2019年5月23日21時42分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市は23日、収集中のごみ袋が路上に転がり、自転車で通り掛かった女性が乗り上げて転倒、約1カ月のけがを負った、と発表した。
市資源循環局によると、神奈川区の集合住宅で17日朝、同局の男性職員2人が可燃ごみを収集。
1人がごみ袋を敷地内の集積場所から道路脇まで、もう1人が道路脇から収集車まで運んでいた。
その際、道路脇に積んだ約10袋のうちの1袋が転がり、自転車で通り掛かった30代の女性が転倒、あごを骨折した。
同局神奈川事務所の事務所長らが女性に謝罪。
同局は全ての事務所に対し、収集方法の点検や安全確認の徹底を指示した。
出典
『収集中のごみ袋が転がり自転車乗り上げ 女性が転倒、骨折』
https://www.kanaloco.jp/article/entry-169679.html
5月23日付の横浜市記者発表資料(改行など一部、ブログ者が編集)は下記。
1 発生日時 令和元年5月17日(金)午前8時45分頃
2 発生場所 横浜市神奈川区栗田谷 34 番地47号付近
3 負傷の状況 30歳代女性 右側下顎骨骨折 (全治約1か月)
4 経過
資源循環局職員が集合住宅の敷地内に設置されたごみ収集ボックスから、ごみ袋を運び出している時に、運び出したごみ袋1袋が敷地から道路上に転がり出てしまいました。
その時に通行中の自転車がごみ袋に乗り上げて、バランスを崩したはずみで敷地内に駐車していた車両にぶつかり転倒し、自転車の運転者が負傷しました。
神奈川事務所の職員2名が事故発生場所へ急行して謝罪し、うち1名が事務所の車にて運転者と病院へ同行しました。
午後2時30分頃 運転者は病院で治療後、帰宅しました。
5 事故原因
ごみ袋をごみ収集ボックスから出した際に、歩行者などに注意を払うべきだったところ、それを怠ったため。
6 再発防止について
収集作業の緊急点検について、全事務所あて指示するとともに、収集作業中における周囲の状況の 安全確認の徹底について、注意喚起を行いました。
出典
『ごみ収集作業時における自転車転倒事故について』
(2019年5月31日 修正1 ;追記)
2019年5月30日付で東京新聞神奈川版から、職員が投げた袋が原因で、市は事故の当事者双方に状況を確認していなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
市は29日、袋はごみの収集作業をしていた職員が投げたものだったと明らかにした。
当初は、2段に積んでいたうち上段の袋が落ちて転がったと発表していた。
23日の発表後、女性から「事実と違う」と指摘があり、職員に聞くと、投げたことを認めた。
発表時に職員に確認せず、現場の写真から袋が転がったと判断していた。
市資源循環局神奈川事務所は、「調査不足により被害者に嫌な思いをさせて申し訳ない」と話している。
出典
『女性転倒のごみ袋、収集の職員投げる 横浜市「調査不足」』
https://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201905/CK2019053002000129.html
(ブログ者コメント)
当事者双方に状況確認せず公式発表するとは、まったく信じられない。
もしかして、職員にだけ事情聴取し、言い分を鵜呑みにして発表した?
当時の発表資料は既に削除されていて、新しい発表資料は見つからなかった。
今度こそはと時間をかけて調べ直しているのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。