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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(ブログ者コメント)

東北新幹線での硫酸漏洩事故は本ブログでも紹介している。

 以下は今回情報の元記事。

20252251759分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東北新幹線の車内で2023年、ペットボトルから漏れた硫酸で乗客がやけどを負った事故を受け、JR旅客6社は25日、列車内への危険品持ち込み規制を強化すると発表した。

一定の条件で持ち込み可能だった硫酸や塩酸は4月以降、バッテリー液やトイレ洗浄剤といった日用品以外は持ち込み不可とする。

これまで国鉄時代に制定した旅客営業規則に基づき、破損しない密閉容器に入れていれば、硫酸や塩酸といった強酸類は500ミリリットル以内であれば持ち込み可能としていた。

しかし23年10月、地質調査会社社長が東北新幹線車内に持ち込んだ硫酸が漏れ、男児や両親がやけどを負う事故が発生。

列車内に持ち込める危険品を、小売店で購入できる製品などに限定する必要があると判断した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2025022500986&g=soc#:~:text=%E6%9D%B1%E5%8C%97%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A%E3%81%AE%E8%BB%8A%E5%86%85%E3%81%A7,%E3%81%AF%E6%8C%81%E3%81%A1%E8%BE%BC%E3%81%BF%E4%B8%8D%E5%8F%AF%E3%81%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%82  

 

2251712分に産経新聞からは、国交省の改正ガイドラインに基づき規制が強化された、国交省は万博テロ対策も見据えJRをモデルケースとするよう他の鉄道事業者に通知したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東北新幹線の車内事件を受け、国土交通省は今年2月、「鉄道テロへの対応ガイドライン」を改正。

JR各社は危険物の分類方法を見直し、硫酸と塩酸、他の物質と混ざると爆発の恐れがある「さらし粉」の3種類を新たに指定した。

国交省によると、鉄道事業者は省令に基づき、危険物に関するルールを策定。

JR東日本の場合、強酸類は原則禁止だが、密閉した容器に入れて破損しないようにした上で、05㍑以内であれば「手回り品」として持ち込みを認めている。

一方、国交省は25日、4月に開幕する大阪・関西万博のテロ対策も見据え、列車内の持ち込み品に関するJR6社のルール改定をモデルケースとして、他の鉄道事業者も導入を検討するよう通知した。

https://www.sankei.com/article/20250225-BRBFIVQW55HWLDPENN6QGR6N5M/ 

 

2251517分にImpress Watchからは、同様の見直しを行っている私鉄名など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JRグループや私鉄各社は、火薬類や毒物など「危険品」の列車内への持ち込み規制を41日より強化する。

現在は列車内への持込みを認めている一部 「危険品」の持込みが禁止される。

同社では、可燃性液体、高圧ガス、火薬類、毒物、農薬などの「危険品」の列車への持ち込みを、運送約款により原則禁止にしており、41日より運送約款に規定している 「危険品」の項目および分類方法などを見直す。

見直し内容では、例外的に手回り品として列車内に持ち込める「危険品」を、鉄道運輸規定(昭和172月鉄道省令第3)で認められているもの、および日常の用途に使用する小売店などで通常購入できる製品に限定する。

これにより、現在は列車内への持込みを認めている一部の「危険品」の持込みが禁止される。

具体的には硫酸・塩酸で、密閉した容器に収納している場合であっても、バッテリー液やトイレ用強力洗剤等の日用品を除き、一切持込み禁止となる。

また、可燃性液体そのものは引き続き一切持ち込み禁止とする。

今回の見直しは、国土交通省が定めている 「鉄道テロへの対応ガイドライン」において、JRグループの見直し内容がモデルケースとして示されており、同省から全国の鉄道事業者に対して周知。

これを参照して必要に応じて運送約款の見直しを実施することが推奨されている。

この周知を受けて、私鉄各社でも同様の見直しを行なっている。

JRグループのほか、東武鉄道、西武鉄道、京成電鉄、京王電鉄、小田急電鉄、東急電鉄、京急電鉄、東京メトロ、相模鉄道、名古屋鉄道、近畿日本鉄道、南海電鉄、京阪電鉄、阪急電鉄、阪神電鉄、西日本鉄道、札幌市交通局、仙台市交通局、東京都交通局、横浜市交通局、名古屋市交通局、京都市交通局、Osaka Metro、神戸市交通局、福岡市交通局などが対応する。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1665449.html

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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