿が見えなくなりました。

同僚が119番通報し、消防隊員がタンクを捜索したところ、阿部さんがコーンスターチの中で倒れているのが見つかり、救助されましたが、その後、死亡が確認されたということです。

阿部さんは当時、タンクの詰まりを解消するため、棒で突く作業などをしていたということで、警察が当時の状況を詳しく調べています。

キリンビール取手工場では、去年10月にも倉庫の屋根で作業をしていた男性が転落して死亡する事故が起きていました。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1127042?display=1

 

420日付で茨城新聞からは、落下防止用のロープが外れたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20日午前1150分ごろ、茨城県取手市桑原のキリンビール取手工場で、ビール原料を保管するサイロの詰まりを直していた千葉県成田市、会社員、男性(29)がサイロ内に転落し、原料の生き埋めとなった。

男性は約1時間50分後に意識不明の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。

落下を防ぐロープが外れたとみられ、茨城県警取手署で原因を調べている。

同署などによると、サイロは直径約4メートル、高さ約10メートルの円筒形で、原料のコーンスターチを保管していた。

男性はメンテナンスを担当する別会社の従業員で、当時は1人でサイロ内に入っていたという。

現場にいた同工場関係者が119番通報した。

https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=17136118931184

 

 

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20244171719分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

312日、西区のJR東海道線近くにあるのり面が崩れ、JR東海道線は一部の区間で約6時間にわたって運転を見合わせました。

そばでは名鉄が発注し、安藤・間(あんどう・はざま)が信号設備などを入れる建物の新設工事を進めていました。

その後の調査で、掘削工事によって擁壁の安定性が低下し、JR側ののり面に複数のひび割れが発生し、そこに強い雨が降ったことで水圧がかかって崩壊したとみられることが分かったということです。

安藤・間は、事前にひび割れを把握していて、事故当日は対策を検討するため工事を中断していたということです。

安藤・間は、すでに崩れた箇所の応急処置を終えていますが、工事自体は今も中断していて、再開のめどは立っていません。

【写真を見る】JR東海道線近くののり面が崩れた事故 “名鉄側”の工事が直接の原因だった 工事は中断し再開のめど立たず

https://news.yahoo.co.jp/articles/6f758c55ee432e49719f5464e1ee6f3587d6957d

 

4171918分にYAHOOニュース(メーテレ)からは、地表から1.8m掘削する工事の影響でひび割れが発生したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

312日、名古屋駅から500m北でJR東海道線の線路脇の「のり面」が16.5mに渡り崩れました。

JR東海道線は約6時間、名古屋駅と岐阜駅の上下線で運転を見合わせました。

17日、名鉄の工事を担当していた安藤・間は、現場近くで行っていた工事が原因だったと発表しました。

信号設備などの工事で、2月に行った地表から1.8m掘削する工事の影響で、のり面に複数のひび割れが発生しました。

そこに当日の雨が浸み込んで、のり面が崩れたとみられるということです。

安藤・間は、ひび割れについて事前に把握していたと言うことです。

今後は、工事の影響予測を十分に行い、必要な対策をとっていくとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/939e4dfdb058fbc2d8e2b6bc21e693e010e38b59

 

 

 

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202441770分にYAHOOニュース(元航空管制官の寄稿文?)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

199121日、ロサンゼルス国際空港で航空機同士が地上衝突する大事故が発生しました。

夜間の滑走路上で離陸待ちのため待機する航空機に着陸機が追突し炎上した事故で、202412日に発生した羽田空港地上衝突事故と類似する点が見られます。

 

【ロサンゼルス国際空港地上衝突事故の概要】

USエアー1493便(ボーイング737型機)とスカイウェスト航空5569便(フェアチャイルドメトロ小型機)が滑走路24Lで衝突し、ボーイング737型機が小型機を押しつぶしながら引きずる形で両機は滑走路脇に建っていた旧消防庁舎に激突し炎上しました。

この事故で、両機の乗員乗客計34人が死亡し、30人が負傷する惨事となりました。

同年1022日にとりまとめられた事故調査報告書によれば、事故は複数の要因により生じた管制ミスにあるとされています。

管制官がスカイウェスト航空5569便が滑走路24Lの中に入り出発のため待機していることに気付かず、USエアー1493便に着陸許可を出し、到着させてしまったと結論付けられています。

 

【事故要因と考察】

この事故は、以下の要因が複合的に重なり発生したものと考えられています。

〇通信障害:
24R
に着陸した機体が24L横断前に周波数を変えたため、交信不能になり、管制官の負担が増加

〇類似便の混同:
管制官がウィングスウェスト5072便とスカイウェスト5569便を混同

〇地上レーダーシステムの不具合:
事故当日、地上面探知レーダーが機能しておらず、管制官が滑走路上の航空機や他の航空機位置を目視でなければ把握できない状況

〇視認性の問題:
夜間のため視認性が悪く、管制官と着陸するUSエアー1493便の両方が滑走路上で待機する小型の出発機を見つけるのが困難な状況

〇運航票の取り違え:
事故の直前、滑走路担当をしていた当該管制官にウィングスウェスト5072便からの呼び込みがあった際に、本来であれば手元にあるはずの運航票(便情報を表すもの)がなく、管制塔内で他の管制官と確認やり取りをしていた

 

【事故後の対応】

この事故を受け、航空管制システムの安全対策が強化されました。

具体的には、地上レーダーシステムの更新、管制官の訓練強化、無線周波数の変更ルールの見直しなどが行われています。

 

【羽田空港の衝突事故との類似点】

ロサンゼルス国際空港地上衝突事故は、航空史上最悪の事故の一つとして記憶されています。

この事故と、まだ記憶に新しい202412日に発生した羽田空港地上衝突事故は、下記の類似点が見受けられます。

・夜間に滑走路上で発生

・滑走路上の出発待機に着陸機が追突

・出発機はインターセクションデパーチャー(滑走路末端からではなく途中の交差点から滑走路に入ること)

・管制塔からも到着機からも視認しにくい小型機

・ヒューマンエラーが要因の一つ

羽田事故では管制官が滑走路に入るための指示を出しておらず、またパイロットも滑走路に入るための指示は復唱していない点で、ロサンゼルス空港の事故とは異なりますが、運用環境や管制官の業務負荷に影響を及ぼすこれらの類似点は、航空管制システムや仕組みにおける課題を浮き彫りにしているといえるでしょう。

引用:NTSB航空事故調査報告書AAR91/08

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/76373ce6944ec27f3405600a89700e33930beada

 

 

 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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