2021年12月24日17時30分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
甲賀市にある製薬会社が20年以上、承認された成分量を勝手に減らして医薬品を製造・販売していたことがわかり、滋賀県は70日間の製造停止を命じました。
健康被害は確認されていないということです。
業務停止の処分を受けたのは、甲賀市の製薬会社「N製薬」です。
県によりますと、滋養強壮剤や子ども用風邪薬など5種類の医薬品について、国や県から承認を受けた有効成分の量を、最も少ないケースでは1%にまで勝手に減らしていたほか、承認を得ていない添加物も加えていたということです。
不正は20年以上前から行われ、虚偽の製造記録も作成されていたということです。
ことし10月の県への匿名の投書をきっかけに、不正がわかったということです。
県の聞き取りに対し、会社の担当者は「沈殿物をなくすために成分を減らしていた」などと話しているということです。
県は24日付けで、製造については70日間、販売については75日間の業務停止を命じました。
会社では医薬品の自主回収を進めていますが、県によりますと、これまでのところ健康被害は確認されていないということです。
N製薬は「処分を重く受け止め、二度と違反行為がないよう再発防止に取り組む」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20211224/2060009533.html
12月24日23時36分に産経新聞からは、無通告の立ち入り検査で虚偽の製造指図書などが見つかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
虚偽の製造指図書や製造記録も見つかった。
10月に県に情報が寄せられ、無通告で立ち入り検査を実施し発覚した。
同社は承認を得ていないと認識しながら、沈殿物をなくしたり、味を良くしたりするために違反行為をしていたという。
5品目は滋養強壮剤「ビイレバーキング」や感冒薬「ニシミドン液小児用」など。
いずれも昨年10月以降製造しておらず、それ以前に製造したものは回収を進めている。
https://www.sankei.com/article/20211224-ZW4OFFNV3JIJ7CB5Z4DKNFDPXU/
12月24日13時2分に京都新聞からは、立入検査時に虚偽報告したため、県は重い処分に踏み切ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県の立ち入り検査に虚偽の報告を行っており、重い行政処分に踏み切った。
来年1月23日までの業務改善計画の提出も命じた。
同社は昨年10月、製造原料を受け入れる際に品質確認などの試験が一部適切に実施できていなかったとして、製造した全ての医薬品を自主回収していた。
5種類については現在、流通していないという。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/699712
(ブログ者コメント)
〇12月24日付で同社HPには、お詫びとお知らせとして、詳しい処分理由や再発防止策などが説明されている。
https://www.nissinka.co.jp/post/%E8%A1%8C%E6%94%BF%E5%87%A6%E5%88%86%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%8A%E8%A9%AB%E3%81%B3%E3%81%A8%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B
〇同じ社名の会社が山形県(本社)にあるが、ロゴも社長名も違うので、全くの別会社だと思われる。
ただ、不祥事を起こした会社は別会社・・・といったお知らせはHPに掲載されていない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。