2019年1月29日3時1分に大分合同新聞から、伐採現場の写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
住宅密集地が多い大分市で、重機が入られない場所の木を切る「特殊伐採」という技術が注目されている。
ロープを使って木に登り、枝などから順番に切り落としていく方法で、関東や中部地方で業者が増えつつあるが、県内では10人ほどしか職人がいない。
一般の業者には断られるケースでも安全に切ることができ、市内の業者には年々、依頼が増えているという。
家屋や電線などに隣接していて木を倒すスペースがない場合、通常はクレーン車などを使って搬出するが、重機が入れられない場所では困難な作業となる。
以前は、専門の技術者が重機を使わずに独自の技で切っていたが、高齢化などで減少。
危険を伴うため、後継者はほとんどいない。
そのため、「木が大きくなりすぎたが、切ってくれる業者がおらず、何10年も我慢している」という人も多い。
特殊伐採では、ツリークライミングという方法を使う。
米国のアーボリスト(樹護士)が樹木を管理するために開発した新しい技術で、特殊なロープや安全帯などを使う。
地上でフォローする仲間と協力し、切った枝などは、ロープを使ってゆっくりと地面に下ろす。
1月上旬には、大分市千歳の白鳥神社境内で、職人3人が高さ20m以上のタブノキを伐採した。
木は家屋に隣接する斜面に立ち、すぐ隣には墓があるという難しい現場だったが、2日かけて切り倒した。
作業をした同市大石町の渡辺さん(男性、38歳)は、「県内各地から依頼がある。事前に検討を重ねれば、切れない木はない。さらに技術を磨き、困っている人の役に立ちたい」と話した。
出典
『「特殊伐採」 職人が木に登り枝から順番に切り落とす』
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2019/01/29/JD0057735077
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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