2019年3月1日17時51分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前10時ごろ、横浜市神奈川区の浦島丘中学校で、休み時間に1年生の生徒が手足のしびれや目の痛みなどを相次いで訴え、このうち男子生徒5人と女子生徒8人のあわせて13人が病院に搬送された。
市教委によると、いずれも症状は軽く、入院の必要はないという。
生徒たちは、直前の1時間目の理科の授業で、性質を調べるためにアンモニアを発生させてフラスコで集める実験をしていて、このときにアンモニアを吸い込んだとみられるという。
警察と市教委が、実験の手順に問題がなかったかなど、詳しい状況を確認している。
これについて浦島丘中学校の加藤校長は、「多くの皆様にご心配をおかけして、誠に申し訳ありませんでした。今後、原因の調査結果を踏まえ、再発防止に努めます」と話している。
出典
『実験後中学生13人体調不良搬送』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20190301/1050005405.html
3月1日23時24分に神奈川新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、生徒は化合物を水に溶かし、気体のアンモニアを発生させる実験をしていた。
13人は手足のしびれ、目の痛み、吐き気などの症状を訴えた。
40人が授業を受け、教諭2人が立ち会っていた。
この中学校では、ほかの4クラスでも同じ実験を予定していたが、取りやめるという。
出典
『理科の実験後、生徒13人搬送 横浜市立浦島丘中1年』
https://www.kanaloco.jp/article/entry-151486.html
3月2日付で毎日新聞神奈川版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、同日午前9時過ぎ、校舎2階にある理科室で中学1年の生徒40人が実験を行った。
授業は20代と50代の理科教諭2人が担当し、実験開始後に臭いに気付いて5カ所の窓を開け、換気扇も回していたという。
出典
『アンモニア実験で生徒13人 横浜の中学校』
http://mainichi.jp/articles/20190302/ddl/k14/040/055000c
(ブログ者コメント)
硫化水素の発生実験では、しばしば、体調不良事例が報道されているが、ブログ者の知る限り、アンモニア発生実験での体調不良報道は初めてだ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。