本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2011年10月20日付の毎日新聞東京版と21日付の茨城新聞から、また20日0時36分に時事ドットコムから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
独立行政法人「農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所」(つくば市)が、法令で決められた実験室の扉を閉めるなどの措置をせずに大豆の遺伝子組み換え実験を行っていたことが19日分かった。
8月に内部調査で把握し文部科学省に報告したが、外部には公表していなかった。
遺伝子組み換え実験は、法律で、閉めきった室内で行う拡散防止措置などが義務づけられている。
同研究所によると、実験は07年1月~今年5月に実施。 大豆のDNA塩基配列を読み取るため、実験室外の廊下に置いた培養器に収納した試験管やシャーレを使って、大豆の遺伝子を大腸菌に導入して培養した。
機器の破損はなく、外部に影響はないという。
同研究所では、研究員の法令順守や安全管理のための教育訓練の徹底と実験の監視体制の強化を行ったという。 つくば市には18日になって報告した。
文科省は同研究所を厳重注意した。
市は「判明後2カ月が過ぎるまで報告されず、市民の不安を招き大変遺憾だ。同研究所と文科省に再発防止を申し入れる」としている。
出典URL■■■
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(ブログ者コメント)
遺伝子組み換え実験なるもの、素人目にはおどろおどろしく感じられ、何重ものガードがかけられた、もっと厳重な管理下で行われているかと思っていたが、法規制ともども、案外とユルユルのようだ。
まあ、実験のレベルによっても違うのではあろうが、今回培養したものは大豆の遺伝子を組み込んだ大腸菌。まったく自然界には存在しないものだ。それを、実験室の扉を閉めるぐらいの対策で本当に大丈夫なのだろうか?
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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