2019年1月8日4時4分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日夜9時半前、別海町上春別の牧場で、作業員の鈴木さん(男性、33歳)が、牛舎に設置された牛のふんを送り出す金属製のスクリューに巻き込まれているのを、同じ牛舎内で働いていた別の作業員が発見し、連絡を受けた牧場の責任者が消防に通報した。
鈴木さんは病院に運ばれたが、右足や右手が巻き込まれていて、まもなく死亡が確認された。
鈴木さんは牛舎内で牛のふんを処理する作業をしていたということで、警察は、鈴木さんが牛舎の溝に設置された金属製のスクリューに誤って巻き込まれたとみて、事故の詳しい状況を調べている。
出典
『別海町の牧場で作業員の男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190108/0006873.html
1月8日12時27分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後9時35分ごろ、根室管内別海町上春別の牧場の牛舎内で、作業員の鈴木さん(33)が牛ふんを流し込む溝に設けられた金属製のスクリューに右半身が巻き込まれているのを同僚が見つけ、牧場の責任者が119番した。
鈴木さんは病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。
死因は外傷性ショック。
警察によると、溝は幅、深さがともに約40cm。
事故当時は、同僚が重機でふん尿を溝に向けて押しだし、鈴木さんはスコップで溝に落とす作業をしていたという。
出典
『牛舎の機械に挟まれ男性死亡 別海』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/264905/
(ブログ者コメント)
詳細不明だが、溝の中に設置されていたスクリューが、重機で押し出された牛ふんに埋もれ見えなくなっていた・・・という状況だったのかもしれない。
同種事故防止には、溝の上にグレーチングなどの蓋を設置することが考えられるが、そうすると牛ふんが溝に落ちにくくなるのかもしれない。
あるいは、設置されていた蓋の隙間に足が入ったとか・・・。
この事例を活かすためにも、そういった点を報道してほしかった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。