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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20191291930分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

1か月前の12月29日の夜、津市本町の国道23号の下り車線でタクシーと乗用車が衝突し、44歳の運転手と乗客あわせて4人の男性が死亡する事故があった。


警察は、追い越し車線を走行していた乗用車と道路脇の飲食店の駐車場から中央分離帯の切れ目を通り抜け反対車線に出ようとしたタクシーが衝突したとみて、詳しい原因を調べている。


道路を管理する国交省・三重河川国道事務所は、中央分離帯にあった切れ目が事故の要因のひとつとみて、再発防止に向けた話し合いを警察や住民と進めてきた。


その結果、2月18日から、現場と付近の切れ目あわせて5か所を仮設のバリケードで閉鎖しても通行に問題がないことを確認したうえ、本格的な工事を行い、切れ目を完全に閉鎖することになった。


同事務所の鈴木・副所長は、「今後は、その他の区間でも、地域の方の理解を得ながら閉じていく方針です」と話している。

 

(以下は音声のみの情報)

 

地元の人によると、中央分離帯の切れ目は、国道23号線と生活道路が混じわる場所が、そのまま残ったものだという。

 

現在も、車で通り抜ける人や横断する歩行者などがいて、付近の住民に利用されている。

 

一方、昔に比べて国道23号線の幅が広がり、通行する車の速さも増していて、危険なのではないかと疑問視する地元の声もあがっていたという。

 

出典

4人死亡事故で中央分離帯閉鎖へ

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20190129/3070000968.html 

 

 

123日付で読売新聞からは、現場写真と封鎖5か所の地図付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故は昨年12月29日午後9時50分頃、発生。

国道23号沿いの飲食店駐車場を出たタクシーが片側3車線の国道を横切ろうとして、右から来た乗用車と衝突した。

 

タクシーは、津市中心部の居酒屋に向かうため、中央分離帯の開口部から右折しようとしたとみられる。

 

事故後、県警は同事務所に、再発防止のため分離帯の開口部を閉鎖するよう申し入れた。

 

これを受けて、同事務所は県警などとともに、付近の自治会や住民、沿道の店舗に開口部を閉鎖する方針を説明。


同意を得られたため、津市の「岩田橋」から「大倉交差点」までの約1kmにわたり、信号機が設置されていない開口部全5か所をバリケードで簡易的に閉鎖することを決めた。

 

同事務所によると、今月18日に付近10か所に予告看板を設置。

今後は、一定期間、バリケードを設置し、反対意見などが出なければ、本格的な道路工事を発注するという。

 

事故現場付近では、近隣住民や飲食店などから、「車の出入りが不便になり、客が来なくなる」、「反対車線に回るために遠回りするのは不便」などの意見があり、開口部を塞ぐのが難しかった。

 

県警交通企画課によると、14年から18年末までの間、今回の事故を含めた開口部での死亡事故は県内で4件発生し、7人が死亡している。

 

開口部での事故を防ぐ取り組みを強化するため、同事務所は県警や県、各市町と連携し、15年6月に「県内中央分離帯開口部交通事故対策会議」を設置。

 

事故の危険性が高い箇所を優先的に抽出し、地元自治会や店舗などの同意を得た上で、閉鎖工事を実施している。

 

同事務所が管理する県内の国道23号は、木曽岬町~伊勢市間の約92km。

分離帯の開口部は今回の現場付近の5か所以外に42か所あり、今後順次閉鎖していくことを検討しているという。

 

出典

事故防止へ中央分離帯閉鎖開口部5か所

https://www.yomiuri.co.jp/local/mie/news/20190123-OYTNT50088.html

 

 

ちょっと前、12330分に朝日新聞からも、同趣旨の記事が衝突時のイメージ図付きでネット配信されていた。

 

タクシーの運転手と乗客の男性3人の計4人が死亡したほか、乗客の男性1人と乗用車を運転していた男性が重傷を負った。

 

三重河川国道事務所によると、こうした中央分離帯の開口部は、三重県内の国道23号に計47カ所ある。

 

いつ、どんな目的で設けられたのかはっきりしないが、担当者は「国道と交差する道路が以前にあった場合、通行車両の利便性を確保するため、分離帯に開口部を残すケースが多い」と説明する。

 

今回の封鎖は、事故後、付近の自治会に打診して、同意を得た上で進めているという。

 

分離帯の通行を巡る死亡事故は、過去にも起きている。

 

県警によると、国道23号では2015年と16年に松阪市と津市であり、鈴鹿市の国道1号でも14年にあった。

 

同事務所は15年に県警や自治体と協議を始め、事故の多い開口部から順次封鎖を進めてきた。

 

だが、今回の事故現場となった開口部はこれまでに事故はほとんどなく、封鎖に向けた取り組みは進んでいなかったという。

 

県警交通企画課の担当者は、「開口部を通るのは違法ではないが、大変危険。自分自身を守るためにも、なるべく使わないでほしい」と、注意を呼びかける。

 

出典

三重)分離帯の開口部封鎖へ 死傷事故の津・国道23号

https://www.asahi.com/articles/ASM1Q3C6BM1QONFB001.html 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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