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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2023681333分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

福岡県柳川市のH美容専門学校で5月、敷地内で開いたバーベキューの火が男子学生4人の衣服に燃え移り、このうち1人が死亡したことが学校などへの取材で判明した。

火力を強めるため消毒用アルコールを加えたことで激しく炎上したとみられ、県警柳川署は業務上過失致死傷容疑で調べている。

学校によると、バーベキューは524日午後045分ごろから、懇親のため全学生(約470人)らを対象に実施した。

火は教職員が管理し、熱中症予防などのため、短時間でよく焼けるよう手指消毒用のアルコールを着火剤に染み込ませていたという。

開始から約10分後に、バーベキューコンロの一つで火が弱くなったため、男性教員がアルコールを追加したところ、一気に火の勢いが増し、近くにいた1年の男子学生4人(103人、201人)の衣服に燃え移った。

4人はやけどを負って救急車で搬送されたが、18歳の男子学生が66日に死亡した。

残る3人の命に別条はないという。

古賀学園長は、「命の代償を大きく考えている。申し訳ないでは済まされない」とコメントした。

https://mainichi.jp/articles/20230608/k00/00m/040/038000c

 

610138分に日テレNEWS24からは、理事長がアルコールを使い始めた、その後職員室に戻すよう指示したが放置されていた、衣服着火を転げて消す場合は顔を覆うことが大切など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今回の事故は、火の勢いを増すために消毒用のアルコールを入れたことで起きました。

そして、火をおこすために消毒用のアルコールを使い始めたのは、60代の男性理事長だったことが学校への取材で新たにわかりました。

理事長はその後、アルコールを職員室に戻すよう指示したものの、放置されていたといいます。

それを教員が火の消えかかっていたドラム缶に入れたところ、一気に炎上。

火が学生たちに燃え移ったというのです。

現場にいた学生:
「地面にぐるぐる(転がり)頑張って服を脱ごうとしていて、みんなぼう然。(搬送された学生が)早く回復して元の学校に戻ってほしい一心でした」

この事故を受けて、新たに実験を行い、SNSなどで注意を呼びかける消防局もありました。

大阪・豊中市消防局はTwitterで「アルコールに引火すると炎は急激に拡大します。目的外の利用はやめましょう」と発信しています。

もし、服に火が燃え移ってしまったらどうすればよいのでしょうか。

服を脱ぐことができず、また近くに水や消火器が無い場合、その場で地面に倒れ込み、燃えているところを地面に押しつけるようにしながら左右に転がることで火を消します。

その際、両手で顔を覆うようにして、顔へのやけどを防ぐことが大事だといいます。

事故が起きた学校は、経緯や今後の対応についてまとめた報告書を県に提出しました。

今月中旬をめどに第三者委員会を設置する方針です。

 (『news zero』より)



















https://news.yahoo.co.jp/articles/58367db9948997911dd312075d83543c3f672c93

 

691643分にYAHOOニュース(rkb)からは、理事長は12台のコンロ全てにアルコールを入れた、着火時は生徒たちをコンロから離していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

バーベキューには60代の男性理事長が参加していました。

その理事長が火起こしの際に12台あったすべてのコンロに自分でアルコール消毒液を入れていたことが学校への取材で新たにわかりました。

学校によりますと、男性理事長は生徒たちをコンロから離して火を付けた後、アルコール消毒液を片付けるよう指示したということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8caed6156e20cb86412ff570dd4f00397206aca6 

 

692237分に毎日新聞からは、アルコールはポリタンクのような容器に入っていた、事前打ち合わせでは着火後に容器を職員室に撤去する予定だった、学校は4人が搬送された後もバーベキューを続けたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

学校によると、事故があった524日、金属製の箱形の調理器具12台に炭を入れて火をつける際、教職員が着火剤や新聞紙にアルコールを染み込ませ、理事長や副理事長らが着火用ライターで点火した。

10分後、調理器具の火勢を強めようと男性教員が炭に直接アルコールを加え、一気に火が燃え上がった。

アルコールは縦約30センチ、横約10センチ、高さ約20センチのポリタンクのような容器に入っており、男性教員は液体の状態のアルコールを炭に注いだとみられる。

事前打ち合わせでは、安全面を考慮して容器は着火後に職員室に撤去する予定だったが、会場に残したままだった。

バーベキューは懇親のため全専門学校生(約470人)らを対象に実施され、学校は学生4人が搬送された後もバーベキューを続けた。

消毒用アルコールをバーベキューの火おこしや火の勢いを強める目的で使うことは、どれほど危険なのか。

総務省消防庁危険物保安室の担当者は「あり得ない使い方だ」と強調する。

同室によると、アルコールは蒸発しやすく、可燃性蒸気が発生するため、火に近づけただけで急激かつ爆発的に燃え上がる。

可燃性蒸気は目に見えず、燃やそうとした対象だけでなく、周囲の人などに引火する危険もある。

担当者は「アルコールは火に近づけてはならず、火おこしに使うなんてもっての外だ」と話す。

過去にも同様の事故はあった。

消費者庁によると、20225月に起きた事故では、バーベキューでガスバーナーによる着火ができなかったため液体のエタノール(アルコールの一種)を火に向けてまいたところ、40代の人に引火し全身をやけどして入院した。

バーベキューでは着火剤による事故も後を絶たない。

独立行政法人「製品評価技術基盤機構(NITE)」によると、1996年以降、全国で少なくとも11件の着火剤による事故が起きた。

子どもがやけどしたケースもあり、着火剤のつぎ足しが原因となったものが目立つ。

担当者は「早く火をおこしたいのは分かるが、つぎ足しは危険だ」と強調し、「新型コロナで控えられていたさまざまなイベントが復活し、バーベキューの機会も増える。取扱説明書をよく読み、改めて注意してほしい」と呼びかける。

https://mainichi.jp/articles/20230609/k00/00m/040/296000c

 

681215分に読売新聞からは、同校では年に数回バーベキューをしているがアルコールを使ったのは今回が初めてだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同校によると、当時、敷地内の屋外で、全学生約470人が学校行事としてバーベキューをしていた。

12個のコンロに着火剤や炭を入れ、手指消毒用アルコールを加えて着火。

火が弱かったコンロ1個に教員がアルコールを追加したところ、「ボン」という音とともに火柱が上がり、近くにいた学生の服に燃え移った。

同校では年数回、バーベキューを行っているが、アルコールを使ったのは今回が初めてという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230608-OYT1T50120/ 

 

6111112分にYAHOOニュース(文春オンライン)からは、理事長は12台のコンロの着火担当だった、前回のBBQでも着火にアルコールを使っていた、事故直後、理事長はアルコールを投入した教員に怒号をあげていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故が起きたバーベキューは学生と教員を合わせた約480人で行われました。

60代男性の理事長は12台のコンロの着火担当で、新聞紙などにアルコールを染み込ませ、副理事長と一緒にライターで点火。

その後、生徒らを呼び、バーベキューを開始しました。

事故が起きたのは、それから10分後。

火の弱かった1台のコンロに20代の男性教員が手指消毒用のアルコールを直接注いだところ、『ボンッ』と音を立てて燃え上がり、事故に繋がったといいます。

・・・

学校側はアルコールを使ったのは今回が初めてだった〉とコメントしているが、事故現場に居合わせた女子学生のA子さんによると、「前回のバーベキューでもアルコールを使用していた」という。

A子さんが続ける。

「バーベキューは、コンテストの祝賀会や、新入生と親睦を深める名目で、400人以上の規模で年45回くらい行われます。
いつも理事長お手製のタレが振る舞われて、学園長も“ハリビ恒例BBQ”と意気込んでいます。
その日はバーベキューが始まってすぐに爆発音が響いて、“青い炎”に包まれた男性たちが服を脱ごうと地面を這っていました。
その場にいた全員が何が起きたか分からずパニックになっている中、アルコールを投入した先生に怒号をあげる理事長の声が響いていました。
ドクターヘリが来て、やけどした男子学生が搬送されていったのですが、バーベキューは続いたんです。
状況がつかめず泣き崩れていた私でも、このバーベキューが続くのはおかしいと分かりました」

・・・

卒業生のBさん:

「校内での理事長の権力は絶対的だった。
学校理念のような言葉を叫ぶ朝礼と理事長の指示は絶対みたいな風潮は、なんというか……宗教チックでした。
在校時にイベントの川下りで川に飛び込んだ学生がケガをしたことがありました。
でも、そのことで翌年の川下りイベントが中止になんてなることはありませんでした」

https://news.yahoo.co.jp/articles/151e9418fa4f5f6c05ef6c6c1e5c1e996a5415eb 

 

(2023年6月26日 修正1 ;追記)

20236172230分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、3週間以上経って開かれた保護者説明会でアルコール投入を理事長が指示したことを聞いていた生徒が何人もいるという話しが出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故から3週間以上が経った今日、初めて保護者への説明会が行われました。

在校生の保護者らおよそ数百人が出席し、学校側は、理事長と学園長、弁護士らが参加したといいます。

まず、紛糾したのは、「消毒用アルコール」の投入をだれが指示したのかです。

一部の報道では、理事長が指示したという指摘もあります。

保護者:
「子どもから聞いている話と全然違う!誰が指示したんですか?若い職員に誰が指示したんですか?」
「聞いた子たちは何人もいますよ!指示を出したところ!」

保護者:
「うちの子もすぐ近くにおったんですよ。理事長が指示出したのも聞いてるんですよ」

学校側:
「映像にも残っていません」

保護者:
「映像じゃなくて聞いてます」

別の保護者:
「すみません、私も聞いてます」

さらに別の保護者:
「うちも聞いてます」

・・・

(サタデーステーション 617OA

https://news.yahoo.co.jp/articles/2c978239abd9c994053a93cf4d59fb161fab2ee4 

 

61860分に朝日新聞からは、近くの水道には蛇口のハンドルがついていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同校が17日、非公開の保護者説明会を開いた。

出席した保護者によると、学校側は消毒用アルコールを炭火に注ぐ危険性を確認していなかったこと、近くの水道には蛇口をひねるハンドル部分がついていなかったことを認めたという。

・・・

https://www.asahi.com/articles/ASR6L0DT9R6KTIPE00J.html

 

6251638分に毎日新聞からは、アルコールの使用は前日に理事長が決めた、事故当時はスタッフが着火するため学生に鉄板を持ち上げさせていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

保護者説明会出席者によると、アルコール使用は前日に古賀理事長が決め「前日に『実験』もして爆発しないと確認した」との説明があった。
熱中症などを防ごうと、短時間で着火するのが目的だったという。

着火は古賀理事長ら学校スタッフだけで進めた一方、事故が起きた際は、学生に鉄板を持ち上げさせたという。

・・・

https://mainichi.jp/articles/20230625/k00/00m/040/102000c  

 

(2024年7月5日 修正2 ;追記)

2024741752分にYAHOOニュース(テレビ西日本)からは、理事長の危機管理意識欠如とワンマン体質が原因などとする報告書がまとまった、投入した職員は日頃から理事長に叱責されており、火が弱いとまた叱責されるかと思いアルコールを投入した、投入量は1リットル、理事長は辞意を表明したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故調査委員会による報告書がまとまり、7月4日、委員会は「経営体質が変わらない限り同様の事故が再発する危険性は極めて高い」と指摘しました。

学校側が設置した第三者による事故調査委員会は、これまでの調査や14回におよぶ審議の結果をまとめ、4日午後、報告書を古賀理事長に手渡しました。

調査委員会は報告書の中で、今回の事故が発生した重要なポイントとして以下の3つを挙げています。

1)古賀理事長がアルコール投入を発案し、実行したこと

⇒古賀理事長の危機管理意識の欠如が最大の原因である。

2)学校の職員から古賀理事長の発案に対し、反対する意見が出なかったこと

⇒危険性や不信感を感じていた者が多数いたにも関わらず、誰ひとりとして古賀理事長に対して質問や意見すらできなかった。

幹部職員以外の職員からは 「危ないと感じたが、理事長からの指示ということで、それに従うしかないという感じだった」 「理事長はやると決めたらやる。言っても無駄だと感じていた」 など、あきらめに近い声が聞かれた。

また日頃の学校運営でも古賀理事長の決定に対して、幹部職員が何の違和感や抵抗もなく受け入れる反面、服従するしかないという幹部職員以外の職員が多くみられた。

風通しの悪い、閉塞的な職場環境、組織風土が原因のひとつ。

3)事故の直接的な原因となった加害職員のアルコール投入

⇒古賀理事長からの直接的な指示はなかったが、加害職員は日ごろから古賀理事長から叱責を受けており、圧力を感じていた。

当日も自分の担当するコンロの火力が弱かったため、食べるのが遅くなれば理事長から叱責を受けるという焦りもあったと述べている。

加害職員は火を強めることが古賀理事長の意に沿うものと考え、とっさにアルコールを投入したと考えられる。

そのうえで、古賀理事長の強権的な経営が事故の原因となったと指摘。

また、コンロに投入した消毒用アルコールの量が約1リットルだったことなどが明らかになりました。

事故調査委員会 中馬 委員長(4日の会見) :
「火力が弱いということになるとバーベキューのプログラムが遅れてしまうそうなると理事長からの叱責をうける」
「経営体質が変わらない限り、同様の事故が再発する危険性は極めて高いと言える」

報告書は以下のように総括されています。

「古賀理事長は先代の母親から理事長職を引き継いで、以降35年にわたり、実質的に経営トップを務めており、その時間の流れの中で、教職員には『理事長には何も言えない』『何を言っても無駄』という意識が醸成され、組織風土が形作られ、それがまた古賀理事長の遵法意識や危機管理意識の麻痺・欠如に繋がり、その結果として引き起こされた事故といえる。

組織のトップが同じ人物であれば、同じような事故が起こりうる可能性が極めて高い」

これを受けて、古賀理事長は事故後初めて会見を行い、謝罪した上で「長くトップを務める中で風通しの悪い風土になっていた」と話し、4日付けで理事長を辞任すると発表しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/843b503cde932685c7bdc68b25fb537df881e826

 

 

 

 

 

  

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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