2021年7月7日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
7日午前6時20分ごろ、秋田市向浜2丁目の日本製紙秋田工場から出火し、紙の原料となる木材チップを運搬するベルトコンベヤーを焼いたほか、コンベヤーと接続するサイロの中のチップに燃え移った。
午後10時現在、鎮火しておらず、消火作業が続いている。
けが人はいなかった。
秋田中央署などによると午前6時40分、サイロの上部から炎が上がっていると協力会社の従業員から119番があった。
通報した従業員らが消火に当たったが、消し止められず、消防車両16台が出動した。
秋田工場によると、ベルトコンベヤーはゴム製で、4基あるサイロ内にチップを搬送する。
出火当時は試運転中で、チップは載っていなかったという。
構内には夜勤の従業員や協力会社の従業員らがいたが、けがはなかった。
工場は火災を受け、パルプを製造する工程の操業を停止した。
2019年4月と20年3月にも工場内のベルトコンベヤーから出火しており、温度を感知する装置を使った設備点検などの防火対策を講じてきたという。
秋田工場の吉田総務課長(42)は、「これまでの防火対策では不十分だった。今回の火災の発生を重く受け止め、再発防止に努めたい。会社としても出火原因を追及する」と話した。
現場はJR土崎駅から南西約2キロ。
https://www.sakigake.jp/news/article/20210707AK0002/
7月7日12時47分にNHK秋田からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前6時半ごろ、秋田市向浜2丁目の日本製紙秋田工場で、紙の原料となるチップを運ぶベルトコンベヤーから煙が出ているのを従業員が見つけ、「工場から火が出た」と、従業員から消防に通報しました。
消防車など合わせて17台が出動し、5時間たった今も消火活動が続けられています。
警察によりますと、出火当時、工場は稼働していましたが、けが人はいないということです。
※秋田港タワーのNHKカメラ映像
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20210707/6010011006.html
7月8日12時53分に秋田魁新報からは、サイロ内でチップがくすぶっているためサイロに穴を開けて放水しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火災は8日正午現在、鎮火に至っていない。
秋田市消防本部によると、サイロ内で紙の原料となる木材チップがくすぶっている状態で、サイロ上部に穴を開けて放水している。
消火活動は来週までかかる見込みとしている。
https://www.sakigake.jp/news/article/20210708AK0029/
7月7日19時53分にYAHOOニュース(秋田テレビ)からは、この工場では過去5年で7件の火災が起きており、うち4件は朝の時間帯だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原料チップを貯めておくサイロの上の方から炎が上がったため消火作業は難航し、発生から11時間半以上経った午後6時時点で鎮火には至っていない。
工場は24時間操業で、出火当時、工場に従業員はいたが、全員避難し、けが人や搬送された人はいなかった。
消防によると、工場が並ぶ向浜地区では2016年から2020年までの5年間で、13件の火災が起きていて、うち7件が日本製紙で起きていて、4件が午前4時~10時台の朝の時間帯。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f896789744a95a14969044604fd3a9985e377bb7
(2021年7月22日 修正1 ;追記)
2021年7月18日付で秋田魁新報からは、サイロ内部のチップをかき出すなどして11日ぶりに鎮火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田中央署は18日、秋田市向浜2丁目の日本製紙秋田工場で続いていた火事が、同日午後2時15分に鎮火したと発表した。
7日の発生から11日と約8時間ぶり。
秋田消防署によると、この火事で木材チップを貯蔵するサイロ4基やベルトコンベヤーなどを焼いた。
サイロ上部に穴を開けて放水したほか、内部でくすぶっていたチップをかき出して水をかけた。
秋田市消防本部は当初、鎮火まで1週間程度を見込んでいたが、木材チップの消火作業に時間が掛かったという。
https://www.sakigake.jp/news/article/20210718AK0024/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。