2023年3月29日23時5分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2022年4月、知床半島沖で起きた観光船沈没事故を教訓に、水難学会が行なった冷たい水から身を守るドライスーツの実証実験の結果が公表されました。
胸などにセットしたのは、温度を計測するセンサー。
そして最後に着用するのはドライスーツです。
2月、宮城県で行われたこの実証実験は、冷たい海で事故が起きた際の救助の可能性を探るために水難学会が行ったものです。
2022年4月、観光船が沈没し、20人が死亡、6人が行方不明となった知床半島沖の当時の海水温はおよそ3度。
海水に浸かった乗客・乗員は短時間で体温を奪われ意識を失ってしまったと考えられています。
水難学会 斎藤秀俊会長:
「今のところ対策としては、救命胴衣の着装というところにとどまっておりますので、いわゆる体の冷え、低体温症に対する何らかの対策については法令でも決まっていない」
2月の実証実験では、厚さの異なる3種類の衣服の上に防水性のドライスーツを着て、15分間、水温0.5度のプールに浮かび体温の変化を調べました。
「冷たい?痛み感じる?」
「つま先がしびれるような感覚」
実験の結果、ダウンジャケットの上にドライスーツを着た人は、上半身の体温が30度前後で保たれ、ドライスーツに保温効果が期待できることがわかりました。
水難学会 斎藤秀俊会長:
「救助が来るまで生きていることができる水温は17度。
17度よりも水温の低いところでは、ドライスーツを着装するというのがこれから理想の形になってくるのではないか」
水難学会では、2022年をめどに、ドライスーツで体温が1時間以上保てることを証明したうえで、簡易型ドライスーツの開発に取り組みたいと話しています。
なお、事故があった斜里町のウトロを拠点とする小型観光船の運航会社3社は、4月28日から今年の営業を始めます。
3月29日(水)「今日ドキッ!」午後6時台
https://news.yahoo.co.jp/articles/8950b47627f42bba46692277b5f18f444df1b8cf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。