2024年9月20日21時27分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前9時半すぎ、川崎市の百合丘小学校で理科の授業でアンモニア水など水溶液の性質を確かめる実験を行っていた際、6年生の児童8人が「頭が痛い」とか「気持ちが悪い」などと訴えました。
このうち3人はすぐに体調が回復しましたが、残る5人は症状がおさまらなかったため、教員や保護者と一緒に病院に行って手当てを受けました。
現在はいずれの児童も体調は回復しているということです。
実験は教室の窓を開けて換気をしながら行われていましたが、教員が試験管よりも容量が大きいボトルに入ったアンモニア水のにおいを児童に嗅がせたところ、体調不良を訴える児童が相次いだということです。
学校は理科の実験のしかたや妥当性を再検討して、再発防止に努めることにしています。
川崎市教育委員会学校教育部指導課は、「複数の児童が体調を崩す事態を招き、申し訳ありません」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20240920/1050022196.html
9月20日付で市の教育委員会からは、試験管では無臭と感じたため容量の大きいボトルの蓋を開けて嗅がせた、エアコン再稼働によって臭気が循環したなど、下記趣旨の報道発表資料が公表されていた。
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(3)経過
9:00 理科室にて授業開始(参加児童27名)。稼働していた
エアコンを停止
9:15 実験開始。実験の一環として児童が試験管内の液体の
臭いを嗅ぐ。
9:35 エアコン再稼働
9:45 授業中に児童らが異臭による体調不良を訴える。
それぞれ自力歩行で保健室来室
10:00 3名が体調回復
10:15 授業者から校長に報告
10:20 1名が嘔吐
11:00 校長が学校医に相談
11:10 校長が麻生区・教育担当に第一報
11:35 麻生区・教育担当指導主事が当該校に到着し、児童らの
様子を確認
11:40 養護教諭が当該児童らの保護者に連絡
12:15 体調不良児童5名のうち1名は保護者とともに医療機関
へ、残り4名は教員とと もに医療機関へ向かう。
15:00 体調不良児童5名とも血液検査の結果異常なく、体調が
回復したため順次帰宅
(4)原因(現時点までの調査)
小学6年理科の単元「水よう液の性質」の実験で、5種類の水溶液の性質を確かめる実験を行っ た。
水溶液を入れた試験管内の液体では児童らは無臭と感じたため、授業者が容量のより大きいアンモニア水(適切な濃度)が入ったボトルの蓋を開けて臭いを嗅がせたことや、エアコンを再稼働したため臭気が室内に循環した可能性があることが考えられる。
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https://www.city.kawasaki.jp/templates/prs/cmsfiles/contents/0000169/169635/0920houdou.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。