2020年2月27日17時4分にNHK奈良から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良県の消防学校が法律で義務づけられている消火や避難などの訓練を、およそ5年間にわたり行っていなかったことがわかりました。
これは、県の監査委員が去年行った行政監査で明らかになりました。
それによりますと、新しく採用された消防職員らに教育を行う奈良県消防学校で、平成27年4月以降、消火や通報、それに避難の訓練を行っていなかったということです。
消防法は、多くの人が出入りする施設では、それぞれが作る消防計画をもとに毎年訓練を行うよう義務づけていて、消防学校はこの計画の中で、毎年4月に座学の訓練を、9月には消火や避難などの訓練を行うとしていました。
奈良県消防学校の仲嶋校長は、「詳しい経緯はわからないが、毎年の授業のカリキュラムを作る中で訓練の時間が抜け落ちてしまい、気づかないままになっていた。早急に改善して実施したい」と話しています。
消防学校では監査での指摘を受け、28日、訓練を行うことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20200227/2050003894.html
2月27日0時1分に毎日新聞からは、校長は訓練のカリキュラムが組めなかったと釈明したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
仲嶋校長は毎日新聞の取材に、「訓練のカリキュラムが組めなかった。反省し、計画通りに実施する」と釈明した。
同校は県内の消防職員らに教育や訓練などを施す機関。
一般の事業所と同様、法律上は、防火管理者を定めて消防計画を作り、消火器を使った消火訓練などを毎年行わねばならない。
仲嶋校長によると、直近では2019年1月に提出した計画で、「4、9月の年2回、訓練を実施する」と定めていた。
しかし、実際は職員に避難経路を口頭で説明するだけで、最後に訓練をした15年4月以降、こうした状態が続いていたという。
同じ行政監査で、他に、うだ・アニマルパーク動物学習館(宇陀市)や橿原考古学研究所付属博物館(橿原市)などの県施設5カ所も同様の指摘を受けた。
https://mainichi.jp/articles/20200226/k00/00m/040/483000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。