2023年12月22日18時29分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし10月6日の夜、大阪・西成区の路上で62歳の男性が酒に酔って寝ているのが見つかり、西成警察署に保護されました。
翌朝になっても自力で歩けない状態だったため、署員5人が男性を車いすに乗せて自宅まで送ることになりましたが、途中にあった20センチほどの段差で男性は車いすから落ちて頭を打ち、およそ1か月後に搬送先の病院で死亡しました。
車いすを押していた27歳の男性巡査長が段差を見落としていたということです。
一方、警察によりますと、防犯カメラの映像などから、男性は保護される前にも路上で9回転倒し、頭の骨が折れていたことが分かったということです。
捜査の結果、警察は致命傷は特定できなかったとしたうえで、巡査長と責任者の49歳の男性警部補が注意を怠った結果、男性が死亡した疑いがあるとして、2人を22日、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
任意の事情聴取に対し、いずれも容疑を認めているということです。
大阪府警察本部生活安全総務課の石川課長は「搬送時に転倒させたことは警察官の注意が足りなかったと考えています。今後、指導教養を徹底したい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20231222/2000080700.html
12月22日20時15分に朝日新聞からは、男性は泥酔状態だった、集合住宅1階エントランスの段差を見落としていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警は22日、いずれも西成署生活安全課の男性巡査長(27)と男性警部補(49)を業務上過失致死の疑いで書類送検し、発表した。
検察に起訴の判断を委ねる「相当処分」の意見を付けた。
捜査1課によると、2人は10月7日、男性(62)を車椅子に乗せて移動中、7階建て集合住宅の1階エントランスで、計20・5センチの段差を見落とし、男性を前方に転倒させ、11月24日に脳挫傷による誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡させた疑いがある。
男性は10月6日に泥酔した状態で署に保護された。
転倒は、翌7日に署員5人で自宅に送り届けようとしていたところだった。
周辺の防犯カメラには、男性が直前の5~6日、路上などで約10回転倒し、頭を打つ様子などが映っていたという。
https://www.asahi.com/articles/ASRDQ6677RDQPTIL00P.html
(ブログ者コメント)
車椅子に乗せた泥酔者を署員5人で送っていた際の事故。
なぜ5人もの大人数で?
段差は視認しにくい構造or色調だった?
そういった情報がないか調べてみたが、見つからなかった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。