2019年3月5日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛媛県新居浜市立川町の観光施設「マイントピア別子」(社長・石川・新居浜市長)の施設内を走る鉱山観光列車「別子1号」(6両編成)が3日午後3時ごろ、トンネル出口付近で客車1両が脱線し、停車した。
脱輪の衝撃で乗客2人が腰に痛みを訴えた。
列車は1日から新しい車両で運行し始めたばかりだったが、原因究明と十分な安全対策が講じられるまでは列車の運行を中止する。
マイントピア別子などによると、観光列車は計9人(うち2歳以下2人)を乗せて時速約5kmで走行中、前から5両目の「銅婚客車」が脱線した。
4両目との連結器が外れて軌道を約50cmはみ出し、客車の前部左側がトンネル出口の先にある鉄橋の落下防止柵に接触し、停止した。
銅婚客車には大人4人が乗車し、うち静岡県の60代夫婦が腰に痛みを訴えたが、旅行は続けているという。
観光列車は過去に3回、脱線事故(けが人なし)を起こしているが、今回の場所での脱線は初めて。
運転士が鉄橋で減速するため、トンネルの出口付近で手動ブレーキをかけた直後に軽い衝撃があり、緊急停止したという。
モーターや車輪などの異音はなかったという。
4日、マイントピア別子社長の石川市長らが記者会見。
石川市長が「事故に遭われた方に心よりおわび申し上げます」と陳謝。
専門家らに依頼して事故原因の究明を図るとしている。
「別子1号」は、マイントピア別子の本館から観光坑道までの約400mを結ぶ観光列車で、電気モーターで動く。
車両が老朽化したため、地元の中小企業が集まる新居浜機械産業協同組合が新しい車両を造り、1日から運行していた。
出典
『愛媛)1日から新車両の鉱山観光列車が脱線 客痛み訴え』
https://www.asahi.com/articles/ASM342D9MM34PFIB001.html
3月5日5時0分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新居浜市は4日、市の観光施設「マイントピア別子」で3日午後、新造されたばかりの観光鉱山列車「別子1号」(6両編成)が脱線する事故が起きたと発表した。
市の説明によると、列車は3日午後3時頃、大人7人と子ども2人の計9人を乗せて「端出場(はでば)駅」を出発。
約400m先の観光坑道入り口にある「打除(うちよけ)駅」を目指していたが、途中で緩い右カーブに差しかかった際に、5両目の客車の前輪が脱線した。
事故当時、列車は時速約5kmで走行中で、脱線により自動制御装置が作動して緊急停止した。
列車は市内観光の目玉として1日に運行を始めたばかりで、製造に携わった関係者らはショックを隠せない。
市内の中小製造業38社が加わったプロジェクトで実行委員長を務めた鉄工所役員・続木さん(男性、48歳)は、「試運転や事前検査は過剰といわれるほど実施したのに・・・。なぜ、こんな事態になったのかわからない」と言葉を失っていた。
マイントピアの神野・営業本部長は、「脱線車両を見たとき、尽力してきてくれた一人一人の顔が頭に浮かび、涙が出そうだった。観光客には申し訳ない気持ちでいっぱい」と肩を落とした。
出典
『別子1号脱線 2人腰に痛み』
https://www.yomiuri.co.jp/local/ehime/news/20190304-OYTNT50138/
3月4日11時48分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日にリニューアルした「別子1号」の5両目の客車が、進行方向の左側に脱線した。
現場は緩やかな上り坂の右カーブ。
観光列車の走行区間は約400mで、観光客を坑道まで運ぶのに利用されていた。
出典
『観光施設で列車脱線、愛媛 2人が腰の痛み、運行中止』
https://www.sankei.com/affairs/news/190304/afr1903040009-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。