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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年2月1日付で毎日新聞千葉版から、また1月31日22時13分にmsn産経ニュース千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
県は31日、君津市の管理型最終処分場「君津環境整備センター」内にある地下水の水質検査用の井戸から、12月の測定値と比べて最大約20倍の塩化物イオンを検出したと発表した。
有害物質ではないが、遮水シートが破れて施設内部にたまった保有水が漏えいしている可能性もある。
 
処分場には放射性物質を含んだ県内各地の下水処理場の汚泥など、1日あたり約280トンの廃棄物が搬入されており、県は同日、処分場を運営する「新井総合施設」に対し、廃棄物の搬入を停止し、原因を調査するよう勧告した。

県によると、20日の立ち入り調査で採水した井戸水から、1ℓ当たり250~580mgの塩化物イオンが検出され、昨年12月に同社が測定した同26~31mgを大幅に上回った。
県は30日にも立ち入り調査し、鉛などの有害物質の濃度も検査している。

県は、昨年10月から排水の放射性セシウムの調査をしているが、今回の立ち入り調査も含め検出されず、漏えいを感知する検知器も作動していない。
同社は「検知器は定期的に検査している。(塩化物イオンを含む)融雪剤が混入して数値が上がったのかもしれない。原因がわかるまで受け入れは中止する」と話している。

 
出典URL
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20120201ddlk12040219000c.html
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120131/chb12013122140006-n1.htm
 
 

(2012年4月5日 修正1 ;追記)
 
2012年3月31日付で毎日新聞千葉版から、浄化前の水が漏れていることが明確になったという趣旨の記事がネット配信されていた。

東日本大震災後、県内の自治体などから放射性物質が付着した下水道汚泥や焼却灰が搬入されている君津市の管理型最終処分場「君津環境整備センター」で、浄化前の水が漏れていることが明確になった。

今のところ放射性セシウムが流出する事態は確認されていないが、昨年4月以降の9カ月間で、約15万2000m3が埋め立てられており、周辺環境や飲み水の汚染を心配する地元住民や周辺自治体の懸念が現実となる恐れが出てきた。

同センターは県内最大の管理型処分場でもあり、搬入停止が長期化すれば、波紋がさらに広がりそうだ。

有害物質の埋め立てが可能な同種処分場は、県内に3施設しかない。
しかも、原発事故以降、下水道汚泥や焼却灰の処理が難しくなり、搬入量が急増しているが、ゆとりのある施設は拡張工事中の同センターしかない。


今後の放射性廃棄物の処分を事実上、頼らざるを得ない状況の中で、今年1月、同センターの水質検査用の井戸から、平時の最大約20倍に及ぶ高濃度の塩化物イオンが検出され、水漏れの疑いが急浮上。
県は、同センターを運営する「新井総合施設」に対し、廃棄物の搬入を停止し、原因を調査するよう勧告した。


30日に公表された調査結果によると、漏れた水から産廃処分場で処理前の水に多く含まれる臭素イオンなどが検出された。ヒ素や鉛など重金属も微量ながら測定され、漏えいの事実がはっきりした。
原因について、同社は産廃を包む遮水シートは破れていないものの、施設内にたまった雨水が産廃を包むえん堤からあふれたと分析している。
水を回収するポンプの運転も、何らかのトラブルで止まっていた可能性もあるとしている。
同社は県の指導に基づき、内部にたまった雨水などを減らすためのパイプを増設したり、水漏れ防止の井戸を掘ってくみ上げるなど、対策を実施しているという。


県内では管理型処分場の水漏れは、今回が初めてではない。
同じく放射性物質を含む汚泥などが運ばれている富津市の処分場も06年、数年間にわたる処分場の水漏れが発覚。
漏出は敷地内にとどまったが、地下の固い岩盤のみに遮水効果を頼った反省から、現在は遮水シートを敷いた隣接する別の場所に廃棄物を埋めている。


周辺住民からは健康被害を懸念する声も少なくない。
両処分場への放射性物質搬入中止を求めている環境団体「放射性物質から生命を守る市民の会」の会長は「なぜ漏れたか、もっと原因を追及してほしい。責任を事業者や自治体に転嫁する国や東電の姿勢が一番の問題だ」と指摘している。


出典URL
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20120331ddlk12040164000c.html
 
 
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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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